Sunday Song Book #1237

2016年06月26日 | Sunday Song Book

2016年06月26日プレイリスト
「『WARNER POP MUSIC NUGGETS』特集」
1. 希望という名の光 / 山下達郎 "レイ・オブ・ホープ"、"オーパス"
2. HIPPY HIPPY SHAKE / CHAN ROMERO "WARNER POP ROCK NUGGETS VOL.1" '59
3. LONELY GUY / THE GALLAHADS "WARNER POP ROCK NUGGETS VOL.1" '60
4. THIS BOUQUET / DAVID JONES "WARNER POP ROCK NUGGETS VOL.1" '65
5. SPANISH ARMADA / MEL TAYLOR "WARNER POP ROCK NUGGETS VOL.1" '66
6. MY BABY MADE ME CRY / JIMMY GRIFFIN "WARNER POP ROCK NUGGETS VOL.2" '64
7. CAN'T HELP LOVIN' THAT GIRL OF MINE / DANNY AND THE MEMORIES "WARNER POP ROCK NUGGETS VOL.2" '64
8. HE DON'T LOVE YOU (AND HE'LL BREAK YOUR HEART) / LEVON AND THE HAWKS "WARNER POP ROCK NUGGETS VOL.2" '65
9. GOOD LOVIN'/ THE OLYMPICS "WARNER POP ROCK NUGGETS VOL.2" '65
10. COME BACK BABY / THE STOPPERS "WARNER POP ROCK NUGGETS VOL.2" '66
11. GO AWAY LITTLE GIRL / THE HAPPENINGS "WARNER POP ROCK NUGGETS VOL.2" '66
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■内容の一部を抜粋
・近況
先週、達郎さんは風邪を引いてしまったのだという。珍しく熱が出て一週間棒に振ってしまったそうだ。そのあいだ歌詞を書いていたとか。薬を飲んで安静にしていたおかげで良くなって、今週からまたスタジオに復帰するとのこと。締め切りが迫っているという。

・「WARNER POP MUSIC NUGGET」特集
今週来週はワーナーのコンピレーションの特集。6月22日に『WARNER GIRL GROUP NUGGET』がVOL.6とVOL.7、『WARNER POP ROCK NUGGET』がVOL.1からVOL.4、計6枚リリースされた。特に「WARNER POP ROCK NUGGET」はワーナーに最近転がり込んできたブリティッシュものなどいろんなカタログを網羅していて、かなり濃いコンピレーションになっているという。イギリスのエース・レーベルに勝るとも劣らない濃い内容になってるそうだ。今週来週の二週間でできうるかぎりやるとか。今週は『WARNER POP ROCK NUGGET』のVOL.1から、できるならVOL.3のあたままで。

・希望という名の光
病気と闘っている奥様のためにご主人から「希望という名の光」のリクエスト。

・HIPPY HIPPY SHAKE
「WARNER POP ROCK NUGGET」VOL.1のタイトルは『Magic Town』で、バリー・マンが書いたザ・ヴォーグスの名作が収録されているのでタイトルになっている。この中から「HIPPY HIPPY SHAKE」。1964年、スウィンギング・ブルージーンズのヒット曲で知られているが、そのオリジナル・ヴァージョンでヒスパニック系のチャン・ロミオ。モンタナ生まれでリッチー・ヴァレンスにかわいがられてデビューした。彼の1959年の自作。ヒットしなかったが今ではスタンダードになった。ドラムはアール・パーマー、ギターはバニー・ケッセル。

・LONELY GUY
「WARNER POP ROCK NUGGET」VOL.1のあたまのところはデルファイ・レーベルがずらりと並んでいる。デルファイといえばドゥーワップ。シアトル出身の4人組の黒人ヴォーカル・グループ、ガラハッズの1960年の「LONELY GUY」。達郎さんが高校生の18歳くらいのときに、ラジオのジム・ピューターズ・ショウ(達郎さんをドゥー・ワップの泥沼にのめり込ませたラジオ番組)でこの曲がかかっていて、「なんていい曲なんだろう」と思って、その頃はレコードなんて絶対手に入らないから、オープンリールで録ったテープを聴いていたという。ガラハッズにはワッツ・103丁目ストリート・リズム・バンドのメンバーになるチャールス・ライトが在籍していた。このレコーディングはバリー・ホワイトがドラムを叩いているという説がある。

・THIS BOUQUET
「WARNER POP ROCK NUGGET」は皆川勝さんが詳細な解説を書いているそうだ。1965年、モンキーズのデイビー・ジョーンズが、アメリカに渡る前にイギリスのコルピックス・レーベルからデイヴッド・ジョーンズ名義の作品を出している。「THIS BOUQUET」はウェスト・コーストのグループ、パレードのスモーキー・ロバーズとマレー・マクレオドの作品。アレンジとプロデュースはハンク・レヴィン。

・SPANISH ARMADA
達郎さんの好きなメル・テイラーの1966年のソロ・シングル「SPANISH ARMADA」(邦題「無敵艦隊」)。達郎さんは中学3年のときにこのシングルを買ったそうだ。もともとはレス・リード・コンボが1964年にリリース。皆川さんの解説によるとイギリスのニュース番組のテーマ・ソングだったとか。

「WARNER POP ROCK NUGGET」VOL.1には世界初CD化の作品が何曲か収録されている。ジャズ・コーラス・グループのハイロウズの「SILLY BOY」、ジェームス・ダーレンがトニー・ハッチの曲を歌った「IF I COULD ONLY TELL YOU」など4分の3以上が日本初CD化。「作ってるA&Rの宮治淳一さんのですね、高笑いが聞こえてきそうであります。どうだ!」と達郎さん。

・MY BABY MADE ME CRY
「WARNER POP ROCK NUGGET」VOL.2は『Go Away Little Girl』というタイトル。11曲目に入ってるジミー・グリフィン。デヴィッド・ゲイツと共にブレッドをやっていたジェームス・グリフィンが、ブレッドの前に出した1964年のソロ・シングル「MY BABY MADE ME CRY」。5枚目のシングルのB面。皆川さんの解説によるとオハイオ生まれでメンフィスに引っ越したら、近所に住んでたジョニー・バーネットとドーシー・バーネットの兄弟と幼馴染になって、その縁でリプリーズのデビューにこぎつけたという。

・CAN'T HELP LOVIN' THAT GIRL OF MINE
ドゥーワップのダニー&ザ・メモリーズの1964年の「CAN'T HELP LOVIN' THAT GIRL OF MINE」。このグループはクレイジー・ホースの前身として知られている。「CAN'T HELP LOVIN' THAT GIRL OF MINE」はスタンダード・ナンバー。皆川さんの解説によるとリーダーズの1956年のシングルが最初のドゥーワップ・ヴァージョンではないかと書かれている。ダニー&ザ・メモリーズの「CAN'T HELP LOVIN' THAT GIRL OF MINE」にはニール・ヤングが入ってるという噂があるけれど、皆川さんの解説ではニール・ヤングは入っていないとか。この後、ダニー&ザ・メモリーズからロケッツ、サイクルと名前を変えてクレイジー・ホースになってゆく。

・『WARNER POP ROCK NUGGET』特集
今週は時間の関係で『WARNER POP ROCK NUGGET』VOL.1とVOL.2まで。来週3と4。3週間の特集になるそうだ。

・アカペラのジングル
リスナーから「以前はCM前のジングルが数タイプありましたが、最近はアカペラのタイプしか使われてません。もしかして誤って消してしまったとか? 謎は深まるばかりです。あるようならリクエストしたいです」というお便り。
「あるそうです。そのうち使ってくれるでしょう。あのその裁量は僕にはないのでスイマセン。(番組の)ディレクターのヤマギシ女史が全部掌握しておりますので」と達郎さん。

・HE DON'T LOVE YOU (AND HE'LL BREAK YOUR HEART)
日本初CD化。リボン&ザ・ホークスは後のザ・バンド。ザ・バンドがロニー・ホーキンスと別れたあとでアトコから数枚シングルを出している。1964年のシングル「HE DON'T LOVE YOU (AND HE'LL BREAK YOUR HEART)」はロビー・ロバートソンの作品。「これライナーにはフィリップ・サイド、B面だとなってますが、1968年に再発されるんですね、アトコから。バンドの「THE WEIGHT」のヒットを受けてですね。そのときにこの曲を書いてますが、こっちがA面じゃないかというふうに僕は思いますが。いずれにせよ、これ誰が歌ってるんでしょうね。リボン&ザ・ホークスですからリボン・ヘルムなんでしょうけれど、なんかリチャード・マニュエルのように聴こえますがね(笑)。この掠れた感じ。まだバンドがいろいろと探ってる時代の作品でございます」と達郎さん。

・GOOD LOVIN'
オリンピックスの「GOOD LOVIN'」はラスカルズの1966年のNO.1ソング。ラスカルズがウェスト・コーストでライヴをやってるときにラジオからこの曲がかかってきて、それをカヴァーしたらラスカルズのヴァージョンがヒットしたという。オリンピックスのヴァージョンは1965年、全米81位。実はこの曲には更に前があって、アラバマ出身のR&Bシンガーのリミー・スネルがLemme B. Goodという変名でリリースしたのが「GOOD LOVIN'」の本当のオリジナル・ヴァージョン。

・COME BACK BABY
『Go Away Little Girl - Warner Pop Rock Nuggets Vol. 2』に入ってる世界初CD化の作品。歌っているのはザ・ストッパーズという黒人ヴォーカル・グループ。「COME BACK BABY」は1966年の作品で、イギリスのノーザン・ソウルではめちゃくちゃ高い一枚。オリジナルはニューヨークの女性黒人シンガーのロディ・ジョイ。レッド・バード・レーベルで1965年にリリースされた。どちらもヒットはしていない。ザ・ストッパーズのレコードは何回もオークションで落とし損ねて達郎さんはまだ持ってないのだという。「ザ・ストッパーズの作品はこれ一枚でありますが。1番から2番に移ると1番のメロディがファルセット、オクターブ上がるというのがなかなか渋いアレでございます。レーベルがジュビリーなのでたぶんニューヨーク近辺のグループだと思われますが全くわかりません」と達郎さん。

・ポップコーン
リスナーから「ジェームス・ブラウンが1969年から1970年にかけてリリースした曲に"POPCORN"を含むタイトルが複数あるのは何故なんでしょうか? この頃"POPCORN"というダンスがあったと聞いたことがありますが、JBはそのダンスがお気に入りだったのでしょうか?」という質問。
「あの"POPCORN"というダンスです。で"POPCORN"という曲が流行ったら、もうそれで二番煎じといいましょうかですね。そういうの好きなんです、あの人。"HOT PANTS"とかですね。あのダンス・ミュージックです。ドッグとかバードとかですね、ペンギンとかモンキーとかですね、いろんなものがあります。ハッスル、ランバダ、今でも変わりません。ダンス、なんか流行ったらもう全部それになります。驚くには値しません」と達郎さん。

