Sunday Song Book #1241

2016年07月24日 | Sunday Song Book

2016年07月24日プレイリスト
「納涼リクエスト大会」
1. MAGIC WAYS / 山下達郎 "BIG WAVE" '84
2. FUN, FUN, FUN / THE BEACH BOYS '64
3. YOUNG GIRLS / THE ISLEY BROTHERS "GRAND SLAM" '81
4. MAKE IT EASY ON YOURSELF / LITTLE ANTHONY & THE IMPERIALS '64
5. THEY'LL NEVER BE / THE CHAPS '59
6. MANDOM-LOVERS OF THE WORLD / JERRY WALLACE '70
7. BRONTSAURUS STOMP / THE PILTDOWN MEN '60
8. PIECE OF MY HEART / ERMA FRANKLIN '67
9. 僕らの夏の夢 / 山下達郎 "レイ・オブ・ホープ" "オーパス" '09
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■内容の一部を抜粋
・近況
先週からはじまったドラマ「営業部長 吉良奈津子」の主題歌「CHEER UP! THE SUMMER」のシングル用のミックス・ダウンをしているとか。もうすぐ完成するそうで、今日はまだ音はかけられないという。

・毎年恒例「納涼リクエスト大会」
今週から毎年恒例「納涼リクエスト大会」。

・MAGIC WAYS
1984年のアルバム『BIG WAVE』から「MAGIC WAYS」。

・FUN, FUN, FUN
「ビーチボーイズは最近はもう、何んだか知りませんけれど『PET SOUNDS』教というようなですね、ビーチボーイズといえば『PET SOUNDS』というような時代に、想像もつきませんでした。まぁ、私も片棒を担いでる一人ですから、あんまり言えませんが。でも誰がなんといってもビーチボーイズは『SURFER GIRL』、『LITTLE DEUCE COUPE』、『SHUT DOWN VOLUME 2』、『ALL SUMMER LONG』この4枚。これが全盛期のビーチボーイズのサウンドでございますが」と達郎さん。その中から1964年のベストテン・ヒット「FUN, FUN, FUN」。

・YOUNG GIRLS
アイズリー・ブラザーズの1981年のアルバム『GRAND SLAM』のB面から何か一曲というリクエスト。A面は3曲全部バラード。リスナーによるとA面はオンエア済みだとか。B面はアップテンポでファンクな曲が収録されている。その中からB面1曲目「YOUNG GIRLS」。

・夏フェス
リスナーから「夏フェスの予定はありますか?」という質問。
「今年はありません。あんまりしょっちゅう出てもしょうがないので(笑)。年なので(笑)。冗談です」と達郎さん。

・『POCKET MUSIC』30周年
リスナーから「アルバム『POCKET MUSIC』30周年記念盤の商売はありますか?」という質問。
「秋にやります(笑)。何もまだインフォメーションができません。ライヴ上がりでいきなりシングルとか言われまして。これから考えます」と達郎さん。

・MAKE IT EASY ON YOURSELF
『ON THE STREET CORNER 2』に収録されている「MAKE IT EASY ON YOURSELF」の原曲にリクエスト。1964年のリトル・アンソニー&ジ・インペリアルズのヒット・シングル「GOING OUT OF MY HEAD」のB面を忠実になぞったそうだ。

・アクシデントの場合はライヴはどうしますか?
リスナーから「バンドのメンバーがアクシデントでライヴに来れなくなった場合、ライヴはどうするか考えてますか?」という質問。
20年ほどの前に福山公演でベースの伊藤広規さんが飛行機に乗り遅れたことがあり、45分ほど遅れて到着することになって、ひとりで30分ほど前座して、本番は1曲程度省略してやったという。35年ほど前に大阪の南港のイベントではメンバーが来なくて、そのときも45分くらいひとりで歌ったことがあるとか。そのときは1万何千人のお客さんを前にしたので、それは人生で一番しびれた一瞬だったそうだ。アカペラのテープがあるし、ギター一本、キーボード一台あれば何とかなると達郎さん。

・THEY'LL NEVER BE
ザ・チャップスはペンシルバニア州ピッツバーグの白人ヴォーカル・グループ。1959年の作品で「THEY'LL NEVER BE」。ドゥーワップというよりはバーバーショップよりのサウンド。

・納涼夫婦放談
8月21日、28日は竹内まりやさんをゲストに迎えて「納涼夫婦放談」。「今年はですね、まりやからの要望で、今年はひとつ普段あまりかからないアルバム楽曲とか地味な存在の楽曲、あるいはですね、今までにオンエアした洋楽カヴァーとかレア音源からのリクエストをお待ち申し上げております、いうことであります。いわゆる裏モノでございますね。よろしくお願いします」と達郎さん。

・新曲「CHEER UP! THE SUMMER」
フジテレビの木曜の午後10時「木10」は先週7月21日から「営業部長 吉良奈津子」(主演は松嶋菜々子さん)がスタート。このドラマの主題歌を達郎さんが書き下ろした。タイトルは「CHEER UP! THE SUMMER」。9月14日発売予定のニュー・シングル。カップリング曲は昨年から今年にかけての最新ライヴのソースから選んだとか。今回の40th Anniversary Tour(デビュー40周年ツアー)でいちばん受けた曲がなんとフランキー・ヴァリのカヴァーで「CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU」(邦題「君の瞳に恋してる」)。この曲のライヴ・ヴァージョンを収録することにしたそうだ。詳しくはワーナーミュージックの山下達郎特設サイトにて。
http://wmg.jp/tatsuro/

●営業部長 吉良奈津子
http://www.fujitv.co.jp/kiranatsuko/index.html

・長門芳郎さんの『PIED PIPER DAYS』プレゼント
達郎さんの友人でシュガーベイブの初代マネージャーの長門芳郎さん。ティン・パン・アレー、南青山のパイドパイパー・ハウスというレコード店の店長を経て、今でも音楽ライターを続けている。長門芳郎さんの自叙伝、パイドパイパー・ハウスを中心とした1972年から1989年までの回想録『PIED PIPER DAYS』がリットー・ミュージックから発売となった。この本を3名にプレゼント。達郎さんの名前も前半のシュガーベイブのところで頻繁に出てくるそうだ。締め切りは今月一杯。

■リクエスト・お便り・プレゼントの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

・MANDOM-LOVERS OF THE WORLD
ジェリー・ウォレスの1970年「MANDOM-LOVERS OF THE WORLD」はチャールズ・ブロンソンが出演した男性用化粧品のCMソング。この曲は日本から発注してジェリー・ウォレスに歌ってもらった日本から生まれた曲。丹頂というメーカーはこの曲のヒットで会社名をマンダムに変えたくらいの大ヒットになった。「'70年代初頭のポップ・カントリー然とした音がします。作品的には大変優れた曲であります。ジェリー・ウォレスは大変キャリアの古いカントリー・シンガーでございます。ヒットもたくさんありますが、日本ではこれしか知られてないといっても問題ないでしょう(笑)」と達郎さん。

・夏の食べ物
リスナーから「達郎さんにとって夏の食べ物とは何ですか?」という質問。
「冷やし中華かなぁ、葛切り、鱧(はも)。ウナギっていうと思うでしょ。僕、ウナギは冬のほうが好きなんですよ。土用のウナギってあんまりですね。なんか人がごった返してる鰻屋に行くのが嫌いなんで。やっぱ冷中だな」と達郎さん。

・BRONTSAURUS STOMP
ピルトダウン・メンはウェスト・コーストのスタジオ・グループ。リーダー格のエド・コブはソングライターとして大変に有名な人。「BRONTSAURUS STOMP」は1960年、全米75位だがインストゥルメンタル・ナンバーとしてはスタンダード化している。

・PIECE OF MY HEART
アーマ・フランクリンはアレサ・フランクリンの妹。1967年、R&Bチャート10位、全米62位。作曲はジェリー・ラガヴォイとバート・バーンズ。プロデュースはバート・バーンズ。「PIECE OF MY HEART」はジェリー・ラガヴォイの大好きなジャニス・ジョップリンが歌って、日本ではそれでスタンダードになっているが、そのオリジナル。

・読書について
リスナーから読書についての質問。
「本は全く自信がありません。本読むの遅いです。だから熟読精読といえば聞こえはいいですけれど。風呂の中で読むことが多いので(笑)、あんまり古いいい本はですね、持って読めないので、それは読む機会が作れなくて苦労してますが。ですから一年間に読む量は知れてます。今まで読んだ中で最長の本はアレですね。山岡荘八の『徳川家康』ですね(笑)。アレ、ニューヨーク持って行って全巻制覇しました。ニューヨークは昔、長逗留していた時代があって、『宮本武蔵』とかそういうのを持って(笑)、全部読むっていう。文庫本ですけれど(笑)。ブックマークは使いません。こんなこと申し上げてもしょうがないですが。いわゆるブックカバーをしおりの代わりに挟んでですね、使います。本はほとんど使い捨てみたいな感じで、折ったり、メモしたり、線引いたりしちゃいますんで。消耗品になってしまいます。ブックオフには売れませんですね」と達郎さん。

・僕らの夏の夢
超常連さんからのリクエストが集まった。2009年のシングルで映画『サマー・ウォーズ』のテーマ「僕らの夏の夢」。

2016年07月31日は、引き続き「納涼リクエスト大会」
http://www.tatsuro.co.jp
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「THIS! 2016」OTONANOスペシャル 第一回

2016年07月21日 | Motoharu Radio Show


2016/07/20 OnAir - 「THIS! 2016」OTONANOスペシャル 第一回
1. 犬と猫 / 中村一義
2. キャノンボール / 中村一義
3. 扉の向こうに / 100s
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■内容の一部を抜粋
佐野元春 : Motoharu Radio Show、「THIS! 2016」OTONANOスペシャルをお聴きのみなさん、こんにちは佐野元春です。この番組は東京乃木坂、ソニー・スタジオからお届けしています。OTONANOのネット・ラジオ。以前僕は伊藤銀次の番組「POP FILE RETURNS」にゲストで出たことがあります。今回はゲストではなく僕にDJをやらせていただけるということで、特別な番組を用意してきました。Motoharu Radio Show、「THIS! 2016」OTONANOスペシャル。番組は二回に分けてお届けします。今回はその第一回目。これからの30分、リスナーのみなさんと楽しい時間を過ごしていきたいと思います。詳しいことはまた番組の中で。Motoharu Radio Show、DJ、佐野元春でお送りします。
http://www.110107.com/mob/pageShw.php?site=OTONANO&ima=4233&cd=motoharu_radio

佐野元春 : さて、2016年この夏、東京国際フォーラムでライヴ・イベント「THIS!」が開催されます。このイベントは僕、佐野元春がナビゲートするロックンロール・ショーケース。国内第一級のロック・クリエイターを紹介していきます。今回このライヴ・イベント「THIS!」に出演してくれるのは中村一義、そしてGRAPEVINE。いずれも世代を超えて熱い支持を得ている二組です。この番組ではコンサートに先立って彼らの音楽の魅力に触れてみたいと思います。まずは一曲目聴いてみたいのは中村一義のレコード、彼のデビュー曲です。曲は「犬と猫」。

