つれづれおもふ

思えば遠くに来たもんだ~ぼつぼつ語る日々の出来事

モリー先生との火曜日

2022年08月27日 | 本・・・
私はこの映画を2度観ている
初めはジャック・レモンが出ているということで、二度目はもう一回観たいと思って、
 
その時、もとになった本を読もうとは思わなかった
なぜなら映画から受け取ったものがあまりに深く、大きくて、己の中で消化しきれなかったから、
 
そして、今月、暑い東京で、出会った
 
 

ジャーナリストのミッチ・アルボムが書いた、自身も含めたドキュメンタリー


いわば、難病に侵された恩師との最後の授業における卒業論文だ
 
映画でも涙が出た それはストーリーではなく、モリー先生が愛弟子だけでなく
すべての人へメッセージを伝えていて、それが深く、深く胸にささったのです
それは今なら言葉にできるが、そのころは何かわからないが重しになっていたもの、
そんなものをやわらかくしてくれるもので、
その時は何かわからなかったが、やんわりを伝わる何かを感じただけだった
 
そして出会った翻訳本
 
映画も十分にモリー先生の意志を伝えてくれていたが、
役者やカメラや、演出家や、そのほかもろもろのものが介在しない、
その直接の言葉が、…いやただし、本にも翻訳者や編集者がいるが、
それでも、中にたつ人が少なくなって、聞こえてきたモリー先生の言葉に涙が出た
 
特にここに、
 
 
 
私は小学6年生の時に母を亡くしている
 
なんで死んだのか?? なんでいなくなったのか?
父は自分も大変だったせいか、何も言わなかった
それは後添えを迎えたときも同じで、ただ「いいか」とだけ聞いた
 
今ならわかる
私は 寂しくて、つらくて、悲しくて、切なくて、過ごしてきたのだ
大人になるまで生きていてくれた父親や姉が亡くなったのもとても寂しいことですが、
彼らからは十分に愛情を注いでもらったと感じている
それぞれの寿命で死んでいったものにそれ以上の悲しみをいだくことはないのだろうと思う
だが、母親は…私はもっと一緒に居たかったんだろう
 
モリー先生は70年たっても寂しいと言っている
私はまだ50年だ 寂しくていいんだと思えたら涙がでた
 
いない時間がはるかに長くなって、もう顔も声も覚えているものはすこしでしかない
でも、今でもいてほしかったと思っているのだろう
 
アルボムが火曜人としてモリー先生の講義を受けてくれたから、
この本が生まれた そしていろいろな言葉に翻訳されて世界中に響いているのだろう
本は素晴らしい 本はいい
 
この本に出合えて、その幸運に感謝しています
 
 
 
 
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国葬反対集会に行った

2022年08月17日 | 世の中で起こったこと
8月16日 夕方6時 新宿西口で開かれた集会
夕暮れの迫る中 著名人の演説に耳を傾けた
 
澤地久恵さんも発起人の一人でお話を聞きたいと思っていましたが、
体調を崩されたとかで欠席 残念でした
 
佐高信さん 
「昭恵の晋三への最後の愛情表現は、国葬を断ることだ!」
そう思うけれど、あの姑が君臨しているからもこの問題の根っこのように思いました

 
前川喜平さんのお話の中で
 
「吉田茂の国葬の時には、午後2時にサイレンが流れ、国民全員に黙とうをするようにと指示があった
弔旗や弔意の要請が、学校にもあったのです
安倍晋三の場合、身内で行われた葬儀の際に半旗の要請が教育委員会からあった
国葬になったら何が起こるか 半旗を上げる、子どもたちに黙とうの指導をする
その時教員は子どもに説明をしなければならない 安倍晋三さんはえらい人だったと
そういう教育が行われるのです」
 
ああ、いい加減にしてくれ、どこが偉い人なんだよ
そんなこと子どもに教えないでほしい
その子どもたちが大人になったときにどのような価値観を持つのだろう
私は嫌だな…
 
集会の参加者はほとんどが私たち夫婦のような年齢以上の人たちだった
若い世代はほとんど見かけなかった
 
子どものころ新宿西口で繰り広げられた学生デモを観たことがある
家族でたまたま通りかかったときにあって、近寄らないようにと親がかばうようにその場を離れた
あの時の熱量が…高齢者では無理です
「安倍晋三の国葬はいかん」と年寄りは感じるけれど、若い世代はそうでもないのかな?
 