・GO AWAY LITTLE GIRL
達郎さんの青春の一曲。先ほどのメル・テイラーの「無敵艦隊」と同時期の1966年の作品。ハプニングスの「SEE YOU IN SEPTEMBER」に続くセカンド・ヒットが「GO AWAY LITTLE GIRL」で全米12位。スティーブ・ローレンスの1966年の全米NO.1「GO AWAY LITTLE GIRL」をカヴァー。キャロル・キングとジェリー・ゴフィンの名作。この時期いわゆる8ビート・ミュージックがミドル・オブ・ザ・ロードにどっと流れ込んできた時代で、それまでのスウィングしたもの、それからハチロク、そういうものからロッケンロールな8ビートでミドル・オブ・ザ・ロードを展開する西の雄がリック・グラッサーがプロデュースしたザ・ヴォーグス。メル・テイラーもリック・グラッサーがプロデースした。そして東の雄がトーケンズがプロデュースしたハプニングス。スティーブ・ローレンスの「GO AWAY LITTLE GIRL」はのんびりしたものだったが、8ビートでハーブ・バーンスティンのアレンジする展開するロッケンロールなヴァージョンに変身させている。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2016年07月03日は、引き続き「『WARNER POP MUSIC NUGGETS』特集」
http://www.tatsuro.co.jp
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Sunday Song Book #1236

2016年06月19日 | Sunday Song Book

2016年06月19日プレイリスト
「『父の日』で棚からひとつかみ」
1. いのちの歌 / 竹内まりや "6月25日封切り 映画「嫌な女」主題歌"
2. ROCKIN' DADDY / HOWLIN' WOLF "LONDON HOWLIN' WOLF SESSIONS" '68
3. パパの歌 / 忌野清志郎 '91
4. I'M HER DADDY / BILL WITHERS "JUST AS I AM" '71
5. SUNDAY FATHER / BARRY MANILOW "ONE VOICE" '79
6. MY HEART BELONGS TO MY DADDY / MARILYN MONROE "映画「恋をしましょう」" '60
7. LET ME BE THE MAN MY DADDY WAS / THE CHI-LITES "GIVE IT AWAY" '69
8. 父親の悲哀 / 矢野顕子 "映画「ホーホケキョ となりの山田くん」" '99
9. DANCE WITH MY FATHER / LUTHER VANDROSS "DANCE WITH MY FATHER" '03
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■内容の一部を抜粋
・近況
梅雨だというものの関東地方は利根川が渇水していて取水制限がはじまったとか。「このまま行くと給水制限なんて。なんか観測史上最低の貯水率とか言ってますが。最近、だけど、メディアの言ってる観測史上というのはですね、'90年代くらいからのカウントでありまして。40年、50年のアレじゃないんですよね。だから70年住んで最低だと言うとビビリますけれどもね。最近はどうも、そういうのが気になって仕方がありません。3日ぶりに株価が下がったとかですね。一月ぶりの円高だとかですね。もっとなんかロングスパンで話しろ。まぁ、そんなことどうでもいいんですけれど(笑)」と達郎さん。

レコーディングがはじまって毎日夜中過ぎまでウンウンやってるという。いろいろあっち行ったりこっち行ったりして、曲が変わったりしているのだという。具体的に話せるようになったら、またお知らせしたいと思います、と達郎さん。

・『父の日』で棚からひとつかみ
今週は二月に一度の恐怖の聴取率週間だが、レコーディングでテンパってて、あまり関係ないそうだ。しょっちゅうライヴ音源をかけてるわけにもいかないし、それだってけっこう作業が必要なので、プロデューサーから助け舟が出て、6月の第3日曜日が「父の日」なので何かやることになったという。「父の日になんかやったって、聴取率週間がうまくいくかどうかわかりませんが、まぁ助け舟ですので」と達郎さん。2000年前後に『父の日』絡みで何かやったことがあるので15,6年ぶり。今週は『父の日』で棚からひとつかみ。テーマ優先だと曲の質が落ちるので、なるべく曲優先に。そうなると「父の日」なのにテーマにそぐわない暗い曲というか、歌の内容が辛気臭くなるので、その辺りはご容赦をとのこと。あくまでシャレということで。

・いのちの歌
女優の黒木瞳さんが初監督した映画『嫌な女』。桂望実さん原作の作品の映画化で主演が吉田羊さんと木村佳乃さん。吉田羊さんは映画初主演の作品になるという。この作品が今週土曜日6月25日から全国ロードショウになる。この映画の主題歌に竹内まりやさんの「いのちの歌」が起用される。もともとはNHKの連続朝ドラ「だんだん」の劇中歌で、まりやさんがMIYABIのペンネームで作詞。作曲・編曲は村松崇継さん。シングルにもなった。この曲を黒木瞳さんが是非とも主題歌に使いたいとご要望で、この程、映画の主題歌として使われることになった。映画の詳細は『嫌な女』オフィシャル・サイトにて。
http://iyanaonna.jp

・ROCKIN' DADDY
シカゴ・ブルースを代表する存在、ハウリン・ウルフの1971年のアルバム『LONDON HOWLIN' WOLF SESSIONS』から「ROCKIN' DADDY」。ロンドン・レコーディングでハウリン・ウルフのレパートリーを、エリック・クラプトン、スティーヴィー・ウィンウッド、ビル・ワイマン、チャーリー・ワッツのメンバーがリスペクト溢れる演奏をしている。

・パパの歌
お父さんの歌で達郎さんがいちばんいい歌だと思うのが2000年前後のときにもかけた忌野清志郎さんの「パパの歌」(1991年)。「傑作です」と達郎さん。糸井重里さん作詞。

・I'M HER DADDY
今回選曲していて、いい曲だと思うのはどれも哀しい歌だったという。曲が説得力あるので「父の日」なのでしみじみとしていただこう、と達郎さん。ビル・ウィザースのデビュー・アルバム1971年の名盤『JUST AS I AM』から「I'M HER DADDY」。別れた女の人がじぶんのこどもを産んでて、6年経ってから女の人に会って、6歳の女の子がいることを僕になぜ話してくれないんだ、という切ない歌。プロデュースド・バイ・ブッカーT.ジョーンズ。ギターが珍しくスティーブン・スティルス。

・SUNDAY FATHER
バリー・マニロウの1979年のアルバム『ONE VOICE』から「SUNDAY FATHER」。離婚した父親が日曜日だけ子どもと会わせてもらえるという父親と息子の交流を描いた歌。作詞はイノック・アンダーソン。

・今と違う場所に住むとしたら
リスナーから「もし今と違う場所に住むとしたらどこに住むのがいいですか?」という質問。
「私、東北がいいですね。仙台あたり、いいなと思いますが。まぁ、母の実家が仙台なものでしたから。でも、年取ってきますと寒いのが苦手になってきますと、そういうのもどうかなって(笑)。青森、岩手、宮城、山形、秋田、ああいうところはすごく人情が好きであります。べつに南が悪いというわけじゃないですよ」と達郎さん。

・MY HEART BELONGS TO MY DADDY
リスナーから「MY HEART BELONGS TO MY DADDY」を達郎さんの好きなヴァージョンでというリクエスト。
この歌のダディはいわゆるお水の人が言うパパのこと。1938年のコール・ポーターの作詞作曲。もともとミュージカルで歌われたもので、この歌の白眉はマリリン・モンローの1960年の主演映画『LET'S MAKE LOVE』(邦題は「恋をしましょう」)。イブ・モンタンとマリリン・モンローが共演して交際がはじまってしまった作品。映画はおもしろいものではないが、モンローが「MY HEART BELONGS TO MY DADDY」(邦題「私の心はパパのもの」)を踊りながら歌う場面が輝くような美しさで、この曲はモンローのためにあるようなものではないかというくらい。

・LET ME BE THE MAN MY DADDY WAS
シカゴを代表するヴォーカル・グループ、チャイライツの1969年のアルバム『GIVE IT AWAY』に入ってる「LET ME BE THE MAN MY DADDY WAS」。お父さんみたいな男にさせて、という歌。バーバラ・アクリンとユージン・レコードの共作。

・父親の悲哀
1999年の映画『ホーホケキョ となりの山田くん』はいしいひさいちさん原作で高畑勲さんが監督した作品。このサントラに矢野顕子さんのインスト「父親の悲哀」が入ってる。

・「WARNER POP MUSIC NUGGET」特集
来週はワーナーのコンピレーションの特集。6月22日に『WARNER GIRL GROUP NUGGET』がVOL.6とVOL.7、『WARNER POP ROCK NUGGET』がVOL.1からVOL.4、計6枚リリースになる。だんだんカルトになってきて、ものすごい内容だとか。コレクターにはたまらない内容でイギリスのエース・レーベルに勝るとも劣らないコンピになってるそうだ。来週はいけるところまで。その間にレコーディングをシコシコやるとのこと。

・豊漁
今年は台風が少なくて鰻やスッポンが豊漁だという情報がありますと達郎さん。だから養殖より天然のほうが値崩れしていて安いとか。「そろそろスッポンの季節なので、がんばってスッポンでも食いながらスタジオ仕事に励みたいと思います(笑)」と達郎さん。

・DANCE WITH MY FATHER
今日の最後は達郎さんが父の歌でいちばん好きな曲の一曲。ルーサー・ヴァンドロスの2003年のアルバム『DANCE WITH MY FATHER』のタイトル・ソング「DANCE WITH MY FATHER」。シングル・カットされて全米38位のスマッシュ・ヒットだが、その後、2004年のグラミーのソング・オブ・ジ・イヤーを獲得した。セリーヌ・ディオンのカヴァーがあり、今はスタンダードでたいへん有名な曲となった名作。今は亡きお父さんへの思い出と、それを悲しむお母さんに、もう一度お父さんに会わせてくれと神に祈るというひじょうに清廉で、かつルーサー・ヴァンドロスの素晴らしいヴォーカルで展開されると思わずグッとくる名作中の名作。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
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2016年06月26日は、「『WARNER POP MUSIC NUGGET』特集」
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Sunday Song Book #1235

2016年06月12日 | Sunday Song Book

2016年06月12日プレイリスト
「リクエスト特集」
1. LOVE TALKIN' / 山下達郎 "フォー・ユー" '82
2. TIN SOLDIER / THE SMALL FACES '68
3. TEAR DROPS / LEE ANDREWS & THE HEARTS '58
4. AIN'T GONNA KISS YA / SUZIE CLARK '62
5. I'M GONNA PROVE IT / THE SOFTONES "THE SOFTONES" '73
6. WAIT A MINUTE / THE LOST GENERATION "THE SLY,SLICKED & THE WICKED" '70
7. PIANGI CON ME / THE ROKES '66
8. 十字路 / 山下達郎 "ポケット・ミュージック" '86
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■内容の一部を抜粋
・近況
家で曲書きしていて声を出してるので、今週は声が嗄れ気味だという。今週も番組は前倒しで収録しているそうだ。

