つれづれおもふ

思えば遠くに来たもんだ~ぼつぼつ語る日々の出来事

新しい一歩

2012年09月25日 | 日記

なんだかもたもたしているうちに、秋がやってきたようだ。

この夏は、暑さと、旦那のことで過ぎてしまった。

 

心機一転、資格を取得すべく講座に通うことにした。

姉のこと、旦那のこと、子どもたちのこと、自分のこと、どうすれば笑って過ごせるのか・・・悩んでばかりだ。

若いころのように選んだ道はまっしぐらに進む・・・という感じにはいかない。

これが年をとるということなんだと思っている。

人生やり直しはいくつからでもと思っていられないからだろう・・・

 

反抗期でも、妙に親を信じ切っている末っ子に「鍵を持って歩いてほしい」と頼んだ。

上の子どもたちにはほとんど言わなかった(そのため閉め出された経験はどの子もしている(苦笑))

家にいる人のないお宅のお子さんなら、当たり前のことだが、

我が家ではそうそうなかったことで、それが新しい生活への一歩のように感じている。

 

その第一日目の今日、お天気は雨。 雲の状況もかなり激しくって、雷注意報が出ている。

どこでも人生甘くないよ!と言ってくれているんだろう。                         

                                                          

 

 

*イラストは アップルパインさん からお借りしました。

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らぶらぶなのね~~

2012年09月22日 | 徒然に、

 

と真顔で言われて、返事に困った。

 

「私も子育てがまだ残っているからお代は高いですけれど、

こんな古ぼけて爺さんになっちゃって、それでもいいというのなら、

熨斗を付けて・・・」   なんていっちゃったっけ・・・・・・・・・・この間のお祭りのとき・・・

 

らぶらぶ~~          と、言ってみたくなった!

 

 

 

 

*イラストは ほのぼの。 さんにお借りしました。

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バーガーキング

2012年09月21日 | 日記

旦那の用事で夫婦で出かけ、どうしてそうなったのかわからないが、

バーガーキング、食べてみたいね!」と話がまとまった。

家から車で10分ほどの場所に、夏になるころだったか店ができた。

そこは以前は、不二家のレストランが長年店を構えていて、

あの騒動あたりから客足がめっきりと悪くなり撤退をしていったといういわくのある場所だ。

市営プールの近く、幹線道路沿いで駐車場も広く、子どもが小さいころはずいぶんと利用したから、

時の流れを感じている。

 

ちょうど昼時だったせいで、駐車場は満杯。

ここまで来てどうしようかと思ったら、ドライブスルーの案内があった。

子どもたちがいればとんとんと手際よく注文してくれるのだが、

じいさんと、ばあさんは、どうしようこうしようともたつきながらやっと注文。

旦那は “ワッパー” 私は “ワッパーチーズ” のそれぞれセットを手に入れた。

いやあ、でかいですね!値段相当の分量があり、びっくりしました。

長男だったらぺろりと平らげるんだろうけれど、この頃とみに量を必要としない私と旦那は、

腹いっぱいいっぱいになってしまいました。

 

しっかりと焼かれ、生野菜が挟み込まれたハンバーガーを食べながら思い出したことがありました。

昔、昔クイズにあたってオーストラリアに夫婦で(そのころはまだ夫婦じゃなかったなァ)行ったことがあります。

メルボルンだったか・・・市場を見て歩いて、遅い昼食のために見かけた店に入りました。

小さな店に他に客は誰もいなくて、がたいのいいおじさんが一人いました。

英語に不自由のない旦那が、その少々いかつい感じのするおじさんとやり取りをして、

ハンバーガーを注文しました。 値段はそうしなかったと思います。

ハンバーガーと言えばマックかモス、パン屋に並んでいるようなものぐらいの感覚しかなかった私には、

そのおじさんがおもむろにひき肉の種を取り出し、形作り、鉄板で焼き始めたときカルチャ―ショックを受けました。

ハンバーガーってこういう食べ物なんだ!・・・異文化に接したというと大げさなんですが、

それに近い感動がありました。

おじさんは私たちにハンバーガーを出してくれて、「どこから来た?」などと話しかけてくれたと思います。

味の記憶はないのですが、作りたてのハンバーガ―って美味いもんなんだなあと思ったと覚えています。

それと忘れられないのは、真剣にハンバーグを焼いているおじさんの後姿・・・。

 

バーガーキングのハンバーガーを食べて、ふっと、そんな遠い遠い思い出がよみがえりました。

もう25年も前の話です。 一期一会、そういう出会いだったんですね。

 

 

 

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残暑が続く

2012年09月19日 | 日記

敬老の日を超えて、まだ汗が流れるほどの暑さ…北海道では、観測史上初の記録が続々と誕生している。

地球が熱出して苦しんでいるみたい・・・・・・子どもなら 「布団入ってじっとしていなさい!水は飲むのよ!!」

どうしたら、地球の苦しみを和らげてやれるのだろう?

