以前から気になっていた、とある女性ヴァイオリニスト。そのお名前やアルバムはいろいろなサイトで拝見してはいたものの、いったいどんなサウンドなのか全くわからなくてずっとノーマークだったんですよね。そんなときにあるサイトでその方のアルバムが紹介されていて、それが自分の好みにピッタリのようだったので速攻で某通販サイトに注文しちゃいました。
その女性ヴァイオリニストとは<岸倫仔さん>です。岸さんは5歳からピアノをはじめ、その頃からもう作曲をもはじめられていたとか。8歳からヴァイオリンを習い、大学は音大器楽科ヴァイオリンを専攻され、在学中からバンドをはじめてライブ活動も行っていたそうです。卒業後はステージサポートの仕事をはじめ、TV番組やコンサートのオーケストラの1員として、さらにはソロヴァイオリニストとしても活躍。92年頃からエレキヴァイオリンも使い始め、さらにはスタジオヴォーカリストとしても活動されたそうです。
そんなときに岸さんの曲を気に入られたというキーボーディスト<安部潤さん>と出会い、安部さんのつてでバンド<LINN-TETRA>を結成し、デビューライブも行ってさあこれから!というときに妊娠されお子さんが生まれたそうです。そのため一時は音楽をあきらめかけたそうですが、逆に子育てが原動力となって、「このアルバムさえ完成したら、あとは専業主婦になってもいい、最初で最後のCD」と覚悟を決め、授乳中から少しづつコツコツとアルバムのレコーディングをはじめたそうです。
そして2001年に1stアルバム「LINN-TETRA&RINNKO」が発表されます。岸さんは全曲作詞作曲され、ヴァイオリンとヴォーカルを。参加ミュージシャンは安部さんの他、ベース<工藤豪さん>、ギター<鈴木健治さん>その他多くのミュージシャンが参加されています。
アルバム前半の1曲目から7曲目までは(LINN-PACT)と題されたエレキヴァイオリンモードです。1曲目は「太陽の塔」。ミドルテンポのパワフルなマーチングドラムから躍動感たっぷりにはじまって、そしてヴァイオリンの優雅かつ力強い音色が響いて。とっても華やかなオープニングって感じですね。中盤はちょっと落ち着いた雰囲気になるも再びパワフルになり、ギターソロへ。そこにヴァイオリンも加わってユニゾンで。続いてはピアノのリズミカルで軽快なソロが。そしてヴァイオリンとギターのパワフルなリフ、そしてとっても爽やかなヴァイオリンの音色がいっぱいに広がって。
2曲目は「い・ら・ち」。アップテンポのパワフルなピアノリフから躍動感たっぷりにはじまって、そしてヴァイオリンのリズミカルなリフが。まずはワウの効いたギターソロ、そしてヴァイオリンとギターのアグレッシブな掛け合いも。その後再びピアノリフに戻り、そしてテンポダウンしてヴァイオリンの優雅で艶やかな音色が響き、再びアップテンポのリフに。ラストはヴァイオリンのヘヴィサウンドのリフからパワフルにFin。
3曲目は「棘のある花」。美しく優雅なピアノリフからはじまって、ヴァイオリンの艶やかな美しい音色がゆったりとながれて。そしてパワフルなリズムがはいって力強い曲調に。パワーバラード風ですね。ヴァイオリンのリフ、そして雄大なメロディが奏でられ、その後ジャジーなピアノソロへ。そしてそれがドラマティックに盛り上がって。ヴァイオリンの力強いリフ、雄大なフレーズ、優雅でロマンティックな美しいフレーズと続いて、ラストはピアノリフでFin。
4曲目は「Against the Wind」。パーカッションとリフからミドルテンポでけだるい雰囲気ではじまり、ヴァイオリンの艶やかな音色が響いて。なんとなく妖しい感じの曲ですね。中盤にはムーグソロ、そしてヴァイオリンソロが。ラストはパワフルに盛り上がってFin。
5曲目は「メリーゴーラウンドジャングル」。アップテンポの軽快で楽しいリフからはじまって、艶やかなヴァイオリンのフレーズ、そしてキーボードのポップなフレーズが。リフのあとはリズミカルで軽やかなピアノソロ、明るく爽やかなヴァイオリンのメロと続きます。気持ちがウキウキしてくるとっても楽しい曲ですね。
6曲目は「DEAD HEAT」。ヴァイオリンのフィンガーピッキングリフから可愛くコミカルにはじまって、そしてゆったりとしたロマンティック艶やかな音色が響いて。そしてアップテンポで軽快で爽やかなフレーズが楽しくながれて。中盤にはアグレッシブなギターソロも。終盤はアップテンポの軽快な楽しい曲調で盛り上がってFin。
