教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

2019年が終わり、2020年が始まった

2020年01月05日 23時55分55秒 | Weblog
 
 下記の通り、昨年は身内に不幸がありましたので、年始の挨拶は控えさせていただきます。とはいえ、干支の写真くらいは許してください。

 さて、皆さん2020年が始まりました。令和の時代も2年目に入りましたよ。まだ平成気分の人は切り替えていきましょう(主に働き方)。
 年末年始は、幸いちょっと長いお休みをいただきました。おかげで妻・娘孝行ができ、肩身の狭い思いをやわらげることができました。休み前より、寝かしつけのコツがわかってきました笑。

 2019年は身辺激変の年でした。前厄だなと思っていたら、5月に娘が産まれ、7月に実父が亡くなり、8月に義祖母が亡くなりました。我々夫婦は子育てに追われ、周辺は介護が終わり、ガラリと環境が変わったようです。妊娠・出産・産後による妻の体調の波に戸惑いつつ、娘が産まれる前も後も忙しくしておりました。子育ては楽しくもあり、体調が悪いときは苦しくもあり、癒されつつ、いろんな意味で勉強・成長させてもらっています。妻とも仲良くしつつ、徐々に本当の人生のパートナーになっていけているように思います。
 仕事は相変わらず忙しくしていました。ゼミ生10名を無事卒業させて、年度を終わらせたのち、ほとんど行きつく間もなく、新築の棟に研究室を移動させ、新設の教育学部の準備を開始しました。引っ越しで(気を付けていたにもかかわらず)体がガタガタになり、体が疲れた状態という悪条件のなか、忙しく新年度を迎えました。4月からは、教育学部教育学科1期生のチューター主任を務め、旧初等教育学科の先生方と別学科から合流した先生方とに指示・お願いをしながら、学年運営を進めてきました。1期生の入試倍率は私もベテランの先生方も未経験の高倍率だったので、入学者の学力層が変わったことが想定されました。学生たちに「なんだこんなもんか」と思わせないように、そして私自身が構想していた教育学部教育を実際に始動させるために、授業づくりと学年運営、学科内協働には気をつかってきました。周りの協力もあり、何とか形になったと思います。何より学生たちが予想を上回る頑張りと学修の質を見せてくれたので、頑張れました。学生生活支援委員長の仕事は、共学初年かつ委員会の新体制、働き方改革の余波、学園内外の状況変化に応じて、突発的にアクティブに動かなければならないことがありましたが、何とか大過なく務められました。特に、大学祭が例年になく盛り上がったのでうれしかったです。あと、細かいことですが、教員養成においても給特法問題をスルーできないので、労基法をはじめとして、ちょっと勉強して90分の授業を作りました。その副産物として、自分の働き方について考える資料を得ることができたので、よかったなと思います。今すぐどうこうできるものではないですが、知識として知っておくことは大事だと思いました。
 研究では、杉田・熊井編『「エビデンスに基づく教育」の閾を探る』の原稿仕上げと、初めて一緒に仕事をする方との教育史関係テキストの打ち合わせと原稿作成、それから次の研究のための学習・資料調査に尽きます。岡山県井原市の元校長先生方が進めている後月郡教育会史研究会も引き続き呼んでいただいており、研究の進展に少し貢献できたかなと思います。また、附属高校の先生とも小さな研究会を設け、見様見真似ですが、新学習指導要領の研究を進めました。とはいえ、教育・事務・プライベートに追われて、研究は思ったよりも進められなかったのが残念です。

 2020年は、厄年なので、健康に気を付けて過ごしたいです。また、幸い周囲に恵まれ、たくさん仕事をいただいてありがたいのですが、自分の中では行き詰まり感を若干感じています。もっと勉強して、力をつけていきたいです。新しい研究もしたいので、資料調査に行きたいし、先行研究もたくさん読みたいです。
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