・犬と猫

佐野元春 : 中村一義、今聴いていただいてるのは1997年のレコード。デビュー曲ですね。曲は「犬と猫」。最初聴いたとき、衝撃を受けた人も多かったと思います。日本語がメロディとビートに楽しく転がっていて思わず微笑んでしまうという、とてもいい曲ですね。1997年、中村くんはこの曲で新しい時代のソングライターとして注目されました。

・キャノンボール

佐野元春 : 今聴いていただいてる曲は中村一義、曲は「キャノンボール」。この曲の演奏の中で言葉がドライブしていますよね。聴いていてごきげんな気持ちになります。よく歌の中の言葉の意味にこだわる人も多いです。でも言葉とビート、そしてメロディ、これが一つに重なったときに大きな力となる。中村くんはそのことをよくわかっているクリエイターだなぁと思います。これまでオリジナル・アルバムは6枚。そして彼の別ユニットで100s(ひゃくしき)ですね、こちらの名義では3枚のアルバムを出しています。また新作アルバムも出ていますね。タイトルは『海賊盤』。僕も聴かしてもらいました。とてもいいアルバムです。こちらも是非聴いてみてください。さてここで番組リスナーのみなさんに中村くんからコメントが届いています。紹介したいと思います。

中村一義 : Motoharu Radio Show、「THIS! 2016」OTONANOスペシャルをお聴きのみなさん、こんばんは中村一義でーす。そして佐野さん、この度は、「THIS! 2016」にお招きいただき誠にありがとうございます。というのもですね、僕がデビューしたのは97年だったんですが、一回その頃の「THIS!」にお招きいただいたんですが、実はそのときは僕は出演をご辞退してしまったんですよ。というのも僕デビュー当時はですね、多重録音といって、一人ですべての楽器をレコーディングしてリリースするという方法を取っていたので、バンドがいなかったということで、自分の音楽をステージ上再現するのが不可能だったということで、本当に僕は小さい頃から佐野さんの音楽の影響を受けていたので、もう本当に心から出演さしていただきたかったんですけれど、泣く泣く辞退するしかなかったという過去があるので、今回の「THIS! 2016」にお招きいただいたことは本当に感無量でございます。本当に僕の曲でも「希望」という曲が「約束の橋」のオマージュになっていたりとか、「キャノンボール」が大部分が「アンジェリーナ」のオマージュだったりとか、という本当に僕もときどきで佐野さんの曲へのリスペクトを発信していたという感じなんですが。その佐野大師匠とステージに立てるというのは本当に光栄でございます。あと同じ出演者のですね、メジャー・デビューでいえばほぼ同期だと思うんですけれど、未だちゃんとお会いできていないGRAPEVINEとも同じステージに立てるということで。GRAPEVINEというのはキーボードでサポートしている高野勲さんがですね、なんと今、ウチのバンド(大)海賊のメンバーでもあるので(笑)、メンバーが被ってるというところでも、まだちゃんと正式にご挨拶してないので、それができるというのもひじょうに楽しみにしております。というわけで「THIS! 2016」、ほぼね、佐野さんを支えて続けてきているファンの方が多いと思うんですが、佐野大師匠の音楽からですね、生まれた子どもがこんな音楽だぞというのを知っていただければ、それだけでうれしい限りでございます。というわけで、みなさん「THIS! 2016」へ、足を運んでいただければと思います。というわけで中村一義でした!

佐野元春 : どうもありがとう。中村くん、うれしいコメントですね。そういえば僕がNHKでやっていた「ソングライターズ」という番組があるんですけれども、そのときに中村くんがゲストで来てくれました。同じソングライターとして彼の書く詩にとても興味があったので、いろいろと尋ねてみたんですけれども、なかなか興味深い話を聞かせてくれました。特に詩の世界観は彼のおじいさんからの影響が強いということでした。多感な頃、おじいさんと一緒に暮らしていて、よく哲学や思想について語ってくれたそうです。

佐野元春 : さて、8月10日水曜日、東京国際フォーラムで行われる「THIS! 2016」。出演は中村一義、GRAPEVINE、そして僕、佐野元春 and THE COYOTE BAND。もちろんお互いによく知っているんですけれども、同じステージに立つというのは今回が初めてとなります。どんなライヴになるのか今から楽しみです。ここで中村一義くん別ユニットですね、100s、このグループも素敵です。100sのレコードを聴いてみます。「扉の向こうに」。

・扉の向こうに

佐野元春 : さて、聴いてもらっるのは中村一義100sですね、曲は「扉の向こうに」聴いてもらいました。Motoharu Radio Show、楽しんでいただけましたか。「THIS! 2016」OTONANOスペシャルですね。8月10日水曜日、東京国際フォーラムで行われる「THIS! 2016」。出演は中村一義、GRAPEVINE、そして僕、佐野元春 and THE COYOTE BAND。専用のFacebookも用意してるので、是非、チェックしてみてください。さて、18歳選挙権。今年の参院選から18歳19歳の十代も選挙に参加できるようになりました。これをお祝いして8月10日、東京国際フォーラムで行われる音楽イベント「THIS! 2016」では18歳19歳の学生・社会人のみなさんを無料で招待したいと思います。当日、年齢を証明するものを窓口で提示していただければ入場できます。8月10日水曜日、18歳19歳の学生・社会人のみなさんは是非、東京国際フォーラムで素晴らしいロックンロール体験をしてみてください。祝18歳選挙権無料招待のお知らせでした。中村一義くんに続いて次回はGRAPEVINEの特集です。お楽しみに。DJ、佐野元春でした。
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Sunday Song Book #1240

2016年07月17日 | Sunday Song Book

2016年07月17日プレイリスト
「棚からひとつかみ」
1. 高気圧ガール / 山下達郎 "メロディーズ" "オーパス" '83
2. SUSPICIOUS MINDS / ELVIS PRESLEY '69
3. AT THE DARK END OF THE STREET / JAMES CARR '67
4. (HEY WON'T YOU PLAY) ANOTHER SOMEBODY DONE SOMEBODY WRONG SONG / B.J.THOMAS '75
5. GREEN LIGHT / ED GREENE "GREENE MACHINE" '16
6. TEMPTATIONS 'BOUT TO GET ME / SOUL SURVIVORS '70
7. RAINDROPS, LOVE & SUNSHINE / ROBERT JOHN '70
8. 街物語 / 山下達郎 "レイ・オブ・ホープ" "オーパス" '10
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■内容の一部を抜粋
・近況
東京は先週がお盆。達郎さんも昨日、送り火をしたそうだ。いわゆる一般的なお盆は旧暦の7月15日頃なので現代だと8月15日前後。なので達郎さんも実感がないと話す。先週は千葉で道路が川になるほど雨が降った。「被害に遭われた方、たくさんいらっしゃいます。お見舞い申し上げます。何もしてさしあげられませんけれど、せめてラジオでも聴いて憂さ晴らししていただければと思っております」と達郎さん。今度、シングルを出すことになったので、ここ一両日中はシングル・ヴァージョンのリマスタリング、ミックス・ダウンに追われているとのこと。歌入れ、コーラスをやってるので今日はいつもより声が通っているのだとか。

・棚からひとつかみ
締め切り間際なので今週はレギュラー・プログラムの「棚からひとつかみ」。

・高気圧ガール
ここ数週間は雨の災害の話ばかり。あまり雨の歌がかけられなので、今週は夏間近、景気よくパッといこうと思うので「高気圧ガール」。リクエストもたくさん集まっている。

・SUSPICIOUS MINDS
また訃報が舞い込んできた。チップス・モーマン。アメリカの'60年代、'70年代のサザン・ロック、サザン・ポップ、サザン・ソウルを担った大物プロデューサー、そしてソングライター。6月13日に亡くなった。享年79歳。まずはエルヴィス・プレスリーの1969年のNO.1ヒット「SUSPICIOUS MINDS」。作者マーク・ジェイムズのオリジナルが1968年にリリース。エルヴィスのヴァージョンは最後のNO.1になったシングル。チップス・モーマンとエルヴィスがレコーディングした最終テイクに、トム・パーカーが女性コーラスを勝手に入れて、フェイドアウトしているのを、もう一度フェイドインし直すという手を加えて、エルヴィスがひじょうに腹を立てたというエピソードが後になってわかった。

・AT THE DARK END OF THE STREET
チップス・モーマンはスタックスのブッカーT.の時代から作曲・プロデュース活動をしていた人で、R&Bの世界でチップス・モーマンの仕事としてよく知られているのがジェームス・カーの1967年の「AT THE DARK END OF THE STREET」。ダン・ペンとの共作。今ではスタンダードとしていろんな人に歌われている。道ならぬ恋の歌。

チップス・モーマンはソングライターというよりかはプロデューサーとして実績が大きい人。メンフィスのアメリカン・サウンド・スタジオで幾多の名曲を生んだ。そのスタジオのオーナーでプロデューサー。イギリスのダスティ・スプリングフィールドからニール・ダイアモンド、そしてエルヴィス、いろいろな人とやっている。

・(HEY WON'T YOU PLAY) ANOTHER SOMEBODY DONE SOMEBODY WRONG SONG
達郎さんがチップス・モーマンの仕事で好きなのはB.J.トーマスの一連の作品。1975年の全米NO.1「(HEY WON'T YOU PLAY) ANOTHER SOMEBODY DONE SOMEBODY WRONG SONG」はチップス・モーマンの作曲、プロデュース。

・GREEN LIGHT
'70年代に一世を風靡したウェスト・コーストのスタジオ・ドラマー、エド・グリーン。2002年頃からレコーディングしていて、P-VINEが日本独自の編集でソロ・アルバム『GREENE MACHINE』を作った。この中から歌入りの作品「GREEN LIGHT」。エド・グリーンは1945年生まれなので現在71歳。2002年頃のレコーディングだから60代の作品。本人の作曲でキーボードも自分で弾いている力作。

・FM群馬
来週7月24日はFM群馬のみ高校野球中継のため午後7時からのオンエア。

・毎年恒例「納涼リクエスト大会」
来週から毎年恒例「納涼リクエスト大会」。そしてそのまま8月末は竹内まりやさんをゲストに迎えて「納涼夫婦放談」。リクエストをお待ちしておりますとのこと。

