第8回フジノウェーブ記念。モンサンカノープスが右後ろ足の挫跖で出走取消となり15頭。
コンドルダンスはほかの馬より少しだけ遅れるような発馬。すっと先頭に立ったのはゴーディー。外からソルテが追い掛けていきほとんど並ぶような2番手。3番手は内のサトノタイガーで4番手が外のケイアイレオーネ。この後ろはオウマタイムとサクラレグナムの併走。発走直後は前にいたものの控えたブラックレッグとタイムズアローが並んで追走。この直後にミヤジマッキーがいて,それ以外の馬はここから離されての追走となりました。最初の600mは35秒9のハイペース。
3コーナーを回るとゴーディーを外から交わしたソルテが先頭に。ケイアイレオーネがさらに外から楽な感じで追い掛け,その内からサクラレグナムも追撃。直線に入るとソルテは一杯になり,ケイアイレオーネが先頭に。サクラレグナムは直線ではケイアイレオーネの外に出し,その外から伸びてきたタイムズアローとの併せ馬で追い掛け,フィニッシュが近づくにつれてその差は詰まっていきましたが,2頭とも届かず,優勝はケイアイレオーネ。外のタイムズアローが競り勝って4分の3馬身差の2着。サクラレグナムがクビ差で3着。
優勝したケイアイレオーネは報知オールスターカップ以来の勝利で南関東重賞は3勝目。重賞を2勝している馬ですから能力は確かでここも優勝候補の1頭。昨年以降は長距離戦ばかりに出走していたので,この距離に対応できるのかが最大の鍵でしたが,楽に先行集団に加わることができました。気の難しさがある馬なので,外の方からすんなりと前にいけたというのがよかったということもあったでしょうが,むしろ集中して走ることができる分だけ,こういう距離の方が適性は高いという可能性もあるのではないかと思います。従姉の子に2014年のエーデルワイス賞を勝っている現役のウィッシュハピネス。Leoneはイタリア語で獅子座。
騎乗した大井の的場文男騎手は報知オールスターカップ以来の南関東重賞制覇。フジノウェーブ記念は初勝利。管理している大井の佐宗応和調教師もフジノウェーブ記念は初勝利。
第三部定理三二備考で示されているようなスピノザの子ども観に着目した論考として,浅野俊哉の『スピノザと〈成熟〉の主題』があります。ただしこれはスピノザの哲学に限定されたものではなく,ドゥルーズGille Deleuzeとガタリが『千のプラトー』で,子どもになることを賞賛し,同時にそれをスピノザの哲学と関連させていることを主題としたものです。現代思想の1996年11月臨時増刊の総特集スピノザに収録されています。また,浅野には『スピノザ 共同性のポリティクス』という著書があり,そちらでも読むことが可能です。ただしそちらでは「〈成熟)の主題」というタイトルになっています。
著書といいましたが論文集ですので,ひとつの主題が最初から最後まで通して示されているわけではありません。第9章までありますので,9本の論文によって構成されているものです。各々の章に簡単な副題があり,第5章の「〈成熟〉の主題」のそれは強度です。ここでは力potentiaの問題が展開されているのでこうした副題となっています。
内容を紹介するためには副題を紹介するのが手早いでしょう。第1章は現代性で,これはそのままです。ただし書かれたのは1990年ですから,その時点での現代性です。
第2章は倫理です。ここではニーチェの『善悪の彼岸』がとりあげられています。
第3章は理性です。これはそれ以上の説明を要さないでしょう。
第4章は組織化です。ここでは自然権jus naturaleなども扱われます。
第6章は環境です。これはディープ・エコロジー派といわれる環境主義者とスピノザ哲学との関係性が吟味されます。実は環境主義者の中にはスピノザの哲学を理論的な支柱とする考え方があるらしく,そうした見解opinioの妥当性が探求されるというのが,スピノザ哲学の側からみた場合のこの章の主題ということになるでしょう。僕は環境哲学には詳しくないのでそういう読み方しかできません。
第7章は民主主義です。これについても詳しい説明は不要かと思います。
第8章が抵抗で,第9章はマルチチュードです。これらは現代政治論と関係する論考です。基本的に浅野はこの方面の関心が強いように僕には思えました。