・リクエスト特集
そんなわけで今週はリクエスト特集。そのあいだに曲をレコーディングするスケジュール。

・LOVE TALKIN'
1982年のアルバム『FOR YOU』から「LOVE TALKIN'」。「この当時のトレンドでありましたファンクものでございますが。アナログ・レコーディングで今この空気感とかですね、こういう奥行感は今デジタルでは出ないんですよ。何回かトライしたんですけれど、デジタルになってからなかなかできませんが」と達郎さん。

・TIN SOLDIER
CM明けは大体UKロック。今日はスモール・フェイセズの1968年、全英9位、全米73位の「TIN SOLDIER」。アメリカではスモール・フェイセズの曲はなかなかヒットが出なかったけれど、曲は大変に人気のある曲でトッド・ラングレンがカヴァーしたり、達郎さんもオリジナル・シングルを日本盤で買って聴いていたという。

・TEAR DROPS
先々週の訃報中心のプログラムでかからなかったものから、ドゥーワップのリー・アンドリュース&ザ・ハーツ。セカンド・ヒットの「TEAR DROPS」。リー・アンドリュースはドゥーワップの世界で最も優れたヴォーカリストのひとりに挙げられる。先日、亡くなった。1958年、R&Bチャート4位、全米チャート20位。

・AIN'T GONNA KISS YA
スージー・クラークは日本では全く無名の女性シンガー。「AIN'T GONNA KISS YA」は1962年の作品だが、1年後にリボンズという黒人ガール・グループが全米81位。作曲はジェームス・マーカス・スミス、後のP.J.プロビーだということで知られている。スージー・クラークのヴァージョンのプロデュースはゲイリー・パクストン。5月22日放送でオンエアしたフォー・フレッシュメンのシングル「NOWHERE TO GO」と同じ。ヒットしたリボンズのヴァージョンはもう少し遅いテンポでやっていて、そちらもなかなかいい。「機会があれば」と達郎さん。

・I'M GONNA PROVE IT
ザ・ソフトーンズは'70年代初期を彩ったスウィート・ソウルのグループ。彼らのデビュー・ヒットで1973年、全米ソウル・チャート44位の「I'M GONNA PROVE IT」。「リード・ヴォーカルのマーヴィン・ブラウンの素晴らしくきれいなファルセットが魅力的な曲ですが、でも僕これ出た頃は甘くて、ソフトーンズなんて甘くてヤだぁなぁとか思ってたんですが、この歳になると沁みるもんですね、やはり。寄る年波といいましょうか」と達郎さん。曲を書いているのはマーク・バーカン。共作しているのはドン・オリオロ。

・『父の日』で棚からひとつかみ
来週は聴取率週間。ちょうど父の日なので「父の日特集」。「それで聴取率が取れるのか? いいんです。それでやれと言われてるので。助け舟が来ました。これでいいです。ありがたい。でもけっこう仕込むの大変なんですよ。父親のやつというのは。邦楽のほうがおもしろいと思うんですけれどね、なかなか大変ですね(笑)。邦楽になりますと全部なんでもあるというやつでもないんです。取り寄せなきゃなんないので。仕込まなきゃなんないので。レコーディングやってて、そんなことやってていのかっていう(笑)。そういう感じでございますが」と達郎さん。

・ボブ・クリューとボブ・ゴーディオ
高校一年生のリスナーから「フォー・シーズンズの曲でボブ・クリューとボブ・ゴーディオとクレジットがあるのは、主にどちらが作曲しているのでしょうか?」という質問。
ボブ・ゴーディオが作曲していて、ボブ・クリューが作詞だけれど、ボブ・クリューはプロデューサーなので、こういうコンビのソングライターだったら作曲に口を出すそうだ。ボブ・クリューはシンガーだったのでメロディに対するセンスでディスカッションをするのだという。なのでボブ・クリュー / ボブ・ゴーディオというクレジットになっているとか。基本的にはボブ・ゴーディオが作曲、ボブ・クリューが作詞という解釈をしてください、と達郎さん。

・WAIT A MINUTE
チャイライツのユージン・レコードがプロデュースしているロスト・ジェネレーションの「WAIT A MINUTE」にリクエスト。ロスト・ジェネレーションはシカゴのヴォーカル・グループ。リード・ヴォーカルのローレル・サイモンはとっても才能のある人で曲も書くという。1970年、全米ソウル・チャート25位。同年のアルバム『THE SLY,SLICKED & THE WICKED』に収録されている。

・PIANGI CON ME
先週の「1234 (ワン・ツー・スリー・フォー) で棚からひとつかみ!」のオンエア前に番組は収録していて、どのようなリスナーの反響かまだわからないけれど、リクエストがいちばん多かったのはビートルズの「I SAW HER STANDING THERE」だったとか。「かけませんね、それは。さすがに(笑)。I SAW HER STANDING THEREって実はあんまり好きな曲じゃないんですよ(笑)。ポールの初期の曲ってあんまりなんか... 僕ジョン・レノン派なんで。すいませんね」と達郎さん。次に多かったのがグラス・ルーツの「LET'S LIVE FOR TODAY」なんだという。こっちをかけてみようかと思ったそうだが、達郎さんはへそ曲がりなので、今日は「LET'S LIVE FOR TODAY」のオリジナル。ザ・ロークスというイギリスのヴォーカル・インストゥルメンタル・グループがイタリアに渡って、イギリスの曲をイタリア語で歌っていたりしたが、そのうちにオリジナルを作った。「PIANGI CON ME」は英語で「CRY WITH ME」という意味でこれが大ヒット。この曲がヨーロッパでは違う歌詞で歌われるようになり、それが「LET'S LIVE FOR TODAY」。まわりまわってカリフォルニアのP.F.スローンの目に止まって、グラス・ルーツがカヴァーして1967年、全米8位のヒットになった。今日はそのオリジナルで1966年のザ・ロークス「PIANGI CON ME」。メンバーの作曲となっているがこの曲にも元ネタがあってドリフターズの1961年の作品「I COUNT THE TEARS」のフックと全く同じメロディ。作曲したドク・ポーマスとモート・シューマンは訴訟も考えたが、あまり争いを好まないということで訴訟しなかったという。

・夜型
リスナーから「達郎さんは作曲するときは朝型夜型どちらですか?」という質問。
「私は圧倒的に夜です。夜中です」と達郎さん。

・十字路
達郎さんの1986年のアルバム『POCKET MUSIC』の「十字路」にたくさんリクエストが集まったそうだ。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2016年06月19日は、「『父の日』で棚からひとつかみ」
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Sunday Song Book #1234

2016年06月05日 | Sunday Song Book

2016年06月05日プレイリスト
通算1234回記念
「1234 (ワン・ツー・スリー・フォー) で棚からひとつかみ!」
1. アトムの子 / 山下達郎 "アルチザン" '91
2. 1-2-3 / GLORIA ESTEFAN & MIAMI SOUND MACHINE '88
3. 1234 / FEIST "THE REMINDER" '07
4. 1,2,3,4 GIMME SOME MORE / D.D.SOUND '77
5. 1234 / RONNIE WOOD "1234" '81
6. 1234 GET ON THE DANCE FLOOR / VISHAL DADLANI,
HAMSIKA IYER & SRICHARAN KASTURIRANGAN "CHENNAI EXPRESS OST" '13
7. I KNOW YOU WANT ME (CALLE OCHO) / PITBULL "REBELUTION" '09
8. 1-2-3 / THE CHIMES "THE CHIMES" '89
9. 幸せのものさし / 竹内まりや "エクスプレッションズ" '08
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■内容の一部を抜粋
・近況
新曲のレコーディングがそろそろはじまるので、今週は番組を前倒しで収録しているそうだ。

・1234 (ワン・ツー・スリー・フォー) で棚からひとつかみ!
番組は1992年に「サタデー・ソングブック」として土曜日の午後にスタートしてから今年の10月でいよいよ24周年を迎えるという。今回で番組は通算1234回め。1111回めは「1」の特集をしたこともあり、今回は並びがいいので「1234 (ワン・ツー・スリー・フォー) で棚からひとつかみ!」。実はツアー中からこの日のためにいろいろとリサーチをしていたのだとか。こういうようにテーマを優先すると曲がついていかなくて、55分間オールディーズで間に合わずに、2000年代の曲を入れてようやく曲数が揃ったという。チャラチャラしていてJ-WAVEやINTER FMみたいな感じになって、いつもの落ち着きがないそうだ。「そのへんはひとつ、太く鷹揚にですね、ご容赦願いまして」と達郎さん。

・アトムの子
1991年のアルバム『ARTISAN』から「アトムの子」。1,2,3,4! のカウントではじまるのでリクエストが集まったという。

・1-2-3
グロリア・エステファン&マイアミ・サウンド・マシーンの「1-2-3」。達郎さんはグロリア・エステファンの声が好きなのだそうだ。グロリア・エステファンはキューバ生まれでマイアミに移民してきた。1987年のアルバム『LET IT LOOSE』はトリプル・ミリオンに輝いた大ヒット・アルバム。ここからシングル・カットされて全米3位。

・1234
ファイストはカナダ人の女性シンガー。今回選曲していて見つけたそうだ。2007年のセカンド・アルバム『THE REMINDER』から「1234」。カナダ人だがフランスでも人気があるらしい。

・ONE TIME, TWO TIME
リスナーから「PERFORMANCE 2013で演奏した GROOVIN' はジェームズ・ブラウンの I FEEL ALRIGHT (The Little Groove Maker, Me)をベースにしたものですか?」という質問。
「ONE TIME, TWO TIMEはもうね、星の数ほどパフォーマンスがありますから、アフリカ・アメリカンのですね。そういうライヴでしたら。昔からあるやり方です。のでひとつだけ聴いて、あぁこれだと思わないでくださいね。そういうのあんまり執着すると、あぁこれパクリだとすぐはじまる人になってしまいますからね」と達郎さん。

・1,2,3,4 GIMME SOME MORE
今回いちばん最初に思い出した曲が1970年代のディスコ・ブームのときに日本でもちょっとヒットしたD.D.サウンド。どこの誰だかわからないものの、達郎さんはシングルを持っているという。調べたらD.D.サウンドはイタリアで最初にディスコをはじめた人たちが結成した幽霊グループだとわかったそうだ。「1,2,3,4 GIMME SOME MORE」は未CD化なのでオリジナル・シングルからデジタル・プロセッシング。

・1234
ロニー・ウッドの1981年のソロ・アルバムのタイトルが『1234』。このアルバムのタイトル・ソング「1234」はロックンロール。

・1234 GET ON THE DANCE FLOOR
達郎さんは2013年のインド映画『チェンナイ・エクスプレス』に出てくる歌に、確か1,2,3,4と歌ってる曲があったという記憶があって、調べたら「1234 GET ON THE DANCE FLOOR」という曲だった。『チェンナイ・エクスプレス』は当時、インドで空前の大ヒットを記録したので達郎さんは映画を観に行ったとか。今回サントラを仕入れて映画のDVDも購入したそうだ。曲だけ聴くとチープだが映画のダンス・シーンと一緒に観るととてもいいそうだ。