・新曲「CHEER UP! THE SUMMER」
フジテレビの木曜の午後10時「木10」は今週7月21日から「営業部長 吉良奈津子」(主演は松嶋菜々子さん)がスタート。このドラマの主題歌を達郎さんが担当することになった。タイトルは「CHEER UP! THE SUMMER」で「がんばれ! 夏」という意味。9月14日発売予定。3年ぶりのシングルになるそうだ。「タイトル通り夏の曲でございます。若いころの、いわゆる脳天気な夏の曲じゃなくて、大人のサマー・チューンといいましょうかですね、そういう感じでございます。若干抑制が効いたというような、そういう感じでございますが」と達郎さん。初回プレス盤は7インチ・サイズのジャケット仕様で、アナログのドーナツ盤にCDが封入されている感じ。詳しくはワーナーミュージックの山下達郎特設サイトにて。
http://wmg.jp/tatsuro/

松嶋菜々子さんがNHKの朝ドラ「ひまわり」のヒロインに抜擢されたとき、達郎さんの「DREAMING GIRL」が主題歌だった。それ以来20年ぶりのコラボになるとか。「すっかり成長されて大人の女性になりました。久しぶりのドラマのご出演だそうで楽しみでございます」と達郎さん。

●営業部長 吉良奈津子
http://www.fujitv.co.jp/kiranatsuko/index.html

・フェリックス・キャバリエの来日公演ご招待プレゼント
達郎さんの中学・高校時代のアイドル・グループ、ラスカルズのフェリックス・キャバリエが来日公演を行う。7月26日(火)は東京・丸の内のコットンクラブ。7月28日(木)、29日(金)、30日(土)が南青山のブルーノート東京。今回は28日(木)にブルーノート東京で行われる2nd Show(午後9時開演)に2組4名様をご招待。締め切りは7月21日(木)到着まで有効。なお当選者の方にはスタッフが直接連絡するそうなので電話番号を記入とのこと。

■リクエスト・お便り・プレゼントの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

・TEMPTATIONS 'BOUT TO GET ME
達郎さんが最近買ったレコードから。ソウル・サバイバーズはいわゆるブルーアイド・ソウル・グループ。ラスカルズに影響を受けてずいぶん長くその後も活動していた。リード・ヴォーカルのリチャード&チャールス・イングイ兄弟の声で持ってるグループ。1965年のワシントンD.C.の黒人デュオ、ザ・ナイト・ブラザーズがオリジナルの「TEMPTATIONS 'BOUT TO GET ME」。その曲をラスカルズがカヴァー。ソウル・サバイバーズのヴァージョンはアルバム未収録のシングルで、達郎さんはボロボロのシングルを新たに買い直したとか。

・RAINDROPS, LOVE & SUNSHINE
ロバート・ジョンの1970年の「RAINDROPS, LOVE & SUNSHINE」。このレコードも最近買い直したそうだ。アルバム未収録でCD化もされていない。ロバート・ジョンは日本では1971年の「ライオンは寝ている」のヒットで有名。ニューヨーク出身で'50年代から活動している。パートナーのマイケル・ゲイトリーと組んでたくさん曲を書いている。イースト・コースト然としたポップなバブルガムの曲ばかり。たいへん声の高い人できれいな声をしていると達郎さん。

・街物語
2010年のシングル「街物語」。しつこのリクエストに負けたとのこと。

2016年07月24日は「納涼リクエスト大会」
http://www.tatsuro.co.jp
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Sunday Song Book #1239

2016年07月10日 | Sunday Song Book

2016年07月10日プレイリスト
「『WARNER GIRL GROUP NUGGETS』特集」
1. 夏への扉 / 山下達郎 '80
2. HE KNOWS HOW TO LOVE ME / HELEN SHAPIRO "WARNER GIRL GROUP NUGGETS VOL.6" '64
3. SEE IF I CARE / RIA BARTOK "WARNER GIRL GROUP NUGGETS VOL.6" '64
4. ECOUTE MON COEUR / RIA BARTOK "WARNER GIRL GROUP NUGGETS VOL.6" '65
5. COLD, COLD WINTER / JEAN AND THE STATESIDES "WARNER GIRL GROUP NUGGETS VOL.6" '64
6. THE WAY SHE LOOKS AT YOU / SHARON TANDY "WARNER GIRL GROUP NUGGETS VOL.6" '68
7. ANY OLD TIME OF DAY / DIONNE WARWICK "WARNER GIRL GROUP NUGGETS VOL.7" '64
8. I JUST DON'T KNOW WHAT TO DO WITH MYSELF / JILL JACKSON "WARNER GIRL GROUP NUGGETS VOL.7" '64
9. ALL OF MY LIFE / CONNIE STEVENS "WARNER GIRL GROUP NUGGETS VOL.7" '66
10. TALK UNTIL DAYLIGHT / JOANIE SOMMERS "WARNER GIRL GROUP NUGGETS VOL.7" '68
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■内容の一部を抜粋
・近況
今日は参院選挙。達郎さんも番組が終わってから行くつもりだとか。「でも僕、40数年選挙行ってますけど、投票した人があまり受からないんですよ(笑)。それが癪に障りますがですね。行かないよりマシだろうという感じでございます」と達郎さん。風邪がようやく直って咳もなくなったそうだ。復調して一所懸命スタジオ仕事をしているという。久しぶりの新曲の締め切りが迫ってきて歌詞をウンウン言って書いてるとか。

・夏への扉
1980年のアルバム『RIDE ON TIME』から「夏への扉」。

・『WARNER GIRL GROUP NUGGETS』特集
この二週間で『WARNER POP MUSIC NUGGETS』特集をしたらバックオーダーがあってスタッフ一同喜んでるそうだ。今週は『WARNER GIRL GROUP NUGGETS』VOL.6とVOL.7の特集。

・HE KNOWS HOW TO LOVE ME
『WARNER GIRL GROUP NUGGETS』は昨年VOL.1からVOL.5まで出たがVOL.6が白眉だと達郎さん。'60年代のイギリスのガール・シンガー、ガール・グループとフランスのガール・シンガー、ガール・グループ、いわゆるフレンチ・ポップスのコンピレーション。大部分が日本初CD化、世界初CD化で埋め尽くされている。イギリスを代表するガール・シンガーのヘレン・シャピロの1964年のシングル「SHOP AROUND」(ミラクルズのカヴァー)のB面で「HE KNOWS HOW TO LOVE ME」。アレンジのアイバー・レイモンドはダスティ・スプリングフィールドやウォーカー・ブラザーズのアレンジもやっている人。典型的なU.K.ポップ。

・SEE IF I CARE
リア・バルトークはドイツ生まれだがフランスで歌手として活動した、いわゆるフレンチ・ポップスの範疇に入る人。1964年にイギリスで発売されたたった1枚のシングルが「SEE IF I CARE」。作曲はフランク・プールセル、レイモンド・フェーブル、ピエール・ドラノエ(「LET IT BE ME」の作曲者)。イギリス・レコーディング。

・ECOUTE MON COEUR
リア・バルトークが1965年にフランスで発売したシングル「ECOUTE MON COEUR」。英語で言うと「LISTEN TO MY HEART」。フランス制作でフランス語で歌われている。ボサノバ・タッチのおしゃれな一曲。リア・バルトークはとても美人だったそうだが、27歳のときにタバコの火の不始末で焼死したとか。

・COLD, COLD WINTER
SUNDAY SONGBOOKでは昔からひなまつり近辺にガール・グループ、ガール・シンガーの特集を何回かやっているが、そこでよくかかるアメリカのガール・グループ、ピクシーズ・スリーの1963年の「COLD, COLD WINTER」。作っているのはダニー&ザ・ジュニアーズのジョニー・マダラーとデヴィッド・ホワイト。この曲をイギリスでカヴァーしているのがジーン&ステイツサイズ。いわゆるスペクター・クローンの一曲。

・THE WAY SHE LOOKS AT YOU
シャロン・タンディは南アフリカ出身だけどイギリスで活動していたガール・シンガー。この人の旦那さんがフランク・フェンターでアトランティックのイギリスの責任者で、レッド・ツェッペリンとかイエスがイギリスで契約した張本人。この後、カプリコーン・レーベルのオーナーになるが、この人も亡くなってしまった。1968年の「THE WAY SHE LOOKS AT YOU」。アレンジしているのがジェリー・シュリー。

・ANY OLD TIME OF DAY
『WARNER GIRL GROUP NUGGETS』VOL.7から。ディオンヌ・ワーウィックの1964年のシングル「WALK ON BY」のB面に入ってる、いかにもバート・バカラックらしい一曲「ANY OLD TIME OF DAY」。

・I JUST DON'T KNOW WHAT TO DO WITH MYSELF
バカラックの曲をもう一曲。ジル・ジャクソンは「HEY PAULA」(PAUL & PAULA)のポーラさん。1964年のシングル「I JUST DON'T KNOW WHAT TO DO WITH MYSELF」はアメリカではディオンヌ・ワーウィックのヴァージョンがヒットした。イギリスではダスティ・スプリングフィールドがベスト10ヒットにした。この曲は日本盤が出たことがあり、そのときの邦題が「どうしたらいいのかしら」だった。世界初CD化。

・ALL OF MY LIFE
コニー・スティーヴンスの1966年のシングル「ALL OF MY LIFE」。ヘレン・ミラーとトニー・パワーズの作品で、プロデュースがジミー・ボーウェン、アレンジがアーニー・フリーマン。

・選挙
今回の選挙ではじめて投票するという19歳のリスナーから「達郎さんははじめての選挙ではどんな心境だったのでしょうか? やはり選挙に出る人の下調べとかをしたのでしょうか?」という質問。
「あまりしませんよね。へへへ。だから選挙が万能じゃないので、ひじょうに消極的な手段でありますが、民主主義というものはそういうものなので。ベストな道というものは政治でも何でもですね、なるべくベストなものに近づけようという、そういうようなひとつの一環としての選挙であります。ですので、オレはそんなもの行かないといような強弁する人もいますけれども、行かないんでしたらあなた政治に対して発言権はないという。行ったからといって自分の投票した人が当選しなければ、それも自分の発言には反映されないわけですから。そういうようないろんな意味がありまして、消極的な行動でございます。参議院とは別に都知事選というのがもうすぐ公示されますが、まぁよくしかしいろんな人が出てくると言いましょうか。東京はもうGDPが変なその辺の国より大きいようなところでございますのでですね、都知事の利権というのは凄いんでしょうね。いきなり全然誰からの了承も得ないでですね、政党の政治家が出てきて、私は都知事になるってですね、何を考えてるんでしょうね、アレねぇ。全然わかりませんが(笑)。まぁ、いろんな人のいろんな思惑が交錯して選挙というものがありますが。ちゃんとした、最近、政治家が本当にこの人が政治家やっていいのかという人がいますがですね。本当にちゃんと日本の将来考えて政治をやる人を選びたいものだと思っております。こんなとこでぶつぶつ言ったってしょうがないんですけど」と達郎さん。

・TALK UNTIL DAYLIGHT
ワーナーを代表する女性シンガーのジョニー・ソマーズの1968年の「TALK UNTIL DAYLIGHT」。これが『WARNER GIRL GROUP NUGGETS』VOL.7の最後に入ってる曲。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2016年07月17日はレギュラープログラム「棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp
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Sunday Song Book #1238

