Sunday Song Book #1280

2017年04月23日 | Sunday Song Book

2017年04月23日プレイリスト
「山下達郎ライブスペシャル」
1. スプリンクラー / 山下達郎 "2013/12/24 中野サンプラザ"
2. 砂の女 / 山下達郎 "2016/10/04 新宿ロフト"
3. ひととき / 山下達郎 "2013/12/06 長岡市立劇場"
4. DRIP DROP / 山下達郎 "2016/10/03 新宿ロフト"
5. MAKE IT EASY ON YOURSELF / 山下達郎 "2014/10/04 倉敷市民会館"
6. HANG ON TO YOUR DREAM / 山下達郎 "2016/09/10 六本木EXシアター 難波弘之40th"
7. FOREVER MINE / 山下達郎 "2008/05/05 浜離宮朝日ホール"
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組の収録は大阪のFM Oのスタジオで行っているという。4月14日(金)、15日(土)のフェスティバルホール公演一回目が終わったところ。「お陰さまでだいぶ調子が出てまいりました。番組の時系列で言いますと昨日が島根でございましたね。その前が、20日の木曜日が倉敷、岡山でございました。うまくいってるはずでございます。今週は関東に戻ってまいります。今週、金曜日、土曜日、28日、29日、4月の末でございます。いよいよ連休がはじまり、神奈川県民ホールでございます。横浜のみなさん、お待ち申し上げております。島根が終わりまして10本終わりまして1/5終わってしまいまして。まぁ、のんびり行ってみたいと思います。今年は割りと今までの感じですと、なかなか調子がいいです(笑)。演奏のグレードも高いと思いますので、これからいらっしゃるみなさん、お楽しみにお待ち下さい」と達郎さん。

・山下達郎ライブスペシャル
今週は二月に一度の恐怖の聴取率週間。プロデューサーのウエダさんからいろいろとプレッシャーがかかってるそうだが、ツアー中なのでそんなにおもしろいこともできず、困ったときのライヴ特集。ライヴ音源はたくさんあるが、P.A.OUTの中から2013年以降の音源をピックアップして「山下達郎ライブスペシャル」。

・スプリンクラー
2013年12月24日に中野サンプラザで行われたライヴから「スプリンクラー」。アルバム『MELODIES』30周年の年で「クリスマス・イブ」の30周年ということもあり、ツアーはクリスマス・イブが千秋楽だった。アルバム『MELODIES』発売直後のシングルが「スプリンクラー」。ライヴで演奏するのは四半世紀ぶりくらいだったそうだ。メンバーは現在と同じでドラムが小笠原拓海、ベースが伊藤広規、ギターが佐橋佳幸、キーボードが難波弘之と柴田俊文、サックスが宮里陽太というリズム・セクション。

・砂の女
2016年10月4日に新宿ロフトで行われたライヴから「砂の女」。達郎さんは荻窪ロフトと下北ロフトで活動していたので「育ててくれたゆりかご」。その後、新宿ロフトが1976年にできて創立40週年を迎えることになり、オーナーの平野さんから直接オファーされ実現したライヴ。新宿ロフトはステージが狭いので、レギュラー・メンバーが全員乗らないから、難波弘之さんと伊藤広規さん、達郎さんの3人による、いつものアコースティック・ライヴを二日間行った。「砂の女」は1976年の鈴木茂さんの曲。最近でも夏フェスでやってるそうだ。伊藤広規さんから「アレ、やってみる?」と言われてやってみたらうまくいったとか。

・ひととき
2013年12月6日に長岡市立劇場で行われたライヴから「ひととき」。長岡市立劇場は一階、ワンフロアだけのホール。「なかなか僕好みのいいホールで、また機会があればという」と達郎さん。

・DRIP DROP
2016年10月3日に新宿ロフトで行われたアコースティック・ライヴから「DRIP DROP」。新宿ロフトは225人のキャパなので、ライヴハウス向きの曲をやろうとして思いついたのが『ON THE STREET CORNER』ではひとりアカペラでやってる「DRIP DROP」の演奏版。ドリフターズの「DRIP DROP」をディオンがカヴァーしてるのが好きで、そのひとりアカペラ・ヴァージョンを『ON THE STREET CORNER 1』に収録したが、ディオンのヴァージョンはアコギではじまるフォーキーなロックンロール。そんな感じでやったとか。3人ライヴだとキーボードの難波弘之さんのノルマが多いそうだ。いろんなパターンの演奏をやらされるが、難波弘之さんは上手いのでロックンロールでも16ビートでもなんでもできる。

・MAKE IT EASY ON YOURSELF
2014年10月14日に倉敷市民会館で行われたライヴからひとりアカペラの「MAKE IT EASY ON YOURSELF」。この年はMANIAC TOURだったので、今まで一度もステージでやったことのない曲をひとりアカペラでもやったという。レコーディング・ヴァージョンは『ON THE STREET CORNER 2』に収録している。「MAKE IT EASY ON YOURSELF」というとバート・バカラックの作品でディオンヌ・ワーウィックのヴァージョンが有名だけれど、達郎さんがひとりアカペラにしたのはテディ・ランダッツォのペンになる曲で、リトル・アンソニーとインペリアルズのヒットした「GOIN' OUT OF MY HEAD」のB面に入ってた曲。

・著作隣接権
ライヴ特集をすると放送をエアチェックしたものがYouTubeにアップロードされるが、著作隣接権というものがあるので、なるべくご遠慮いただきたいと切に思ってるそうだ。「いろんな人のいろんな意見がございます。世界に発信しろとかですね。でも世界に発信したくない人間もいるのです。そういうふうに拡大したくないというそういう人間もいますのでですね、よろしくお願いしたいと思います。お一人お一人でエアチェックで楽しまれる分にはいくらでもお楽しみいただきたいと思いますが、それを不特定多数に向けて発信するのは私はあまり好きではありません。よろしくお願い致します」と達郎さん。

・HANG ON TO YOUR DREAM
2016年9月10日に六本木EX THEATERで行われた「難波弘之鍵盤生活40周年ライブ〜一生鍵命〜」から「HANG ON TO YOUR DREAM」。達郎さんはシークレット・ゲストとして出演して何曲か歌った。難波弘之さんのキーボード、ドラムがそうる透さん、ベースが松本慎二さん、そしてゲストでギタリストの日下部“Burny”正則さん。達郎さんと難波さんは生まれ年がおんなじで生まれた場所もたいへん近い人間で、中学や高校のときに隣りにいるような感じなのだとか。若い頃はブリティッシュ・ロックがお互い好きで、難波さんはそこからプログレへ、達郎さんはアメリカのリズム&ブルースに走っていったけれど、ルーツが意外と似ているのでこうしたセッションのときはブリティッシュ・ロックのものを中心にやるのだとか。とりわけ共通のフェイバリットがキース・エマーソン。キース・エマーソンがエマーソン、レイク&パーマーを作る前にザ・ナイスというバンドを作っていた。キース・エマーソンとベースのリー・ジャクソンがティム・ハーディンのファンなのでティム・ハーディンの曲を何曲かやっている。そのナイスのコピーで「HANG ON TO YOUR DREAM」。

・FOREVER MINE
NEWSの増田貴久さんがニュー・アルバム『NEVERLAND』で達郎さんの「FOREVER MINE」をカヴァーしたので、「私のオケそのまま、丸投げでそれで歌って立派、堂々としたもので僕のニュアンスと全然違いますね(笑)。やっぱりジジイと違うって感じがしますが(笑)。なので私も負けずにFOREVER MINEのライヴ・ヴァージョンで」と達郎さん。2008年5月5日に浜離宮の朝日ホールで行われたライヴから「FOREVER MINE」。シングル「ずっと一緒さ」購入者の特典で抽選で招待したライヴ、難波弘之さんと伊藤広規さん、達郎さんの3人によるアコースティック・ライヴから。当時、ライヴは行っておらず3年前に出た「FOREVER MINE」はこれが初演だった。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2017年04月30日は「リクエスト特集」
http://www.tatsuro.co.jp
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Sunday Song Book #1279

2017年04月16日 | Sunday Song Book

2017年04月16日プレイリスト
「リクエスト特集」
1. 人生の扉 / 竹内まりや "デニム" "エクスプレッションズ" '07
2. ROCK STEADY / ARETHA FRANKLIN '71
3. RAVE ON / BUDDY HOLLY '58
4. I STILL LOVE YOU / THE SEVEN SOULS '67
5. TOAST & MARMARADE FOR TEA / TIN TIN '71
6. I'M GLAD I WAITED / THE PLAYERS "HE'LL BE BACK" '66
7. MONEY / BARRETT STRONG '60
8. LITTLE GIRL BLUE / NINA SIMONE "NINA SIMONE" '57
9. HAPPY GATHERING DAY / 山下達郎 "レイ・オブ・ホープ" '11
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組は前倒しで収録しているという。現時点ではツアーが4本終わったところ、宇都宮と浜松の間で収録しているそうだ。今週は4月20日木曜日に倉敷、22日が島根県民会館。「今の時点でですね、だいぶペース配分が整ってまいりました。演奏のほうもだんだんだんだんきれいにまとまってまいりました。P.A.もよくなって、いろんなところが少しずつですね、ヴァージョンアップしております。そういう感じでございます。はりきってまいりたいと思います(笑)。4月のツアー」と達郎さん。