・I KNOW YOU WANT ME (CALLE OCHO)
マイアミに戻ってこの人もキューバの2世、ピットブルの2009年のアルバム『REBELUTION』。全米8位、カナダではゴールド・レコード。そのアルバムから「I KNOW YOU WANT ME (CALLE OCHO)」。ピットブルはいい男でラップも上手い。英語なので日本では日中にかけても問題ないと思われるが、アメリカだと叩かれるので、曲の途中で終わり。そういうこと言ったらR.ケリーやアイズリー・ブラザーズ、プリンスもこの時間にはオンエアできない内容。

・1-2-3
スコットランド出身の3人組のユニット、ザ・チャイムスの1989年のアルバム『THE CHIMES』からデビュー・ヒットの「1-2-3」。プロデュースはジャジー・Bとネリー・フーパー。

・ディズニーランド
リスナーから「達郎さんやご家族が好きなアトラクションは何ですか? エレクトリカル・パレードはやっぱり歩道に座ってご覧になるのでしょうか?」という質問。
山下家ではティーカップに乗って、スモールワールドに行って、ダンボに行って、最後はトム・ソーヤ島で上がるのがコースになっていたそうだ。エレクトリカル・パレードは歩道に座って見るという。

・続蕎麦屋
リスナーから「以前の放送で蕎麦屋でお酒を飲むときの話がありましたが、ひとりで行くことはあるのですか? またお店の方は達郎さんと気づいているのでしょうか?」という質問。
蕎麦屋はいつもひとりで行くのだとか。二十代の頃から40年近く行ってるので、そのときのお姉さんが今でも働いてて顔なじみなので、今更グズグス言ったりしないそうだ。「そういう店が2,3軒あれば大丈夫なんですよ」と達郎さん。

・ジョン・コルトレーン
リスナーから「CD、レコードはネット等で自分でご購入されてるのでしょうか? セロニアス・モンク、マイルス・デイヴィス、ジョン・コルトレーンの中で達郎さんがいちばん好きなのは? 同じ価格でボロボロのオリジナル盤と盤質がいい再発盤ではどちらを買いますか?」という質問。
CDは全部自分の意志で買うそうだ。人任せには絶対にしないとか。ジョン・コルトレーン。音優先なので盤質のいい再発盤。

・幸せのものさし
1,2,3&4というカウントではじまるまりやさんの「幸せのものさし」。狙ったリスナーのリクエストが採用された。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2016年06月12日は、「リクエスト特集」
http://www.tatsuro.co.jp
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Sunday Song Book #1233

2016年05月29日 | Sunday Song Book

2016年05月29日プレイリスト
「棚からひとつかみ (訃報中心)」
1. 夏への扉 / 山下達郎 "ライド・オン・タイム" '80
2. I WONDER WHY / DION & THE BELMONTS '58
3. COME ON LITTLE ANGEL / THE BELMONTS '62
4. MIND EXCURSION / THE TRADEWINDS '65
5. DON'T PUSH IT DON'T FORCE IT / LEON HAYWOOD "NATURALLY" '80
6. SOMETHING IN THE AIR / THUNDERCLAP NEWMAN '69
7. AMERICA / NICE '68
8. 今日の想い / 竹内まりや 4月27日よりダウンロード配信中
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■内容の一部を抜粋
・近況
「暑かったり、朝晩は冷えたり寒暖の差が十度以上みたいな日が続きますが。私は曲書きに邁進しております。ウンウン言ってやっておりますが。ですのでお籠り状態ということです(笑)。今日、久しぶりに表に出てきました。一所懸命働いてると思し召して」と達郎さん。

・棚からひとつかみ(訃報中心)
今年に入ってからいろいろな方の訃報が舞い込んでいて、有名どころではプリンスとか、冨田勲さん、いろいろな方の訃報が飛び込んでくる。今週は「棚からひとつかみ」で訃報を中心にしたプログラム。他の番組ではプリンスとかもうやってるので、そういうのではなくてサンデー・ソングブックしか取り上げられない方々の作品をかけつつ業績を偲ぶプログラム。

・プロツールス
プロツールスのソフトがヴァージョン・アップしたので、ツアーが終わってから達郎さんもプロツールスのヴァージョン・アップしたところ音が硬くなったそうだ。前と全然音が違って、今回は音が硬いので面食らっているとか。家でデジタル・プロセッシングしてデータでスタジオに持ってくるそうだが、ここ十日間ほどいろいろやってるものの、まだ研究中なので、今日は全体的にちょっと音が硬いかもしれないとのこと。何ヶ月化したら落ち着くと思います、と達郎さん。

・夏への扉
梅雨が間近という気配がしてるので1980年の「夏への扉」。もともとは難波弘之さんのソロ・アルバムに提供した曲をセルフ・カヴァー。ロバート・ハインラインの同名の小説を音楽にしたもの。

リクエストしたリスナーの中で二十歳の男性から「伊藤銀次さんの<こぬか雨>は『SONGS』の40周年記念盤の解説に達郎さんは、私も詩を手伝ったと書いています。補足説明をお願いします」というお便り。
「こぬか雨」は伊藤銀次さんと達郎さんが二人でアパートの一室で詩も曲も一緒に作ったという。もともとの「こぬか雨」のメロディは伊藤銀次さんが作っていて、詩を一緒に手伝いながら作ったけれど、途中で銀次さんが寝てしまったので、残ったところを達郎さんが補足したそうだ。シュガーベイブで演奏したのが最初のヴァージョンだけれど、正式にレコーディングせず解散してしまったので、『SONGS』の40周年記念盤の解説にはシュガーベイブのレコーディングは存在しないので「正式にレコーディングされないまま終わった」と書いたという。伊藤銀次さんはソロのファースト・アルバム『DEADLY DRIVE』(1977年)で、「こぬか雨」をバラード仕立ての違う詩で歌っている。いちばんはじめの詩で発表しているシュガーベイブのライヴ・ヴァージョンが最初。

・I WONDER WHY
ディオンが率いるブロンクスのドゥーワップのヴォーカル・グループ、ディオン&ザ・ベルモンツのメンバー、イタリア系アメリカ人のカルロ・マストアンジェロが亡くなった。享年77歳。ディオン&ザ・ベルモンツの1958年のデビュー・ヒット「I WONDER WHY」は全米20位。ドゥーワップのスタンダード・ナンバー。

・COME ON LITTLE ANGEL
ディオン&ザ・ベルモンツからキャリアをスタートしたカルロは、ディオンがソロになった後、ザ・ベルモンツとして活動。ベース・シンガーからリード・シンガーに変わり何曲かヒットを出した後、ベルモンツを離れてソロとしても活動した。ベルモンツの「COME ON LITTLE ANGEL」は1962年の全米28位。

・MIND EXCURSION
同じイタリア系アメリカ人で、'60年代のニューヨークで活躍した作曲家、ピーター・アンダース、本名はピーター・アンドレオリ。アンダース&ポンシアの作曲家チームで幾多の名曲を出した。達郎さんがカヴァーした「NEW YORK'S A LONELY TOWN」はトレードウインズがオリジナル。トレードウインズのリード・ヴォーカルもピーター・アンダースで、作家の仕事のほかにトレードウインズ、イノセンスといった幽霊グループのシンガーでもあった。享年74歳。トレードウインズの1965年の「MIND EXCURSION」。

・ボビー・グレーク
先週の放送でオンエアしたスウィート・スリーの「THAT'S THE WAY IT IS (WHAT A GIRL'S IN LOVE)」のドラムについて。達郎さんのRCA時代の宣伝マンだった方から、レン・バリーの「ONE TWO THREE」のドラマーがボビー・グレークだったことがわかった。ボビー・グレークはディランの「LIKE A ROLLING STONE」やサイモンとガーファンクルの「THE SOUND OF SILENCE」(の後からドラムをかぶせた人)で知られている。レン・バリーの「ONE TWO THREE」はキーボードがレオン・ハフ、アレンジがジミー・ワイズナーだから、たぶんスウィート・スリーと同じメンバーとのこと。

・DON'T PUSH IT DON'T FORCE IT
リオン・ヘイウッドはテキサス州、ヒューストン生まれ。'60年代初期にロサンゼルスに移ってきて、若い頃からキーボード・プレーヤーとしていろんなところで仕事をしている。1980年のソロ・アルバム『NATURALLY』からのシングル・カット「DON'T PUSH IT DON'T FORCE IT」は全米ソウル・チャート2位、全米チャート49位。享年74歳でピーター・アンダースと同世代。

・1234 (ワン・ツー・スリー・フォー) で棚からひとつかみ!
来週はサンデー・ソングブックの放送が通算で1234回を迎えるので「1234 (ワン・ツー・スリー・フォー) で棚からひとつかみ!」。

・オバマ大統領のスピーチ
「わたし、冒頭で申し上げ忘れましたけれども。先週、オバマ大統領がですね、広島に訪れて、現職の大統領ですので、広島の現地に訪れてコメントなさいまして。謝罪ではなく追悼というかたちでありまして、それに対してこちらも謝罪を求めない、つまりはお互いに歩み寄るというかたちで、ひじょうに品格ある貴重な時代の節目だと、私は個人的に思いました。最近、この殺伐とした世界情勢の中で一服のあたたかいものですから。いろいろな方面から貶す人もいますし、政治的だとかそういうこともありますけれども、オバマさんの個人的な思いというものが、よく伝わってきてですね、なかなかできることじゃないので、素晴らしいことだなぁと私は思いましたので、一言申し上げさせてもらいました」と達郎さん。

・SOMETHING IN THE AIR
サンダークラップ・ニューマンが1969年に出した「SOMETHING IN THE AIR」というシングルは全英NO.1。ピート・タウンゼントのプロデュース。サンダークラップ・ニューマン(バンドの名前でロック・トリオ)のリーダー、サンダークラップ・ニューマンは享年73歳。達郎さんは池袋のヤマハでシングルを買ったので「不思議な曲なんですけれども死ぬほど聴きましたので、はぁ、サンダークラップ・ニューマン亡くなったんだぁ」と思ったとか。いわゆるワンヒット・ワンダーだけれどイギリスでは歴史的な名曲として知られている。邦題は「革命ロック」という政治意識の高い曲。

・AMERICA
キース・エマーソンが亡くなった。享年68歳。達郎さんはナイス時代よく聴いたとか。ナイスのデビュー・シングル「AMERICA」も達郎さんは池袋のヤマハで買ったという。1968年、全英21位。この曲のライヴ・パフォーマンスで星条旗を燃やしたりしたので、作曲したバーンステインが怒ってアメリカで公演ができなかったという逸話がある。『ウエストサイド・ストーリー』のテーマを使ったキース・エマーソンらしいくどい演奏。

