7月29日(日)、前日の会津ぶらり旅の疲れを癒す間もなく、息子を連れて吾妻山登山。
いや、私のリハビリのために付き添わせたと言うのが正解かもしれない
リハビリって?
いや~ 実は・・・ その~~~ 完全に運動不足に陥っている私でして・・・
一番直近で運動らしい運動をしたのは・・・
今年の2月だったかな? それもワカサギ釣りで!
とは言っても、湖面(氷上)を思いっきり負荷がかかるジャンボスレーを引いて呼吸を乱したぐらいの動きだけどね
そんな不摂生な生活を続けたがために、この2年間で体重が5kgも増してしまった。
一応、計算上は身長と体重のバランスが丁度良いらしいけど、下っぱらのたるみが気になる今日この頃
さて、前置きはこのぐらいにして、自宅を出たのはAM7時15分ごろ。
天気は、雲がやや多めながらも基本的には晴れ。 下界の気温は、既に30℃近い。
スカイラインの高湯ゲートを経由して浄土平を目指すが、有料道路は(浄土平の駐車場も)無料化措置が取られているためか車が多く、私の前方がややどん詰まりぎみ。
「おせ~んだよ~ このプリウスが~~~」
年配者のプリウスユーザーが多い様だが、カーブが多い山岳道路ではフラフラと蛇行気味で、カーブに差し掛かる度にセンターラインを越えてしまう様な怪しい運転が目立つ。
対向車が来たらマジであぶね~よ。 特に2輪車はコーナーで体ごと倒してくるので衝突の危険性が高まる。
速度的にもスムースじゃないし、フットブレーキを多様し過ぎるしで、後続車は余計にイライラしやすくなる。
てな感じで、ちょっとイライラしながらの運転とはなったが、なんとかAM9時前には浄土平の駐車場に到着。
既にかなりの観光客が訪れていたのにはビックリ! 観光客は、もう少し遅く出てくるぐらいがちょうど良いんじゃないのかな?
まあ、福島復興のためには、決して悪いことではないので肯定的に捉えておきましょう
登山の準備をしながら気になる放射線量(線量率)をチェック。
▲駐車場付近の放射線量・・・毎時0.219μSv
ちなみに、ここに1年間居続けたとしたら、年間1.92mSvほどの外部被曝量となる。
年間の許容被曝線量の1mSv(ICRP)を超える数値だけど・・・まあ、問題無いでしょう
だってさ~ 我が家の場合、家の中でも浄土平の駐車場とほぼ同等ぐらいだもの。
さあ、いよいよリハビリ登山の開始!
出発は、AM9時を少しまわった頃。
それにしても暑い。 標高1500m付近にある駐車場でも気温が27℃ほどだ。(車の外気温表示だが)。
体力の消耗が加速しそう(ウェイトを絞るには丁度良さそうだが)
登山のコースは、無難にいつもと同じ。
■行き: 浄土平駐車場→酸ヶ平→一切経山(リハビリ目的なので五色沼と家形山は目指さない)
■帰り: 一切経山→酸ヶ平→鎌沼→姥ヶ原→浄土平駐車場
▲このコースは、相変わらず立ち入り禁止
や、やばい! 500mぐらいしか進んでいないのに登るのが辛くなってきた!
太陽が照りつけ、風もほとんど無い。 つ、ツライっす~~~
でも、息子の前では弱音は吐けない
逆に、息子を気遣って
「疲れたら休んで良いんだぞ!」
「水分補給はこまめにだぞ!」
「歩幅は広げ過ぎずにゆっくり歩けよ!」
な~んて声をかけてあげたりと・・・
※息子は、部活等で体を動かしているから基本的に大丈夫みたい
実際には余裕が全く無いわけではなかたが、急な運動は決して良いものではない。
ちょっとずつ水分補給をしながらゆっくり登っているうちに、徐々に体が順応し始め、次第に楽になった。
運動不足とはいえ、もともと運動音痴では無いので、流石だね! 自分が!!