・リクエスト特集
今週は「棚からひとつかみ+リクエスト」の予定だったがリクエスト・カードがたくさん届いたので「リクエスト特集」に。濃いリクエストばかりなので「棚からひとつかみ」と変わらない感じだとか。

・人生の扉
佐賀県の超常連のリスナーからお母様への誕生日プレゼントにというリクエスト。「人生の扉」は2007年の作品でもう十年経ったことになる。「桜の季節にちょうどいい感じでございます」と達郎さん。

・ROCK STEADY
山形県の超常連のリスナーから「アレサ・フランクリンの曲で達郎さんの一押しを」というリクエスト。達郎さんは「世界でいちばん歌のうまいシンガーは?」と訊かれたら「男はジェームズ・ブラウン、女はアレサ・フランクリン」と答えるそうだ。達郎さんの一押しは1971年のR&Bチャート2位の「ROCK STEADY」(当時の1位はマーヴィン・ゲイの「IN A CITY BLUES」)、全米5位のミリオンセラーのシングル。バーナード・パーティ、チャック・レイニー、コーネル・デュブリー、ダニー・ハザウェイのリズム・セクション。

・RAVE ON
最近、レコード・プレーヤーを手に入れてアナログ・ディスクにハマってるというリスナーからのリクエストは「達郎さんのいちばん好きなバディ・ホリーの一曲」。達郎さんがいちばん好きなのは1958年、全米37位の「RAVE ON」。バディ・ホリーのレコードは当時ほとんど日本で出ておらず達郎さんもリアル・タイムで聴いたわけではなかったとか。’70年前後にニッティ・グリティ・バンドのカヴァーで知ったそうだ。バディ・ホリーのレコードは’60年代末にコロムビアがMCAレコードを買ったときにコーラル・レーベルも買ったので日本でアルバム化されたという。達郎さんより上の世代で日本でバディ・ホリーを聴いて育ったという人はいないそうだ。

・I STILL LOVE YOU
セブン・ソウルズはL.A.のR&Bバンド。フリート・ウッドマックのボブ・ウェルチが在籍していたり、デヴィッド T.ウォーカーがひところいたりしたので有名。当時は全く売れなかったが、ずいぶん後になってイギリスのノーザン・ソウル・シーンで、セブン・ソウルズのシングルがかけられて、そこからシングル・ディガーが掘りはじめたというもの。1967年のシングルで「I STILL LOVE YOU」。

・TOAST & MARMARADE FOR TEA
リクエストしたリスナーから「’60年代前半に洋楽の和製ポップスが大流行しましたが、’70年代に入って廃れてしまったのはどうしてでしょうか?」という質問。当時のサラリーマンの初任給が4万、5万の頃にLPが2000円、ドルが360円の頃なので外盤は2800円とレコードが高くて思うように手に入らなかった。日本盤も出なかったこともあり、その代わりの品として和製ポップスが流行った。’70年代に入るとオリジナルが容易に手に入るようになったので必要とされなかった。
リクエストはオーストラリアのデュオ、ティンティン。このメンバーのスティーヴ・キープナーはのちにソングライターになり、オリビア・ニュートン・ジョンの1981年の大ヒット「PHYSICAL」などを作曲して有名になった。ティンティンはビージーズの弟バンドみたいな音。1971年、全米20位の「TOAST & MARMARADE FOR TEA」。イントロのギターが妙によれてるがオリジナルがそうなっている。

・I'M GLAD I WAITED
小金井市の超常連のリスナーのリクエスト。プレイヤーズは’60年代後期のシカゴのヴォーカル・グループだが実体があまりない。デルズがバイトでコーラスを手伝っているアルバム『HE'LL BE BACK』からシングル・カットされて1966年、R&Bチャート32位の「I'M GLAD I WAITED」。スウィート・ソウルの先駆けみたいな作品。今聴くとチャイライツに似た佇まいと達郎さん。

・山下達郎ライブスペシャル
来週はまた鬼の聴取率週間のため、ツアーやってるので「山下達郎ライブスペシャル」の予定。新宿ロフトとか前シーズンのツアーからのP.A. OUTをピックアップとのこと。

・MONEY
25歳のリスナーからビートルズの「MONEY」のオリジナルにリクエスト。バレット・ストロングはモータウンのシンガー。1960年R&Bチャート2位、全米23位なのでこの時代としてはいいチャート・アクション。

・LITTLE GIRL BLUE
ニーナ・シモンはジャズ・ヴォーカルの範疇に入れられてたがピアニストでありシンガー。ロバータ・フラックはこの延長。2003年にニーナ・シモンは亡くなった。「LITTLE GIRL BLUE」は1939年のミュージカル『ジャンボ』の中で歌われている歌。作曲はロレンツ・ハートとリチャード・ロジャースのゴールデン・コンビ。1957年のファースト・アルバムから「LITTLE GIRL BLUE」。達郎さんの世代だとジャニス・ジョップリンの絶唱が印象に残っているそうだ。

・HAPPY GATHERING DAY
2011年のアルバム『RAY Of HOPE』から「HAPPY GATHERING DAY」。

・番組の終わりに
「だんだん季節もよくなって暖っかくなってまいりましたが、花粉症が割と大変だという。あとはインフルエンザがなぜか尾を引いてるというですね、お話もございます。みなさん、くれぐれもご自愛ください」と達郎さん。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2017年04月23日は「山下達郎ライブスペシャル」
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Sunday Song Book #1278

2017年04月09日 | Sunday Song Book

2017年04月09日プレイリスト
「チャック・ベリー追悼~COVER VERSIONS~」
1. JOHNNY B.GOODE (LIVE) / JOHNNY WINTER AND "LIVE" '71
2. ROCK AND ROLL MUSIC / THE BEATLES "FOR SALE" '64
3. SURFIN' U.S.A. / THE BEACH BOYS '63
4. COME ON / THE ROLLING STONES '63
5. MEMPHIS / JOHNNY RIVERS '64
6. HAVANA MOON / GEOFF & MARIA MULDAUR "SWEET POTATOES" '72
7. MEMPHIS / LONNIE MACK '63
8. AROUND AND AROUND / THE ANIMALS '64
9. REELIN' AND ROCKIN' / THE DAVE CLARK FIVE '65
10. TOO MUCH MONKEY BUSINESS / THE KINKS '64
11. ROLL OVER BEETHOVEN / MOUNTAIN "FLOWERS OF EVIL" '71
12. NADINE / DION "SON OF SKIP JAMES" '07
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組は前倒しで収録とのこと。

・PERFORMANCE 2017
ツアーは前半の佳境に入ってきた。本日4月9日(日)は松本のキッセイ文化ホール。今週14日(金)、15日(土)は大阪。「一回目のフェスティバルホールでございます。今回のツアーは六日間ございます。その初っ端でございます。お出で下さるみなさま、お待ち申し上げております」と達郎さん。

・「チャック・ベリー追悼~COVER VERSIONS~」
先週に引き続いてチャック・ベリー追悼特集パート2。チャック・ベリーはいろんな人がカヴァーして再浮上した人。今日は「チャック・ベリー追悼~COVER VERSIONS~」。達郎さんの世代のいろんな人のチャック・ベリーのカヴァー・ヴァージョンを聴く。

・JOHNNY B. GOODE
まずはジョニー・ウィンター。「ロックンロール!」ではじまる名作。1971年のライヴ・アルバム『LIVE JOHNNY WINTER AND』はジョニー・ウィンターの最大ヒット・アルバムになった。この中から「JOHNNY B. GOODE」。あまりにも有名な作品で、「これを日本のアマチュア・バンドがどれくらいコピーしたか、というですね。ロックンロール!」と達郎さん。

・ROCK AND ROLL MUSIC
1964年のアルバム『FOR SALE』から「ROCK AND ROLL MUSIC」。「あまりにも有名な、ジョン・レノンの素晴らしいヴォーカルが冴えます」と達郎さん。
曲をかけ終えて。「ジョージ・マーティンのプロデュース能力が素晴らしくてですね。ラストのコーラスでタンゴ、マンボって出てきますと、ジョージ・マーティン弾いてるピアノが左に寄せられて揺れるんですよね。それで真ん中に戻るという、あそこだけは洒落てる、凄いと昔から思ってるんですけど(笑)。こういうのかけると、なんだベタなのかけちゃって、そういう人聴かなくていいですよ」と達郎さん。

・SURFIN' USA
ビートルズとくればビーチボーイズ。ビーチボーイズも最初のビッグ・ヒットはチャック・ベリーの「SWEET LITTLE SIXTEEN」の歌詞を変えて「SURFIN' USA」。1963年、全米3位の大ヒット。

