●はじめに
2月16日から10シーズンぶりに解禁した岩手県にある田瀬湖(田瀬ダム)・・・伝説の巨大なワカサギの生息は本当なのだろうか?
既に釣行された方々の情報から、釣れるワカサギは、15cm前後のものが多いのは確かな様だが、そんな中、なんでも18cmとか20cmなどという情報もあるようだ!<o:p></o:p>
なんとも信じがたい情報だが・・・<o:p></o:p>
ワカサギの生態に関し、世の中の情報をかき集めて調べるも、せいぜい15cm~16cm止まりが良いところなんじゃないのかな?(実体として裏磐梯エリアで確認されているのもこのあたりが限界サイズみたいだし・・・)<o:p></o:p>
個人的には、<o:p></o:p>
「定規もあてずに目分量でいい加減なことを言ってんじゃないの?」<o:p></o:p>
「ハヤとの見分けが付けられない初心者からの誤報じゃないの?」<o:p></o:p>
などと、完全に疑っている!(証拠の写真も無いし)
『百聞不如一見』・・・実際に現地へ出向いて調査してみる価値はありそうだ。
しかし、スケジュール調整が非常に難しい
土日であっても当分の間は難しいし、平日も仕事がちょっと立て込んでいるし・・・<o:p></o:p>
もたもたしていると、ワカサギが、どんどん釣られてしまうだろうし・・・<o:p></o:p>
う~~~ん、こりゃ~無理してでも行くしかない???
行こうか行くまいかと迷っていたところに、kazuたかし氏から誘惑のメールが届いた。
ほんと、タイミングが良すぎ!
行くなら・・・今でしょ! (今流行の某CMみたいだな)
ということで、活動休止宣言中の身ではあったが、1日限定で休止宣言を解除しての平日釣行が決定!
■出発!
2月22日(金)、AM2時半に自宅を出発。
白石ICから高速に乗り、水沢ICを目指した。
路面は、ず~っとドライ
と思いきや、平泉前沢ICから先にチェーン規制の表示が!
時間には余裕を持って出ていたので、焦らずに安全運転でひたすら北上。
前沢SAで長めに休憩(案の定、雪だった)
水沢ICを出たのがAM5時ごろ。
R4バイパスに出た途端、路面は圧雪凍結で、凄い雪。
R4は、まだ良いが(?)、更に別な道に移ったら車線が分からない。(たぶん片側2車線なのだろうけど、他に車が走って無かったので片側車線のど真ん中を走行)
■kazu氏と久しぶりの再会
間もなく、水沢市内(今は市町村合併で奥州市)のコンビニでkazuたかし氏と合流。
久しぶりの再会の様な気がしたけど・・・ひょっとして4年ぶり???
4年前の大雪の日に岩洞湖へ行った以来だったりして?(再び雪の日に再会?)
■田瀬湖へ向けて移動
挨拶は簡単に済ませ、いよいよ田瀬湖へ向けて移動開始。
kazu氏は、既に解禁日に合わせて釣行しているので、現地情報はバッチシ!(?)
道順がわからないので、kazu氏のランボルギーニ・カウンタックを追尾するだけとなった
・・・・・・・・
辺りは暗くてよく分からない田舎道。
なんだか結構な山道を走らされているような・・・ランボルギーニには似合わない山道
走行しやすい道を行く約束だったはずなのに・・・
■田瀬湖到着
現地に到着したのが5時50分ごろ?(だいたい予定通りかな?)
到着してから聞かされたのだが、いつもの癖で約束のルートとは違う道を通ってきたとのこと。(やっぱりね)
のらりくらりと準備をしていたら、kazu氏の相棒I氏(以前、塩釜のみやぎ丸で一緒になったことがある)が現れた。
kazu氏とは、互いに約束していた訳でもなくたまたま鉢合わせ(?)・・・これぞ以心伝心?
I氏に田瀬湖のワカサギの状況(大きさ)を尋ねたところ、なんでも、先日は17cmのワカサギを釣りあげたそうだ!
す、すげ~ 本当に巨大なワカサギは生息しているんだ~(これ、正確な情報!)
I氏曰く、
「たぶん、もっとデカイのがいると思う」
とのこと・・・
う~ん、これぞ釣りロマン???
■ 湖面へ移動
AM6時15分ごろ?、いよいよ湖面へ移動開始。
ポイントは、500mぐらい先のワンドの中央。
既に先行者が数名。
kazu氏が、前回実績周辺の調査を開始。
減水が進んでいるようで、1週間で4~5mぐらい減水しているみたい
急激な減水の影響もあるのかな?
魚群探知機に映し出される反応は、いまいちパッとしない模様。(反応があっても底にポツポツ)
試掘を繰り返し、一番深そうなところに決定!
■釣り開始
慌てずに、のらりくらりと準備をして釣りを開始したのがAM7時半。
第一投目・・・
シ~~~ン
誘いながらアタリが出るのを待つ。
しばらくして、穂先がピクピク!
集中力が途切れていたせいか、合わせられず
サボりながらの誘いを繰り返しているうちに、再びアタリ!
ハイ! 次は乗った!!
でも、デカサギではないみたい。
釣り開始から15分後(?)、最初に釣れたのは、モロコだった (ここでの記念撮影なんかとんでもない! 画像は無し)
岩洞でおなじみにタモロコではなく、コウライモロコと言うらしい
釣り開始から30分後(?)、再び穂先がピクピク! 今度は、アワセもバッチシ!
ちょっと良型っぽい感じ
釣れたのは、12cmほどのワカサギ。
伝説の巨大なワカサギではないが、一応、このサイズであればデカサギの部類かな?
更に10分後、なんだか良い感触の引き具合!
魚がぐるぐる走ってる!?