2016年07月03日 | Sunday Song Book

2016年07月03日プレイリスト
「『WARNER POP MUSIC NUGGETS』特集」
1. 2000tの雨 / 山下達郎 '78('03)
2. LOVE YOU SO / RON HOLDEN "WARNER POP ROCK NUGGETS VOL.3" '60
3. NOTHING CAN GO WRONG / THE DOMINEERS "WARNER POP ROCK NUGGETS VOL.3" '60
4. ALL THE GOOD TIMES ARE OVER / JOEY TYLER "WARNER POP ROCK NUGGETS VOL.3" '64
5. DON'T MAKE FACES / TOBIN MATTHEWS "WARNER POP ROCK NUGGETS VOL.3" '64
6. I'M THE ONE WHO LOVES YOU / THE PARAMOUNTS "WARNER POP ROCK NUGGETS VOL.4" '64
7. YES I WILL / THE HOLLIES "WARNER POP ROCK NUGGETS VOL.4" '65
8. I'LL BE THERE / GERRY AND THE PACEMAKERS "WARNER POP ROCK NUGGETS VOL.2" '65
9. ANGEL / CLIFF RICHARD "WARNER POP ROCK NUGGETS VOL.4" '65
10. STEP INSIDE LOVE / CILLA BLACK "WARNER POP ROCK NUGGETS VOL.2" '65
11. THE DRIFTER / KENNY LYNCH "WARNER POP ROCK NUGGETS VOL.4" '66
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■内容の一部を抜粋
・近況
レコーディングはタイアップのTVサイズが出来上がり、明日納入する予定だとか。その後、フルサイズのレコーディングに入るそうだ。2週間前に風邪を引いて、今年の風邪はしつこく、まだ散発的に咳が出ているという。病み上がりの咳なので声にはあまり影響がなく歌入れは普通に。コーラスもやったりするが、ときどきゲホゲホと咳き込むのだとか。

・2000tの雨
雨がもう少し続くようなので今週は「2000tの雨」。リクエストも集まっている。

・「WARNER POP MUSIC NUGGET」特集
先週に引き続いて今週もワーナーのコンピレーションの特集。6月22日に『WARNER GIRL GROUP NUGGET』がVOL.6とVOL.7、『WARNER POP ROCK NUGGET』がVOL.1からVOL.4、計6枚リリースされた。先週は『WARNER POP ROCK NUGGET』のVOL.1とVOL.2を特集したが、放送後、Amazonのポップ・チャートで1位から4位を独占しているとか。今週はVOL.3とVOL.4。来週は『WARNER GIRL GROUP NUGGET』のVOL.6とVOL.7。すでにVOL.1からVOL.5までは出ていて、今回の『WARNER GIRL GROUP NUGGET』VOL.6とVOL.7はヨーロッパ、イギリス、フランスといったユーロ・ガール・シンガーが満載。ワーナーにヨーロッパのカタログがどっと入ってきたそうだ。

・LOVE YOU SO
『WARNER POP ROCK NUGGET』VOL.3から。ロン・ホールデンはいわゆる一発屋、ワン・ヒット・ワンダー。1960年の「LOVE YOU SO」は全米7位。ロン・ホールデンはシアトルの黒人シンガー。達郎さんは1999年の『ON THE STREET CORNER 3』でカヴァーしている。ちなみにイントロはこの曲をそのままサンプリングしているとか。ただクラベースがずれるのでめちゃくちゃ気持ち悪いが、これがハマっていくとこわいと達郎さん。達郎さんが24,5歳頃にようやく外盤のUSシングルが手に入る時代になって、大阪のフォーエバー・レコードでこのシングルを買って、泥沼のように毎日何時間も聴いたそうだ。まりやさんが「そのクラベースが気持ちが悪い。なんとかして」と言ってたのを思い出すという。

・NOTHING CAN GO WRONG
ニューヨークの白人5人組のドゥーワップ・グループ、ドミニアーズの「NOTHING CAN GO WRONG」。1960年のシングル。日本初CD化。

・ALL THE GOOD TIMES ARE OVER
ジョーイ・タイラーは全く素性のわからない男性シンガー。ジーン・ペイジがアレンジしているのでウェスト・コーストのレコーディングだと思われる。ちょっとウォール・オブ・サウンドっぽい演奏に仕上がっている1964年の「ALL THE GOOD TIMES ARE OVER」。

・DON'T MAKE FACES
トヴィン・マシューズはシカゴ出身の白人シンガー。1964年のシングル「DON'T MAKE FACES」はボブ・ゴーディオとサンディー・リンツァーのコンビによる作品。プロデューサーはアル・カーシュア。

・I'M THE ONE WHO LOVES YOU
『WARNER POP ROCK NUGGET』VOL.4はUKポップ・ロックが中心。ザ・パラマウンツはプロコル・ハルムの前身バンド。彼らの1964年のシングル「I'M THE ONE WHO LOVES YOU」はインプレッションズのカヴァー。作曲はカーティス・メイフィールド。「こっから2年ちょっとで"青い影"になるというですね、この進化の早さといいましょうか。イギリスの当時の文化のスピードの速さ、'60年代のスピードの速さという感じでございますが」と達郎さん。

・YES I WILL
ホリーズの初期の作品はほとんどアメリカのソングライターの作品。「YES I WILL」もジェリー・ゴフィンとラス・タイトルマンのコンビの作品。1965年、全英9位。VOL.4はこの曲がタイトルになっていて、パーロフォン関係がどっと入ってるそうだ。

・ヤマギシさん
先週の放送でディレクターのヤマギシさんの声が放送に乗り、リスナーからのフィードバックがあったとか。「もう一回聴かせてくれ」というお便りもあって達郎さんは「なんか言え」とムチャ振り。今度、「夫婦放談」の代わりにスタジオに連れて来ればいいんだ、と達郎さん。

・I'LL BE THERE
ジェリー&ザ・ペースメーカーズの1965年の「I'LL BE THERE」。ボビー・ダーリンの作品のカヴァーで、ジェリー&ザ・ペースメーカーズのヴァージョンは全英15位、全米では14位のスマッシュ・ヒット。プロデュースはジョージ・マーティン。「ストリングスのアレンジもジョージ・マーティンだと思いますが。素晴らしい。こう、ザ・ストリングス・アレンジみたいなものをビートルズではやりませんもんね、ジョージ・マーティン。よくわかってますね、本当に」と達郎さん。

・ANGEL
本日2曲めの『オンスト』もの。1999年の達郎さんの『ON THE STREET CORNER 3』でカヴァーしている「ANGEL」。邦題は「ぼくのエンジェル」。もともとはエルヴィス・プレスリーの映画『夢の渚(FOLLOW THAT DREAM)』の挿入歌。1965年にクリフ・リチャードがカヴァー。達郎さんは少し遅れて1967年頃に数寄屋橋のセコハン屋ハンターで買ったという。当時はクリフといえばシャドウズで、シャドウズってギターが上手いんだと思っていたそうだが、後になってナッシュビル録音だということがわかったとか。エルヴィスのスタッフ・ライター、シド・テッパーとロイ・ベネットの作品。達郎さんのヴァージョンはこちらのクリフ・リチャードのヴァージョンをアカペラに起こしたものだとか。プロデューサーはボブ・モーガンとビリー・シェリル。

・STEP INSIDE LOVE
'60年代のイギリスを代表する女性シンガーのひとり、シラ・ブラック。ビートルズのレノン/マッカートニーにたくさん曲を提供してもらっているシラ・ブラック。「STEP INSIDE LOVE」もそのなかの一曲。プロデューサーはジョージ・マーティン。ミュージカル・ディレクターはマンフレッド・マンのマイケル・ヴィッカーズ。2014年にポールがツイッターで、ファンからの「他人にあげた曲でいちばん好きなものは?」という質問にこの曲だと解答をしてるとライナーには書いてあるそうだ。1968年のシングルで全英8位。

・『WARNER POP ROCK NUGGET』VOL.4
『WARNER POP ROCK NUGGET』VOL.4は番組でかけた曲が意外と入ってるそうだ。ピーター&ゴードンの「I GO TO PIECES」やフレディ&ザ・ドリーマーズの「TELL ME WHEN」とか、達郎さん好みの選曲。同世代の人がやってるのでそうなってるのかもしれないとのこと。

・セミアコだったら誰?
リスナーから「達郎さんはセミアコだったら誰ですか? ギブソンやエピフォン、グレッチとかありますが」という質問。
B.B.キングだそうだ。

・THE DRIFTER
ケニー・リンチはイギリスでは大変有名なシンガー。1966年の「THE DRIFTER」はロジャー・ニコルスの名作として日本では知られている。ハーパス・ビザールのヴァージョン、ロジャー・ニコルスのスモール・サークル・オブ・フレンズのヴァージョンといろいろあるが、みんな短い。特にスモール・サークル・オブ・フレンズのヴァージョンはデモ・テープなので唐突にフェードアウトしてしまう。そうした中でケニー・リンチの1969年のシングル・ヴァージョンが「THE DRIFTER」のベスト・テイクだと思われる。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2016年07月10日は「『WARNER GIRL GROUP NUGGETS』特集」
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Sunday Song Book #1237

2016年06月26日 | Sunday Song Book

2016年06月26日プレイリスト
「『WARNER POP MUSIC NUGGETS』特集」
1. 希望という名の光 / 山下達郎 "レイ・オブ・ホープ"、"オーパス"
2. HIPPY HIPPY SHAKE / CHAN ROMERO "WARNER POP ROCK NUGGETS VOL.1" '59
3. LONELY GUY / THE GALLAHADS "WARNER POP ROCK NUGGETS VOL.1" '60
4. THIS BOUQUET / DAVID JONES "WARNER POP ROCK NUGGETS VOL.1" '65
5. SPANISH ARMADA / MEL TAYLOR "WARNER POP ROCK NUGGETS VOL.1" '66
6. MY BABY MADE ME CRY / JIMMY GRIFFIN "WARNER POP ROCK NUGGETS VOL.2" '64
7. CAN'T HELP LOVIN' THAT GIRL OF MINE / DANNY AND THE MEMORIES "WARNER POP ROCK NUGGETS VOL.2" '64
8. HE DON'T LOVE YOU (AND HE'LL BREAK YOUR HEART) / LEVON AND THE HAWKS "WARNER POP ROCK NUGGETS VOL.2" '65
9. GOOD LOVIN'/ THE OLYMPICS "WARNER POP ROCK NUGGETS VOL.2" '65
10. COME BACK BABY / THE STOPPERS "WARNER POP ROCK NUGGETS VOL.2" '66
11. GO AWAY LITTLE GIRL / THE HAPPENINGS "WARNER POP ROCK NUGGETS VOL.2" '66
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■内容の一部を抜粋
・近況
先週、達郎さんは風邪を引いてしまったのだという。珍しく熱が出て一週間棒に振ってしまったそうだ。そのあいだ歌詞を書いていたとか。薬を飲んで安静にしていたおかげで良くなって、今週からまたスタジオに復帰するとのこと。締め切りが迫っているという。