・COME ON
ローリング・ストーンズのデビュー曲はチャック・ベリーのナンバーで「COME ON」。1963年、全英21位。
曲をかけ終えて。「こう聴きますとビートルズもビーチボーイズもローリング・ストーンズもロックンロール・バンドだとはっきりわかりますね。ロックンロールのグルーヴがしっかりあります。いわゆるファッションじゃなくて本当にそういう具合になっております。ジョニー・ウィンター、テキサスです。テキサス、リバプール、カリフォルニア、そしてロンドン。こうやってロックンロールが世界中に広がってゆく様子でありますが(笑)」と達郎さん。

・MEMPHIS
ブリティッシュ・インヴェイジョンの人たちを中心にチャック・ベリーが再評価になると、その後から続々とカヴァー・ヴァージョンが生まれてくる。その時代の代表的な一作でジョニー・リバースの「MEMPHIS」。「この人も長いキャリアでものすごく苦労した人なので声に哀しみがあるといいましょうか、これでジョニー・リバースは一躍人気者になりました」と達郎さん。

・HAVANA MOON
ジム・クウェスキン・ジャグ・バンドから出てきて夫婦になったジェフ・マルダーとマリア・マルダーの1972年のアルバム『SWEET POTETOES』から「HAVANA MOON」。ハーモニカはポール・バターフィールド。

・今後の予定
来週はツアーのスケジュールが詰まってくるのでレギュラー・プログラム「棚からひとつかみ」。リクエストがたくさん届いているのでリクエストに積極的に応えるとのこと。

・TATSURO YAMASHITA on BRASS 〜山下達郎作品集ブラス・アレンジ〜
4月25日に達郎さんの楽曲の吹奏楽の楽譜が出る。「私、昔から自分の作品をそうした吹奏楽のスコアにしてみたかったものが夢が叶いました。タイトルは『TATSURO YAMASHITA on BRASS 〜山下達郎作品集ブラス・アレンジ〜』。自分で選曲・監修をさしていただきました。数ある曲の中から今回はアトムの子/パレード/さよなら夏の日/硝子の少年/クリスマス・イブが収録されています。同時にこれを実際に演奏したCDを出すということでうれしいですね。CDとスコアと同時発売。4月25日。CDは全国のCDショップで、スコアは書店、楽器店、それからリットー・ミュージックのホームページからお買い求めできます。4月25日ですのでもうちょっと発売日近づいてまいりましたら詳しいこと申し上げたいと思います。ブラスの譜面、僕、ブラスバンド出身ですのですごくこういうのできてうれしいです。よろしくお願いします」と達郎さん。

・MEMPHIS
「チャック・ベリー追悼~COVER VERSIONS~」、次はインストゥルメンタル。1963年、全米5位。演奏しているロニー・マックはカントリー系のギタリスト。いわゆるワンヒット・ワンダー。「MEMPHIS」とメロディーはちょっと違うが演奏がいいのでヒットしたと考えられる。達郎さんの世代はヴェンチャーズで聴いたという。その頃はロニー・マックのヴァージョンは日本では出てなかった。チャック・ベリーは'60年代にろくすっぽ日本で発売されていない。'70年近くになってようやくリイシューが出た。達郎さんも実はシングルは1枚も持ってなくて全部'70年から先のオムニバスものというか、ベストもののリイシュー盤で全部持ってるとのこと。

・AROUND AND AROUND
アニマルズの1964年のファースト・アルバムから「AROUND AND AROUND」。「アラン・プライスの時代でございます。素晴らしい演奏です」と達郎さん。

・REELIN' AND ROCKIN
デイヴ・クラーク・ファイブの1965年、全英24位、全米23位の「REELIN' AND ROCKIN」。「ロックンロールでこのチャート・アクションは立派」と達郎さん。

・TOO MUCH MONKEY BUSINESS
キンクスの初期はバリバリのロックンロール・バンドだった。1964年のファースト・アルバムに収録されている「TOO MUCH MONKEY BUSINESS」。

・ROLL OVER BEETHOVEN
マウンテンの1971年のアルバム『FLOWERS OF EVIL』に収録されている「ROLL OVER BEETHOVEN」。日本ではシングル・カットされてけっこうラジオでかかったとか。「ROLL OVER BEETHOVEN」といえばビートルズのヴァージョンが有名だが、それとは違う激しいやつ。

「チャック・ベリーがロックンロールのトップだというのが、私はジョン・レノンなんかと全く同じ意見であります。チャック・ベリーの後にチャック・ベリーなし、チャック・ベリーの前にチャック・ベリーなし。チャック・ベリーがいなかったら、これほどギター・サウンドがロックンロールの主軸になっていたとは思えませんのでですね。果たしてロックンロールは今まで残っていたのかというのもアレですが。チャック・ベリー自身がどう考えていたかわかりませんがですね。でもまぁ90ですから大往生だと思います。ご冥福をお祈りするというかですね、感謝をみんなでしなければいけません。チャック・ベリーがいたのでロックンロールが今まで生き残っているというのが大きいと思います」と達郎さん。

・飲酒
リスナー歴は20年以上で23歳のときに医者から尿酸の値が高いと診断されたリスナーから「達郎さんは飲酒をする上で何か気をつけていることはありますか?」
「量を飲まなければいいんですよ。ほどほどにしなさいよ。過ぎたるは及ばざるが如し。僕ももう年ですから昔ほどは飲めません。飲酒はもう控えめに控えめに。といいますか身体が控えめになりますから、ちゃんと。あんまり若い頃に暴飲はしないほうがいいと思います。お大事にひとつ」と達郎さん。

・NADINE
21世紀に入ってチャック・ベリーのカヴァー・ヴァージョンの中で達郎さんが気に入ってる中のひとつ。ディオンの2007年の名盤『SON OF SKIP JAMES』から「NADINE」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2017年04月16日は「棚からひとつかみ+リクエスト」
http://www.tatsuro.co.jp
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THIS! オルタナティブ 2017

2017年04月06日 | 佐野元春

佐野元春が国内の優れたアーティストを紹介する音楽ライヴ・イベント、
「THIS! オルタナティブ 2017」を聴きに行きました。
全6組の中で七尾旅人は強烈な印象を残しましたね。
「兵士A」の流れから客とコラボした最後のラップまで彼の独断場。
おそらくあの夜いちばん先鋭的な音楽をやったと言っていいと思います。
開演から4時間して待ちかねた佐野元春 & コヨーテバンドが登場です。
ガチンコで他のバンドと勝負してたのが伝わってきました。
半年前に出た中村一義は要領を得てたと思いますが、
あとの4組はサポート・メンバー入れての特別編成で、
負けられないというメラメラとした闘争心がバンドから満ちてました。
それぞれが互いに高め合うステージでした。
通常の音楽イベントとは違ってましたし、
時間の経過とともに雰囲気も変わりました。
特に後半は高まりました。
佐野元春はフレキシブルなステージを披露しました。
個人サイトにレビューをアップしています。
よろしくお願いいたします。
http://sitedoi.la.coocan.jp/

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Sunday Song Book #1277

2017年04月02日 | Sunday Song Book

2017年04月02日プレイリスト
「チャック・ベリー追悼~NON-STOP CHUCK BERRY~」
1. MAYBELLENE / CHUCK BERRY '55
2. ROLL OVER BEETHOVEN / CHUCK BERRY '56
3. BROWN EYED HANDSOME MAN / CHUCK BERRY '56
4. SCHOOL DAY / CHUCK BERRY '57
5. ROCK AND ROLL MUSIC / CHUCK BERRY '57
6. SWEET LITTLE SIXTEEN / CHUCK BERRY '58
7. REELIN' AND ROCKIN' / CHUCK BERRY '58
8. JOHNNY B. GOODE / CHUCK BERRY '58
9. AROUND AND AROUND / CHUCK BERRY '58
10. CAROL / CHUCK BERRY '58
11. ALMOST GROWN / CHUCK BERRY '59
12. BACK IN THE U.S.A. / CHUCK BERRY '59
13. MEMPHIS, TENNESSEE / CHUCK BERRY '59
14. COME ON / CHUCK BERRY '61
15. PROMISED LAND / CHUCK BERRY '64
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■内容の一部を抜粋
・近況
サンデー・ソングブックはもともとはサタデー・ソングブックとして1992年10月に放送がスタートして、この4月で放送24年半を迎えることになった。本年10月にはめでたく25周年になる。この番組はオールディーズの番組で、オールディーズとは古い曲のことで、古くてもいい曲、"OLDIES BUT GOODIES"という呼び方をするけれど、古いけれどいい曲をかける番組。山下達郎自身の新譜、関係各位、そうしたものの新譜がかかることもあるけれど、基本的には"OLDIES BUT GOODIES"、古いけれどもいい曲をかける番組。「レコードは全て私の個人コレクションから持ってきております。'50年代、'60年代、'70年代、'80年代、古い音源ですので今の最新新譜と比べますと音の迫力がですね、ちょっとしょぼいところがありますので、そういうところは家で補正しまして、いわゆるデジタル・リマスタリングってやつですが、それで持ってきております。完全家内製手工業の番組でございます。台本ありません。放送作家いません。ディレクターのヤマギシくんと、技術のマルヤマくん、そしてアシスタントのミヤモトくん、この4人だけで構成しております。サンデー・ソングブック、今年度もはりきってまいりたいと思います」と達郎さん。

