2018年09月30日プレイリスト
レギュラー・プログラム「棚からひとつかみ」
1. 小さな願い / 竹内まりや 10月17日発売 ニュー・シングル
2. DARLIN' / THE BEACH BOYS "WITH THE ROYAL PHILHARMONIC ORCHESTRA" '18
3. THE WARMTH OF THE SUN / THE BEACH BOYS "WITH THE ROYAL PHILHARMONIC ORCHESTRA" '18
4. IT'S ALL OVER / WALTER JACKSON '64
5. CON ME / THE PARAGONS '75
6. ALL IN THE FAMILY / GENERAL JOHNSON '76
7. BEATS THERE A HEART SO TRUE / JACK KELLER '58
8. IF BY CHANCE / WINDY CITY '74
9. 希望という名の光 / 山下達郎
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■内容の一部を抜粋
・近況
全国ツアーのため東京に帰れないので番組はFM 福岡のスタジオで収録とのこと。9月16日(日)、17日(月・祝)の福岡サンパレス公演が終わったタイミングなので10日以上の前倒しだという。9月11日(火)、12日(水)の名古屋国際会議場センチュリーホール、16日(日)、17日(月・祝)の福岡サンパレスが終わり、その後、21日(金)の長崎ブリックホール、23日(日)は大分iichikoグランシアタ、27日(木)、28日(金)が広島上野学園ホールとまわっており、うまく行ってるはずと達郎さん。今週10月3日(水)、4日(木)の二日間は大阪。今年最後のフェスティバルホール公演。
6月23日(土)にスタートした今年のコンサート・ツアー「PERFORMANCE 2018」。オンエアの段階では35本終わって残り14本になった。詳しくは山下達郎オフィシャル・サイトにて。
http://www.tatsuro.co.jp/live/
・棚からひとつかみ
博多で収録しているので今週は久しぶりのレギュラー・プログラム「棚からひとつかみ」。今年、達郎さんが購入したCDを中心に、あとはアナログ盤。今日はR&B系が多いとのこと。
「ずっーと前倒しで録っておりますので、そのあいだにまあ、台風が来るわ、地震は起こるわ、大変でございます。被災された方、心よりお見舞い申し上げます。ちょっと遅きに失しておりますけれども、こっちも前倒しなのですいません。みなさま、どうぞお大事に。一刻も早い復興、心よりお祈り申し上げております」と達郎さん。
・小さな願い
2018年10月26日に公開される映画『あいあい傘』。脚本・監督は宅間孝行さん。出演は倉科カナさん、市原隼人さん、立川談春さん、原田知世さん。この映画の主題歌をまりやさんが書き下ろした。タイトルは「小さな願い」で4年ぶりのシングル。10月17日発売。本邦初オンエア。
http://aiai-gasa.com
・DARLIN'
相変わらずオールディーズもののいろいろな企画CDが出続けている。イギリスのロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団を使って、アーティストのオリジナルの歌を活かしつつ、それに現代のリズム・セクションとオーケストレーションを付加するというストレンジな企画がはじまっている。エルヴィス・プレスリー、アレサ・フランクリン、ロイ・オービソン(以前番組でかけた)に続き、今度はビーチボーイズ。6月に日本でも発売された『WITH THE ROYAL PHILHARMONIC ORCHESTRA』から1968年のヒット曲「DARLIN'」。今回のビーチボーイズ版にはマルチテープに入ってるオリジナルの楽器を使ってるのであまり差異がわからないとか。
・THE WARMTH OF THE SUN
『WITH THE ROYAL PHILHARMONIC ORCHESTRA』からもう一曲。1964年のビーチボーイズのアルバム『SHUT DOWN VOL.2』に入ってる「THE WARMTH OF THE SUN」。ケネディ大統領が暗殺されたことにインスパイアされてブライアンが書いた曲。複雑なコード進行とバラードがオーケストラに合ってるとのこと。