いろいろなことを考えた経験でした
 
 
 
 
 



 
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国葬と決まったことに

2022年08月15日 | 世の中で起こったこと
説明が欲しいと感じています

長期政権だった  というのが理由らしいが、じゃあ今後もっと長い政権の長は自動的に国葬になるのかしら?




都道府県の教育委員会の中に、
半旗掲揚の連絡を事務の流れの中のものでと説明した委員会があります
半旗というのは弔意の気持ちを表すもので、そんないい加減なことでいいのかと思います
この度の要請はなんだかなんで?と思う部分が大きいから、いかがなものかと思うが
半旗掲揚と決めたならきちんと説明して要請すべきと考えます
それができなかっただろうところに不愉快さを感じます
あわよくば故人やその周辺に恩を売ろうかのような忖度も感じてしまう


  

私、これまでデモに参加したことはありません

学生時代 私より10年も先輩方が学生デモの主人公でした
私は、高度成長期に育った 時代の恩恵を何も考えずに受け取った世代です
なんとなく覚めて見てきました

いじめは、見て見ぬ振りもいじめです

黙っているのは、政治に対しても同じではないかと考えるようになりました
当然、選挙に行った上で、選ばれた政治家に疑問があると伝える方法がデモかもしれない
松元ヒロの舞台に閑古鳥を鳴かせてはいけないのと同様に、
説明しろと考える人間がいると示すべきではないかと思いました


だから、
初めてこの集会に行ってみようと考えています


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レモンガススタジアムに行きました

2022年08月09日 | サッカー
暑いです 雨が降って何日かしのぎやすい日があったのですが、再び暑い!!
 
暑いが、コンサドーレの応援をしに平塚まで行きました
末っ子曰く、駅からちょっとある
バスもあるけれど一本道で渋滞する
車で行くことも考えたのですが、駐車場の確保が定かでない
それに「クラフトビール売っているよ」という一言で、電車バスを乗り継いで2時間かけていきました!
 
 
 
平塚は七夕の街です 仙台では8月ですが、平塚は7月なんだなあと思いながら歩いていたら
末っ子が「平塚は1年中七夕だよ」と教えてくれました
 
はい、ちょっと私用があって末っ子里帰りしています
湘南戦に行くと言ったら「僕も行く」と一日早めてやってきました



 
スタジアムの周りが公園になっていて、まるで縁日のような賑わいがありました
この中にクラフトビールの店があり(残念なことにまるっきり写真を忘れました)
なかなかの味のビールを楽しみました





 
北海道コンサドーレ札幌 この頃全然だめです
勝ててないし、試合内容も全然面白くありません
ここで負ければ降格圏内に入ります サポーターのはしくれとしてはハラハラドキドキの状態で行きました
 
私は、今年、初めてレプリカユニフォームを買いました
誰のナンバーにしようか悩んで、悩んで、19番小柏選手のものにしました
このユニフォームが届いて、やっと試合で着て応援するようになったその時に
小柏君けがをしまして、以来14試合だったかな?欠場していました
 
メンバーに入ったと知りもううれしくてうれしくて
 
小柄な選手なのですが、とても足が速いのです
するするとボールを運んでいくさまが見事で、好きです

 
スタジアム 木に囲まれているせいか、時折気持ちの良い風が吹き抜けて、
暑いのですが、それほど大変ではありませんでした
 
そして、奇跡のような試合でした
 
旦那に言わせると湘南に覇気がないということで、最後にはやみくもにシュートを打つような場面もありました
それでも5点取ったそれがすべて違う選手の得点だということが、
まだまだがんばれるのではないかと期待をさせてくれました



そうそう、帰りは平塚駅まで歩いてグリーン指定券を奮発して戻ったのですが、
末っ子曰く「湘南の人は自転車で応援しに来るから」という通り、
公共交通機関を使っているのは赤黒のユニフォームの人ばかり…へええ、初めて見る光景でした
 
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7月の本

2022年08月01日 | 本・・・

残暑お見舞い申し上げます

 

いやあ、とにかく暑い!とろけるように暑い!!