・「WARNER POP MUSIC NUGGET」特集
今週来週はワーナーのコンピレーションの特集。6月22日に『WARNER GIRL GROUP NUGGET』がVOL.6とVOL.7、『WARNER POP ROCK NUGGET』がVOL.1からVOL.4、計6枚リリースされた。特に「WARNER POP ROCK NUGGET」はワーナーに最近転がり込んできたブリティッシュものなどいろんなカタログを網羅していて、かなり濃いコンピレーションになっているという。イギリスのエース・レーベルに勝るとも劣らない濃い内容になってるそうだ。今週来週の二週間でできうるかぎりやるとか。今週は『WARNER POP ROCK NUGGET』のVOL.1から、できるならVOL.3のあたままで。

・希望という名の光
病気と闘っている奥様のためにご主人から「希望という名の光」のリクエスト。

・HIPPY HIPPY SHAKE
「WARNER POP ROCK NUGGET」VOL.1のタイトルは『Magic Town』で、バリー・マンが書いたザ・ヴォーグスの名作が収録されているのでタイトルになっている。この中から「HIPPY HIPPY SHAKE」。1964年、スウィンギング・ブルージーンズのヒット曲で知られているが、そのオリジナル・ヴァージョンでヒスパニック系のチャン・ロミオ。モンタナ生まれでリッチー・ヴァレンスにかわいがられてデビューした。彼の1959年の自作。ヒットしなかったが今ではスタンダードになった。ドラムはアール・パーマー、ギターはバニー・ケッセル。

・LONELY GUY
「WARNER POP ROCK NUGGET」VOL.1のあたまのところはデルファイ・レーベルがずらりと並んでいる。デルファイといえばドゥーワップ。シアトル出身の4人組の黒人ヴォーカル・グループ、ガラハッズの1960年の「LONELY GUY」。達郎さんが高校生の18歳くらいのときに、ラジオのジム・ピューターズ・ショウ(達郎さんをドゥー・ワップの泥沼にのめり込ませたラジオ番組)でこの曲がかかっていて、「なんていい曲なんだろう」と思って、その頃はレコードなんて絶対手に入らないから、オープンリールで録ったテープを聴いていたという。ガラハッズにはワッツ・103丁目ストリート・リズム・バンドのメンバーになるチャールス・ライトが在籍していた。このレコーディングはバリー・ホワイトがドラムを叩いているという説がある。

・THIS BOUQUET
「WARNER POP ROCK NUGGET」は皆川勝さんが詳細な解説を書いているそうだ。1965年、モンキーズのデイビー・ジョーンズが、アメリカに渡る前にイギリスのコルピックス・レーベルからデイヴッド・ジョーンズ名義の作品を出している。「THIS BOUQUET」はウェスト・コーストのグループ、パレードのスモーキー・ロバーズとマレー・マクレオドの作品。アレンジとプロデュースはハンク・レヴィン。

・SPANISH ARMADA
達郎さんの好きなメル・テイラーの1966年のソロ・シングル「SPANISH ARMADA」(邦題「無敵艦隊」)。達郎さんは中学3年のときにこのシングルを買ったそうだ。もともとはレス・リード・コンボが1964年にリリース。皆川さんの解説によるとイギリスのニュース番組のテーマ・ソングだったとか。

「WARNER POP ROCK NUGGET」VOL.1には世界初CD化の作品が何曲か収録されている。ジャズ・コーラス・グループのハイロウズの「SILLY BOY」、ジェームス・ダーレンがトニー・ハッチの曲を歌った「IF I COULD ONLY TELL YOU」など4分の3以上が日本初CD化。「作ってるA&Rの宮治淳一さんのですね、高笑いが聞こえてきそうであります。どうだ!」と達郎さん。

・MY BABY MADE ME CRY
「WARNER POP ROCK NUGGET」VOL.2は『Go Away Little Girl』というタイトル。11曲目に入ってるジミー・グリフィン。デヴィッド・ゲイツと共にブレッドをやっていたジェームス・グリフィンが、ブレッドの前に出した1964年のソロ・シングル「MY BABY MADE ME CRY」。5枚目のシングルのB面。皆川さんの解説によるとオハイオ生まれでメンフィスに引っ越したら、近所に住んでたジョニー・バーネットとドーシー・バーネットの兄弟と幼馴染になって、その縁でリプリーズのデビューにこぎつけたという。

・CAN'T HELP LOVIN' THAT GIRL OF MINE
ドゥーワップのダニー&ザ・メモリーズの1964年の「CAN'T HELP LOVIN' THAT GIRL OF MINE」。このグループはクレイジー・ホースの前身として知られている。「CAN'T HELP LOVIN' THAT GIRL OF MINE」はスタンダード・ナンバー。皆川さんの解説によるとリーダーズの1956年のシングルが最初のドゥーワップ・ヴァージョンではないかと書かれている。ダニー&ザ・メモリーズの「CAN'T HELP LOVIN' THAT GIRL OF MINE」にはニール・ヤングが入ってるという噂があるけれど、皆川さんの解説ではニール・ヤングは入っていないとか。この後、ダニー&ザ・メモリーズからロケッツ、サイクルと名前を変えてクレイジー・ホースになってゆく。

・『WARNER POP ROCK NUGGET』特集
今週は時間の関係で『WARNER POP ROCK NUGGET』VOL.1とVOL.2まで。来週3と4。3週間の特集になるそうだ。

・アカペラのジングル
リスナーから「以前はCM前のジングルが数タイプありましたが、最近はアカペラのタイプしか使われてません。もしかして誤って消してしまったとか? 謎は深まるばかりです。あるようならリクエストしたいです」というお便り。
「あるそうです。そのうち使ってくれるでしょう。あのその裁量は僕にはないのでスイマセン。(番組の)ディレクターのヤマギシ女史が全部掌握しておりますので」と達郎さん。

・HE DON'T LOVE YOU (AND HE'LL BREAK YOUR HEART)
日本初CD化。リボン&ザ・ホークスは後のザ・バンド。ザ・バンドがロニー・ホーキンスと別れたあとでアトコから数枚シングルを出している。1964年のシングル「HE DON'T LOVE YOU (AND HE'LL BREAK YOUR HEART)」はロビー・ロバートソンの作品。「これライナーにはフィリップ・サイド、B面だとなってますが、1968年に再発されるんですね、アトコから。バンドの「THE WEIGHT」のヒットを受けてですね。そのときにこの曲を書いてますが、こっちがA面じゃないかというふうに僕は思いますが。いずれにせよ、これ誰が歌ってるんでしょうね。リボン&ザ・ホークスですからリボン・ヘルムなんでしょうけれど、なんかリチャード・マニュエルのように聴こえますがね(笑)。この掠れた感じ。まだバンドがいろいろと探ってる時代の作品でございます」と達郎さん。

・GOOD LOVIN'
オリンピックスの「GOOD LOVIN'」はラスカルズの1966年のNO.1ソング。ラスカルズがウェスト・コーストでライヴをやってるときにラジオからこの曲がかかってきて、それをカヴァーしたらラスカルズのヴァージョンがヒットしたという。オリンピックスのヴァージョンは1965年、全米81位。実はこの曲には更に前があって、アラバマ出身のR&Bシンガーのリミー・スネルがLemme B. Goodという変名でリリースしたのが「GOOD LOVIN'」の本当のオリジナル・ヴァージョン。

・COME BACK BABY
『Go Away Little Girl - Warner Pop Rock Nuggets Vol. 2』に入ってる世界初CD化の作品。歌っているのはザ・ストッパーズという黒人ヴォーカル・グループ。「COME BACK BABY」は1966年の作品で、イギリスのノーザン・ソウルではめちゃくちゃ高い一枚。オリジナルはニューヨークの女性黒人シンガーのロディ・ジョイ。レッド・バード・レーベルで1965年にリリースされた。どちらもヒットはしていない。ザ・ストッパーズのレコードは何回もオークションで落とし損ねて達郎さんはまだ持ってないのだという。「ザ・ストッパーズの作品はこれ一枚でありますが。1番から2番に移ると1番のメロディがファルセット、オクターブ上がるというのがなかなか渋いアレでございます。レーベルがジュビリーなのでたぶんニューヨーク近辺のグループだと思われますが全くわかりません」と達郎さん。

・ポップコーン
リスナーから「ジェームス・ブラウンが1969年から1970年にかけてリリースした曲に"POPCORN"を含むタイトルが複数あるのは何故なんでしょうか? この頃"POPCORN"というダンスがあったと聞いたことがありますが、JBはそのダンスがお気に入りだったのでしょうか?」という質問。
「あの"POPCORN"というダンスです。で"POPCORN"という曲が流行ったら、もうそれで二番煎じといいましょうかですね。そういうの好きなんです、あの人。"HOT PANTS"とかですね。あのダンス・ミュージックです。ドッグとかバードとかですね、ペンギンとかモンキーとかですね、いろんなものがあります。ハッスル、ランバダ、今でも変わりません。ダンス、なんか流行ったらもう全部それになります。驚くには値しません」と達郎さん。

・GO AWAY LITTLE GIRL
達郎さんの青春の一曲。先ほどのメル・テイラーの「無敵艦隊」と同時期の1966年の作品。ハプニングスの「SEE YOU IN SEPTEMBER」に続くセカンド・ヒットが「GO AWAY LITTLE GIRL」で全米12位。スティーブ・ローレンスの1966年の全米NO.1「GO AWAY LITTLE GIRL」をカヴァー。キャロル・キングとジェリー・ゴフィンの名作。この時期いわゆる8ビート・ミュージックがミドル・オブ・ザ・ロードにどっと流れ込んできた時代で、それまでのスウィングしたもの、それからハチロク、そういうものからロッケンロールな8ビートでミドル・オブ・ザ・ロードを展開する西の雄がリック・グラッサーがプロデュースしたザ・ヴォーグス。メル・テイラーもリック・グラッサーがプロデースした。そして東の雄がトーケンズがプロデュースしたハプニングス。スティーブ・ローレンスの「GO AWAY LITTLE GIRL」はのんびりしたものだったが、8ビートでハーブ・バーンスティンのアレンジする展開するロッケンロールなヴァージョンに変身させている。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2016年07月03日は、引き続き「『WARNER POP MUSIC NUGGETS』特集」
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Sunday Song Book #1236

