DXing日記

ヘタレアマ無線局・JQ2OULのブログです。

スティックPCでFT8をやってみた

2021-11-14 22:51:59 | アマチュア無線

【写真はスティックPCで7041をデコードしてます、の図】

 

半年も書き込みの間をあけてしまいました、すいません(笑)

とりあえず無線家としては生きてます、そう簡単には撃沈はしません(謎)

========

きょうは一時期流行った「スティックパソコン」で最新のFT8が出来るのかどうか試してみました。

使ったのは2016年発売の「DG-STK3」。昔子供がパソコンやってみたいと言って買い与えてみたのですが結局全然パソコンなんかに興味がなくてオクラになってしまった9980円のシロモノです。
これでFT-8が出来るのか?!の顛末を下記に書きます。

★ちゃんとIC-705につながるのかどうか

結論から言うと全く問題なしです。WTST-Xの最新版の【32ビット版】をダウンロードして、インストールします。
このスティックは32ビットのWindows10なので、32ビット版を【IEでダウンロード】します。MSのEdgeでダウンロードすると最後にエラーでブラウザが落ちます。なのでIEを立ててダウンロードして展開すれば問題なくインスコできます。
ソフトはIC-705の設定で、CI-VのアドレスはデフォルトのA4hで受かります。自分の場合認識するまで多少時間がかかりましたが通信可能になったらあとは問題なしでした。

★すぐ発熱します

サウンドの設定をUSBオーディオのすれば、ちゃんとデコードが始まりますが、すぐ発熱が始まります。
熱の具合はどうでしょう、、、USBカイロ<スティックPC<ハクキンカイロのレベルまで熱を持ちます。このままで行くとすぐクロックダウンしてしまいますのでUSBファンなどで外部から冷やしてやらないといけません。これは必須です。
放熱の問題を解決してやれば送受信は問題なくできました。

 

 

【↑オレンジの帯が見えますので交信が出来ています、の図】

このPC、メモリが2GBしかありません。なので関連ソフトとかを立てるとうまく動いてくれないのは目に見えています。あくまで移動でシンプルにやりたいとか、荷物を減らしたいとかいうのであれば有効な選択肢になると思います。他事はスマホでやって間に合うと思うのでそれはそれで割り切りましょう。

このスティック、5V2Aの電源サプライが必須です。なので2A出力のモバイルバッテリーがあれば事は足りるでしょう。12VのサプライとかPD対応電源を用意しないといけないことを思えばハードルがかなり下がると思います。
自分の場合はこれに小型の5V対応小型液晶で移動のセットを組んでみたいと考えています。なにかと電源要りの今時の移動運用ですが、なるべくコンパクト・軽量にやりたいものです。


★ちなみに

 

きょうは実験?として705の5Wで写真のようなスタイル(アンテナ)でやってみました。
普段はベランダに5エレの移動用八木を立ててやっているのですが、きょうはラフ?にやってみました。
ですが結構飛んだようで、最初に読んできたのは山梨の局でした(^^;

 

あとからPSKReporter見てみましたが、モビホ5Wで100Kmくらいは飛んでいるようでした。
恐るべしFT8の実力ですね。八木ならもっと行っていたかな。
自分はリグで最大出力は出さないたぐいの人間で、出しても半分かな、の身の丈でやってます。

705なら5Wくらいで、アンテナ次第でどの位飛ばせるのかなという楽しみ方をするのが(この部類のリグでは)一番いい楽しみ方だと思います。
(まあ考え方は人によるので人それぞれという事で)


春辺りになって世間的にも私生活的にも落ち着いたら移動に出ようと考えております。
それまではおうちでFT8で引きこもりです、、、(笑)