ふれあいの森自然学校 活動報告

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2024年5月8日(水) 百年公園ワンコイン散策会

2024-05-08 19:58:34 | 百年公園散策会

昨日の大雨とは打って変わり、爽やかな風が吹く五月晴れの日となりました。

 

デンジソウ科 デンジソウ

水場に浮かぶ田んぼの「田」の字!四つ葉のクローバーのようにも見えますが、なんか違う!デンジソウです。こう見えてシダ植物なのが面白い所です。かつては水田雑草として駆除対象でしたが、現在は絶滅危惧種となっています。

 

ツバキ科 チャノキ

旧徳山村民家の生け垣はチャノキです。キン肉マンの割れた腹筋のような筋が入っています(笑)お茶の葉の栄養はお茶をいれて飲むだけでは3割しか使えてないのだとか、残りの7割は茶ガラとして捨ててしまうことがほとんどだそうです。茶ガラを食べてみようという事で試食してみました。思ったよりクセがなくておいしかったです。もっと有効利用してもいいかも。

 

ウコギ科 タカノツメ

タカノツメは雌雄異株です。オスの木とメスの木が並んでいる所がありました。すぐ隣なのでしげしげと見比べました。「ホントだ~!違うわ~」

 

シシガシラ科 シシガシラ

常緑のシダ植物なので年中見られて、いつも同じような姿をしてるような気がしてしまいます。ところが、春は華麗な姿を見ることができるのです。普段見るのは栄養葉で、この時期は赤く色づいた胞子葉が立ち上がってくるのです。宝塚の舞台で背中に大きな羽根を付けているようです。

 

ムクロジ科 ウリカエデ

イロハモミジの種子とオオモミジの種子をふまえて、ウリカエデの種子を見てもらいました。鈴なりに連なっていて、ダイナミックです。1個1個が串に刺さっているわけではないのですが、なんか焼き鳥みたい。参加の皆さんに笑ってもらえました(笑)

 

トウダイグサ科 アカメガシワ

この時期の新芽が赤くてカワイイのです。新芽を守るために緑の葉の上に赤くて細かい毛があるのです。セロテープを張るとキレイにむけてしまいました。

 

ツツジ科 モチツツジ

萼と花柄が腺毛に覆われてネバついています。手で触ってみると納豆のようなネバネバではなく、つきたてのお餅を触った時のようなモチ~っっとした感じです。花を食べにくる虫をゴキブリホイホイの要領で防ぐんですね!

 

オトシブミ科 エゴツルクビオトシブミ

エゴノキでちょうど揺籃作成中のエゴツルクビオトシブミのメスに出会えました。普段はちょっとの振動ですぐに枝から落ちてしまうのですが、揺籃作成中ではおいそれと放棄はできないのでしょう、ずっと目の前で観察させてくれました。

 

巣箱

秋に設置した巣箱を紹介しました。ヤマガラが営巣してくれてます。ヒナにエサを運んできて、ヒナのフンを巣箱から遠い所に捨てに行くところです。近くに捨てては天敵に巣の場所を教えてしまいますから。

 

シジュウカラ雛

親鳥がお出かけの間にこっそり巣箱の中のヒナを見てみました。何羽かいますが、重なっているので数はよく分かりません。無事巣立ってくれることを祈ります。

 

タイトル通りの新緑と薫風を堪能できた散策会となり、楽しい時間を皆さんと一緒に過ごせました。来月もまたいろんな発見をしましょう。

 

 

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