2016年06月19日 | Sunday Song Book

2016年06月19日プレイリスト
「『父の日』で棚からひとつかみ」
1. いのちの歌 / 竹内まりや "6月25日封切り 映画「嫌な女」主題歌"
2. ROCKIN' DADDY / HOWLIN' WOLF "LONDON HOWLIN' WOLF SESSIONS" '68
3. パパの歌 / 忌野清志郎 '91
4. I'M HER DADDY / BILL WITHERS "JUST AS I AM" '71
5. SUNDAY FATHER / BARRY MANILOW "ONE VOICE" '79
6. MY HEART BELONGS TO MY DADDY / MARILYN MONROE "映画「恋をしましょう」" '60
7. LET ME BE THE MAN MY DADDY WAS / THE CHI-LITES "GIVE IT AWAY" '69
8. 父親の悲哀 / 矢野顕子 "映画「ホーホケキョ となりの山田くん」" '99
9. DANCE WITH MY FATHER / LUTHER VANDROSS "DANCE WITH MY FATHER" '03
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■内容の一部を抜粋
・近況
梅雨だというものの関東地方は利根川が渇水していて取水制限がはじまったとか。「このまま行くと給水制限なんて。なんか観測史上最低の貯水率とか言ってますが。最近、だけど、メディアの言ってる観測史上というのはですね、'90年代くらいからのカウントでありまして。40年、50年のアレじゃないんですよね。だから70年住んで最低だと言うとビビリますけれどもね。最近はどうも、そういうのが気になって仕方がありません。3日ぶりに株価が下がったとかですね。一月ぶりの円高だとかですね。もっとなんかロングスパンで話しろ。まぁ、そんなことどうでもいいんですけれど(笑)」と達郎さん。

レコーディングがはじまって毎日夜中過ぎまでウンウンやってるという。いろいろあっち行ったりこっち行ったりして、曲が変わったりしているのだという。具体的に話せるようになったら、またお知らせしたいと思います、と達郎さん。

・『父の日』で棚からひとつかみ
今週は二月に一度の恐怖の聴取率週間だが、レコーディングでテンパってて、あまり関係ないそうだ。しょっちゅうライヴ音源をかけてるわけにもいかないし、それだってけっこう作業が必要なので、プロデューサーから助け舟が出て、6月の第3日曜日が「父の日」なので何かやることになったという。「父の日になんかやったって、聴取率週間がうまくいくかどうかわかりませんが、まぁ助け舟ですので」と達郎さん。2000年前後に『父の日』絡みで何かやったことがあるので15,6年ぶり。今週は『父の日』で棚からひとつかみ。テーマ優先だと曲の質が落ちるので、なるべく曲優先に。そうなると「父の日」なのにテーマにそぐわない暗い曲というか、歌の内容が辛気臭くなるので、その辺りはご容赦をとのこと。あくまでシャレということで。

・いのちの歌
女優の黒木瞳さんが初監督した映画『嫌な女』。桂望実さん原作の作品の映画化で主演が吉田羊さんと木村佳乃さん。吉田羊さんは映画初主演の作品になるという。この作品が今週土曜日6月25日から全国ロードショウになる。この映画の主題歌に竹内まりやさんの「いのちの歌」が起用される。もともとはNHKの連続朝ドラ「だんだん」の劇中歌で、まりやさんがMIYABIのペンネームで作詞。作曲・編曲は村松崇継さん。シングルにもなった。この曲を黒木瞳さんが是非とも主題歌に使いたいとご要望で、この程、映画の主題歌として使われることになった。映画の詳細は『嫌な女』オフィシャル・サイトにて。
http://iyanaonna.jp

・ROCKIN' DADDY
シカゴ・ブルースを代表する存在、ハウリン・ウルフの1971年のアルバム『LONDON HOWLIN' WOLF SESSIONS』から「ROCKIN' DADDY」。ロンドン・レコーディングでハウリン・ウルフのレパートリーを、エリック・クラプトン、スティーヴィー・ウィンウッド、ビル・ワイマン、チャーリー・ワッツのメンバーがリスペクト溢れる演奏をしている。

・パパの歌
お父さんの歌で達郎さんがいちばんいい歌だと思うのが2000年前後のときにもかけた忌野清志郎さんの「パパの歌」(1991年)。「傑作です」と達郎さん。糸井重里さん作詞。

・I'M HER DADDY
今回選曲していて、いい曲だと思うのはどれも哀しい歌だったという。曲が説得力あるので「父の日」なのでしみじみとしていただこう、と達郎さん。ビル・ウィザースのデビュー・アルバム1971年の名盤『JUST AS I AM』から「I'M HER DADDY」。別れた女の人がじぶんのこどもを産んでて、6年経ってから女の人に会って、6歳の女の子がいることを僕になぜ話してくれないんだ、という切ない歌。プロデュースド・バイ・ブッカーT.ジョーンズ。ギターが珍しくスティーブン・スティルス。

・SUNDAY FATHER
バリー・マニロウの1979年のアルバム『ONE VOICE』から「SUNDAY FATHER」。離婚した父親が日曜日だけ子どもと会わせてもらえるという父親と息子の交流を描いた歌。作詞はイノック・アンダーソン。

・今と違う場所に住むとしたら
リスナーから「もし今と違う場所に住むとしたらどこに住むのがいいですか?」という質問。
「私、東北がいいですね。仙台あたり、いいなと思いますが。まぁ、母の実家が仙台なものでしたから。でも、年取ってきますと寒いのが苦手になってきますと、そういうのもどうかなって(笑)。青森、岩手、宮城、山形、秋田、ああいうところはすごく人情が好きであります。べつに南が悪いというわけじゃないですよ」と達郎さん。

・MY HEART BELONGS TO MY DADDY
リスナーから「MY HEART BELONGS TO MY DADDY」を達郎さんの好きなヴァージョンでというリクエスト。
この歌のダディはいわゆるお水の人が言うパパのこと。1938年のコール・ポーターの作詞作曲。もともとミュージカルで歌われたもので、この歌の白眉はマリリン・モンローの1960年の主演映画『LET'S MAKE LOVE』(邦題は「恋をしましょう」)。イブ・モンタンとマリリン・モンローが共演して交際がはじまってしまった作品。映画はおもしろいものではないが、モンローが「MY HEART BELONGS TO MY DADDY」(邦題「私の心はパパのもの」)を踊りながら歌う場面が輝くような美しさで、この曲はモンローのためにあるようなものではないかというくらい。

・LET ME BE THE MAN MY DADDY WAS
シカゴを代表するヴォーカル・グループ、チャイライツの1969年のアルバム『GIVE IT AWAY』に入ってる「LET ME BE THE MAN MY DADDY WAS」。お父さんみたいな男にさせて、という歌。バーバラ・アクリンとユージン・レコードの共作。

・父親の悲哀
1999年の映画『ホーホケキョ となりの山田くん』はいしいひさいちさん原作で高畑勲さんが監督した作品。このサントラに矢野顕子さんのインスト「父親の悲哀」が入ってる。

・「WARNER POP MUSIC NUGGET」特集
来週はワーナーのコンピレーションの特集。6月22日に『WARNER GIRL GROUP NUGGET』がVOL.6とVOL.7、『WARNER POP ROCK NUGGET』がVOL.1からVOL.4、計6枚リリースになる。だんだんカルトになってきて、ものすごい内容だとか。コレクターにはたまらない内容でイギリスのエース・レーベルに勝るとも劣らないコンピになってるそうだ。来週はいけるところまで。その間にレコーディングをシコシコやるとのこと。

・豊漁
今年は台風が少なくて鰻やスッポンが豊漁だという情報がありますと達郎さん。だから養殖より天然のほうが値崩れしていて安いとか。「そろそろスッポンの季節なので、がんばってスッポンでも食いながらスタジオ仕事に励みたいと思います(笑)」と達郎さん。

・DANCE WITH MY FATHER
今日の最後は達郎さんが父の歌でいちばん好きな曲の一曲。ルーサー・ヴァンドロスの2003年のアルバム『DANCE WITH MY FATHER』のタイトル・ソング「DANCE WITH MY FATHER」。シングル・カットされて全米38位のスマッシュ・ヒットだが、その後、2004年のグラミーのソング・オブ・ジ・イヤーを獲得した。セリーヌ・ディオンのカヴァーがあり、今はスタンダードでたいへん有名な曲となった名作。今は亡きお父さんへの思い出と、それを悲しむお母さんに、もう一度お父さんに会わせてくれと神に祈るというひじょうに清廉で、かつルーサー・ヴァンドロスの素晴らしいヴォーカルで展開されると思わずグッとくる名作中の名作。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2016年06月26日は、「『WARNER POP MUSIC NUGGET』特集」
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Sunday Song Book #1235

2016年06月12日 | Sunday Song Book

2016年06月12日プレイリスト
「リクエスト特集」
1. LOVE TALKIN' / 山下達郎 "フォー・ユー" '82
2. TIN SOLDIER / THE SMALL FACES '68
3. TEAR DROPS / LEE ANDREWS & THE HEARTS '58
4. AIN'T GONNA KISS YA / SUZIE CLARK '62
5. I'M GONNA PROVE IT / THE SOFTONES "THE SOFTONES" '73
6. WAIT A MINUTE / THE LOST GENERATION "THE SLY,SLICKED & THE WICKED" '70
7. PIANGI CON ME / THE ROKES '66
8. 十字路 / 山下達郎 "ポケット・ミュージック" '86
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■内容の一部を抜粋
・近況
家で曲書きしていて声を出してるので、今週は声が嗄れ気味だという。今週も番組は前倒しで収録しているそうだ。

・リクエスト特集
そんなわけで今週はリクエスト特集。そのあいだに曲をレコーディングするスケジュール。

・LOVE TALKIN'
1982年のアルバム『FOR YOU』から「LOVE TALKIN'」。「この当時のトレンドでありましたファンクものでございますが。アナログ・レコーディングで今この空気感とかですね、こういう奥行感は今デジタルでは出ないんですよ。何回かトライしたんですけれど、デジタルになってからなかなかできませんが」と達郎さん。

・TIN SOLDIER
CM明けは大体UKロック。今日はスモール・フェイセズの1968年、全英9位、全米73位の「TIN SOLDIER」。アメリカではスモール・フェイセズの曲はなかなかヒットが出なかったけれど、曲は大変に人気のある曲でトッド・ラングレンがカヴァーしたり、達郎さんもオリジナル・シングルを日本盤で買って聴いていたという。

・TEAR DROPS
先々週の訃報中心のプログラムでかからなかったものから、ドゥーワップのリー・アンドリュース&ザ・ハーツ。セカンド・ヒットの「TEAR DROPS」。リー・アンドリュースはドゥーワップの世界で最も優れたヴォーカリストのひとりに挙げられる。先日、亡くなった。1958年、R&Bチャート4位、全米チャート20位。

・AIN'T GONNA KISS YA
スージー・クラークは日本では全く無名の女性シンガー。「AIN'T GONNA KISS YA」は1962年の作品だが、1年後にリボンズという黒人ガール・グループが全米81位。作曲はジェームス・マーカス・スミス、後のP.J.プロビーだということで知られている。スージー・クラークのヴァージョンのプロデュースはゲイリー・パクストン。5月22日放送でオンエアしたフォー・フレッシュメンのシングル「NOWHERE TO GO」と同じ。ヒットしたリボンズのヴァージョンはもう少し遅いテンポでやっていて、そちらもなかなかいい。「機会があれば」と達郎さん。