・PERFORMANCE 2017
先週26日(日)は群馬の前橋。本日は宇都宮、北関東シリーズで宇都宮市文化会館。今週辺りから少しずつ詰まってきて4月7日(金)は浜松、来週の日曜は松本というスケジュール。

・NON-STOP CHUCK BERRY
3月18日にチャック・ベリーが亡くなったので追悼特集。チャック・ベリーはロックンロールの代名詞と言われる人で、達郎さんの世代に関してはチャック・ベリーに影響を受けてない人は誰一人いないという偉大なロックンローラー。日本ではロックンロール的なギター=チャック・ベリーというものにも関わらず'70年代に入るまで、日本でレコードらしいレコードは発売されていない。'70年前後に日本コロムビアがMCAレーベルを獲得したときにチェス・レーベルが初めて日本でまとまったかたちで再発された。達郎さんの上のベビー・ブーマーの人たちも日本でチャック・ベリーをろくすっぽ聴いてるわけではない。達郎さんも日本の放送で中学・高校の時に聴いたことはなく、FENでかかってる以外は日本でほとんどかかったことはなかったという。でも、アメリカ、イギリスで、特にビートルズ、ローリング・ストーンズを代表するブリティッシュ・インベージョンがアメリカに上陸したときにチャック・ベリーが再び脚光を浴びて、'50年代の全盛期に勝るとも劣らない人気を博した。ビートルズ、ローリング・ストーンズ、デイヴ・クラーク・ファイブ、ビーチボーイズ、そうした幾多のバンドからチャック・ベリーを学んで、それからルーツ・ミュージックへと下がって聴いたと達郎さん。1926年生まれだから達郎さんのお父様と同世代。2017年3月18日逝去90歳。達郎さんにとって大事なミュージシャンはノンストップで追悼特集をする。2003年のジェームズ・ブラウン、2010年にテディ・ペンタグラス、それに次いで3人目。ノーナレーションで前半、後半かけられるだけ。今週はチャック・ベリー追悼特集「NON-STOP CHUCK BERRY」。

前半は8曲。デビュー曲の「MAYBELLENE」は1955年、全米R&BチャートNO.1、全米チャート5位。今聴くとフォーク、ブルース、カントリー、いろんな要素が入っていて、この頃はまだルーツ・ミュージック然とした響き。「ROLL OVER BEETHOVEN」は1956年、全米R&Bチャート2位、全米チャート29位。ビートルズのヴァージョンでよく知られている。「BROWN EYED HANDSOME MAN」は1956年、全米R&Bチャート5位。「SCHOOL DAYS」はチャック・ベリーの代表作のひとつ。1957年、全米R&BチャートNO.1、全米チャート3位。「ROCK AND ROLL MUSIC」はビートルズで有名な曲。1957年、全米R&Bチャート6位、全米チャート8位。「SWEET LITTLE SIXTEEN」は1958年、全米R&BチャートNO.1、全米チャート2位。後にビーチボーイズが「SURFIN' USA」と改題してヒットさせた。当初はビーチボーイズのクレジットだったが、今ではチャック・ベリーのクレジットになっている。「REELIN' AND ROCKIN'」はイギリスのグループがたくさん取り上げていることで知られる1958年の作品。「JOHNNY B. GOODE」は1958年、全米R&Bチャート2位、全米チャート8位。1977年に打ち上げられたボイジャーという探査機、いつか地球外の知的生命体に発見されることを期待してレコードが積んである。世界各国の音楽とか文化がそこに入っていて、チャック・ベリーの「JOHNNY B. GOODE」も収録されている。

後半7曲、全15曲。「AROUND AND AROUND」はアニマルズで知られている曲。1958年の作品。「CAROL」はローリング・ストーンズのヴァージョンで知られている曲。チャック・ベリーのヴァージョンは全米R&Bチャート9位、全米チャート18位。「ALMOST GROWN」は達郎さんが個人的にいちばん好きな曲。1959年、全米R&Bチャート3位、全米32位。「BACK IN THE USA」も有名な曲で1959年、全米R&Bチャート16位、全米チャート37位。ロックンロールの時代は1950年代の中盤から後半にかけてだが、いわゆる冷戦の時代でアメリカの国力がいちばん繁栄を極めていた頃。なので十代が消費に関わってくるという社会学的な背景がある。十代が熱狂する音楽ということで大人が眉をひそめた時代に作られたので「アメリカに住んでてよかった」というアメリカ讃歌。そのB面が「MEMPHIS, TENNESSE」でアメリカではB面なのでヒットしなかったがイギリスでベスト10ヒットになった。「COME ON」はローリング・ストーンズのデビュー曲として知られている。1961年の作品。最後は達郎さんの好きな曲で「PROMISED LAND」。1964年、全米41位。今日かけた曲の前半から後半の途中までドラムが全部スウィングしてる、ハネてるのにチャック・ベリーのギターは8ビートを刻んでいる。これが当時のロックンロールの大きな特徴。1964年の「PROMISED LAND」、もうブリティッシュ・インベージョンがはじまったときにはしっかりと8ビートになっている。このようにしてロックンロールのかたちが形成されていった。ギター・リフについてはチャック・ベリーを抜きには語れない。来週はカヴァー・ヴァージョン。チャック・ベリーの音楽が'60年代の若いミュージシャンに与えた計り知れない影響を有名ヒット曲とともに振り返る。

・番組の最後に
「新年度になりましたのでスポンサーが変わりました。呉工業が入ってくれたんですね。呉工業と言いますとですね、テノケアというね、手を消毒するスプレーを僕、愛用してたんですが、残念ながら絶版になってしまいました。再発してくれませんかねぇ(笑)。とても愛用してたので、ふふ。そんなことはいい(笑)。新しくいろいろなスポンサーが入っていただきましたが、最近はスポンサーまでいろんなことを言う方がいらっしゃるのお見受けしますが、なんてたってこんなオタクな番組にスポンサー付いていただけるだけで全くありがたいことでありましてですね。新しいスポンサーのみなさん、よろしくお願いします」と達郎さん。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2017年04月09日は「チャック・ベリー追悼~COVER VERSIONS~」
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Sunday Song Book #1276

2017年03月26日 | Sunday Song Book

2017年03月26日プレイリスト
「棚からひとつかみ+リクエスト」
1. BE MY LOVE / 山下達郎 "SEASON'S GREETINGS" '93
2. HOW DO YOU DO IT / GERRY & THE PACEMAKERS '63
3. FLASHBACK / THE 5TH DIMENSION '73
4. MAGIC MONA / PHYLLIS HYMAN "THE FISH SAVED PITTSBURGH" '79
5. COUNT TO TEN / FRANKIE & THE SPINDLES '68
6. REBECCA / LONGBRANCH/PENNYWHISTLE "LONGBRANCH/PENNYWHISTLE" '70
7. PRADARIA / 宮里陽太 "BLESSINGS" 3月15日発売
8. BE GOOD TO ME / PETULA CLARK '63
9. TONIGHT(COULD BE THE NIGHT) / THE VELVETS '61
10. FOREVER MINE / 増田貴久(NEWS) "NEVERLAND" 3月22日発売
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■内容の一部を抜粋
・近況
ツアーがはじまり千葉の市川が初日、先週は郡山。「どちらもとっても良いお客さんで、ちょっとお客さんにいじられたりしましたが、お出でくださいました方、ありがとうございました。本日は3月26日、群馬県の前橋のホールでございます。ベイシア文化ホールという一昨年の10月以来ですから一年半ぶりの群馬前橋でございます。古いホールでございますがお待ち申し上げております。今年はまだ2本しか終わってないんですけれども、声の調子はそんなに悪くないという自分では感じが致します。のんびり行ってみたいと思います。これから暖かくなってきますので体調管理も楽になってまいりますので、はりきって行ってみたいと思います」と達郎さん。

・民放ラジオ101局特別番組『WE LOVE RADIO! ~山下達郎・星野源のラジオ放談』
先週の月曜日に日本の民放ラジオ局101局が合同で同日にスペシャル番組『WE LOVE RADIO! ~山下達郎・星野源のラジオ放談』という対談番組がオンエアされて好評を得たとか。「星野源さん、その後、ご自分の番組で私についてのコメントなんかをしていただいたようですが、本当に好青年といいましょうか、親子の対話を(笑)、充実した対話をいたしまして(笑)。ラジオ大好き少年でありまして、わたくしとおんなじような感じでございますが。本当に親子くらい年が違うんですがラジオに対するスタンスというのはひじょうに似た方で内容のきちっとした番組が作れたと思います。お聴き下さいましたみなさまありがとうございます。またチャンスがあればという感じでございます」と達郎さん。
本当はチャック・ベリーが亡くなったので、今週はチャック・ベリーを番組で取り上げようと思ったそうだが、『WE LOVE RADIO! ~山下達郎・星野源のラジオ放談』関連でお便りをたくさん頂いたので、おそらく先週の放送を聴いて今日初めてダイヤルしたリスナーにチャック・ベリーの特集はどうかなと思ったそうだ。なので今日はレギュラー・プログラムの「棚からひとつかみ」にちょっとリクエストをまぶして「棚からひとつかみ+リクエスト」。