外に出たくなくて、本ばかり読んでいたように思う

皆さま、コロナに、熱中症に、無事にお過ごしください

 

 

7月の読書メーター
読んだ本の数:33
読んだページ数:5742
ナイス数:195

ぼんぼん <新装版>ぼんぼん <新装版>感想
今江祥智という名前に覚えがあると手に取った バンサンか!と…淡々と物語は進む 大阪のぼんぼんの文明開化な生活が、思想的に、暮らしぶりにも戦争によって右に左に変化が起こる 時勢に合わせながらも腹の中でふつふつと揺れている 変だな変だなとみんながどこか変だと感じながら生きていたんだな…次作も読みたいと思う
読了日:07月31日 著者:今江 祥智
てくてく歩き01北海道 (ブルーガイドてくてく歩き)てくてく歩き01北海道 (ブルーガイドてくてく歩き)
読了日:07月30日 著者:
すてきな三にんぐみすてきな三にんぐみ感想
よく見かけていたが、まじめに読んだのは初めてかもしれない あらら、この素敵な三人組は強盗さんだったのですね でも、その強盗に連れて行ってもらった方が幸せだというティファニーとの出会いが、単なる強盗から素敵な三人組になるのですね…なるほど 黒いマントが赤いマントに変わっていく 良い悪いはあるかもしれないが、世の中の出来事ってこういうことなんだろうなあ
読了日:07月29日 著者:トミー=アンゲラー
よあけよあけ感想
シュルヴィッツの「よあけ」を思い出しながら手に取った 始まりの印象は近いものがあったが、どんどんこの作家の色が濃くなっていった さいごには自然の力、生命を感じる 良い読み比べができた
読了日:07月28日 著者:あべ弘士
女はバカ、男はもっとバカ女はバカ、男はもっとバカ感想
一夫多妻制が一夫一妻制に変わり、オスは強くあるよりもリーダーシップに富み協力できる資質が求められるようになった 群れて子育てをするよりも単体で子育てする方が自分の因子を残しやすいことから、夫婦単位での子育てがされるようになり、メスも共同で食べ物を探すようになった 文明が発展し、いろいろな発明があり、メスはオスを必要としなくなった  なるほど…精子の数が少なくなり内膜症が増え、子どもの数が増える要因はない なるほど…なかなか面白く読みました
読了日:07月28日 著者:藤田 紘一郎
アフガニスタンのひみつの学校: ほんとうにあったおはなしアフガニスタンのひみつの学校: ほんとうにあったおはなし感想
アフガニスタンの情勢で……ただただ敬服するばかりです 教育は明日への光 それは男の子でも女の子でも学ぶ意欲のあるもの、学ぶ力のあるものは享受できるものであってほしいと、自国に対しても深く思います
読了日:07月26日 著者:ジャネット・ウィンター
木は何を見てきたの?木は何を見てきたの?感想
私事ながら、自宅近所の樹齢の長い樹木が何本かが伐採されました 立地から言うとこういう樹木があること自体がもう贅沢の極みと言えますから「木は何を見てきたの?」みてくれる木がなくなってしまったことに違う思いを持ちました どんぐりから100年先まで見てくれる木 残していきたいものであるように感じます
読了日:07月26日 著者:シャーロット・ギラン
コルチャック先生―子どもの権利を求めて (伝記絵本 世界を動かした人びと)コルチャック先生―子どもの権利を求めて (伝記絵本 世界を動かした人びと)感想
コルチャック先生という実在の人物の絵本とは知らずに手に取った こういう偉人がポーランドにいたのか…絵本だけではなく、知らなければと思いました
読了日:07月26日 著者:フィリップ メリュ
わたしたちの「無言館」わたしたちの「無言館」感想