・I'M GONNA PROVE IT
ザ・ソフトーンズは'70年代初期を彩ったスウィート・ソウルのグループ。彼らのデビュー・ヒットで1973年、全米ソウル・チャート44位の「I'M GONNA PROVE IT」。「リード・ヴォーカルのマーヴィン・ブラウンの素晴らしくきれいなファルセットが魅力的な曲ですが、でも僕これ出た頃は甘くて、ソフトーンズなんて甘くてヤだぁなぁとか思ってたんですが、この歳になると沁みるもんですね、やはり。寄る年波といいましょうか」と達郎さん。曲を書いているのはマーク・バーカン。共作しているのはドン・オリオロ。

・『父の日』で棚からひとつかみ
来週は聴取率週間。ちょうど父の日なので「父の日特集」。「それで聴取率が取れるのか? いいんです。それでやれと言われてるので。助け舟が来ました。これでいいです。ありがたい。でもけっこう仕込むの大変なんですよ。父親のやつというのは。邦楽のほうがおもしろいと思うんですけれどね、なかなか大変ですね(笑)。邦楽になりますと全部なんでもあるというやつでもないんです。取り寄せなきゃなんないので。仕込まなきゃなんないので。レコーディングやってて、そんなことやってていのかっていう(笑)。そういう感じでございますが」と達郎さん。

・ボブ・クリューとボブ・ゴーディオ
高校一年生のリスナーから「フォー・シーズンズの曲でボブ・クリューとボブ・ゴーディオとクレジットがあるのは、主にどちらが作曲しているのでしょうか?」という質問。
ボブ・ゴーディオが作曲していて、ボブ・クリューが作詞だけれど、ボブ・クリューはプロデューサーなので、こういうコンビのソングライターだったら作曲に口を出すそうだ。ボブ・クリューはシンガーだったのでメロディに対するセンスでディスカッションをするのだという。なのでボブ・クリュー / ボブ・ゴーディオというクレジットになっているとか。基本的にはボブ・ゴーディオが作曲、ボブ・クリューが作詞という解釈をしてください、と達郎さん。

・WAIT A MINUTE
チャイライツのユージン・レコードがプロデュースしているロスト・ジェネレーションの「WAIT A MINUTE」にリクエスト。ロスト・ジェネレーションはシカゴのヴォーカル・グループ。リード・ヴォーカルのローレル・サイモンはとっても才能のある人で曲も書くという。1970年、全米ソウル・チャート25位。同年のアルバム『THE SLY,SLICKED & THE WICKED』に収録されている。

・PIANGI CON ME
先週の「1234 (ワン・ツー・スリー・フォー) で棚からひとつかみ!」のオンエア前に番組は収録していて、どのようなリスナーの反響かまだわからないけれど、リクエストがいちばん多かったのはビートルズの「I SAW HER STANDING THERE」だったとか。「かけませんね、それは。さすがに(笑)。I SAW HER STANDING THEREって実はあんまり好きな曲じゃないんですよ(笑)。ポールの初期の曲ってあんまりなんか... 僕ジョン・レノン派なんで。すいませんね」と達郎さん。次に多かったのがグラス・ルーツの「LET'S LIVE FOR TODAY」なんだという。こっちをかけてみようかと思ったそうだが、達郎さんはへそ曲がりなので、今日は「LET'S LIVE FOR TODAY」のオリジナル。ザ・ロークスというイギリスのヴォーカル・インストゥルメンタル・グループがイタリアに渡って、イギリスの曲をイタリア語で歌っていたりしたが、そのうちにオリジナルを作った。「PIANGI CON ME」は英語で「CRY WITH ME」という意味でこれが大ヒット。この曲がヨーロッパでは違う歌詞で歌われるようになり、それが「LET'S LIVE FOR TODAY」。まわりまわってカリフォルニアのP.F.スローンの目に止まって、グラス・ルーツがカヴァーして1967年、全米8位のヒットになった。今日はそのオリジナルで1966年のザ・ロークス「PIANGI CON ME」。メンバーの作曲となっているがこの曲にも元ネタがあってドリフターズの1961年の作品「I COUNT THE TEARS」のフックと全く同じメロディ。作曲したドク・ポーマスとモート・シューマンは訴訟も考えたが、あまり争いを好まないということで訴訟しなかったという。

・夜型
リスナーから「達郎さんは作曲するときは朝型夜型どちらですか?」という質問。
「私は圧倒的に夜です。夜中です」と達郎さん。

・十字路
達郎さんの1986年のアルバム『POCKET MUSIC』の「十字路」にたくさんリクエストが集まったそうだ。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2016年06月19日は、「『父の日』で棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp
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Sunday Song Book #1234

2016年06月05日 | Sunday Song Book

2016年06月05日プレイリスト
通算1234回記念
「1234 (ワン・ツー・スリー・フォー) で棚からひとつかみ!」
1. アトムの子 / 山下達郎 "アルチザン" '91
2. 1-2-3 / GLORIA ESTEFAN & MIAMI SOUND MACHINE '88
3. 1234 / FEIST "THE REMINDER" '07
4. 1,2,3,4 GIMME SOME MORE / D.D.SOUND '77
5. 1234 / RONNIE WOOD "1234" '81
6. 1234 GET ON THE DANCE FLOOR / VISHAL DADLANI,
HAMSIKA IYER & SRICHARAN KASTURIRANGAN "CHENNAI EXPRESS OST" '13
7. I KNOW YOU WANT ME (CALLE OCHO) / PITBULL "REBELUTION" '09
8. 1-2-3 / THE CHIMES "THE CHIMES" '89
9. 幸せのものさし / 竹内まりや "エクスプレッションズ" '08
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■内容の一部を抜粋
・近況
新曲のレコーディングがそろそろはじまるので、今週は番組を前倒しで収録しているそうだ。

・1234 (ワン・ツー・スリー・フォー) で棚からひとつかみ!
番組は1992年に「サタデー・ソングブック」として土曜日の午後にスタートしてから今年の10月でいよいよ24周年を迎えるという。今回で番組は通算1234回め。1111回めは「1」の特集をしたこともあり、今回は並びがいいので「1234 (ワン・ツー・スリー・フォー) で棚からひとつかみ!」。実はツアー中からこの日のためにいろいろとリサーチをしていたのだとか。こういうようにテーマを優先すると曲がついていかなくて、55分間オールディーズで間に合わずに、2000年代の曲を入れてようやく曲数が揃ったという。チャラチャラしていてJ-WAVEやINTER FMみたいな感じになって、いつもの落ち着きがないそうだ。「そのへんはひとつ、太く鷹揚にですね、ご容赦願いまして」と達郎さん。

・アトムの子
1991年のアルバム『ARTISAN』から「アトムの子」。1,2,3,4! のカウントではじまるのでリクエストが集まったという。

・1-2-3
グロリア・エステファン&マイアミ・サウンド・マシーンの「1-2-3」。達郎さんはグロリア・エステファンの声が好きなのだそうだ。グロリア・エステファンはキューバ生まれでマイアミに移民してきた。1987年のアルバム『LET IT LOOSE』はトリプル・ミリオンに輝いた大ヒット・アルバム。ここからシングル・カットされて全米3位。

・1234
ファイストはカナダ人の女性シンガー。今回選曲していて見つけたそうだ。2007年のセカンド・アルバム『THE REMINDER』から「1234」。カナダ人だがフランスでも人気があるらしい。

・ONE TIME, TWO TIME
リスナーから「PERFORMANCE 2013で演奏した GROOVIN' はジェームズ・ブラウンの I FEEL ALRIGHT (The Little Groove Maker, Me)をベースにしたものですか?」という質問。
「ONE TIME, TWO TIMEはもうね、星の数ほどパフォーマンスがありますから、アフリカ・アメリカンのですね。そういうライヴでしたら。昔からあるやり方です。のでひとつだけ聴いて、あぁこれだと思わないでくださいね。そういうのあんまり執着すると、あぁこれパクリだとすぐはじまる人になってしまいますからね」と達郎さん。

・1,2,3,4 GIMME SOME MORE
今回いちばん最初に思い出した曲が1970年代のディスコ・ブームのときに日本でもちょっとヒットしたD.D.サウンド。どこの誰だかわからないものの、達郎さんはシングルを持っているという。調べたらD.D.サウンドはイタリアで最初にディスコをはじめた人たちが結成した幽霊グループだとわかったそうだ。「1,2,3,4 GIMME SOME MORE」は未CD化なのでオリジナル・シングルからデジタル・プロセッシング。

・1234
ロニー・ウッドの1981年のソロ・アルバムのタイトルが『1234』。このアルバムのタイトル・ソング「1234」はロックンロール。

・1234 GET ON THE DANCE FLOOR
達郎さんは2013年のインド映画『チェンナイ・エクスプレス』に出てくる歌に、確か1,2,3,4と歌ってる曲があったという記憶があって、調べたら「1234 GET ON THE DANCE FLOOR」という曲だった。『チェンナイ・エクスプレス』は当時、インドで空前の大ヒットを記録したので達郎さんは映画を観に行ったとか。今回サントラを仕入れて映画のDVDも購入したそうだ。曲だけ聴くとチープだが映画のダンス・シーンと一緒に観るととてもいいそうだ。

・I KNOW YOU WANT ME (CALLE OCHO)
マイアミに戻ってこの人もキューバの2世、ピットブルの2009年のアルバム『REBELUTION』。全米8位、カナダではゴールド・レコード。そのアルバムから「I KNOW YOU WANT ME (CALLE OCHO)」。ピットブルはいい男でラップも上手い。英語なので日本では日中にかけても問題ないと思われるが、アメリカだと叩かれるので、曲の途中で終わり。そういうこと言ったらR.ケリーやアイズリー・ブラザーズ、プリンスもこの時間にはオンエアできない内容。

・1-2-3
スコットランド出身の3人組のユニット、ザ・チャイムスの1989年のアルバム『THE CHIMES』からデビュー・ヒットの「1-2-3」。プロデュースはジャジー・Bとネリー・フーパー。

・ディズニーランド
リスナーから「達郎さんやご家族が好きなアトラクションは何ですか? エレクトリカル・パレードはやっぱり歩道に座ってご覧になるのでしょうか?」という質問。
山下家ではティーカップに乗って、スモールワールドに行って、ダンボに行って、最後はトム・ソーヤ島で上がるのがコースになっていたそうだ。エレクトリカル・パレードは歩道に座って見るという。