・BE MY LOVE
娘さんの結婚式で入場のときに使った思い出の曲というリクエスト。1993年のクリスマス・アルバム『SEASON'S GREETINGS』に収録されている「BE MY LOVE」。1950年のマリオ・ランツァの全米NO.1のカヴァー。

・HOW DO YOU DO IT
先週の番組でジェリー&ペースメーカーズの「HOW DO YOU DO IT」を間違って再録版をかけてしまったそうだ。なので改めてオリジナル・ヴァージョンをオンエア。

・FLASHBACK
新着のオールディーズCDから。年末にフィフス・ディメンションのシングル・コレクション『THE COMPLETE SOUL CITY/BELL SINGLES 1966-1975』が出た。シングル・オンリーだった「FLASHBACK」が初CD化。1973年の全米82位。「(活動)最晩年の、ボーンズ・ハウがプロデュースした最後のシングルですが、これはアラン・オディの作品で、とっても僕大好きで、イントロのハル・ブレインのドラムからもうしびれる。フィフス・ディメンションらしい一曲」と達郎さん。

・MAGIC MONA
1979年の映画『THE FISH SAVED PITTSBURGH』(日本未公開)のオリジナル・サウンドトラックを全面的にトム・ベルが手がけている。初CD化。フィリー・ソウルが好きならマストの一枚。この中から番組ではお馴染みのフィリス・ハイマンが歌っている「MAGIC MONA」。
曲をかけ終えて。達郎さんが1980年の夏にロサンジェルスへ行って、その当時は120分のテープを回し放しにしてR&Bのステーションをエアチェックしていたそうだが、東京に帰ってテープを青山純さんに渡したら、「この曲はなんだ」と夜中に電話してきて、必死に途中のナレーションを聴き取ってオーダーした思い出があるそうだ。

・COUNT TO TEN
フランキー&ザ・スピンドルスはキャリアの長いグループで、基本的に5人組と言われている。1960年代のレコーディングはジョージ・カーが手がけているので有名。達郎さんはこの時代のシングルを集めてるそうだがまだコンプリートじゃないとか。この度シングル・コレクションがCD化。『COUNT TO TEN THE COMPLETE SINGLES COLLECTION 1968-1977』の中から1968年の「COUNT TO TEN」。作曲・プロデュース、ジョージ・カー。アレンジはホレス・オット。

・REBECCA
ロングブランチ/ペニーホイッスルはグレン・フライとJ.D.サウザーのユニット。デュエット・アルバムの『LONGBRANCH/PENNYWHISTLE』が世界初CD化。この中からグレン・フライの作品で「REBECCA」。

・「NON-STOP CHUCK BERRY」
来週はチャック・ベリー追悼「NON-STOP CHUCK BERRY」。これまでノンストップでオンエアしたのはジェームズ・ブラウン、テディ・ペンタグラス。3人目がチャック・ベリー。再来週はチャック・ベリーをカヴァーした作品の特集。

・前倒し録音
リスナーから「これからライヴ(・ツアー)がはじまりますとまとめ録音でサンソンが放送されると思いますが、最高何本、何週間分まとめて収録したことがありますか?」という質問。
「いや2本しかやりません。一月後のを録っても全然ラジオとしての即効性がないので。基本的にはなるべく溜め録りしないようにとはアレしてますが、だいたい2本でございます」と達郎さん。

・PRADARIA
ツアーのメンバーでサックスの宮里陽太さんが3月15日に3枚めとなるオリジナル・アルバム『BLESSINGS』を発売。今回は全曲本人の作曲によるアルバム。全12曲中4曲がL.A.録音で、その他8曲は日本で一緒にライヴを回ったメンバーと11月に録音。このアルバム『BLESSINGS』の中から先週はちょっと長めの曲をオンエアしたが、短い曲ですごくいいのがある。L.A.録音でポール・ジャクソンのギターが素晴らしい「PRADARIA」。「草原」という意味だとか。アルバム発売を記念して3月30日にモーションブルー横浜までライヴが行われる。詳しくはワーナーの特設サイトにて。
http://wmg.jp/artist/miyazatoyota/

・BE GOOD TO ME
ペトラ・クラークの1963年の「BE GOOD TO ME」。作曲はトニー・ハッチでペトラ・クラークとトニー・ハッチの共作。

・ベタ
リスナーから「達郎さんがよくベタな音楽と仰ってますが、ベタな音楽とはどういう音楽なんでしょうか? 教えて下さい」という質問。
「関西の芸人の隠語ですね、ベタ。ありきたり。そっから派生してありきたりなやつ。一般的という」と達郎さん。

・TONIGHT(COULD BE THE NIGHT)
質問したリスナーからのリクエスト。ヴェルベッツはテキサス出身の5人組の黒人ヴォーカル・グループ。ハイスクールの生徒と先生で結成されたグループ。1961年、全米26位のデビュー・ヒット「TONIGHT(COULD BE THE NIGHT)」。

・FOREVER MINE
3月22日にNEWSのニュー・アルバム『NEVERLAND』が出た。この中に達郎さんの「FOREVER MINE」のカヴァーが収録されている。増田貴久さんはいつも達郎さんのライヴを観に来てるという。「どうしてもこの曲をやりたい」ということでデータを渡して同じオケで完コピしてるとか。

・番組の終わりに
「来週から新年度ですね。新年度も変わりもせずサンデー・ソングブックご愛顧のほどよろしくお願い致します」と達郎さん。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2017年04月02日はチャック・ベリー追悼「NON-STOP CHUCK BERRY」
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Sunday Song Book #1275

2017年03月19日 | Sunday Song Book

2017年03月19日プレイリスト
「リクエスト特集」
1. 色・ホワイトブレンド / 竹内まりや "リクエスト" "エクスプレッションズ" '87
2. ONLY THE LONELY / ROY ORBISON '60
3. HOW DO YOU DO IT / GERRY & THE PACEMAKERS '63
4. WILDFIRE / MICHAEL MURPHY '75
5. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN / THE DELLS "SING DIONNE WARWICK'S GREATEST HITS" '72
6. NAVY BLUE RAIN / 宮里陽太 "BLESSINGS" 3月15日発売
7. PUPPY LOVE / DANNY OSMOND '72
8. 明日の私 / 竹内まりや "インプレッションズ" '94
*「HOW DO YOU DO IT」を誤って再録ヴァージョンをオン・エアしてしまいました。申し訳ありません。後日フォローします。
*DELLSのアルバムはCD化されたことがあるようですが、すでに廃盤です。
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■内容の一部を抜粋
・近況
「わたくし山下達郎。今年のツアーが昨日からいよいよはじまりました。市川が初日でございます。こっから全国49公演、8月の末まで続きます。昨日が初日でありまして、従いまして今日は前倒しで録っております。うまくいってるはずでございます。私も60代半ばになってまいりましたので今年のツアーは前半余裕のあるスケジュールで組んでおりまして。楽な感じで行ければなと思っております。今週は水曜日22日が郡山でございます。大体北関東、南東北が序盤のですね、ここから群馬、宇都宮と浜松と近郊と続いてまいります。今週水曜日は郡山にまいります。お待ち申し上げております」と達郎さん。

・リクエスト特集
ツアーの初日はテンパるので今週は「リクエスト特集」。

・色・ホワイトブレンド
まりやさんの1987年のシングル「色・ホワイトブレンド」。この季節になるとリクエストが増えるそうだ。先週の「棚つか」でもよかったが季節柄今週に。リクエストしたリスナーのひとりから「この曲の3分25秒のころに達郎さんが何か叫んでるのですが、あれは何と言ってるのでしょうか?」という質問。「One more time」と言ってるそうだ。

・ONLY THE LONELY
ロイ・オービソンの初期の代表曲「ONLY THE LONELY」は1960年、全米2位、全英NO.1のミリオンセラー。ロイ・オービソンが亡くなってもう30年近い月日が流れた。52歳という若さでの逝去。美空ひばりさんと同じ。

・HOW DO YOU DO IT
「HOW DO YOU DO IT」はビートルズのデビュー曲として予定されていた曲。ビートルズが「LOVE ME DO」でデビューしたことにより、ブライアン・エプスタインの手によって世に出たジェリー&ペースメーカーズが取り上げ、1963年、全英NO.1。作曲したのはミッチ・マリー。

・WILDFIRE
マイケル・マーフィーはカントリー系の人だが、デビュー時はスクリーン・ジェムズのスタッフ・ライターとしてポップな曲を書いてる人。1975年の全米3位のミリオンセラー「WILDFIRE」。シングル・ヴァージョンはイントロとエンディングのピアノがなかったけれど、アメリカのFM局はそれをかけないでアルバム・ヴァージョンばかりオンエアしたので、ヒットしたのはアルバム・ヴァージョンだという経緯がある。「ピアノがなければ魅力が半減します」と達郎さん。

