Sunday Song Book #1481

2021年02月28日 | Sunday Song Book

2021年02月28日プレイリスト「リクエスト特集」
1. パレード (LIVE) / 山下達郎 "2017/08/31 長野ホクト文化ホール"
2. LOUIE LOIUE / THE BEACH BOYS "SHUT DOWN VOL.2" '64
3. SHA-LA-LA (MAKE ME HAPPY) / AL GREEN '74
4. DON'T YOU KNOW (SHE SAID HELLO) / BUTTERSCOTCH '70
5. OUTCAST / THE ANIMALS '66
6. THAT'S WHERE I'M COMING FROM / THE TRUE REFLECTION '70
7. WITCHI TAI TO / EVERYTHING IS EVERYTHING '69
8. AIN'T NO LOVE IN THE HEART OF THE CITY / BOBBY BLAND "DREAMER" '74
9. 真夜中のナイチンゲール / 竹内まりや '01
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■内容の一部を抜粋
・近況
2月は日にちが少ないので締め切りを抱えていると真っ青なんだとか。

・リクエスト特集
2月に届いたリクエスト・カードに応えて、今週は「リクエスト特集」。

・パレード (LIVE)
「パレード」にリクエストが多いそうだ。もともとはシュガーベイブのレパトリーで、『NIAGARA TRIANGLE』でレコーディング。今日は2017年8月31日に長野ホクト文化ホールで行われた公演からのP.A.OUT。

・LOUIE LOIUE
ビーチボーイズの1964年のアルバム『SHUT DOWN VOL.2』から「LOUIE LOIUE」。キングズメンのヒット曲のカヴァー。

・SHA-LA-LA (MAKE ME HAPPY)
アル・グリーンの「SHA-LA-LA (MAKE ME HAPPY)」は1974年、全米7位、ソウル・チャート2位のミリオンセラーで代表作。
曲をかけ終えて。「28歳ですからね、これ、でも。この老成感と言いましょうか。アル・グリーンはすごい。すごさっていうかですね、こっちも年を食うほどアル・グリーンのすごさというものが、ズバッときておりますね(笑)、最近よく聴いております、アル・グリーン」と達郎さん。

・DON'T YOU KNOW (SHE SAID HELLO)
続いてブリティッシュ・ポップ。バタースコッチはアーノルド、マーティン、モローという3人組のソングライター・チームによる幽霊グループ。1970年、全英17位の「DON'T YOU KNOW (SHE SAID HELLO)」。オリジナル・シングル・モノラル・ヴァージョン。邦題は「そよ風の二人」。

・OUTCAST
アニマルズのオリジナルのギタリスト、ヒルトン・ヴァレンタインが亡くなった。リスナーからは「達郎さんの好きなアニマルズを」というリクエスト。達郎さんは、アニマルズはデッカ時代のアルバム『ANIMALISMS』がすごく好きなのだとか。1966年のシングル「INSIDE LOOKING OUT」、邦題「孤独の叫び」は素晴らしい一曲だが、今のご時世だとちょっと暗いので、B面の「OUTCAST」。オリジナルはシカゴで活動したエディ&アーニーという黒人デュオ。達郎さんはこのオリジナルを探すのに四半世紀を費やしたという。

・THAT'S WHERE I'M COMING FROM
トゥルー・リフレクションはワシントンD.C.出身の4人組のヴォーカル・グループ。メンバーのグレン・レオナルドはのちにテンプテーションズのメンバーになる。1970年のアルバムのタイトル・ソング「THAT'S WHERE I'M COMING FROM」。
曲をかけ終えて。ファルセットを歌ってるのがグレン・レオナルドで、1975年から1983年の間、テンプテーションズのメンバーとなった。

・WITCHI TAI TO
札幌市のリスナーから、ラジオ番組の制作の仕事をしていた父が、番組で不要になったレコードを持って帰ってきて、その中にレコード会社のダイジェスト盤があり、邦題「レッツ・ゴー・念仏」という曲がありました。こんなタイトルで売れたのでしょうか。是非、変な曲名の特集のときにかけてください、というリクエスト。
エブリシング・イズ・エブリシングの曲で、ジム・ペッパーというサックス奏者が作った「WITCHI TAI TO」。アルバムは全く鳴かず飛ばずだったが日本盤のシングルが出たという。アメリカではヒットして1969年、全米69位。同じ年にハーパース・ビザールがカヴァーして、アルバム『4』に収録して、達郎さんの世代の知るところになった。エブリシング・イズ・エブリシングはクリス・ヒルズというギタリストとジム・ペッパーが中心になって組まれたジャズ系のグループ。
曲をかけ終えて。
ジム・ペッパーはソロ・アルバムでも取り上げていて、アントニオ・カルロス・ジョビンの「ONE NOTE SAMBA」をサイケにしたような曲と達郎さん。1972、3年に友だちがハワイに行くことになり、まだ十代だった達郎さんは、ハワイに行けば何でもレコードがあると思っていたので、エブリシング・イズ・エブリシングのアルバムを買ってきてくれと頼んだとか。その友だちはハワイのレコード屋で「エブリシング・イズ・エブリシングのレコードはあるか」と聞いたところ、黒人の店員さんが持ってきたのはダニー・ハザウェイのファースト・アルバム『EVERYTHING IS EVERYTHING』。間違えて買って帰国したそうだが、達郎さんは「何だ違うじゃねぇか。誰だ、これ?」と思って聴いてぶっ飛んだ。おかげでダニー・ハザウェイを日本で誰よりも早く知ることができたとか。その後、ヤマハでエブリシング・イズ・エブリシングのアルバムを注文して、船便で3ヶ月かかって手に入れたという。

・AIN'T NO LOVE IN THE HEART OF THE CITY
ボビー・ブランドの1974年のアルバム『DREAMER』、名盤で、この時期のボビー・ブランドのアルバムはスティーヴ・バリーがプロデュースしていて、いい意味でクロスオーバーなアルバム。1曲目に入ってる「AIN'T NO LOVE IN THE HEART OF THE CITY」。

・真夜中のナイチンゲール
まりやさんの「真夜中のナイチンゲール」は2001年2月28日発売なのでちょうど20周年。狙ってリクエスト・カードが来たとか。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
メール
https://www.tfm.co.jp/ssb/

2021年03月07日は「ひなまつりガール・シンガー、ガール・グループ、ウォール・オブ・サウンドしばりで棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp

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