『WITH THE ROYAL PHILHARMONIC ORCHESTRA』のシリーズは今まで4枚出たが、その中でもあんまり意外性がないのは、すべてブライアンの作曲能力とブライアンのヴォーカル能力、オリジナルのハーモニーの素晴らしさに負ってるからだそうだ。
・IT'S ALL OVER
ウォルター・ジャクソンのOKレーベルでのファースト・アルバムが昨年、日本のOLDAYS RECORDSから世界初CD化された。ウォルター・ジャクソンは1960年代にシカゴの4大シンガーと言われた。1983年に脳溢血で45歳の若さで亡くなってしまったが素晴らしい声をした人だった。アルバム『IT'S ALL OVER』のタイトル曲「IT'S ALL OVER」。プロデューサーはカール・デイヴィスとカーティス・メイフィールド。作詞作曲はカーティス・メイフィールド、アレンジがライリー・ハンプトン。1964年、R&Bチャート67位の「IT'S ALL OVER」。バリトン・ヴォイスなのにエンディングでシャウトするのがたまらない、シカゴの風が吹いています、と達郎さん。
・CON ME
達郎さんが最近買ったシングル。ドゥーワップのパラゴンズだと思って買ったそうだが、どうやら同名異グループのようだとか。アレンジがトーマス・ワシントン(トム・トム)、プロデュースのアーチー・ラッセルはジーン・チャンドラーなんかでよく名前を見るという。なのでシカゴのグループと思われる。1975年の「CON ME」。サム・ディースの作品。曲をかけ終えて。アル・ヤングみたいなドラムなのでフィリーっぽいと達郎さん。そういう妄想も楽しいそうだ。
・ALL IN THE FAMILY
買い逃したCDから。ジェネラル・ジョンソンはチェアメン・オブ・ザ・ボードのリード・ヴォーカル。ソロになってアリスタ・レーベルで放った最初のヒット「ALL IN THE FAMILY」。1976年、全米ソウル・チャート22位。エドセル・レーベルから2011年に出ているが、2010年にジェネラル・ジョンソンが亡くなってるので追悼盤。
・まりやさんのニュー・シングル
10月17日発売のまりやさんのニュー・シングル「小さな願い」のカップリングは「今を生きよう(Seize the Day)」。10月27日(土)にスタートするNHK総合の土曜時代ドラマ『ぬけまいる~女三人伊勢参り』の主題歌。両A面シングル。田中麗奈さん、ともさかりえさん、佐藤江梨子さんの主演。ゲストが滝沢秀明さん、舘ひろしさん、大地真央さんほか、各回ごとにゲストが入るとか。
初回プレスには竹内まりや FAN MEETINGに参加するための応募ハガキが封入されている。詳しくは竹内まりや40周年特設サイトにて。
https://www.mariya40th.com
・BEATS THERE A HEART SO TRUE
スクリーン・ジェムスのソングライター、ジャック・ケラーのソングブックが3枚組でイギリスのNot Now Musicから発売された。
http://www.notnowmusic.com/the-jack-keller-songbook.html
『THE JACK KELLER SONGBOOK』から1958年のペリー・コモの「BEATS THERE A HEART SO TRUE」。ようやく初CD化。ペリー・コモは2001年に、ジャック・ケラーは2005年に亡くなっている。
・IF BY CHANCE
達郎さんが最近買ったシングル。ウインディ・シティの「IF BY CHANCE」のロング・ヴァージョンのリアル・ステレオが手に入ったそうだ。プロデュースがウィリー・ヘンダーソン、アレンジはジェームス・マック。
「ちょっと遅れ馳せですけれども。私、北海道、苫小牧、北見とですね、ツアーをやって一月も経たないうちに地震が起こりました。お出でいただいたお客様の中にもですね、被害に遭われた方いらっしゃると思いますが、お見舞い申し上げます。少しずつ復興の兆しがあるようですけれども引き続き」と達郎さん。
・希望という名の光
「希望という名の光」にリクエストが集まった。「ちょっと遅れ馳せですけれども(笑)、くれぐれも皆さん、お大事に」と達郎さん。
・今後の予定
来週は「棚つか+リクエスト」の予定。
■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
2018年10月07日は、「棚からひとつかみ+リクエスト」
http://www.tatsuro.co.jp