・I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN
デルズが1972年にリリースしたアルバム『SING DIONNE WARWICK'S GREATEST HITS』は要するにバート・バカラックのソングブック。「実は僕これシールドで買ったんですけれど一度も聴いたことがなかったんですよね(笑)。で今回じゃあかけてみようかってI'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN、よかったんですよ、素晴らしい歌ですね。デルズのはマーヴィン・ジュニアとかは何を歌ってもいいんですよね。作品選ばないという。恐れ入りました」と達郎さん。「I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN」のプロデュースとアレンジメントはチャールズ・ステップリン。

・民放ラジオ101局特別番組『WE LOVE RADIO! ~山下達郎・星野源のラジオ放談』
日本の民放ラジオ局が全部で101局あり、その101局が合同で同日にスペシャル番組を企画することになった。達郎さんは日本民間放送連盟、民放連から出演を依頼されて先日収録してきたという。明日月曜日、3月20日春分の日にオンエアされる。題して『WE LOVE RADIO! ~山下達郎・星野源のラジオ放談』という達郎さんと星野源さんが対談しながら進行する番組。進行役はマンボウやしろさん。番組は達郎さんと星野源さんの対談を中心にそれぞれ一曲ずつ番組用にスペシャル・ライヴも行っている。3月20日(月・祝)、よる19時以降に一斉放送。ほとんどの放送局はよる19時からだが各放送局でオンエア時間が異なるところもあるので詳細は特設サイトにて。
http://minpo-radio101.jp

・NAVY BLUE RAIN
昨日からはじまったツアーのメンバーでサックスの宮里陽太さんが先週、3月15日に3枚めとなるオリジナル・アルバム『BLESSINGS』を発売。今回は全曲本人の作曲によるアルバム。全12曲中4曲がL.A.録音で、その他8曲は日本で一緒にライヴを回ったメンバーと11月に録音。今回はスウィング・ナンバーが一曲もなくコンテンポラリーで間口が広がった内容となっている。このアルバム『BLESSINGS』の中からちょっとラテン風味の「NAVY BLUE RAIN」。

・PUPPY LOVE
ダニー・オズボンド1972年、全米3位の「PUPPY LOVE」はもともとはポール・アンカの1960年のヒット曲のカヴァー。

・明日の私
この季節になるとリクエストが多くなるそうだ。「竹内まりや、1994年のシングルですが『EXPRESSIONS』に入れられなかったのが悔やまれるところ」と達郎さん。

・番組の最後に
「3月末でございます。年度末、決算、入学、進学、卒業。慌ただしい時期でございます。お身体みなさまご自愛ください」と達郎さん。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2017年03月26日は「棚からひとつかみ+リクエスト」
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Sunday Song Book #1274

2017年03月12日 | Sunday Song Book

2017年03月12日プレイリスト
「『ホワイト』で棚からひとつかみ」
1. 希望という名の光 / 山下達郎 '10
2. WHITE LIES / GRIN '72
3. WHITE RABBIT / JEFFERSON AIRPLANE '67
4. RIDE A WHITE SWAN / T.REX '71
5. RHAPSODY IN WHITE / LOVE UNLIMITED ORCHESTRA '74
6. SAIL ON WHITE MOON / JOHNNY MATHIS "THE HEART OF A WOMAN" '74
7. LITTLE WHITE LIES / DIANE RENAY '62
8. WHITE HORSES / CLAUDINE LONGET '67
9. THE WHITE CLIFFS OF DOVER / VERA LYNN '42
10. THE GIRL IN WHITE / 14 KARAT SOUL '88
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■内容の一部を抜粋
・近況
いよいよ今週の土曜日、3月18日にツアーがはじまる。千葉の市川市文化会館を皮切りに全国49公演、8月31日まで続く。「ずーっとリハやっておりますが。今週最後のリハーサルで、それからいわゆるゲネプロと言いまして通しリハというのをやりまして、いよいよ初日を迎えるわけですけれども。今年は練習しながらですね(笑)、あんまり声が(笑)、嗄れないというか、普通なんですね。なので妙に声の調子がいい感じでございまして。まぁ、暖かいところに向かってなのでそうなんでしょうけれど。まぁ、この調子でですね、乗り切って行きたいと思っております。全国のみなさん、いよいよツアーがはじまります。今年もよろしくお願い申し上げます」と達郎さん。

・『ホワイト』で棚からひとつかみ
今週はホワイトデーの週なので、白にちなんだ「『ホワイト』で棚からひとつかみ」。これまでバレンタインデーの特集は組んだことがあるけれどホワイトデーに絡んだことは一度もやったことがないそうだ。

・希望という名の光
「昨日、3月11日。東日本大震災から6年を迎えました。復興がなかなか進まないところもございますし、復興の息吹が力強く響いてるところもございます。場所、人によって大きく差があったりいたしますけれども。まだ6年、もう6年というアレもございますが、まだ6年、引き続き国民全員でですね、取り組んでいかなければならないと思います。復興に携わる方々引き続きよろしくお願い申し上げます」と達郎さん。「希望という名の光」にリクエストが集まっているという。

・WHITE LIES
後にブルース・スプリングスティーンのE ストリート・バンドのメンバーになるニルス・ロフグレンが結成したグリンの唯一のヒット曲、いわゆるワンヒット・ワンダー、1972年、全米75位の「WHITE LIES」。

・WHITE RABBIT
「白」の代表曲といえばジェファーソン・エアプレインの1967年のベスト10ヒット「WHITE RABBIT」。当時のアシッド・ロック、サイケ。『ふしぎの国のアリス』から題材を取りいわゆるドラッグ・ソングと呼ばれた。

・RIDE A WHITE SWAN
T.レックスは達郎さんの番組ではほとんどかかったことがない。しかし、達郎さんは実はT.レックスがティラノザウルス・レックスの頃から好きなんだという。1971年、全英2位、全米76位の「RIDE A WHITE SWAN」はT.レックスとして最初のヒット。
曲をかけ終えて。
「いかにもUKの当時のリミッターのびっしょりのギターのサウンドでございます。このマーク・ボランのまた特徴のある声、若い頃よく真似しましたね」と達郎さん。

・RHAPSODY IN WHITE
次の曲はバリー・ホワイト。なんたって名前がホワイト。バリー・ホワイトの出世作「愛のテーマ」はラヴ・アンリミテッド・オーケストラの名義で発表された大ヒット曲。「愛のテーマ」に続いてシングル・カットされたアルバム『RHAPSODY IN WHITE』のタイトル・ソング「RHAPSODY IN WHITE」は全米ソウル・チャート48位、全米63位。

・SAIL ON WHITE MOON
こういう「棚つか」のときはまだCD化されてない曲を積極的にオンエアしようと思ってるそうだ。ジョニー・マティスの1974年のアルバム『THE HEART OF A WOMAN』はジョニー・ブリストルのプロデュース。ジョニー・ブリストルのペンになる曲「SAIL ON WHITE MOON」。

・民放ラジオ101局特別番組『WE LOVE RADIO! ~山下達郎・星野源のラジオ放談』
日本の民放ラジオ局が全部で101局あり、その101局が合同で同日にスペシャル番組を企画することになった。達郎さんは日本民間放送連盟、民放連からラジオを広くアピールする特別番組の出演を依頼されて、先日収録してきたという。3月20日(月)春分の日にオンエアされる。題して『WE LOVE RADIO! ~山下達郎・星野源のラジオ放談』という達郎さんと星野源さんが対談しながら進行する番組。進行役はマンボウやしろさん。番組は達郎さんと星野源さんの対談を中心にそれぞれ一曲ずつ番組用にスペシャル・ライヴも行っている。3月20日(月・祝)、よる19時以降に一斉放送。ほとんどの放送局はよる19時からだが各放送局でオンエア時間が異なるところもあるので詳細は特設サイトにて。
http://minpo-radio101.jp

・LITTLE WHITE LIES
1930年代に作られたひじょうに古い曲「LITTLE WHITE LIES」は1957年にベティ・ジョンソンがちょっとヒットさせた。ダイアン・リネイが1962年にアトコ・レーベルから出したヴァージョンが素晴らしい。ピート・デアンジェルスがアレンジしたガール・ポップ然とした素晴らしいオケになっている。「ホワイト・ライズ」というのは罪のない嘘とか他愛のない嘘という意味だそうだ。

・WHITE HORSES
クローディンヌ・ロンジェの1967年の「WHITE HORSES」。2005年にCD化されたがシングル・オンリーの曲なのでモノラル。アレンジは多分ニック・デカロと達郎さん。

・THE WHITE CLIFFS OF DOVER
「ホワイト」もので大変有名な一作。イギリスのシンガー、ベラ・リンは第二次世界大戦中のイギリスの兵隊たちのアイドルだった。彼女の代表曲で1942年の「THE WHITE CLIFFS OF DOVER」。当時はオケと歌の一発録りで、今みたいに後で修正できなかったので、緊張感による表現力が素晴らしいと達郎さん。

・人間ドック
リスナーからの「ツアーがもうすぐはじまりますが人間ドック等の検診には行きましたか?」という質問。
「私も人間ドックには行きました。お陰さまでほぼ、ほぼほぼ(笑)、でございます。心置きなくツアーに臨めます。今週からはじまりますので、みなさまお待ち申し上げております」と達郎さん。