絵に込められたものはいかばかりのものなのか、語られることのない思い……戦争はいけない 薄い冊子だが、伝わるものの重さに身が引き締まる
読了日:07月26日 著者:窪島 誠一郎
東京の図書館で働いて―カウンターの内から外へ東京の図書館で働いて―カウンターの内から外へ感想
司書の経歴を題材にされている一冊と思い手に取った  読みやすい文体でさらさらと読み終わったが、なんとなく読後感が悪い なんでだろうと考えた で、思い当たったのは、どうもこれはいわゆる“自分史”なんだということ 著者のひととなりをいくらかでも知っていればそうかと十分に楽しめたのだろうが、いかんせんただの読者 文章を書く人達のすごさを思った そうではあるが、司書時代の仕事内容など楽しく読みました
読了日:07月26日 著者:なかしま のぶこ
東京藝大物語東京藝大物語感想
ご自分の経歴を語られた実話かと思いきや、それを土台にしたフィクションだったのですね  でも、実在しそうだと思うほど東京芸大の美術家は魑魅魍魎の巣窟のように感じる というか実際はもっと素っ頓狂な人材がぼっこしているのかな?
読了日:07月25日 著者:茂木 健一郎
開店休業 (幻冬舎文庫)開店休業 (幻冬舎文庫)感想
「それでも猫は出かけていく」を読み、親子のエッセイ集があると知り探した 固いイメージの吉本隆明の私からすると“え?”という食の感性に、娘のハルノ宵子の突っ込みや訂正が面白かった その家、その家のルールやあるあるは、それがどれほどのものでもその家ではルールや信念や思想であるべきで、グタグタに煮る雑煮や梅干しにゆきが降るように味の素をかけるなども否定されるものではない 泣き笑いで思い出として語られるところに、この親子のほかにない関係が感じられた 面白かった
読了日:07月24日 著者:吉本 隆明,ハルノ 宵子
にげてさがしてにげてさがして感想
「そうぞうりょくをつかうのがにがてなひと」がいる びりびりっときた 自分がそうでないといいと思うが 「そうぞうりょく」がはたらく事柄と、そうでない事柄があるようにも感じる 何かして(当然自分にはわからないだろうから)い逃げ出されたときにどう考えなければならないか、想像しなければならない
読了日:07月23日 著者:ヨシタケシンスケ
ダース・ヴェイダーとルーク(4才)ダース・ヴェイダーとルーク(4才)感想
大好きな物語は脳内でいろいろな変化を楽しめる もう最大に笑えた 楽しい 私はスターウオーズを全部は観てないからわからないものも多いが、それでもあのごついダースベーダーが…4歳のルークに振り回されるさまがいいなあ
読了日:07月23日 著者:ジェフリー・ブラウン
なぜあらそうの?なぜあらそうの?感想
これは…まるで、今、ウクライナで起こっていることのように感じた 何もそんなにならなくてもいいじゃないか…平和ボケまくっている日本人はのんびりそう思うが、これは独ソ戦争のむなしさを体験したロシア人作家の手になるもの 彼らだって同じ思いをもっているのに、どうしてそうなっちゃったかな…悲しい カエルもネズミも仲良く暮らせばいい
読了日:07月22日 著者:ニコライ ポポフ
たいせつな人へたいせつな人へ感想
「オオカミの口の中」生き延びた人が語るそれは幻のように感じるが、確かにそういうことがあり、語り継ぐことの大切さが身に染みた モーパーゴの背景にはこのおじさんがいたのか…その重さを感じる 
読了日:07月20日 著者:マイケル・モーパーゴ
散歩するネコ れんげ荘物語散歩するネコ れんげ荘物語感想