・続チャーリー・ワッツ
ストーンズのチャーリー・ワッツのハイハット2.4抜きについて、リスナーからのお便りではジム・ケルトナーに指摘されるまで気が付かなかったと本人は話しているという。達郎さんの考えでは、たぶんスネアとハイハットを一緒に打つと音が濁るので、スネアのインパクトをきれいに抜くために、ハイハットを抜いたんじゃないかと想像してたとか。「チャーリー・ワッツがだからといって嫌いなわけじゃなくて、あの人は上手いドラマーですからね。初期のストーンズはドラムとベースがキモですから。ウワモノのギターはなんか上手いとはいえない人たちでしたからね。バンドはもうドラムとベースがとにかくキモですから。いくらギターとキーボードが上手くても、ドラムとベースが下手でしたらロックンロールは無理ですから」と達郎さん。

・今日の想い
まりやさんの新曲「今日の想い」がテレビ東京系列の「ワールドビジネスサテライト(WBS)」の新エンディングテーマとしてただ今オンエア中。経済ニュース番組「ワールドビジネスサテライト」は月曜から金曜の夜11時~11時58分に放送中でまりやさん書き下ろしの新曲「今日の想い」は4月4日から放送が開始されている。CDの発売は未定。4月27日からiTunes、レコチョクなどで配信がスタートしている。配信に関してはワーナーミュージック・ジャパンのまりやさんのスペシャル・サイトにて。
http://wmg.jp/mariya/

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2016年06月05日は、通算1234回記念
「1234 (ワン・ツー・スリー・フォー) で棚からひとつかみ!」
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Sunday Song Book #1232

2016年05月22日 | Sunday Song Book

2016年05月22日プレイリスト
「棚からひとつかみ」
1. 今日の想い / 竹内まりや 4月27日よりダウンロード配信中
2. LOVE POTION No.9 / THE CLOVERS '59
3. BE MY GIRL / THE FOUR-EVERS '64
4. THAT'S THE WAY IT IS (WHAT A GIRL'S IN LOVE) / THE SWEET THREE '66
5. I WANNA GO BACK THERE AGAIN / TRULY SMITH '67
6. シュガー・ベイビー / 玲里 "オープン・ワールド" 5月11日発売
7. NOWHERE TO GO / THE FOUR FRESHMEN '66
8. ONLY THE YOUNG / THE CHAMPS '64
9. 片想い / 山下達郎 "アルチザン" '91
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■内容の一部を抜粋
・近況
曲書きに入ったために今週は番組を前倒しで収録しているという。今週で1232回めで、来週は1233回、6月5日でついに1234回とキリのいいところ。スタジオにはまだ入ってないが、家で曲を書いてると身体がなまってくるので、またウォーキングをはじめたそうだ。

・今日の想い
まりやさんの新曲「今日の想い」がテレビ東京系列の「ワールドビジネスサテライト(WBS)」の新エンディングテーマとしてただ今オンエア中。4月27日からiTunes、レコチョクなどで配信がスタートしている。配信に関してはワーナーミュージック・ジャパンのまりやさんのスペシャル・サイトにて。
http://wmg.jp/mariya/

「一日の終りのまったりした時間を癒やす一曲」と達郎さん。

・棚からひとつかみ
先週に引き続いて「棚からひとつかみ」。この半年の間に達郎さんが買ったCDから。今週はコンピレーション、オムニバスものを中心に。曲が粒ぞろいで明るいプログラムになったそうだ。

・LOVE POTION No.9
'50年代初期に一世を風靡したドゥーワップ・グループ、ザ・クローバーズ。時の試練に耐えられず、メンバーが分裂して一旦落ち目になったが、起死回生を図り、1959年にリーバー&ストーラーのプロデュース・作曲で出した久しぶりのスマッシュ・ヒット「LOVE POTION No.9」。その後、イギリスでサーチャーズがNO.1にヒットしたことで達郎さんの世代は知ることになる、そのオリジナル・ソング。これのアルバムがCD化されて「LOVE POTION No.9」のアルバム・ヴァージョンとシングル・ヴァージョンが入っている。

・年金
リスナーから「最近のMCでよくもうすぐ年金と仰いますが、達郎さんはよく年金保険料を収めてらっしゃったんですね。厚生年金なのでしょうか?」という質問。
「私はサラリーマンというか、勤め人をやったことが一度もないので、ず~っと国民年金です。ちゃんと父親がですね、プー太郎やってたときからですね、払っててくれたので、そのおかげで年金がアレしております。そんなこと訊いてどうすんでしょうね(笑)」と達郎さん。

・BE MY GIRL
2015年に出たCD『A SOUND FOR ALL (FOUR) SEASONS』というフォーシーズンズのようなサウンドをしているヴォーカル・グループを集めたコンピレーションの中から。いちばん最初に入ってるザ・フォーエバーズの1964年、全米75位の「BE MY GIRL」。フォーシーズンズそっくりのブルックリン出身の4人組のヴォーカル・グループ。それもそのはずでアレンジはチャーリー・カレロで作曲はボブ・ゴーディオ。フォーシーズンズが歌ったって全く遜色のない曲。この時代のボブ・クリューとボブ・ゴーディオはフォーシーズンズ以外の他のグループでヒットを出そうという試みを何回もしているようで、その中の打表作。フォーシーズンズのプロジェクトとほぼ同じオケでレコーディングされた曲が収録されたコンピだが、聴けば聴くほどフランキー・ヴァリが如何に突出したファルセットを持ってるかが凄くよくわかる一枚になっていると達郎さん。

・THAT'S THE WAY IT IS (WHAT A GIRL'S IN LOVE)
イギリスのエース・レーベルのガール・グループ、ガール・シンガー、ガール・ポップのコンピレーションで『WHERE THE GIRLS ARE VOL.9』の一曲目に入ってるザ・スウィート・スリーの「THAT'S THE WAY IT IS (WHAT A GIRL'S IN LOVE)」。フィラデルフィアのセッション・シンガー、ジーン・トーマスを中心にした幽霊グループがザ・スウィート・スリー。これが後にスウィート・ソウルになるとメロウ・ムーズと名前を変えて、いろんなパターンでレコーディングされている。1966年、リオン・ハフの作詞作曲で、アレンジがジミー・ウイズナー。

・お祭り
リスナーから「達郎さんは印象に残ったか、一度観たいと思ってるお祭りがお有りでしょうか?」という質問。
富山のおわらの風の盆を一回見てみたいと思ってるそうだ。

・ I WANNA GO BACK THERE AGAIN
エース・レーベルから今年出たイギリスのガール・グループ、ガール・シンガー、ガール・ポップのコンピレーションCDで『BRITISH GIRL-POP GEMS FROM DECCA RECORD'S MATCHLESS 1966'S ROSTER』からトゥルリー・スミスの1967年の「 I WANNA GO BACK THERE AGAIN」。モータウンのクリス・クラークの1966年のシングルのカヴァー。ベリー・ゴーディーの作詞作曲。

・棚からひとつかみ(訃報中心)
来週も引き続いて「棚からひとつかみ」で、最近またいろんな人たちの訃報が飛び込んできているので、そういうものを中心に。でもデヴィッド・ボウイとかプリンスはそこら中でもうやってるので、そういうのではなくてサンデー・ソングブックしかやらないものを中心にしたプログラム。

・シュガー・ベイビー
玲里ちゃんという女性シンガー・ソングライターの作品の紹介。キーボードとギターを弾いて歌をうたう。この度3枚目のアルバム『OPEN WORLD』が出たが編曲も手掛けている。キャリアが長くなってきたが、これまでインフォメーションしてこなかったけれど、実は玲里ちゃんは難波弘之さんのお嬢さん。今回のアルバムは難波弘之さんの人脈を総動員して錚々たるメンバーが揃っている。「全15曲なんですけれども、スバリ言いますとプログレ志向の人で、ひじょうに曲の密度が濃いんですよね。15曲聴きでがもの凄くあります。一曲一曲が変化に富んでる上に、一曲一曲各々の曲がバラエティーに富んでいます。1曲2曲かけてもぜんぜん全貌がわからないというアレなので、是非とも全体像をお聴きいただければと思います」と達郎さん。番組では1曲だけ。達郎さんのいちばん好きなポップな曲「シュガー・ベイビー」を今日は紹介。リード・ギターは織田哲郎さん。難波弘之さんのお母様はクラシックの声楽家の人なので玲里ちゃんもいい声をしている、おばあさんとよく似た声をしていると達郎さん。達郎さんのバンドの小笠原拓海くん、伊藤広規さん、佐橋佳幸さんもアルバムに参加している。

・ギタリスト
十代のリスナーから「達郎さんはギタリストでレスポールといえば、ストラトといえば、テレキャスといえば、それぞれ誰か教えてください」という質問。
「難しいよな」と達郎さん。レスポールはオールマン・ブラザーズ・バンドのディッキー・ベッツ、松浦善博さん。ストラトはジミ・ヘンドリックス、村松邦男さん。テレキャスはコーネル・デュプリー。

・NOWHERE TO GO
エースのコンピレーション『HAPPY LOVIN' TIME』から。ゲイリー・パクストンはプロデューサー、作家。彼の作品集だそうだ。フォー・フレッシュメンが1966年にデッカから出したシングル「NOWHERE TO GO」のステレオ・ヴァージョン。

・ONLY THE YOUNG
リスナーから「TEQUIRAで有名なザ・チャンプスですが、もしもTEQUIRA以外でオススメの一曲がありましたらご紹介ください」というリクエスト。「ONLY THE YOUNG」はヴェンチャーズがカヴァーしたので達郎さんの世代は知っている。ザ・チャンプスの1964年のシングルで「ONLY THE YOUNG」。作曲はシールズ&クロフツのシールズでザ・チャンプスのメンバーだった。

・プラスティック・ラブのシャウト
リスナーから『ライヴ・アルバム『JOY』のプラスティック・ラブで"氷のような冷たい女だと囁く声がしても Don't worry"のあとで達郎さんはシャウトしてますが、一体何とシャウトされてるのでしょうか?』という質問。
"Let's the voices comin'"と言ってるそうだ。ゴスペルのレコードか何かで聴いて、それを真似したものだとか。

・P.A.OUT
リスナーから「ライヴ特集のときのP.A.OUTとは何ですか?」という質問。
P.A.はライヴのときのスピーカー。楽器の音をマイク、もしくはラインで拾って、P.A.のコンソール卓に一度送る。そこからミックスしてバランスを取ってスピーカーに送る。そのときの卓から出てる信号をP.A.OUTというそうだ。それを分岐して、昔だったらDATに録音したり、今はWAVデータにしたりしているとか。その録音を放送でオンエアしてることをP.A.OUTと言ってるという。その信号を会場のP.A.のスピーカーに送ればライヴと同じ音が出るそうだ。ホールは大きいので低音は少なめに出さないと駄目だとか、いろいろな制約があるとか。ホールによってバランスが若干変わってくるという。

・ペット
リスナーから「達郎さんはどんなペットを飼ったことがありますか?」という質問。
十姉妹、金魚、ニワトリ、スピッツなど。カナリアも飼っていて、小学生のときに飼っていたカナリアが死んだのがとても悲しかったことを思い出しました、と達郎さん。