と同時に、疾風のモーター音が死にかけたセミの鳴き声と化す
▲釣れたのは、画像中の定規で測れる限界値丁度の15cmのデカサギ
お~ これが田瀬湖伝説のワカサギなのか?
いや、これは、単なるレギュラーサイズなのでは?
■伝説のワカサギ現る!?
更に5分後、なんだか穂先がモゾモゾっと揺れた。
瞬時にアワせ、見事に乗った!
今までで、一番良い感触
右隣の穂先もピクピク! ダブルヒット!!
がしかし、なんだか変! 巻き上げ中の仕掛けと隣の穂先の動きが同期している感じ。
な~んか嫌な予感
疾風のモーター音は、再び死にかけたセミの鳴き声と化す。
が、それは重量感のある良い引きを意味するものでもある。
氷穴に対して、ラインが斜めに張って上がってくるので、魚がぐるぐる走っているのがわかる。
仕掛けを氷穴に引掛けて(魚を)バラさないように、氷穴を覗き込むように慎重にライン巻き上げた。
やがて魚影が確認できるようになってきた。
で、デカッ!!
▲これぞ、伝説のワカサギか!?
走られて隣のPEまで仕掛けに絡まってきたのは痛かったが、嬉しい悲鳴!(?)
これ、デカサギと呼ぶにはふさわしくないかも!?
どうせ呼ぶなら、「巨大ワカサギ」がふさわしいでしょッ!?
そう! 略して『巨ワカ』
オッパイで例えるなら、「デカパイ」と「巨乳」のどっちで表現するかって感じかな?
この場合、個人的には、後者の巨乳を選択するけど・・・
だから、このサイズからは、『巨ワカ』と呼ばせてもらうことにするよ
で、肝心の体長は・・・
▲写真写りが悪く、細長に見えるが、実はデブ長
15cmまでしか測れない定規では役立たず・・・
予備で持ち合わせた(?)ワンサイズ上まで測れる定規をあててみたが、16cmオーバー
■数は伸びないが良型揃い
その後も、数は伸びないが、良型サイズがほとんど。
▲これでも14cmほどのデカサギだ・・・ここのレギュラーサイズなのかも?
デカいので、別なハリが尻尾の方にも引っ掛かってしまっている
kazu氏&I氏曰く、
「前回よりもサイズダウンしている」
との事。
いやいや、そうは言っても、「恐るべし田瀬湖」って感じ
■釣れないときは釣れない
AM10時~AM11時の間は、全く釣れなくて退屈だった。
お湯を沸かしてカップラーメンを食べたり、テントの外に出て写真を撮ったりしながら暇つぶし。
▲お~い、釣れてますか~~~?
露天は厳しそう・・・そんなに端っこじゃ~釣れないんじゃないの?(傾斜が迫り過ぎの様な)
■魚群探知機が変???
魚群探知機の画面には、右斜めに一直線に伸びる線が頻繁に映し出された。
振動子は、9度のPro-Viewなので、他の魚群探知機との干渉は考えにくい。
一番近くでやっているkazu氏でも5mぐらい(?)離れている。
念のため、魚群探知機の電源を切ってもらたが、状況は変わらず。
外に出て、他のところに穴を開けて確認したところ、同じ様に斜めに線が映るところと映らないところがあったので、魚群探知機の故障では無い様だ。
と言う事は・・・やはり、ガス(泡)の影響かもね?
で、私がやっていたポイントでは、魚影はほとんと映らず(?)、この斜めの線が頻繁に映っただけの様な気がした
■釣り終了~~~
数は釣れなかったけど、20匹を超えたところで潔く終了とした。(時間にしてPM1時20分)
▲最終釣果は、21匹・・・数は少ないがサイズに救われた(でも、大満足!)
▲コウライモロコ・・・8匹も釣れた
すぐ近くでやっていたkazu氏の釣果は、途中経過を聞く限り、てっきり私の1.5倍ぐらい程度かなと思っていたら・・・
な、なんと、トリプルスコア??? (詳しくは、kazu氏のブログを確認してちょうだい)
kazu氏は、サイレントリールなので、釣れ具合が音では判断できない。
口頭申告で、イマイチな雰囲気ではあったが、嘘を信じた私がバカだったよ
しかし、魚影が薄い中でも、ちゃんと数を伸ばすのだから大したもんだね。
技術の差とマメさの違いを痛感せられた日でもあった
■さらば田瀬湖・・・
楽しいひと時も、あっという間に終了~~~(巨ワカに出会えて、大満足!!)
次回、ここに来れるのはいつになるだろう?
再び、10年の眠り入ってしまうのだろうか?
来シーズンも解禁するようであれば、再び訪れて1サイズUPを狙ってみたいが・・・
■帰りはこわい(こわい=疲れた)
2月1日には、岩洞湖への日帰り釣行を強行したばかりだったが、今回も同様に日帰り
救いは、岩洞湖へ行くよりも、往復で170kmほど短縮できたこと(今回は、往復で420km)
PM5時半過ぎには自宅に辿り着いたが、やっぱ疲れる~
大急ぎで後片付けをして、持ち帰ったワカサギは、綺麗に洗ってから母ちゃんへバトンタッチ。
▲死後硬直が進んで、少し縮まった様だったが、サイズ的には、12cmぐらいが多かったかな。
全て天ぷらにしてもらい、塩とそばつゆで、美味しく頂いた
私は、油酔いしやすい体質だけど、3~4匹ぐらいまでなら全く問題無し
何よりも、巨ワカの卵も半端じゃないぞ!!
今回は、面倒なので全て天ぷらにしてもらったが、次回は、塩焼きでも食べてみた~い
P.S.
kazuたかし氏のブログは、こちら ⇒ 田瀬湖 氷上公魚釣行記 2013.2.22 (2013.№5)