頭の固い年寄りには難しいけれど、きっと若い柔軟な考えの人たちなら思いつくに違いない。

若い人が、もっともっとのびのびと、おおらかに生きていける世の中にしなければ・・・

それを、私たち年長者は心掛けなければいけないと思う。

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おいで、一緒に行こう・・・森 絵都

2012年09月18日 | 本・・・

福島原発動物救援をテーマにした一冊。 太田康介さんも少し登場するので、太田康介三部作・・・だな!

と太田ファンの私は一人ほくそえんでいる。

 

森絵都さんが、福島原発20キロ圏内の動物レスキューに個人として従事する女性をじっくり取材して書きあげたもの。

ご本人もどのように書けばいいのか悩んだと、文中に再三再四出てくる、その悩みがどうも出てしまったように感じる。

よく書けているとは思うが、どうも心にもやもやが残る。

スタンスがぴしっとしていないのだ。 視点がふらふらしている・・・といえばいいのだろうか。

 

森絵都という作家が、その場に行き、何を感じたか。

私はそれでよかったと思う。 森さんは、ジャーナリストでもなんでもない。作家なんだ。

事実を救いあげることにたけている人ではない。

ああいう感性を持つ作家が福島でどう感じたか・・・溢れた思いを、自分の筆で書いてほしかった。

だから本に使われた写真も、いい写真ばかりなのだが、目線がばらばらで、余計に内容がばらばらの感じがした。

森絵都がみた福島 でよかったのではないか?

 

仕方がないのだが、この本を書くに際し森さんは文芸春秋に相談し、編集部の協力で取材をしている。

これも何度も、文章に対して何の変更もくわえられなかったと書かれているのだが、

では取材に際して、文春側が意図的に相手をピックアップしていたとしたらどうだろう。

森さんはそういう傾向の情報しか得られないということだ。

それもいいという上で決断したのかしら・・・と、読後に抱えたもやもやを払しょくすることができないでいる。

 

事実を書くべきだ。

文春の編集にそう強硬に主張されて・・・とあるが、2011年の5月から11月末まで行われた取材は、

偏っていなかったといえるのだろうか?

平等を帰すためにと、行政側の動物保護の実態を数字のみ記載しているが、

それが平等なのだろうか?

動物は、誰であろうと助けてもらうことが唯一で、それが個人であろうが、組織であろうが、それだけであろうと思う。

誰が、どういう方法で、というのは人間側の都合でしかない。

行政のやっていることがだめで、意識の高い個人がやっていることが正しいということには決してならないと思う。

 

太田康介さんは、「伝える」ことと「助ける」ことのどちらかというと、「助ける」ことが大きい人だ。

そのうえで、自分のできる「伝える」ことをして、そこから一匹でも動物が助かることを望んでいる人だと思う。

そこがはっきりしているから、彼の活動は見ていてぶれがなくて共感できる。

それでもいろいろな思惑がぶつかり、いろいろな苦労が絶えないだろうと推察している。

 

太田さんや、今福島で動物救援にあたっている人たちの多くが、個人で活動することをよしとして選んでいる。

それは組織が大きくなることで動きにくくなって、助けられる命が一つでも落ちこぼれることを嫌ってのことだ。

きっと彼らは言うだろう、動物を助けてくれるのならだれでもいい、と。

そして、遅ればせながらも、行政も動いている。

私は行政がどのような活動をしているのか、数字ではなく知りたかった。

森さんが選んだテーマが、

「あそこにある命を救おうとしている人たち」 ということであるのなら、

動きずらい組織の中にあってもそういう努力を続けている人たちをも取材すべきだったと、私は思う。

ボランティアが苦労している、ペットレスキューを止める警官たちの思いをも聞いてみるべきだったと思う。

そしてそれをせずに、一方的に「ひどい」と言うのは事実を取材しているとは言えないのではないだろうか?

私は、そこに、森さんの力不足も感じるが、文春編集部の意図も感じる。

大きな力と対峙する・・・それは文春の望むところではないだろうか。 森さんになじむものではない。

餅は餅屋、ここから先は専門家に任せたほうがいいと思う。

 

そして、だからこそ、森絵都の仕事はここからだと期待する。

10年、20年経ったとき、このことをテーマにして、森絵都本来の筆で本を書いてほしい。

あそこでなにがあったのか、十分に消化して描き出してほしいと夢みている。

そういうことができる人だと思う。

 

 

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