下のカキコのRDXCのときのそうだったのですが、放送バンドでも国際放送の長距離に使われるハイバンドに当たる部分も伝搬的には絶好調でした。
16mbだと中東方面が非常によく聞こえて、アマチュア無線的には難しい所?のサウジアラビア(BSKSA)、クウェート(Radio Kuwait,Radio Farda、Radio FreeAsiaなど)オマーン(BBC)、あたりも良好に入ってきていました。
BBCはいまでも南アジア/東南アジアあたりの言語で多くの放送(あと申し訳ない程度に英語のWorldservice)をシンガポールとオマーンから行っています。そのほか前述のクウェート、UAEあたりからRFE系(Radio Farda,Radio Free Afganistan、RFA,etc)の多くの波が出ています。
中近東ってアマ無線的には局数が少ない、ペディ張ろうにも入国が難しいとか渡航が危険とかあったりして波を聞くことが少ない(あるいはない)のですが、放送バンドでは多くの波を上から下まで聴くことが出来ます。
放送バンドで耳を慣らしておいて、どのくらいの高さの周波数がどの時間に入ってくるとかいう感覚を養っておくのはやっていて損はないとは思うのですが、どんなもんでしょうかね(^^;
#テニアン、フィリピン、タイからの米系電波はことごとく大陸からの潰しに遭っているのですが、さすがにクウェートやUAE、ドイツからのチベット語なんかは妨害し切れていないのでしょう、丸聞こえだったりします(笑)
中央アジアとか東欧~南欧方面なんかも無線の波を聞くのはそう多くはないのですが、放送的には結構良好に入ってきているのが判ります。旧ソ連/CIS諸国から国営で出てくる波はほぼ絶滅?状態なのですが、宗教放送や宣伝(地下)放送などが時間貸し利用で結構波を出しているのを聞くことが出来ます。この辺りはそういう放送をするには地政学的、コスト的には?にはいい所の様で、伝搬の耳慣らしにも役立つと思います。カザフ、アルメニア、ブルガリアあたりの施設を利用した局(時間貸しを利用した宗教局)は結構深夜にかけて良好に入ってきます。あまり無線的に聞けないトルコ(TRT)あたりも連日聞けます。
この少し手前、中国の一番西の端、カシュガルとかウルムチにはCRIの送信所があって(西に無線的にもいい時は)非常に良好に良好に入ってきます。
無線の王道20mの上下で多くの波を出していますので(大半は中東とか欧州向けですが、jAでも十分実用な強さ)聞こえ具合を調べるには最適な電波です。
同じ西の方、地政学的には微妙な西蔵のラサ(ラサは300kmも南に行けばネパールとかブータン)、新彊(ウイグル)あたりからも低い所に常時波が出ています。インドはもちろんの事スリランカ(4S7)にはAWRがあってよく入ってきます、このあたりの聞こえ具合をチェックするには常時出ている波をチェックして耳慣らし、がいいかも知れません(ラサからは60.49.41mb帯で3波出ていて、毎日聴くと良好なバンドが結構違ったりします。)
南北のパス・・・VK/ZLあたりだと(下の方に書きましたが)RA(Radio Australia)が絶滅してしまって伝搬の状態ってその時次第・・・とか思っていたのですが、RNZIが1波だけど24時間短波放送を南洋向けにやっているのですね・・・昔のRAの役割を担っている部分もあるのでしょうが、昼間は高いところ(13MHz帯)に出てくるので(現行)、伝搬の具合をみるにはどんなもんかいな、と思って時々聞いています。昔だと(下にも書きましたが)16mbで長時間RAが出いて昼間のイージーリスニングには最適だったのですが、いまやRZNIで軽い調子の放送を聞いて、です。
HCJBがエクアドルからオーストラリアに引っ越してきてかなり経ちますが、時々日本語放送が話題に上がりますが実のところそれ以外にも多くの波を強力に出してまして(主として南/東南アジア向けの伝道)、VK方面から強力な波を送ってきます。伝搬の状態を見るにはいい存在です。
グアム、パラオあたりからもAWR系、TWR系の波がたくさん出ています。KTWRも日本語が月1回とか寂しい話もありますが実は多国語では活発に波が出ています。最初のDXバケのあこがれ?のパラオからも長時間北に向かって長時間超強力な英語などが出ています。この辺の波が強く聞こえなかったら伝搬異常事態ですので?、無線はあきらめしょう、といったところかな(笑)
現状として現行のスケジュールで一番高い所として使われるのは16mbに少々、19mbに少ないけどほどほど、実質的に高い所のメインは22mbとそれ以下だったりすることもわかってきました。22mbなんてのは僕が学生の頃にはなかったかWRCで割り当てが新規になって話題になった、というくらいの記憶だったんですが、少し遠くに確実に電波を飛ばそうと思ったら(太陽活動がこれだけ低調だと)22mbが不可欠なのをひしひしと(送り出す方も聞く方も)感じているのだと想像します。
無線的それを反映させてみて、、、と考えると、14ではまだ一日中満喫、とかいう事をするには程遠く、せっかく上級とってやる気満々、には萎えますね状態かもしれません。(大きな設備を駆使したり、流行りのデジタル系でやるんだ、という方は別かも知れません、要らんお世話だわ、ならすいません(^^;)
それより上のHFバンドだと、異常伝搬系(Es)を使って効率よくやっていきましょう、が現実なのかもしれません。いずれにせよ無線バンドが聞こえないからあとはハコか文鎮、ではもったいないので聞いて耳を慣らす、ということをやっておいて損はないと思います。
とりあえず耳慣らしを始めてからの事をズラズラと書いてみました(^^)
このあとは近隣の伝播とか、いろいろ書いていきます。
続く