7曲目は「Big Bamboo」。ミドルテンポのドラムとヴァイオリンリフからはじまって、落ち着いた雰囲気でちょっぴりミステリアスな感じで展開していきます。中盤にはアグレッシブなギターソロが。
後半の8曲目から13曲目までは(LINNKO -ACOUSTIC-)と題された生ヴァイオリンモードで、序盤3曲はインストです。8曲目は「白夜の夢」。澄んだチャイムの音色が響き、そしてギターのゆったりとしたリフがはいって、そしてチェロの奥深い音色が抒情的に響き、そこにヴァイオリンが加わって、美しくしっとりとした曲調に。チェロの深い音色のソロ、そしてベースのほんわかした音色がながれ、再びヴァイオリンの抒情的な音色がしっとりとながれて。郷愁を誘いますね。
9曲目は「Forest Chants」。ゆったりと美しいヴァイオリンの音色がたおやかにながれて。深い森の奥のひっそりとした感じかな。中盤にはパワフルなリフがながれたあと、しっとりとしたギターリフをバックにベースソロが。そしてそこにヴァイオリンが加わって。続いては素朴な雰囲気のギターソロ、そこにヴァイオリンが加わってしっとりとしたメロディを奏でて。
10曲目は「はなれゆくもの」。ゆったりと艶やかなヴァイオリンの音色とベースのメロディアスなラインが美しくからみあって。そしてチェロの雄大な音色が響き、続いてエレキギターのエモーショナルなソロが。ラストはヴァイオリンのしっとりとした音色が響いてFin。
ここから3曲はヴォーカルヴァージョンです。
11曲目は「Past Pains」。パワフルなリフからはじまって、とってもピュアでクリアな倫仔さんのヴォーカルと、男性ヴォーカルがはいって。ミドルテンポの哀愁ただようラブソング風の曲ですね。倫仔さんの声、いい感じですねぇ。
12曲目は「アイシテル」。力強い倫仔さんのヴォーカルからはじまります。クリアで優しい良く通る声でリズミカルに。フォルクローレ調の曲ですがヴォーカルがはいるとポップに感じられます。中盤には素朴な音色のアコギソロも。
13曲目は「存在」。ゆったりと艶やかなヴァイオリンの音色からはじまって、ソフトでクリアな倫仔さんのヴォーカルが。しっとりとした情感たっぷりのバラードソングですね。艶やかなヴァイオリンの音色がドラマティックさを演出してますね。
前半はパワフルにリズミカルに楽しく、後半はゆったりと美しくしっとりと。ときに優しく、ときに激しく、ときに美しく、艶やかなヴァイオリンの音色、そしてピュアでクリアな美しい声と倫仔さんの魅力がたっぷりと堪能できる素敵なアルバムですね。
その女性ヴァイオリニストとは<岸倫仔さん>です。岸さんは5歳からピアノをはじめ、その頃からもう作曲をもはじめられていたとか。8歳からヴァイオリンを習い、大学は音大器楽科ヴァイオリンを専攻され、在学中からバンドをはじめてライブ活動も行っていたそうです。卒業後はステージサポートの仕事をはじめ、TV番組やコンサートのオーケストラの1員として、さらにはソロヴァイオリニストとしても活躍。92年頃からエレキヴァイオリンも使い始め、さらにはスタジオヴォーカリストとしても活動されたそうです。
そんなときに岸さんの曲を気に入られたというキーボーディスト<安部潤さん>と出会い、安部さんのつてでバンド<LINN-TETRA>を結成し、デビューライブも行ってさあこれから!というときに妊娠されお子さんが生まれたそうです。そのため一時は音楽をあきらめかけたそうですが、逆に子育てが原動力となって、「このアルバムさえ完成したら、あとは専業主婦になってもいい、最初で最後のCD」と覚悟を決め、授乳中から少しづつコツコツとアルバムのレコーディングをはじめたそうです。
そして2001年に1stアルバム「LINN-TETRA&RINNKO」が発表されます。岸さんは全曲作詞作曲され、ヴァイオリンとヴォーカルを。参加ミュージシャンは安部さんの他、ベース<工藤豪さん>、ギター<鈴木健治さん>その他多くのミュージシャンが参加されています。
アルバム前半の1曲目から7曲目までは(LINN-PACT)と題されたエレキヴァイオリンモードです。1曲目は「太陽の塔」。ミドルテンポのパワフルなマーチングドラムから躍動感たっぷりにはじまって、そしてヴァイオリンの優雅かつ力強い音色が響いて。とっても華やかなオープニングって感じですね。中盤はちょっと落ち着いた雰囲気になるも再びパワフルになり、ギターソロへ。そこにヴァイオリンも加わってユニゾンで。続いてはピアノのリズミカルで軽快なソロが。そしてヴァイオリンとギターのパワフルなリフ、そしてとっても爽やかなヴァイオリンの音色がいっぱいに広がって。