・THE GIRL IN WHITE
14カラット・ソウルはニュージャージーのアカペラの黒人ヴォーカル・グループ。1988年に達郎さんが曲を提供した「THE GIRL IN WHITE」は達郎さんもセルフ・カヴァーしている。

・番組の終わりに
「ホワイトデーはみなさん、如何なされますでしょうか。ご愁傷さまです。てなわけで来週はリクエスト特集でございます。いよいよ今週18日から今年のPERFORMANCE 2017のツアーがはじまります。全国のみなさま、8月までよろしくお願いします。先程も申し上げましたが、まだまだ春がちょっと、なかなか本格的な春が来てくれません。気温差が大変ございます。季節の変わり目、みなさんくれぐれもご自愛の程を」と達郎さん。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2017年03月19日は「リクエスト特集」
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Sunday Song Book #1273

2017年03月05日 | Sunday Song Book

2017年03月05日プレイリスト
「かまやつひろし追悼」
1. ターナーの汽罐車 / 山下達郎 "アルチザン" "オーパス" '91
2. フリ・フリ / 田辺昭知とザ・スパイダース '65
3. ヘイ・ボーイ / ザ・スパイダース '66
4. バン!バン! (アルバム・ヴァージョン) / ザ・スパイダース "アルバム No.4" '67
5. 恋のドクター / ザ・スパイダース '67
6. 夢のDC8 / ザ・スパイダース "ゴー!スパイダース・フライ!サヴェージ" '67
7. 君なき世界 / ザ・ビーバーズ '67
8. エレクトリックおばあちゃん / ザ・スパイダース '70
9. ボブ・ディランはいま何を考えているか / かまやつひろし "スタジオ・ムッシュ" '79
10. お先にどうぞ / かまやつひろし "あゝ我が良き友よ" '75
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■内容の一部を抜粋
・近況
3月18日からスタートする全国ツアーのリハーサルの真っ只中。「毎度のことながらリハーサルの曲が多くて(笑)、曲を何をやるかじゃなくて何を削るか(笑)、というですね、それで悩んでる今日このごろですが。お陰さまで順調にリハーサルは進行しております。もうすぐツアーははじまりますのでお楽しみに」と達郎さん。

・かまやつひろし追悼
3月1日に78歳でお亡くなりになられたかまやつひろしさんの追悼特集。スパイダース以前のテイチク時代はロカビリー・シンガーとして活動していたが、とても一週間では全部かけられないので、今日はロックンロール系の曲を中心に作家かまやつさんの足跡を追う。

・ターナーの汽罐車
中学三年生の受験生のリスナーからのリクエストで「ターナーの汽罐車」。

・フリ・フリ
かまやつひろしさんはスパイダースからソロになって、日本のロック、歌謡曲、最近ではいわゆるフリー・ソウルと呼ばれるレア・グルーヴ系でも人気があり、パンクなロックンロールの草分けと言っていい存在。1964年に今も知られている7人組のスパイダースのかたちが完成して、1965年に記念すべきデビュー・シングル「フリ・フリ」をリリース。かまやつひろしさんの作詞作曲。パンパンパンという3つの手拍子でずっと行くブルース進行のロックンロール。この時代は田辺昭知とザ・スパイダースという名義でクラウン・レコードから発売された。ジャケット写真にかまやつさんが写ってないのはフォト・セッションに遅刻したからという有名な逸話がある。

・ヘイ・ボーイ
1966年のファースト・アルバム『アルバム No.1』に収録されたシングル・カットの「ヘイ・ボーイ」もかまやつさんの作品。作詞はささきひろとさん。今聴くとひじょうにパンキッシュなサウンドで当時はそういうのがあまりなかった。1965年当時中学生だった達郎さんは、日本教育テレビ[NET](現在のテレビ朝日)で放送されていた「エキサイト・ショー」というディスコティークのTV版みたいな番組にスパイダースがレギュラー出演していて、かまやつさんが「フリ・フリ」の演奏でボックスのギターを弾いてアームを引っ張りまくっている映像が鮮烈な記憶として残ってるという。

・バン!バン!
1967年の4枚目のアルバム『アルバム No.4』に収録された「バン!バン!」。先日、シングル・ヴァージョンをオンエアしたので今日はアルバム・ヴァージョンで。ライヴでも大変演奏力のあるバンドで、達郎さんはジャズ喫茶で何回も見たことがあるそうだ。田辺昭知さんのドラムス、加藤充さんのベース、大野克夫さんのオルガンとスチール・ギター、そして井上堯之さんのギター、それにかまやつさんのギターというファイブ・リズム。後に大野さんや井上さんはアレンジャーとして大御所になっていく。そこに堺正章さんと井上順さんのヴォーカルが加わり、演奏はタイトなんだけれどもMCはコミカルというようなバンドで一世を風靡した。

・恋のドクター
1967年のシングル「あの虹をつかもう」のB面の「恋のドクター」。作詞作曲はかまやつひろしさん。この頃のロックンロールには恋煩いの歌がたくさんあって、例えばラスカルズの「GOOD LOVIN'」なんか内容的に似ているので、たぶんインスパイアされて日本語でやったものと思われる。堺正章さんのコミカルな部分が十分に発揮されている。歌もうまい。

・夢のDC8
1967年にJALが世界一周路線を開設した記念に発表されたアルバム『ゴー!スパイダース・フライ!サヴェージ』。スパイダースとサヴェージがA面B面分割して担当している。このアルバムに入ってる「夢のDC8」はかまやつさんがリード・ヴォーカル。「DC8は当時のジェット機でございます。いちばん人気のあった世界路線のダグラスDC8。私乗ったことがありません。乗ってみたかったです」と達郎さん。
曲をかけ終えて。「途中でホリーズのI CAN'T LET GOになってしまうというですね、かまやつさんらしい一曲でございます。ファルセットも」と達郎さん。

・『ホワイト』で棚からひとつかみ
来週は3月12日なのでホワイトデーにちなんだ特集「『ホワイト』で棚からひとつかみ」。これまでバレンタインデーの特集は組んだことがあるけれどホワイトデーに絡んだことは一度もやったことがないそうだ。3月18日にツアーがはじまると、最初の一ヶ月間はツアーで頭が一杯になるので3月19日の放送はリクエスト特集と棚つかのミックスになる予定。

・民放ラジオ101局特別番組『WE LOVE RADIO! ~山下達郎・星野源のラジオ放談』
日本の民放ラジオ局が全部で101局あり、その101局が合同で同日にスペシャル番組を企画することになった。達郎さんは日本民間放送連盟、民放連から出演を依頼されて先日収録してきたという。3月20日春分の日にオンエアされる。題して『WE LOVE RADIO! ~山下達郎・星野源のラジオ放談』という達郎さんと星野源さんが対談しながら進行する番組。進行役はマンボウやしろさん。「星野源さん、初対面でありますけれども、とってもいい方で、もう完全に親子なんですけれど(笑)、へへ。彼も本当にラジオが好きな方でですね、現在、オールナイトニッポンを担当されておりますし、ラジオに対する思いというのがとっても共通するものがたくさんあって、ひじょうに充実した番組を作ることができました」と達郎さん。番組は達郎さんと星野源さんの対談を中心にそれぞれ一曲ずつ番組用にスペシャル・ライヴも行っている。3月20日(月・祝)、よる19時以降に一斉放送。ほとんどの放送局はよる19時からだが各放送局でオンエア時間が異なるところもあるので詳細は特設サイトにて。
http://minpo-radio101.jp

・君なき世界
かまやつさんがグルプサウンズのビーバーズに提供した「君なき世界」。達郎さんはビーバーズが好きでいちばん見たGSのひとつだったけれど、今回かまやつさんの提供作品を調べてみて、セカンド・ヒットの「君なき世界」がかまやつさんの作品だと初めて知ったという。「リアルタイムで聴いているとわかんないんです、そういうこと」と達郎さん。醐樹弦(ごきげん)というペンネームで作詞作曲していたとか。ちょっとサイケな感じ。ビーバーズは後にトランザムのメンバーになる石間秀機さんがリード・ギター。七色のギターと言われた大変に魅力的な音色を持ったギターを聴かせてくれる。1967年の一作。

・エレクトリックおばあちゃん
1970年のスパイダース解散前の人気曲「エレクトリックおばあちゃん」。堺正章さんのキャラクターがよく出ている。明らかにジャン&ディーンの「パサディナのおばあちゃん」にインスパイアされている。この時代はまだ洋楽の情報が十分に入ってきてない状況で、日本のバンドは試行錯誤やトライを繰り返してきた。「むしろこうしたトライをする人がほとんどいなかった。当時は歌謡曲全盛の時代だからまだ。そんな中かまやつさんもそういうことに果敢にトライしてきた。特にスパイダース時代はそういう歴史だと考えられます」と達郎さん。