コンドルダンスはほかの馬より少しだけ遅れるような発馬。すっと先頭に立ったのはゴーディー。外からソルテが追い掛けていきほとんど並ぶような2番手。3番手は内のサトノタイガーで4番手が外のケイアイレオーネ。この後ろはオウマタイムとサクラレグナムの併走。発走直後は前にいたものの控えたブラックレッグとタイムズアローが並んで追走。この直後にミヤジマッキーがいて,それ以外の馬はここから離されての追走となりました。最初の600mは35秒9のハイペース。
3コーナーを回るとゴーディーを外から交わしたソルテが先頭に。ケイアイレオーネがさらに外から楽な感じで追い掛け,その内からサクラレグナムも追撃。直線に入るとソルテは一杯になり,ケイアイレオーネが先頭に。サクラレグナムは直線ではケイアイレオーネの外に出し,その外から伸びてきたタイムズアローとの併せ馬で追い掛け,フィニッシュが近づくにつれてその差は詰まっていきましたが,2頭とも届かず,優勝はケイアイレオーネ。外のタイムズアローが競り勝って4分の3馬身差の2着。サクラレグナムがクビ差で3着。
優勝したケイアイレオーネは報知オールスターカップ以来の勝利で南関東重賞は3勝目。重賞を2勝している馬ですから能力は確かでここも優勝候補の1頭。昨年以降は長距離戦ばかりに出走していたので,この距離に対応できるのかが最大の鍵でしたが,楽に先行集団に加わることができました。気の難しさがある馬なので,外の方からすんなりと前にいけたというのがよかったということもあったでしょうが,むしろ集中して走ることができる分だけ,こういう距離の方が適性は高いという可能性もあるのではないかと思います。従姉の子に2014年のエーデルワイス賞を勝っている現役のウィッシュハピネス。Leoneはイタリア語で獅子座。
騎乗した大井の的場文男騎手は報知オールスターカップ以来の南関東重賞制覇。フジノウェーブ記念は初勝利。管理している大井の佐宗応和調教師もフジノウェーブ記念は初勝利。
第三部定理三二備考で示されているようなスピノザの子ども観に着目した論考として,浅野俊哉の『スピノザと〈成熟〉の主題』があります。ただしこれはスピノザの哲学に限定されたものではなく,ドゥルーズGille Deleuzeとガタリが『千のプラトー』で,子どもになることを賞賛し,同時にそれをスピノザの哲学と関連させていることを主題としたものです。現代思想の1996年11月臨時増刊の総特集スピノザに収録されています。また,浅野には『スピノザ 共同性のポリティクス』という著書があり,そちらでも読むことが可能です。ただしそちらでは「〈成熟)の主題」というタイトルになっています。
著書といいましたが論文集ですので,ひとつの主題が最初から最後まで通して示されているわけではありません。第9章までありますので,9本の論文によって構成されているものです。各々の章に簡単な副題があり,第5章の「〈成熟〉の主題」のそれは強度です。ここでは力potentiaの問題が展開されているのでこうした副題となっています。
内容を紹介するためには副題を紹介するのが手早いでしょう。第1章は現代性で,これはそのままです。ただし書かれたのは1990年ですから,その時点での現代性です。
第2章は倫理です。ここではニーチェの『善悪の彼岸』がとりあげられています。
第3章は理性です。これはそれ以上の説明を要さないでしょう。
第4章は組織化です。ここでは自然権jus naturaleなども扱われます。
第6章は環境です。これはディープ・エコロジー派といわれる環境主義者とスピノザ哲学との関係性が吟味されます。実は環境主義者の中にはスピノザの哲学を理論的な支柱とする考え方があるらしく,そうした見解opinioの妥当性が探求されるというのが,スピノザ哲学の側からみた場合のこの章の主題ということになるでしょう。僕は環境哲学には詳しくないのでそういう読み方しかできません。
第7章は民主主義です。これについても詳しい説明は不要かと思います。
第8章が抵抗で,第9章はマルチチュードです。これらは現代政治論と関係する論考です。基本的に浅野はこの方面の関心が強いように僕には思えました。