2曲目は「い・ら・ち」。アップテンポのパワフルなピアノリフから躍動感たっぷりにはじまって、そしてヴァイオリンのリズミカルなリフが。まずはワウの効いたギターソロ、そしてヴァイオリンとギターのアグレッシブな掛け合いも。その後再びピアノリフに戻り、そしてテンポダウンしてヴァイオリンの優雅で艶やかな音色が響き、再びアップテンポのリフに。ラストはヴァイオリンのヘヴィサウンドのリフからパワフルにFin。
3曲目は「棘のある花」。美しく優雅なピアノリフからはじまって、ヴァイオリンの艶やかな美しい音色がゆったりとながれて。そしてパワフルなリズムがはいって力強い曲調に。パワーバラード風ですね。ヴァイオリンのリフ、そして雄大なメロディが奏でられ、その後ジャジーなピアノソロへ。そしてそれがドラマティックに盛り上がって。ヴァイオリンの力強いリフ、雄大なフレーズ、優雅でロマンティックな美しいフレーズと続いて、ラストはピアノリフでFin。
4曲目は「Against the Wind」。パーカッションとリフからミドルテンポでけだるい雰囲気ではじまり、ヴァイオリンの艶やかな音色が響いて。なんとなく妖しい感じの曲ですね。中盤にはムーグソロ、そしてヴァイオリンソロが。ラストはパワフルに盛り上がってFin。
5曲目は「メリーゴーラウンドジャングル」。アップテンポの軽快で楽しいリフからはじまって、艶やかなヴァイオリンのフレーズ、そしてキーボードのポップなフレーズが。リフのあとはリズミカルで軽やかなピアノソロ、明るく爽やかなヴァイオリンのメロと続きます。気持ちがウキウキしてくるとっても楽しい曲ですね。
6曲目は「DEAD HEAT」。ヴァイオリンのフィンガーピッキングリフから可愛くコミカルにはじまって、そしてゆったりとしたロマンティック艶やかな音色が響いて。そしてアップテンポで軽快で爽やかなフレーズが楽しくながれて。中盤にはアグレッシブなギターソロも。終盤はアップテンポの軽快な楽しい曲調で盛り上がってFin。
7曲目は「Big Bamboo」。ミドルテンポのドラムとヴァイオリンリフからはじまって、落ち着いた雰囲気でちょっぴりミステリアスな感じで展開していきます。中盤にはアグレッシブなギターソロが。
後半の8曲目から13曲目までは(LINNKO -ACOUSTIC-)と題された生ヴァイオリンモードで、序盤3曲はインストです。8曲目は「白夜の夢」。澄んだチャイムの音色が響き、そしてギターのゆったりとしたリフがはいって、そしてチェロの奥深い音色が抒情的に響き、そこにヴァイオリンが加わって、美しくしっとりとした曲調に。チェロの深い音色のソロ、そしてベースのほんわかした音色がながれ、再びヴァイオリンの抒情的な音色がしっとりとながれて。郷愁を誘いますね。
9曲目は「Forest Chants」。ゆったりと美しいヴァイオリンの音色がたおやかにながれて。深い森の奥のひっそりとした感じかな。中盤にはパワフルなリフがながれたあと、しっとりとしたギターリフをバックにベースソロが。そしてそこにヴァイオリンが加わって。続いては素朴な雰囲気のギターソロ、そこにヴァイオリンが加わってしっとりとしたメロディを奏でて。
10曲目は「はなれゆくもの」。ゆったりと艶やかなヴァイオリンの音色とベースのメロディアスなラインが美しくからみあって。そしてチェロの雄大な音色が響き、続いてエレキギターのエモーショナルなソロが。ラストはヴァイオリンのしっとりとした音色が響いてFin。
ここから3曲はヴォーカルヴァージョンです。
11曲目は「Past Pains」。パワフルなリフからはじまって、とってもピュアでクリアな倫仔さんのヴォーカルと、男性ヴォーカルがはいって。ミドルテンポの哀愁ただようラブソング風の曲ですね。倫仔さんの声、いい感じですねぇ。
12曲目は「アイシテル」。力強い倫仔さんのヴォーカルからはじまります。クリアで優しい良く通る声でリズミカルに。フォルクローレ調の曲ですがヴォーカルがはいるとポップに感じられます。中盤には素朴な音色のアコギソロも。
13曲目は「存在」。ゆったりと艶やかなヴァイオリンの音色からはじまって、ソフトでクリアな倫仔さんのヴォーカルが。しっとりとした情感たっぷりのバラードソングですね。艶やかなヴァイオリンの音色がドラマティックさを演出してますね。
前半はパワフルにリズミカルに楽しく、後半はゆったりと美しくしっとりと。ときに優しく、ときに激しく、ときに美しく、艶やかなヴァイオリンの音色、そしてピュアでクリアな美しい声と倫仔さんの魅力がたっぷりと堪能できる素敵なアルバムですね。