・片想い
5月になると「片想い」にリクエストが集まる。1991年のアルバム『ARTISAN』に収録されている。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2016年05月29日は、レギュラープログラム「棚からひとつかみ(訃報中心)」
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Sunday Song Book #1231

2016年05月15日 | Sunday Song Book

2016年05月15日プレイリスト
「棚からひとつかみ」
1. LET IT BE ME / 山下達郎&竹内まりや 4月20日よりダウンロード配信中
2. WILD THING / THE TROGGS '66
3. WAITING TO TOUCH / BILLY GRIFFIN "SYSTEMATIC" '85
4. SHAKE IT WELL / THE DRAMATICS "SHAKE IT WELL" '77
5. WHEN WE PULL THE SHADE / EUGENE RECORD "THE EUGENE RECORD" '77
6. SOMEBODY WAITING / EYDIE GORME "IT WAS A GOOD TIME" '71
7. 今日の想い / 竹内まりや 4月27日よりダウンロード配信中
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■内容の一部を抜粋
・近況
熊本のほうは相変わらず一万人ほどの方がまだ依然として避難生活過ごしてらっしゃる中を、雨が強かったりしますと大変でございます。道路関係のインフラはだんだん復活しているとニュースで伺いますが、引き続きくれぐれもご無事にお過ごしください、と達郎さん。
今、家のほうは必死で片付けてるそうだが、片付けても片付けても、なかなか思うに任せないという。そう言ってるうちに次の仕事の曲書きの仕事が入ってきて、どうなるんだという感じで、それでも、まぁ、仕事が来るだけでありがたいという感じなんだとか。

・LET IT BE ME
フジテレビ系 木曜劇場『早子先生、結婚するって本当ですか?』の劇中歌に、山下達郎 & 竹内まりやのデュエット「LET IT BE ME」がオンエア中。「LET IT BE ME」はもともとはシャンソンで、それが米国に渡ってテレビ番組の主題歌になった。エヴァリー・ブラザースのカヴァーが有名で、今までも数多くのアーティストたちがカヴァーしてきたが、今回は達郎さんとまりやさんによるデュエット・ヴァージョン。夫婦で結婚式の披露宴に出席すると、何か芸を求められるので、そのときのためにホーム・レコーディングで作ったのが「LET IT BE ME」。まりやさんのライヴや達郎さんのライヴの千穐楽でも演奏するようになり、現在はまりやさんの2008年のコンプリート・ベスト・アルバム『EXPRESSIONS』に収録されている。

『早子先生、結婚するって本当ですか?』番組ホームページ:
http://www.fujitv.co.jp/hayako/index.html

「LET IT BE ME」は4月20日(水)より配信。配信に関してはワーナーミュージックのスペシャル・サイトにて。
http://wmg.jp/tatsuro/

・棚からひとつかみ
この半年の間、リハーサルを含めてコンサート関係を続けてきたので、その間に購入したオールディーズのリイシューのCDが山のように溜まっているのだとか。ツアーが終わってから必死に聴いてきてようやく「棚からひとつかみ」でそうしたものが紹介できるようになったという。今週は普段の「棚からひとつかみ」。来週も引き続き「棚からひとつかみ」。来週は最近購入したコンピレーション、オムニバスの中から選曲。

・WILD THING
1曲目だけはリクエスト。ザ・トロッグスの1966年の出世作で全米NO.1ヒットの「WILD THING」。今日はオリジナル・シングル盤からデジタル・プロセッシング。

・WAITING TO TOUCH
ビリー・グリフィンはスモーキー・ロビンソンが抜けた後のミラクルズのリード・ヴォーカル。1985年のアルバム『SYSTEMATIC』がようやくCD化。シングルにはならなかったがアルバムのベスト・トラックの「WAITING TO TOUCH」。

・ライヴに関する質問 その1
リスナーから「ステージの前方中央にあったキューブ型の小さいスピーカーはどのような効果があるのですか?」という質問。
最前列に近い席の中央あたりは、P.A.が左右にあるけれど、そのスピーカーの音は最近デジタルなので直進性が強く、真ん中が「中抜け」と言っていちばん前の人はP.A.の音が聞こえにくい。いちばん前の人のために小さなスピーカーを置いて、ヴォーカルの帯域の音を出すと中抜けを防止できるので、そのような効果。達郎さんにかぎらず、今のホールだと誰でもやっているとのこと。

・ライヴに関する質問 その2
リスナーから「今回、DOWNTOWNで Do you remember Sugar Babe? と叫ばなかったのはなぜ?」という質問。
4曲目(ツアーの前半は5曲目)に演奏したのでナレーションはなし。今回はシュガーベイブ解散以降、いちばんシュガーベイブに近いアレンジで完コピで演奏したとのこと。'80年代、'90年代は超適当なアレンジでコンサートの最後の方にやっていたので"Do you remember Sugar Babe?"とやっていた。それを本当にシュガーベイブ時代のアレンジに戻して演奏した。三谷泰弘さんにクラビノーバを弾いてもらって、宮里陽太くんにタムを叩いてもらって、忠実にレコードのヴァージョンを再現したアレンジなので、エンディングにコーラスも入ってるので、ナレーションはなしでございます、と達郎さん。

・SHAKE IT WELL
ザ・ドラマティックスの1977年のアルバム『SHAKE IT WELL』が待望のCD化。シングル・カットされた「SHAKE IT WELL」。全米ソウル・チャート4位、全米76位。達郎さんの大好きな一曲。

・ライヴに関する質問 その3
リスナーから「達郎さんの足元に置いてある守護キャラ、ゴジラくんはステージ終了後、どのように運搬・保管してるのでしょうか?」という質問。
ゴジラはちゃんと箱に入れて運送用のトランポのトラックに積んで運搬。ツアーが終わったら事務所に持って帰るそうだ。

・ライヴに関する質問 その4
リスナーから「セットの建物の二階の窓からテレビの画面の明かりがもれてましたが、流していた画像は何でしょうか?」という質問。
達郎さんも知らなかったので、スタッフに訊いたらマンモスのアニメ『アイス・エイジ』で、舞台監督のアシスタント(大学で超電導を勉強していたのでニックネームは「超電」)が『アイス・エイジ』が好きで、それをかけていたという。

・WHEN WE PULL THE SHADES
チャイ・ライツのリード・ヴォーカルのユージン・レコードは偉大な作曲家、プロデューサー。先日、亡くなった。ワーナーでのファースト、セカンド・アルバムが 2 in 1 でイギリスのエクスパンションから発売された。ファーストのB面の最後に入ってる「WHEN WE PULL THE SHADES」。作詞作曲はユージン・レコード。

・チャーリー・ワッツ
リスナーから「ストーンズのチャーリー・ワッツのハイハット抜きについてご教授ください」というお便り。
チャーリー・ワッツは演奏するときにハイハットをスネアのタイミングのときに抜くのだとか。達郎さんはグルーヴがそこで途切れるので賛成しなくて、そういうふうな演奏をするドラマーには「やめろ」と言って注意するそうだ。ときどき小笠原拓海くんが入り込むとやったりするので厳しく言うという。ドラムはベース・ドラムのキックの音をベースに組み立てるが、キックは当然足で鳴らしていて、スネア・ドラムの音が左手で、ハイハットは右手で叩く。チャーリー・ワッツはスネアのところだけハイハットを抜く。1960年代から1970年代までは普通に叩いていたが、'90年ぐらいになるとハイハットの2拍目、4拍目を抜いて叩いている。曲はかけないのでYouTubeで確認してほしいとのこと。

・SOMEBODY WAITINGS
イーディ・ゴーメの1971年のアルバム『IT WAS A GOOD TIME』はドン・コスタのアレンジとプロデュース。このアルバムの1曲目に入ってるのがロジャー・ニコルスとポール・ウィリアムスの「SOMEBODY WAITINGS」というきれいな曲。CDになってないと達郎さんは思っていたそうだが1枚前のアルバムと 2 in 1 で2005年に出ていた。

・ライヴに関する質問 その5
リスナーから「タンバリンを置いてある台の上のタマゴは何でしょうか?」という質問。
タマゴ型のマラカスで昔はときどき使っていた。最近は使ってないのだが惰性で置いてあるとか。一昨年のマニアック・ツアーまでタンバリンをマイクに吊るしていたが、叩いたあとで戻すときに手間取るので台にしたのだという。

・ライヴに関する質問 その6
リスナーから「アンコールの花笠音頭は山形なので花笠音頭だったのでしょうか?」という質問。
そのとおりで、名古屋は「金太の大冒険」を「つぼイノリオ マンセイ!」と言ってやったのだそうだ。

・ライヴに関する質問 その7
リスナーから「土曜日の恋人でサックスの宮里さんが何をしていたのかわからず気になってます」というお便り。
「土曜日の恋人」は楽器の数が多いのでシックス・リズムのリズム・セクションでは間に合わないので、コーラスの三谷泰弘さんにエレクトリック・ピアノを、宮里陽太くんにはパッドでサンプリングされたタムと、ビブラスラップをやってもらったとか。宮里くんは今回大活躍でタムのほかパーカッションもやってもらったそうだ。そのうちピアノを弾かせるかたちになっていくとか。宮里くんはピアノがすごいうまいそうだ。今回のバンド・メンバー10人のうち9人までがピアノが弾けるので、そういうのを利用してまたやってみたいとか。

・今日の想い
まりやさんの新曲「今日の想い」がテレビ東京系列の「ワールドビジネスサテライト(WBS)」の新エンディングテーマとしてただ今オンエア中。4月27日からiTunes、レコチョクなどで配信がスタートしている。配信に関してはワーナーミュージック・ジャパンのまりやさんのスペシャル・サイトにて。
http://wmg.jp/mariya/

今日はフル・ヴァージョン。シングルのリリース予定は未定だが、たぶんアルバム収録になるのでは? とのこと。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2016年05月22日は、引き続きレギュラープログラム「棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp
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Sunday Song Book #1230

2016年05月08日 | Sunday Song Book

2016年05月08日プレイリスト
「ゴールドで棚からひとつかみ」
1. 今日の想い / 竹内まりや 4月27日よりダウンロード配信中
2. THIS GOLDEN RING / THE FORTUNES '66
3. GOLDEN LADY / STEVIE WONDER "INNERVISIONS" '73
4. GOLDEN HANDS / ODYSSEY "ODYSSEY" '77
5. GOLDEN TOUCH / ROSE ROYCE "GOLDEN TOUCH" '81
6. GOLDEN APPELES OF THE SUN / JUDY COLLINS "GOLDEN APPELES OF THE SUN" '62
7. GOLDIGGER / MINT CONDITION "E-LIFE" '08
8. MIDAS TOUCH / 山下達郎 "ソノリテ" '05
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組は前倒しで収録しているという。曲書きの仕事がはじまり、いろいろと作業をしているそうだ。打ち込みはじまり、曲書きはじまりという感じなのだとか。

