心身徒然話

治療家から観た心身や日頃感じた事柄を書きとめました。
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病気というもの

2016-12-02 11:26:34 | Weblog
人間、体調を崩し病院に行き医師の診察そして検査を受けて病名が付くと、病人というお墨付きを受けしっかり病人になり病気に対して恐怖心を抱き始めます。そうすると、どうしても悪化の道筋をイメージしやすいもので、どうしてそのようになったのか原因を考えることが出来ず、ただ自分の体なのに治療を医者に丸投げしてしまいがちです。それでは、治ったとしても他力で治っただけで潜在意識に自分で治ったとインプットされず、再び繰り返し兼ねません。

それではなく、そもそも病気というものが人体における緊急的な大掃除作用であり、弛んだ器官の引き締め作業であり、弱い体の錬成行為であり、疲れた体の積極的休養法であることを納得し、その自然経過を心静かに観察する心の余裕を持ちたいものです。