・ボブ・ディランはいま何を考えているか
ソロ時代は'90年あたりからレア・グルーヴ的な視点から例えば「ゴロワーズ」が再評価されて、そういう実験的なアプローチをかまやつさんはしてきた。1979年のトリオの作品『スタジオ・ムッシュ』の「ボブ・ディランはいま何を考えているか」は高度経済成長時代のスノビッシュな感じがよく出ている一作。作詞はかまやつさん。最後のわけのわからない言語のナレーションはタモリさん。

・お先にどうぞ
1975年のアルバム『あゝ我が良き友よ』に収録された「お先にどうぞ」は大瀧詠一さんが提供した作品。達郎さんはコーラスを担当している。これが達郎さんがかまやつさんと仕事した唯一のもの。「よく考えてみますと、かまやつひろしさんと大瀧さんはひじょうに音楽のベクトルは全然違うんですけれども、ある意味すごく似通ったテイストといいましょうか、いい意味での雑食性といいましょうか、バーサタイルないろんなところに目配りをする、そういう感覚が研ぎ澄まされた点で、ひじょうに大瀧さんとかまやつさんは似たところがあったようなそういう気がいたします。今日もばらっと聴いてそういう感をすごく強くいたしました」と達郎さん。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2017年03月12日は「『ホワイト』で棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp
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Sunday Song Book #1272

2017年02月26日 | Sunday Song Book

2017年02月26日プレイリスト
「昼間の珍盤奇盤」
1. BLOW / 山下達郎 "レアリティーズ" '02('92)
2. 赤く赤くハートが / ザ・レンジャーズ '67
3. 太陽に抱かれたい / ジョニー広瀬 '67
4. IEKI吐くまで / 片岡鶴太郎 '86
5. ツイスト・アンド・シャウト / 東京ビートルズ '64
6. YOU DID IT TO ME / THE AMERICAN BEETLES '64
7. アローン・アゲイン / 草刈正雄 "青春の光と影" '76
8. スターウォーズのテーマ~カンテナバンド / 子門真人 '78
9.ゆうわく(オリーブの首飾り) / ローレン中野 '76
10. (SITTIN'ON) THE DOCK OF THE BAY / ボルテイジ '68
11. THE OKEH LAUGHING RECORD / UNKNOWN '22
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組は前倒しで収録しているという。3月18日にスタートするツアーのリハーサルに勤しむ毎日だとか。

・昼間の珍盤奇盤
先週、2月19日の夜にオンエアした「夜のサンデー・ソングブック ~珍盤奇盤 R-18~」を受けて今週は「昼間の珍盤奇盤」。「珍盤奇盤」は2年連続。毎年やるとネタがすぐなくなるので3年に一度ぐらいがちょうどいい、と達郎さん。リハーサル中なので音ネタを仕込むのがたいへんだから前にオンエアした楽曲のアーカイヴを中心に。

・BLOW
1曲目だけはリクエストに応えて「BLOW」。

・赤く赤くハートが
「珍盤奇盤」20年近い歴史の中でベスト・オブ・ベストはザ・レンジャーズの「赤く赤くハートが」。ザ・レンジャーズはグループ・サウンズのバンド。たいへん演奏力のあるバンドでクラウンからデビューした。「赤く赤くハートが」は1967年の作品。リード・ヴォーカルの宮城ひろしさんは今年で70歳を迎えるという。

・太陽に抱かれたい
珍盤奇盤といえば遠藤実さんのレーベル「ミノルフォン」にとどめを刺す。一体いつ寝てるのかというすごい制作本数で、中には「どうしてこれが!?」と発売されたこと自体が奇跡に近いようものが何枚もある。1967年の「太陽に抱かれたい」。1967年というとビートルズの『SGT. PEPPERS'S LONELY HEARTS CLUB BAND』や、ドアーズがデビューしたり、ジェファーソン・エアプレインの『SURREALISTIC PILLOW』が出たりエポック・メイキングな年で、珍盤奇盤にとってもエポック・メイキングな年だった。「太陽に抱かれたい」を歌っているのはジョニー広瀬さん。
曲をかけ終えて。
「これしかしキーの設定、どうやって遠藤先生は決定したんでしょうね。詞もすごい。"涙がバッチリ乾くまで"って。この時代だってこんなのないっすよ。すごいですね、しかし。何百回聴いてますけれど謎に満ちた作品ですね。オリジナル盤ほしくて探してるんですけれど、なかなか手にはいらないんだよコレ(笑)。へへ、ひどい(笑)」と達郎さん。

・IEKI吐くまで
1986年の片岡鶴太郎さんの「IEKI吐くまで」はオリジナル盤を手に入れたとか。秋元康さん作詞、見岳章さん作曲、竜崎孝路さん編曲。達郎さんは秋元康さんの初期の作品のコレクターだという。むかし一緒にお酒を飲んでいろんなことを教えてもらったとか。「とんでも戦士ムテキング」のアルバムの中の曲はシンガーの許諾が下りなくてCD化されなかったそうだが、ついにそのアルバムを手に入れて秋元康さんにサインしてもらったという。
曲をかけ終えて。
「惜しむらくは本当にうまい演歌歌手の人が歌ったらもっと凄みが出るのにですね。氷川きよしさんやらないですかね。これはまだCD化してないんですかね、カラオケほしいですねよ、コレね。B面がですね、床上手って曲なんですけれど、これ歌、片岡鶴太郎&乳ナヲミっていう。乳ナヲミさんって誰か秋元さんに訊いたら、秋元さんのオフィスの事務員だったつうの(笑)。機会があればB面も(笑)。なんだよ、それ(笑)。ふふ」と達郎さん。

・TWIST & SHOUT
先週オンエアした「TWIST & SHOUT」のいちばん超絶なのはご存知大瀧詠一さん監修の東京ビートルズ。2枚めのシングルのB面。1964年だからGS前記。
曲をかけ終えて。
「バックが少しもR&Bじゃないんですよね。あとは"C'mon C'mon, C'mon"の譜割りがハマりきってないという、あそこがなんとも言えないですね。訳詞はもちろん漣健児さんでありまして。ふふ。よく大瀧さんコレCDにしましたよね。4曲。抱きしめたい / PLESE PLESE ME / CAN'T BUY ME LOVE / TWIST & SHOUT」と達郎さん。

・YOU DID IT TO ME
東京ビートルズのような二番煎じは日本だけではなくアメリカにもあった。アメリカン・ビートルズというバンドはフロリダのバンドで、もともとはアーデルスという名前だったがアメリカン・ビートルズにさせられ、シングルを何枚か出したもののヒットせず。その後はレイザーズ・エッジという名前に変わりサイケ・シーンに行ったという。1964年のシングル「YOU DID IT TO ME」。普通に演奏してるので珍盤奇盤というわけではないが話のタネにということで。

・アローン・アゲイン
後半は洋楽の訳詞ものシリーズ。ギルバート・オサリヴァンの「ALONE AGAIN」は失恋の歌でメロディーがきれいな割に内容は暗い。前にオンエアした九重佑三子さんの「アローン・アゲイン」はなかにし礼さんの訳詞で洒落のめしていた。草刈正雄さんの1976年のサード・アルバム『青春の光と影』に収録された「アローン・アゲイン」は山上路夫さんの訳詞。こちらの方がギルバート・オサリヴァンの原詩にちょっと近い感じ。日本語にすると陰惨な感じがすると達郎さん。
曲をかけ終えて。
「編曲は東海林修さんなのでひじょうに洒落たアレンジでございます。草刈さんというのは私と同学年なんですよね(笑)。ですからこのレコーディングのときは24歳。歌はいいですね、味があって。上手ですね。最近は渋い魅力で攻めておりますけれども。若いときは本当の美男子でありまして羨ましい」と達郎さん。

・スター・ウォーズのテーマ〜カンテナバンド
子門真人さんは1978年に「スター・ウォーズのテーマ」を録音している。日本語詩は有川正沙子さん。
曲をかけ終えて。
「むやみに明るくて長くてくどい。(中略)すごいですね(笑)。コレ、完全に村上ポンタさんですね、タイコ。さっきの草刈正雄さんのもポンタですね(笑)。この頃はいちばん売れてた人ですから。完全にポンタさんのタイコですね。アレンジ国吉良一さんやっております。すごいですね(笑)」と達郎さん。

・ゆうわく(オリーブの首飾り)
歌っているローレン中野さんはホノルル生まれの日系三世。和田弘とマヒナスターズと組んで出したシングルが1976年の「ゆうわく」。ポール・モーリアでヒットした「オリーブの首飾り」に日本語詩をつけたもの。訳詞はなかにし礼さん。

・(SITTIN'ON) THE DOCK OF THE BAY
珍盤奇盤のアーカイヴものから。ボルテイジは5人組のグループサウンズ。1968年のアルバムに入ってるオーティス・レディングの「(SITTIN'ON) THE DOCK OF THE BAY」。

・THE OKEH LAUGHING RECORD
レコードができた当初にドイツで録音されたもので1922年の作品とされている。アメリカのOKEHレーベルが最初に輸入したものでやっている人はわからない。多くのイミテーションを産んだ笑い声の作品で「THE OKEH LAUGHING RECORD」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2017年03月05日は「リクエスト特集」
http://www.tatsuro.co.jp
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