▲進むにつれ吾妻小富士が次第に小さくなって行く・・・
▲もうじき酸ヶ平・・・登りは一旦緩くなり
▲前方には酸ヶ平小屋も見えてきた・・・休憩できる~
▲酸ヶ平小屋に到着・・・(撮影:AM9時40分)
出発からおよそ35分で到着。 2km弱の道のりの様だが、まあ普通のペースか
ここでは、おしっこタイムもあわせて10分ほど休憩してから再出発。(トイレ利用料として、100円ほど納めさせていただいた)
▼少しキツめの斜面を登って・・・ここは下りが要注意かな(?)
▲一切経山まであと600mの地点・・・磐梯山は雲が掛ってて見えず(撮影:AM9時59分)
▲さあ、もう一息・・・時折、若干強めの風が吹いたりしたが、体感的には丁度良い感じで涼しい~~~
▲一切経山登頂に成功 ・・・ (撮影:AM10時22分)
ここでも放射線量(線量率)をチェック。
▲一切経山山頂の放射線量・・・地面(石の上)ベタ置きで毎時0.054μSv
山頂は、ほとんど平常時の数値! ここが一番安全か?
山頂から麓(福島市街地ならびに伊達市のマイホーム)方向の眺めは・・・
▲み、見えない・・・・雲が邪魔してて、な~んにも見えない
でも、五色沼だけは裏切らないね。
▲五色沼・・・コバルトブルー? エメラルドグリーン? は、いつ見てもBeautiful
▲山頂には、登山客もそれなりに・・・(撮影:AM10時31分)
しか~し、登山客の数を遥かに上回っていた生物が!
▲と、トンボの大群!・・・何れ麓へ向けて降下して行くのだろう
この後は、少し早目の昼食を摂りながら、しばしの休憩(写真を撮り忘れた)
昼食は、父ちゃんお手製のやや大きめの「梅干し入りのおにぎり」がメイン。
カプラーメンとも思ったが、暑いときは食べたくないし、何よりも荷物を少しでも減らしたかったので
息子は、おにぎり1個とソーセージ1本とキュウリの漬物をちょいとつまんでおしまい。
父ちゃんは、おにぎり2個とキュウリの漬物をちょいとつまんでおしまい。
二人とも少食だね~~~(?)
ちょうどAM11時、下山開始。
▲この時間帯に登ってこられる方々もそれなりに・・・お昼時を狙ってか?
▲私が引っぱってもらっているのではありません
キツ目の斜面を下る時、息子が滑って転げ落ちないようにと父ちゃんが紐で支えているのです
じ、実は、息子は普通のランニングシューズでございました
登山靴を買ってあげたいのだが、何せ育ち盛りなので、すぐにサイズが合わなくなるわけでして・・・
とりあえず、鎌沼・姥ヶ原を経由・・・
▼酸ヶ平を通って・・・
▼鎌沼で小休憩
ここでも放射線量(線量率)をチェック。
▲鎌沼周辺の放射線量・・・水辺に生えていた草の上にベタ置きで毎時0.256μSv
浄土平の駐車場と同じぐらいの数値で、基本的には問題のないレベルなのだろう。
が、しかし、この数値が示す通りセシウムが降り注いでしまったことは紛れもない事実。
吾妻山系を源としている裏磐梯方面の河川においては、実際のところ淡水魚にも影響が及んでいる訳だし、また、このぐらいの数値が出ているところは、傾向として山菜やキノコは食すにはアウトみたいなので、この先も当面(10年?20年?30年?)は、厳しいかもしれない
原発事故がもたらした影響は計り知れないと思う。 それでも原発を再稼働させるのかい?
あとは、鎌沼をぐるりと回って浄土平に戻るだけ・・・
▲浄土平駐車場には、PM0時47分無事に到着
これにて、行程4時間弱のリハビリ登山は終了~~~
は~ 疲れた~~~(?)
水分補給は、500mlの水を1本で済ませただけ。
息子も、2本目に少し手を付けただけで済ませたみたい。
サバイバル系には耐えられそうだが、この話を母ちゃんにしたら怒られてしまった
まあ、そりゃそうだ
水分補給は、ケチらずに、こまめにが基本かな!
余談だが、帰宅して体重を測ったら2kgほど減っていた
でも、翌朝は元に戻っていた
▼おまけ画像・・・当日撮影してきた吾妻山の植物(ちょっとだけよ)
適当に並べたまでは良いが、ほとんど名前がわからね~
P.S.
そのうち吾妻山を縦走してみたい・・・かな