・今日の想い
まりやさんの新曲「今日の想い」がテレビ東京系列の「ワールドビジネスサテライト(WBS)」の新エンディングテーマとしてただ今オンエア中。経済ニュース番組「ワールドビジネスサテライト」は月曜から金曜の夜11時~11時58分に放送中でまりやさん書き下ろしの新曲「今日の想い」は4月4日から放送が開始されている。4月27日からiTunes、レコチョクなどで配信がスタートしている。配信に関してはワーナーミュージック・ジャパンのまりやさんのスペシャル・サイトにて。
http://wmg.jp/mariya/

今日オンエアするのもラジオ・エディットで、番組のエンディング・テーマとして使用されてるヴァージョンとまた違う、2番の歌詞を主流にしたもの。

・「ゴールドで棚からひとつかみ」
今週は先週に引き続いてゴールデン・ウィークなのでゴールデン・ウィーク絡みの企画「ゴールドで棚からひとつかみ」。普段かからない曲がかかるので、これはこれでいいかな、と達郎さん。今回で番組は1230回、あとちょっとで1234回。1300回もすぐ。

・THIS GOLDEN RING
ザ・フォーチューンズはイギリス・バーミンガム出身の5人組のヴォーカル・インストゥルメンタル・グループ。たいへんにコーラスの上手いグループ。1966年の「THIS GOLDEN RING」は全英15位。

・GOLDEN LADY
先週のニール・ヤングと同様にCDを漁っていたら圧倒的な存在感で迫ってきたのがスティービー・ワンダー。1973年のアルバム『INNERVISIONS』から「GOLDEN LADY」。チャートを調べると『INNERVISIONS』はプラチナになってないそうだ。ゴールド・ディスクにもなってない。あまりにも先行き過ぎていたのかもしれない、でも傑作には変わりない、「この複雑なコード進行の妙」と達郎さん。

・マカロニ・ウェスタン
リスナーから「マカロニ・ウェスタンはお好きですか?」という質問。
達郎さんはジュリアーノ・ジェンマの『荒野の1ドル銀貨』が好きだとか。

・GOLDEN HANDS
オデッセイはディスコ・シーンのときに一世を風靡したニューヨーク出身の3人組のヴォーカル・グループ。1977年のファースト・アルバム『ODYSSEY』に収められている「GOLDEN HANDS」。プロデュースド・バイ・サンディ・リンツァー、アレンジはチャーリー・カレロ。バスケットボールの選手マイケルがその黄金の腕でゲットーから抜け出していくというストーリーの歌。

・GOLDEN TOUCH
L.A.出身のヴォーカル・インストゥルメンタル・グループ、ローズ・ロイスの1981年のアルバム『GOLDEN TOUCH』のタイトル・ソング「GOLDEN TOUCH」。

・早子先生、結婚するって本当ですか?
フジテレビ系 木曜劇場『早子先生、結婚するって本当ですか?』の劇中歌に、山下達郎 & 竹内まりやのデュエット「LET IT BE ME」がオンエアされている。夫婦で結婚披露宴に出席することが多くて、そのときに他人の曲を何かやろうと思い、自分でカラオケを作って歌ったのが「LET IT BE ME」なのだという。まりやさんのライヴや達郎さんのライヴでも演奏するようになり、オフィシャルにレコーディングしたものはまりやさんの2008年のコンプリート・ベスト・アルバム『EXPRESSIONS』に収録されている。「LET IT BE ME」は4月20日(水)より配信をスタート。配信に関してはワーナーミュージックのスペシャル・サイトにて。
http://wmg.jp/tatsuro/
http://wmg.jp/mariya/

『早子先生、結婚するって本当ですか?』番組ホームページ:
http://www.fujitv.co.jp/hayako/index.html

・GOLDEN APPELES OF THE SUN
アメリカのフォークの大御所、ジュディ・コリンズ。1962年のセカンド・アルバム『GOLDEN APPELES OF THE SUN』に入ってる「GOLDEN APPELES OF THE SUN」。アイルランドの詩人、ウィリアム・バトラー・イェーツの「さまようイーンガスの歌」に曲をつけて歌ったもの。「我々のあいだでは太陽の金の林檎として有名であります。レイ・ブラッドベリがこの詩を引用しましてですね、SFのショート・ストーリーを作りまして、我々は太陽の金の林檎という言葉を知っておりますが。肝心のイェーツの詩を知ってるかと言われますと、なかなか難解な詩でありまして、最近出ましたやさしい翻訳の本を買いまして、それで読んでみますとなるほどという...」と達郎さん。

ウィリアム・バトラー・イェーツ「さまようイーンガスの歌」
私ははしばみの林に行った 頭のなかが燃えていたので はしばみの枝を切って皮をはぎ 木の実を糸につけた そして白い蛾が飛び交い 蛾のように星がまたたく頃 木の実の流れに投げ入れりて 小さな銀の鱒を獲った その魚を床に置いて 火を起こし煮ようとすると 何かがさらさらと音を立てて 誰かが私の名前を呼んだ 鱒は眩い娘になっていたのだ 林檎の花を髪の毛に 私の名前を呼んで走りだし 煌めく空中に消えていった 私は谷を歩き丘をさすらい すっかり年を取ったが 娘がどこへ行ったかきっと探しだそう 口づけしてその両手を取ろう まだらな高い草の中を歩いて いつまでもいつまでも時の尽きるまで 摘み取ろう月の銀の林檎 太陽の金の林檎

ジュディ・コリンズはアイリッシュ系と思われる。この後、グリニッヂヴィレッジで、3枚目から先はシンガー・ソングライターの道を歩んでいくことになり名曲をたくさん出す。恋多き女の人でスティーヴン・スティルスの「青い瞳のジュディ」はジュディ・コリンズの歌だと言われている。

・GOLDIGGER
ミント・コンディションはミネアポリスのヴォーカル・インストゥルメンタル・グループ。2008年のアルバム『E-LIFE』に入ってる「GOLDIGGER」。ゴールディガーというのは金目当てという意味だとか。歌の内容は僕のゴールディガーになってくれという、ちょっとマゾっけの男の歌。

・小さな幸運
リスナーから「小さな幸運の体験がありましたら教えて下さい」という質問。
達郎さんはCDの中にジャケットが2枚入ってたとか歌詞カードが2枚入ってたときが小さな幸運なのだとか。

・どこに行きたいか
リスナーから「普段入れないところに行けるとしたらどこに行きたいですか?」という質問。
「そりゃなんてたって皇居でしょ! 道灌濠、もう300年以上変わらないというですね、あそこの奥に是非。でも新説では行けるという話も聞いたことがあります。東京でいちばん自然が残ってるのは皇居ですから。道灌濠の深遠なところを是非見てみたいと思いますね」と達郎さん。

・セットリスト
リスナーから「今回のツアーのセットリストは何曲くらいの候補から選んだのでしょうか?」という質問。
いつも50曲以上リハーサルして、それの半分ができればいいほうなのだとか。今年のツアーはコーラスが変わったので、さらに多めにリハーサルをしたという。ツアーの途中で曲数を減らすのは、少しずつだけどライヴのトータル時間が長くなったので、途中から1曲減らしたそうだ。今年はインプロビゼーションが長い曲が多かったので、その分、5分、10分と伸びてきたから減らしたとか。

・ロームシアター京都の音響
リスナーから「京都ではロームシアターの音響が時とともに熟成していくと仰いましたが、少し補足していただければ...」というお便り。
「ホールもそうですけれど、そうした音楽の場所というものはですね、音を聞かせてやるうちに、だんだんだんだん鳴りがよくなります。昔からよく言いますのはアコースティック・ギターはステレオのスピーカーの横に置きますと、スピーカーから出る音が共振しましてですね、だんだんだんだん鳴りがよくなる。ホールは本当にいろんな音楽を鳴らしまして、そういう音楽を吸ってですね、だんだんホールが鳴ってくるという... 鳴ってくるというのはあるんです。例えばスピーカー買っても最初から鳴りませんから、エイジングといいまして、ヘッドフォンなんかもそうですけれど、音をひたすら出し続けさせると、だんだんだんだん音が練れてきて鳴るという。そういうようなものでございます。新しくできたホールは本当にそういう具合に鳴るまで何年もかかります。大阪のフェスティバルホール、京都のロームシアター、まぁ5年で鳴ってくればいいほうだなというそういう感じでありますが。でもふたつともいい鳴りしてますので将来が期待できます。また来年のツアーでやってみたいと思っております」と達郎さん。

・MIDAS TOUCH
達郎さんの曲で2005年のアルバム『SONORITE』から「MIDAS TOUCH」。王様が触れるものはすべてゴールドになるというマイダス王の話からインスパイアされた曲。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2016年05月15日は、レギュラープログラム「棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp
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Sunday Song Book #1229

2016年05月01日 | Sunday Song Book

2016年05月01日プレイリスト
「ゴールドで棚からひとつかみ」
1. 今日の想い / 竹内まりや 04/27 配信開始
2. HEART OF GOLD / NEIL YOUNG '72
3. GOLDEN MOMENTS / JAMES TAYLOR "IN THE POCKET" '76
4. GOLDEN EYE / TINA TURNER '95
5. WORTH YOUR WEIGHT IN GOLD / THE MODULATIONS "IT'S ROUGH OUT HERE" '75
6. ALL THAT SHINES AIN'T GOLD / THE SOUL CHILDREN "GENESIS" '72
7. POCKET FULL OF GOLD / VINCE GILL "POCKET FULL OF GOLD" '91
8. GOLDEN DREAMS / THE NEONS '60
9. SUNSHINE~愛の金色~(LIVE) / 山下達郎 "80/05/03 中野サンプラザ"
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■内容の一部を抜粋
・近況
先週はツアーが終わってのんびりすることができたとか。仕事がポツポツと入ってきていて、曲書きの仕事が入ってきたそうだ。今週から仕事を再開して、またスタジオ暮らしがはじまるという。

・今日の想い
まりやさんの新曲「今日の想い」がテレビ東京系列の「ワールドビジネスサテライト(WBS)」の新エンディングテーマとしてただ今オンエア中。経済ニュース番組「ワールドビジネスサテライト」は月曜から金曜の夜11時~11時58分に放送中でまりやさん書き下ろしの新曲「今日の想い」は4月4日から放送が開始されている。作詞・作曲は竹内まりや、達郎さんはツアーの真っ最中なのでアレンジができなくて、まりやさんの「アロハ式恋愛指南」のストリングス・アレンジ、嵐の「復活LOVE」のストリングス・アレンジをお願いした牧戸太郎さんに全面的にアレンジをしてもらったそうだ。牧戸太郎さんは三十代の若い人だがとっても才能のある人で素晴らしいオケになったとか。達郎さんはエレキ・ギターで参加しているという。一応プロデュースは山下達郎になってるそうだ。CDの発売は未定。4月27日からiTunes、レコチョクなどで配信がスタートしている。配信に関してはワーナーミュージック・ジャパンのまりやさんのスペシャル・サイトにて。
http://wmg.jp/mariya/