・続蕎麦屋
リスナーから「以前の放送で蕎麦屋でお酒を飲むときの話がありましたが、ひとりで行くことはあるのですか? またお店の方は達郎さんと気づいているのでしょうか?」という質問。
蕎麦屋はいつもひとりで行くのだとか。二十代の頃から40年近く行ってるので、そのときのお姉さんが今でも働いてて顔なじみなので、今更グズグス言ったりしないそうだ。「そういう店が2,3軒あれば大丈夫なんですよ」と達郎さん。

・ジョン・コルトレーン
リスナーから「CD、レコードはネット等で自分でご購入されてるのでしょうか? セロニアス・モンク、マイルス・デイヴィス、ジョン・コルトレーンの中で達郎さんがいちばん好きなのは? 同じ価格でボロボロのオリジナル盤と盤質がいい再発盤ではどちらを買いますか?」という質問。
CDは全部自分の意志で買うそうだ。人任せには絶対にしないとか。ジョン・コルトレーン。音優先なので盤質のいい再発盤。

・幸せのものさし
1,2,3&4というカウントではじまるまりやさんの「幸せのものさし」。狙ったリスナーのリクエストが採用された。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2016年06月12日は、「リクエスト特集」
http://www.tatsuro.co.jp
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Sunday Song Book #1233

2016年05月29日 | Sunday Song Book

2016年05月29日プレイリスト
「棚からひとつかみ (訃報中心)」
1. 夏への扉 / 山下達郎 "ライド・オン・タイム" '80
2. I WONDER WHY / DION & THE BELMONTS '58
3. COME ON LITTLE ANGEL / THE BELMONTS '62
4. MIND EXCURSION / THE TRADEWINDS '65
5. DON'T PUSH IT DON'T FORCE IT / LEON HAYWOOD "NATURALLY" '80
6. SOMETHING IN THE AIR / THUNDERCLAP NEWMAN '69
7. AMERICA / NICE '68
8. 今日の想い / 竹内まりや 4月27日よりダウンロード配信中
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■内容の一部を抜粋
・近況
「暑かったり、朝晩は冷えたり寒暖の差が十度以上みたいな日が続きますが。私は曲書きに邁進しております。ウンウン言ってやっておりますが。ですのでお籠り状態ということです(笑)。今日、久しぶりに表に出てきました。一所懸命働いてると思し召して」と達郎さん。

・棚からひとつかみ(訃報中心)
今年に入ってからいろいろな方の訃報が舞い込んでいて、有名どころではプリンスとか、冨田勲さん、いろいろな方の訃報が飛び込んでくる。今週は「棚からひとつかみ」で訃報を中心にしたプログラム。他の番組ではプリンスとかもうやってるので、そういうのではなくてサンデー・ソングブックしか取り上げられない方々の作品をかけつつ業績を偲ぶプログラム。

・プロツールス
プロツールスのソフトがヴァージョン・アップしたので、ツアーが終わってから達郎さんもプロツールスのヴァージョン・アップしたところ音が硬くなったそうだ。前と全然音が違って、今回は音が硬いので面食らっているとか。家でデジタル・プロセッシングしてデータでスタジオに持ってくるそうだが、ここ十日間ほどいろいろやってるものの、まだ研究中なので、今日は全体的にちょっと音が硬いかもしれないとのこと。何ヶ月化したら落ち着くと思います、と達郎さん。

・夏への扉
梅雨が間近という気配がしてるので1980年の「夏への扉」。もともとは難波弘之さんのソロ・アルバムに提供した曲をセルフ・カヴァー。ロバート・ハインラインの同名の小説を音楽にしたもの。

リクエストしたリスナーの中で二十歳の男性から「伊藤銀次さんの<こぬか雨>は『SONGS』の40周年記念盤の解説に達郎さんは、私も詩を手伝ったと書いています。補足説明をお願いします」というお便り。
「こぬか雨」は伊藤銀次さんと達郎さんが二人でアパートの一室で詩も曲も一緒に作ったという。もともとの「こぬか雨」のメロディは伊藤銀次さんが作っていて、詩を一緒に手伝いながら作ったけれど、途中で銀次さんが寝てしまったので、残ったところを達郎さんが補足したそうだ。シュガーベイブで演奏したのが最初のヴァージョンだけれど、正式にレコーディングせず解散してしまったので、『SONGS』の40周年記念盤の解説にはシュガーベイブのレコーディングは存在しないので「正式にレコーディングされないまま終わった」と書いたという。伊藤銀次さんはソロのファースト・アルバム『DEADLY DRIVE』(1977年)で、「こぬか雨」をバラード仕立ての違う詩で歌っている。いちばんはじめの詩で発表しているシュガーベイブのライヴ・ヴァージョンが最初。

・I WONDER WHY
ディオンが率いるブロンクスのドゥーワップのヴォーカル・グループ、ディオン&ザ・ベルモンツのメンバー、イタリア系アメリカ人のカルロ・マストアンジェロが亡くなった。享年77歳。ディオン&ザ・ベルモンツの1958年のデビュー・ヒット「I WONDER WHY」は全米20位。ドゥーワップのスタンダード・ナンバー。

・COME ON LITTLE ANGEL
ディオン&ザ・ベルモンツからキャリアをスタートしたカルロは、ディオンがソロになった後、ザ・ベルモンツとして活動。ベース・シンガーからリード・シンガーに変わり何曲かヒットを出した後、ベルモンツを離れてソロとしても活動した。ベルモンツの「COME ON LITTLE ANGEL」は1962年の全米28位。

・MIND EXCURSION
同じイタリア系アメリカ人で、'60年代のニューヨークで活躍した作曲家、ピーター・アンダース、本名はピーター・アンドレオリ。アンダース&ポンシアの作曲家チームで幾多の名曲を出した。達郎さんがカヴァーした「NEW YORK'S A LONELY TOWN」はトレードウインズがオリジナル。トレードウインズのリード・ヴォーカルもピーター・アンダースで、作家の仕事のほかにトレードウインズ、イノセンスといった幽霊グループのシンガーでもあった。享年74歳。トレードウインズの1965年の「MIND EXCURSION」。

・ボビー・グレーク
先週の放送でオンエアしたスウィート・スリーの「THAT'S THE WAY IT IS (WHAT A GIRL'S IN LOVE)」のドラムについて。達郎さんのRCA時代の宣伝マンだった方から、レン・バリーの「ONE TWO THREE」のドラマーがボビー・グレークだったことがわかった。ボビー・グレークはディランの「LIKE A ROLLING STONE」やサイモンとガーファンクルの「THE SOUND OF SILENCE」(の後からドラムをかぶせた人)で知られている。レン・バリーの「ONE TWO THREE」はキーボードがレオン・ハフ、アレンジがジミー・ワイズナーだから、たぶんスウィート・スリーと同じメンバーとのこと。

・DON'T PUSH IT DON'T FORCE IT
リオン・ヘイウッドはテキサス州、ヒューストン生まれ。'60年代初期にロサンゼルスに移ってきて、若い頃からキーボード・プレーヤーとしていろんなところで仕事をしている。1980年のソロ・アルバム『NATURALLY』からのシングル・カット「DON'T PUSH IT DON'T FORCE IT」は全米ソウル・チャート2位、全米チャート49位。享年74歳でピーター・アンダースと同世代。

・1234 (ワン・ツー・スリー・フォー) で棚からひとつかみ!
来週はサンデー・ソングブックの放送が通算で1234回を迎えるので「1234 (ワン・ツー・スリー・フォー) で棚からひとつかみ!」。

・オバマ大統領のスピーチ
「わたし、冒頭で申し上げ忘れましたけれども。先週、オバマ大統領がですね、広島に訪れて、現職の大統領ですので、広島の現地に訪れてコメントなさいまして。謝罪ではなく追悼というかたちでありまして、それに対してこちらも謝罪を求めない、つまりはお互いに歩み寄るというかたちで、ひじょうに品格ある貴重な時代の節目だと、私は個人的に思いました。最近、この殺伐とした世界情勢の中で一服のあたたかいものですから。いろいろな方面から貶す人もいますし、政治的だとかそういうこともありますけれども、オバマさんの個人的な思いというものが、よく伝わってきてですね、なかなかできることじゃないので、素晴らしいことだなぁと私は思いましたので、一言申し上げさせてもらいました」と達郎さん。

・SOMETHING IN THE AIR
サンダークラップ・ニューマンが1969年に出した「SOMETHING IN THE AIR」というシングルは全英NO.1。ピート・タウンゼントのプロデュース。サンダークラップ・ニューマン(バンドの名前でロック・トリオ)のリーダー、サンダークラップ・ニューマンは享年73歳。達郎さんは池袋のヤマハでシングルを買ったので「不思議な曲なんですけれども死ぬほど聴きましたので、はぁ、サンダークラップ・ニューマン亡くなったんだぁ」と思ったとか。いわゆるワンヒット・ワンダーだけれどイギリスでは歴史的な名曲として知られている。邦題は「革命ロック」という政治意識の高い曲。

・AMERICA
キース・エマーソンが亡くなった。享年68歳。達郎さんはナイス時代よく聴いたとか。ナイスのデビュー・シングル「AMERICA」も達郎さんは池袋のヤマハで買ったという。1968年、全英21位。この曲のライヴ・パフォーマンスで星条旗を燃やしたりしたので、作曲したバーンステインが怒ってアメリカで公演ができなかったという逸話がある。『ウエストサイド・ストーリー』のテーマを使ったキース・エマーソンらしいくどい演奏。

・続チャーリー・ワッツ
ストーンズのチャーリー・ワッツのハイハット2.4抜きについて、リスナーからのお便りではジム・ケルトナーに指摘されるまで気が付かなかったと本人は話しているという。達郎さんの考えでは、たぶんスネアとハイハットを一緒に打つと音が濁るので、スネアのインパクトをきれいに抜くために、ハイハットを抜いたんじゃないかと想像してたとか。「チャーリー・ワッツがだからといって嫌いなわけじゃなくて、あの人は上手いドラマーですからね。初期のストーンズはドラムとベースがキモですから。ウワモノのギターはなんか上手いとはいえない人たちでしたからね。バンドはもうドラムとベースがとにかくキモですから。いくらギターとキーボードが上手くても、ドラムとベースが下手でしたらロックンロールは無理ですから」と達郎さん。

・今日の想い
まりやさんの新曲「今日の想い」がテレビ東京系列の「ワールドビジネスサテライト(WBS)」の新エンディングテーマとしてただ今オンエア中。経済ニュース番組「ワールドビジネスサテライト」は月曜から金曜の夜11時~11時58分に放送中でまりやさん書き下ろしの新曲「今日の想い」は4月4日から放送が開始されている。CDの発売は未定。4月27日からiTunes、レコチョクなどで配信がスタートしている。配信に関してはワーナーミュージック・ジャパンのまりやさんのスペシャル・サイトにて。
http://wmg.jp/mariya/

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2016年06月05日は、通算1234回記念
「1234 (ワン・ツー・スリー・フォー) で棚からひとつかみ!」
http://www.tatsuro.co.jp
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