思うように生きるとか、思うように生きていることを理解してもらうとか、理解するというのはとても難しい 感性だったり、価値観だったり、歩んできた道のりだったり、明日はどうなるかわからないけれど、それでも自分の生き方を貫いて、周りに理解者もいるキョウコさんがうらやましい
読了日:07月20日 著者:群ようこ
水曜日の本屋さん水曜日の本屋さん感想
明るい表紙にひかれて開けると、ずんと深い闇が表現されている 暗いというか、重いというか、…本屋さんでマルヌの戦いの本を読み続けるおじいさん 絵本が好きなわたし おじいさんのありようがじっくりと考える糸口になっている 静かだが、芯のある本 余韻に浸っている
読了日:07月19日 著者:シルヴィ ネーマン
幸せのプチ ――町の名は琥珀 (日本経済新聞出版)幸せのプチ ――町の名は琥珀 (日本経済新聞出版)感想
琥珀という町の不思議 ねじ曲がった気持ちがほろっとしてしまう 最後の話が一番古いのですね…あちこちに出てくるつながりにページをさかのぼりそうかとな納得し、琥珀の人を守る妖精のプチ 守り神かな 夢だけど夢じゃなかった トトロの姉妹の掛け声を思い出した 朱川マジックを楽しみました
読了日:07月19日 著者:朱川湊人
イマジン?イマジン?感想
久しぶりでした 改名されたのも知らずにいました 出だしは既存の物語の枠の中で身動き取れないように感じ、あまり面白く感じなかったが、枠が外れ登場人物が生き生きと動き出したらさすがの筆力であっという間に最終ページまで連れていかれた 続編制作できるといいなあ…そうすればこの本の先の話も読めるから…楽しく読みました  
読了日:07月16日 著者:有川 ひろ
ネコと昼寝―れんげ荘物語ネコと昼寝―れんげ荘物語感想
「パンとスープとネコ日和」と混同してしまい、どこまで読んだかわからなくなる自分に少し嫌になっています 前にがつがつと進むことよりも心穏やかで暮らすことの選択 なかなか思い切れないが、こういう生活もできうる社会であってほしいと思う ぶっちゃんこのあとどう付き合ってくれるのかな?たのしみに次を読みます
読了日:07月14日 著者:群 ようこ
Re-born はじまりの一歩 (実業之日本社文庫)Re-born はじまりの一歩 (実業之日本社文庫)感想
よく知る作家が並んでいたので手にとった 短編集はその分量の物足りなさや似た話の連続で飽きてしまうことがままあるのだが、これは味わいも違い、どれも良い短編だった 面白かった
読了日:07月12日 著者:伊坂 幸太郎,瀬尾 まいこ,豊島 ミホ,中島 京子,平山 瑞穂,福田 栄一,宮下 奈都
オトナも子供も大嫌いオトナも子供も大嫌い感想
私の長女がこんな感じです 彼女はこれほど強くなく開き直ることもできないため生きずらい自分を持て余しているように感じています この本を読んでそうかあの子はこんな風に感じているのかもしれないと思いました 理解できるように言葉で説明していただいたようで感謝です
読了日:07月12日 著者:群 ようこ
キッドの運命キッドの運命感想
古い映画だが「猿の惑星」を思い出しながら読んだ 幸せに向かって進んだはずの人類の未来 掛け違った何か 作家の想像力に脱帽です 微妙なさじ加減にぶるぶるしながら読了しました 
読了日:07月12日 著者:中島 京子
アスベストスアスベストス感想
これまで読んだ本はモデルが作家自身であるように感じたが、これはほかの経験が描かれていて、それが淡々と進み、終わっていないアスベスト被害を考えさせられた 
読了日:07月07日 著者:佐伯 一麦
つくしちゃんとおねえちゃん (福音館創作童話シリーズ)つくしちゃんとおねえちゃん (福音館創作童話シリーズ)感想