今日オンエアするのはラジオ・エディットで、番組のエンディング・テーマとして使用されてるヴァージョンとまた違う、2番の歌詞を主流にしたもの。

・「ゴールドで棚からひとつかみ」
今週・来週はゴールデン・ウィークなのでゴールデン・ウィーク絡みの企画「ゴールドで棚からひとつかみ」。2010年に一度やってるそうだ。レアなものからベタなものまで曲のよさで選曲。

・HEART OF GOLD
選曲していて、いちばん存在感があったのはニール・ヤング。ニール・ヤングの1972年のアルバム『HARVEST』から「HEART OF GOLD」。ミリオンセラーで全米チャートNO.1。バック・コーラスで参加しているのがリンダ・ロンシュタットとジェームス・テイラー。

・GOLDEN MOMENTS
ジェームス・テイラーのワーナーで最後のアルバム1976年の『IN THE POCKET』に入ってる「GOLDEN MOMENTS」。自分の人生の美しいときを集めて幸せに生きたいというそんなような内容の歌。

・平均睡眠時間
リスナーから「達郎さんの平均睡眠時間はどれくらいですか?」という質問。
8時間以上寝ないと調子悪いそうだ。睡眠不足がいちばんよくないとか。だいたい午前2時に寝て午前10時に起きるのが普段の生活。ライヴのときはもう一時間ほど寝ないとダメなんだという。

・GOLDEN EYE
ティナ・ターナーの1995年のジェームス・ボンドの映画『GOLDEN EYE』の主題歌「GOLDEN EYE」。達郎さんはティナ・ターナーの大ファンなんだとか。どんな歌でもティナ・ターナーが歌うと素晴らしいなと思うそうだ。「GOLDEN EYE」はU2のボノとエッジの作品で、プロデュースがネリー・フーパー。調べたらこの曲はイギリスではベストテン・ヒットだが、全米では100位に入らず、ソウル・チャートで89位。ティナ・ターナーの抑制されたシンプルな歌い方が素晴らしいと達郎さん。

・WORTH YOUR WEIGHT IN GOLD
2010年のゴールデン・ウィークに「ゴールドで棚からひとつかみ」を一度やってるそうだ。そのときにかけた曲は選曲しないつもりだったけれど、あまりにベタな曲が続くのもよくないということで、達郎さんの好きなザ・モジュレーションズの「WORTH YOUR WEIGHT IN GOLD」をもう一度オンエア。モジュレーションズはワシントンD.C.出身のヴォーカル・グループ。彼らがフィラデルフィアでレコーディングしたただ一枚のアルバム『IT'S ROUGH OUT HERE』から。このアルバムは日本でものすごく人気のある一枚。「WORTH YOUR WEIGHT IN GOLD」は1975年にシングル・カットされた。

・蕎麦屋
リスナーから「山下さんがお蕎麦屋に行った場合、何をいちばんよく頼みますか? またお酒の肴は何にしますか?」という質問。
まず冷酒を1合、板わさ、厚焼き玉子、あさりの佃煮。お蕎麦はせいろで食べて、シメで天ぷら蕎麦という感じだとか。

・ALL THAT SHINES AIN'T GOLD
次はサザン・ソウル。今は亡きジェイ・ブラックの名唱が聴けるソウル・チルドレンのアルバム『GENESIS』から「ALL THAT SHINES AIN'T GOLD」。光るものが必ずしも金とは限らないという歌詞で、外見に誤魔化されてはいけない、見かけで判断してはいけないという歌。

・POCKET FULL OF GOLD
次はカントリー。達郎さんの好きなヴィンス・ギルの1991年のアルバム『POCKET FULL OF GOLD』はダブル・プラチナの大ヒット・アルバム。その中からタイトル・ソングの「POCKET FULL OF GOLD」は女の人に嘘をついて、騙して、スケコマシする男はそのうち身を滅ぼすだろうというような歌。

・GOLDEN DREAMS
次はドゥーワップ。ニューヨークのブルックリン出身の白人ヴォーカル・グループ、ザ・ネオンズの1960年の作品「GOLDEN DREAMS」。振られた女の子の夢を見るという哀しい歌。ゴーン・レーベルは現在、ワーナーの傘下なので出そうと思えば出せると達郎さん。「ゴーン、エンドのドゥーワップのコンピをやってと言われますが選曲してる暇がない(笑)」と達郎さん。

・SUNSHINE~愛の金色~(LIVE)
達郎さんの曲で「ゴールド」が付いてるのは2曲。そのうちの1曲で「SUNSHINE~愛の金色~」。1980年5月3日の中野サンプラザでのライヴ・ヴァージョン。2002年にRCA/AIR時代のアナログ・ボックスを作ったが、そのボーナス・ディスクのみに収められたヴァージョン。オンエアするのは初めてかも知れないとのこと。「RIDE ON TIME」発売2日後のライヴ。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2016年05月08日は、引き続き「ゴールドで棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp
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Sunday Song Book #1228

2016年04月24日 | Sunday Song Book

2016年04月24日プレイリスト
ツアー終了記念!「山下達郎ライブで棚からひとつかみ」
1. 希望という名の光 (LIVE) / 山下達郎 "16/04/20 岩手県民会館"
2. SPARKLE (LIVE) / 山下達郎 "16/03/04 金沢歌劇座"
3. DAYDREAM (LIVE) / 山下達郎 "16/03/04 金沢歌劇座"
4. WINDY LADY (LIVE) / 山下達郎 "16/03/04 金沢歌劇座"
5. DOWNTOWN (LIVE) / 山下達郎 "16/03/04 金沢歌劇座"
6. THE THEME FROM BIG WAVE (LIVE) / 山下達郎 "14/10/10 名古屋 BOTTOM LINE"
7. LET IT BE ME / 山下達郎&竹内まりや 16/04/21 配信開始
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■内容の一部を抜粋
・近況
昨年の10月から続けてきた全国ツアー「PERFORMANCE 2015-2016」、35都市64公演プラス番外編2公演、計66公演は無事に千穐楽を迎えることができたそうだ。次のツアーは来年の春ぐらいから予定しているとか。

山下達郎 : おかげさまでツアーを再開してから7年余。あしかけ8年になります。2008年に再開したときはですね、さすがに声がなかなか戻りませんで、やっぱり年かなと思っておりましたが。毎年毎年、コンスタントにやっとりますとですね、だんだんだんだん、声が戻ってきました。おかげさまで三十代ぐらいの声に戻ってきました。はじめた当初はですね、高さはアレなんですけれど、長さがちょっと不足している、押しきれない(笑)、といいましょうか。そういうものでしたけれども。だんだんおかげさまで戻ってきました。声は戻ったんですけれど、やはり年でしょうか、全国64公演、半年公演でですね、意外とタイトなスケジュールだったので、途中で風邪引いたりですね、あとは声のほうはいいんですけれど、体のほうがですね(笑)、ちょっとキツかったことがありますが。それでもまぁ、おかげさまで概ね、良好に推移をいたしました。今回の経験をまたデータに、来年はもうちょっと楽なスケジュールで(笑)、いってみたいと思います。

・ツアー終了記念!「山下達郎ライブで棚からひとつかみ」
全国ツアーが終了したので今日は達郎さんのライヴ・ソースの特集。せっかくなので前半は今年のツアー「PERFORMANCE 2015-2016」を中心に。正規に録音していない場所のP.A.OUTからオンエアしようという計画だとか。「先週も申し上げましたがですね、今日は恐怖の聴取率週間でございまして。私のライヴで聴取率が取れるのかという問題もありますが、それは別にいいんです」と達郎さん。

山下達郎 : 4月の14日にですね、また大きな地震が起こりました。平成28年熊本地震と名付けられました。九州が大きな被害に遭っております。被災された方、たくさんいらっしゃいます。今も9万人の方が避難生活を送っていらっしゃいます。心よりお見舞い申し上げます。東日本大震災からまだ5年しか経っておりませんのでですね、記憶がまだ鮮明なときにこういうことが起こりますと、実際に被災された方のみだけではなく、全国のみなさんもいろいろと心を傷められることがたくさんあると思います。

(中略)
お便りの紹介

どうぞ、みなさんお大事に。一日も早い復興をお祈りいたします。実は4月の20日、先週の水曜日にですね、12月の25日に盛岡、私ちょっと声が出なくなって(笑)、途中で中断しました振替公演、これが実質的な千穐楽になりました。この盛岡公演で「希望という名の光」を演奏しまして、そのあいだにちょっとスピーチを入れております。ちょっと思いつきでやりましたので拙い表現ではありますけれど、先週の4月の20日、岩手県民会館でのライヴ・ヴァージョン、「希望という名の光」、ちょっと長いですけれども、冒頭に是非ともこれをお届けしたいと思います。被災者のみなさまの一日も早い復興を願いつつ「希望という名の光」。

希望という名の光
山下達郎(曲間のスピーチ) : また日本の南のほうで大きな災害が起こりました。被災された方も、それに関わった方も、我々それと関わりのない者も、みんな一様に報道を見て大変な思いをしてる方も、たくさんいらっしゃると思います。この国に生きてる以上、そうした地震をはじめとする災害は不可避であります。ほんの5年しか経っておりませんけれど、なかなか東北も復興が思うに任せないところもあると伺っております。それでも何度そういうことが起こっても、みんなで力を合わせて歌の文句じゃありませんけれど、何度でも起き上がって、それに向かって復興の努力をまた続けていくしかないと思います。この国に生きている以上、みんなで助けあって政治とか思想とかそういうものを超えて、人と人同士が助けあってこの先も生きていく、そういう具合に思っております。いつものプログラムとは違うことですけれども一言申し上げたくて。どうもありがとう。

・SPARKLE~DAYDREAM~WINDY LADY~DOWNTOWN (LIVE)
3月4日の金沢歌劇座のライヴ・ヴァージョン。P.A.OUTで修正できない一発録りの音源、正規に録音していないものから、あたまの4連発「SPARKLE」、「DAYDREAM 」、「WINDY LADY」、「DOWNTOWN」。

・THE THEME FROM BIG WAVE (LIVE)
一昨年の2014年10月10日、名古屋のボトムラインで行われたマニアック・ツアーのファイナルからライヴハウスのレコーディングでP.A.OUT。アンコールで演奏した「THE THEME FROM BIG WAVE」。

・ゴールドで棚からひとつかみ
来週、再来週はゴールデン・ウィークにちなんで「ゴールドで棚からひとつかみ」。

・LET IT BE ME
4月21日から放送がスタートしたフジテレビ系 木曜劇場『早子先生、結婚するって本当ですか?』の劇中歌に、山下達郎 & 竹内まりやのデュエット「LET IT BE ME」がオンエアされている。

『早子先生、結婚するって本当ですか?』番組ホームページ:
http://www.fujitv.co.jp/hayako/index.html

「LET IT BE ME」は4月20日(水)より配信。配信に関してはワーナーミュージックのスペシャル・サイトにて。
http://wmg.jp/tatsuro/

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2016年05月01日は、「ゴールドで棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp

・お願い
番組のダビング依頼はお断りしております。悪しからずご了承いただけますように、よろしくお願い申し上げます。
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