ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

紬で、親族の披露宴ー美しいキモノ

2015-09-09 08:20:02 | しきたり、ルールについて考えた

 

「美しいキモノ」秋号表紙は、

「アンフェア」出演でこのところ露出度高い

篠原涼子さん。

「美しいキモノ」にはご無沙汰なのですが、

久しぶりに拝見すると、お姉さまの結婚式、

披露宴に紬で出席していらっしゃる方の特集がありました。

 

 「美しいキモノ」より。

 

志村ふくみさんの作品ですね。

式のために誂えたそうです。

本来「式」と名のつくところに、「紬」はご法度だそうですが、

でも、素敵ですよね。

 

私も、子どもの式に、黒留、着たくないなあ~~、

そのために、ハワイででもいいから外国で式挙げてくれないかしらん、

と思うほう。

 

 

この志村さんの作品、かなり前に紹介した

山口智子さんがお召になっていたものと、

それこそ「姉妹」みたい。

色違いです。

山口智子さんが着た志村ふくみのきもの」

 2009年だから、もう6年も前。

山口さん、その後きものに興味なくしたのかなあ。

会場では司会者が「写真はNG」といったのに対し

山口さん、「別にいいですよ。どんどん撮ってください」と太っ腹対応。

こういうところも愛される理由ですね、きっと。

 

志村さんは、「紬茶会」という、紬で参加する茶会を

催していますが、本来は茶会も柔らかものが主。

でも、利休の「わびさび」の精神に

紬は合っているのではないかという趣旨ですね。

 

「美しいキモノ」(2010年秋号)より

 

式も、親族をお祝いする気持ちがあれば、しきたりより

相手も喜び、自分の着て楽しいモノを着ようということかもしれません。

 

高級な志村さんのきもの、だからというわけではない、

と思いたい。

それでも権威あるきもの雑誌、志村ブランド~~。

こういうところから、きものの新鮮な風が吹いてくると、

より多くの人が、納得しやすいってことあります。

きもの文化も変わりつつあるようです。

 

一方、NKH大河ドラマに出演が決まった柴咲コウさんは、

日本礼道小笠原流で、作法のお勉強。

きまる前からの連載ですが。

「美しいキモノ」より。

着用きものは千總。

こういう作法も、知っておくと、カッコいいですよね。

まず型を知っておいて、それから

自分の考えで「崩す」「崩さない」と決める~~。

「型破り」するためには、まず「型」を知っていないとね。

 

「しきたり、ルールについて考えた」

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6 コメント

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Unknown (佐助)
2015-09-09 11:26:03
私はやっぱり結婚式に紬の着物は許せません。
それならワンピースのほうがまし
この頃は紬の訪問着の存在は許せるようになったけれど
結婚式ってやっぱり紬が似合う場所ではない気がします。
紬自体は大好きですが…
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結婚式 (らん)
2015-09-09 12:30:13
初めまして。
今年の春、娘の神前結婚式で濃紺のロングドレスにしました。夫はモーニング。黒留袖がいやだったから。
娘は地毛で日本髪を結い、白無垢、打ち掛け。
新郎、新婦の母の洋装が増えてるそうです。娘はお母さん、最先端!と反対無しでした。
着物は好きです。自分に合った装いをしたいものです。
返信する
紬万歳! (デネブ)
2015-09-09 17:55:21
紬の活躍の場をもっと増やしてもいいのでは、と常々思っていました。
実は、私、大島紬の織り柄の付け下げを持っています。染ではなく織り出しの柄。都喜衛門さんのものです。
もちろん私が買ったのではなく新古品で手に入れた伯母の遺品です。新品なら、私には手が出ない程の物のようです。飛鶴などの柄も入っており、改まった席を意識されたものと思っていましたが、なかなか着る機会が在りませんでした。
2年ほど前、部下の結婚式に出たときに、黒地の紬の素敵な訪問着の方がおられ、少しも違和感が無く、それどころか、周りの誰よりもきちんと感があり素敵でした。その時に、着物の格式って何だろう、と思いましたよ。
良い紬は高い。法外な値で売らなければならないようなものは本当に必要なのか? 伝統技術って金持ちのための物? などなど、いろいろ思うところもありますが、人の精根と時間がつむぎだす素敵な作品でもありますから、それこそおっしゃるように新鮮な風が吹けばいいなと思います。ちょっと言葉足らずでしたが・・・。
返信する
考えはいろいろ (紫苑)
2015-09-12 08:42:32
佐助さま
コメント、ありがとうございます。
そういうお考えの方のほうが、まだまだ多いと思います。
これからどう変わるか、変わらないかわかりませんが、
いろいろな考え方があっていいと思います。
主宰する側がNGという場合は、もちろん敢えて紬ではいけません。相手のことをどのくらい知っているのかが大事だと思います。
返信する
ロングドレス (紫苑)
2015-09-12 08:46:58
らんさま
参考になるコメントありがとうございます。
お嬢さん、周囲の意向より、母親のお考えを優先される、優しく、いいお嬢さんですね。
私も、似合わないものは無理に着たくない~~、
似合うように練習するというものありではありますが。
黒留って、若い人にも似合うんですよね。
「黒留会」なんて、わざわざ着る人もいますから。
迷いの黒留です。
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いつも心強いご意見 (紫苑)
2015-09-12 08:56:08
デネブさま
いつも心強くなるようなご意見、ありがとうございます。
確かに、紬はものや着方によって、柔らかものより、きりりとした雰囲気が出ると思います。
色艶も抑え気味だし。
高価な紬は、それこそお金持ちのためのものです、と断言しちゃいます。
それを買える人はどんどん買って、日本の伝統を守って欲しいものです。買う人がいないと、やはり廃れていきますから。
幸田さんや沢村さんでさえ、そうおっしゃるのですから、私たち庶民は、高価過ぎるきものは、もう雑誌や展示で見るだけでいいです。
「幸田文と沢村貞子の福分」じゃないけど。
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