実は家族を待つ間に立ち読み読了 できたお姉ちゃんに元気な妹 お姉ちゃんにもできないことがあって、意地悪もするお姉ちゃんだけれど妹をかわいがっていて、妹もそんなお姉ちゃんの気持ちを受け止めている いいなあ 姉妹 まっすぐな気持ちのやり取りがとても素敵です 
読了日:07月06日 著者:いとう みく
えっ、ウソみたい? (その一言から生まれる物語)えっ、ウソみたい? (その一言から生まれる物語)感想
読み終わってなるほどと…ほんとうそみたいな物語が並んでいた 世界の広がりがあと少しあると大人の読み応えにももう少し答えるのではないかと思ったが、それを差し引いても面白い本だった 
読了日:07月06日 著者:
ぼくのお父さんぼくのお父さん感想
矢部太郎さん あなたはきっとお父様によく似ているのでしょう そのやわらかい 押し出されそうなやさしさ だけどものすごく芯が強い 振り返って笑えるそんなかけがえのない親子関係が築けていることに敬服します 楽しく拝見しました 
読了日:07月05日 著者:矢部太郎
身辺整理、わたしのやり方身辺整理、わたしのやり方感想
「60歳を過ぎたらやめて幸せになれる…」のもう少し年齢があがったバージョンかな?最初は、なかなか辛辣な口調に腰が引けそうになったが、だんだん己の命との話になるとその強い話しっぷりに大丈夫と言われているように感じていた 子どもが親を選べないように、親も子どもを選べない…そうか、そういう風に考えてもいいんだ
読了日:07月05日 著者:曽野 綾子
三人暮らし三人暮らし感想
短編集とは思わず最初の3人の暮らしぶりが続くのかと勘違いしてしまった 物語それぞれのカラーがあり面白かった この先を読みたいと思うものもあり、目次を読んだだけのような気もしています
読了日:07月03日 著者:群 ようこ
つげ義春 名作原画とフランス紀行 (とんぼの本)つげ義春 名作原画とフランス紀行 (とんぼの本)感想
高校生のころ、漫画家を目指す友人がつげ義春さんの熱狂的な信奉者で、そんなことを思い出しながら手に取った 原画が美しい…ああ、すごいな、やっぱり この作家の空気がある 
読了日:07月03日 著者:つげ 義春,つげ 正助,浅川 満寛
猫なんて!猫なんて!感想
いや、本当に猫をテーマにいろいろな作家が書いているんだなあと感心した その様子はもう私たちと同じで、猫を愛でたり、怒ったり、猫の飼い主に物申したり、生き生きと描かれていた ただ、やはり続けて読むには少し飽きが来てしまい、他の本の合間に読むという箸休めのような読書になった
読了日:07月02日 著者:角田光代,片岡義男,村上春樹,堀江敏幸,吉本ばなな,丸谷才一,鹿島茂,小林まこと,横尾忠則,穂村弘,浅田次郎,幸田文,吉行淳之介,長谷川町子,半藤末利子,加藤典洋,谷崎潤一郎,寺田寅彦,柳瀬尚紀,金井美恵子,池澤夏樹,柴田元幸,武田花,大島弓子,小池真理子,いしいしんじ,小倉千加子,伊集院静,平川克美,佐伯一麦,高橋源一郎,平出隆,佐々木幹郎,水木しげる,澁澤龍彦,安西水丸,斎藤環,野坂昭如,中井久夫,中島らも,田村由美,麿赤兒,保坂和志,アーサー・ビナード,田中小実昌,伊丹十三,町田康
ナナメの夕暮れ (文春文庫)ナナメの夕暮れ (文春文庫)感想
読み初め、あれ若林君ちょっといつもと違う…面白くないかな?と感じたが、年齢があがった彼の生きづらさへの考察がグレードアップしていて読みごたえがあった「おじさんになって体力がなくなると、悩むことができなくなるんだ」もっと年齢があがったとき、どんな文章を書くか とても楽しみにしています
読了日:07月01日 著者:若林 正恭

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