ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

長襦袢問題、現代のほうが厄介--無双襦袢を洗う

2015-05-12 08:36:29 | きものを自分で洗う

 

先に「長襦袢の洗い、昔の人はどうしていたのかしら?」

との疑問を書いたら、コメントをいただきました。

「祖母の話ですが~」として、

「大正生まれの祖母の話では、

「正絹の長襦袢なんて洗わないわよ」とのこと。

そもそも長襦袢はお出掛け着の為のものという扱いで、

時代的にも贅沢できなかったから

普段は木綿やモスの半襦袢だったようです。

衿だけは(着物も半衿も)

帰宅後すぐにベンジンで手入れしてましたっけ。

着たら洗う、という今の概念とは

まるで違うのでしょうね」(藤子さん)

丁寧なご説明、ありがとうございました。

 

長襦袢、洗いました。

今度は袖は無双で、居敷き当てがついています。

絞りは模様、平織りです。

 

そうですよね、思い出してみれば、

子どもの頃のわが家もフォーマルのきものは一年に何回か、

いや生涯に何回か、かもしれません。

ハレの日とケの日が分かれていた。

よそいきの着物は非常に高価なもので、

長襦袢とセットにして桐箪笥などに仕舞ってありました。

田舎の妹など、未だに着物一度着たら、

洗い(クリーニング?)に出しています。

あっ、クリーニング代で着物が何枚も!?買える、

と私は思っていましますが。

で、今の着物世界は、オークションなどで簡単にゲット、

ファッション化して、

着物愛好家のあいだではお出かけは、

昔より気軽になっています。

着物着たらハレ、お祭り状態(はい、私のことです)、

テンション上げたくて着ている。

 当然、絹の襦袢を身に着ける回数も増えている。

 

そんな中で、長襦袢の手入れだけは未だに、

昔ながらの感覚、つまり何年間隔で、

やはりクリーニング。

 

クリーニングでは汗の汚れは落ちないのです。

なのに、未だに「絹の長襦袢を手洗い??、まあ、」と

驚かれることが。


この襦袢はネットで落として、一度クリーニング。

汚れ、出ますね。

染料の色も出ているから水が汚い。



 着物周りのお手入れといえば、着用したら汚れは

「ベンジンで取る」

これもきもの雑誌によく書かれていますが、

最初の頃は一二回使ったけど、

あの匂いと化学薬品使うのイヤで

(身体によくない気がする)、

いつの間にかしなくなりました。

きれい着物(昔何十万、何百万、

いまプチプラ、いや私のことです)でのお出かけ増え、

しかも現代では、

冬でも暖房ガンガンきいて、冬のほうが汗かくくらい。

 

ふだん着は木綿の二部式か単衣襦袢にしよう。

こんな感じの二部式。(「デニム着物」より)

長襦袢は着ない、という選択」

 

 着たら洗うという今の概念とは、

(昔は)違うんでしょうね」と藤子さんのコメント。

これはきっと洋服のことですよね。

→これは「現代のきもの」のことだそうです。私の取り違い。

詳しくはコメントを見てね。

今はそれでも着物、よく洗うんですね(5・14日追記)

 

確かに、今や洋服やファブリック(ファブリーズ?など)

にはあれだけ気を遣っているのにね。

「襦袢だって、洗って欲しい」

(00だって洗って欲しい、こんなコピーあったね)

襦袢もなるべく、単衣襦袢を着用して、

とにかく洗います、ワタシ。

 

クリーニングでは汗汚れは落ちないとしたら、

そろそろ「年代臭」(加齢臭、いまはこう呼ぶそう)、

怖いし(笑、ではないぞ)。

 

→これもコメントいただきました。

「クリーニングにもいろいろ」参考にしてね。

(5・14日追記)

 

 

 

襦袢は下着、消耗品、

洗って縮んだら二部式にする

 

 

でも、平織りの襦袢は縮まない。

無双袖でも居敷き当てついていても大丈夫。

着丈、水の重みか逆に1センチ伸びた。

裄 最初65センチ→64・5センチ

袖たけ46・5センチ→47センチ(これも伸びた)

 

きもの、襦袢を自分で洗う」の項目作りました。

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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2015-05-12 09:05:13
着付けを習い始めて汗をかくので、正絹ですが洗ってます。毎回ではないですけどね。
最初こそ手洗いでしたが、縮まないことを覚えた今は洗濯ネットに入れて普通に洗濯機でガラガラ。お高い長襦袢ではないし、正式な場に出る訳でもないので、アイロンも省略。
清潔に着たいですよね。
早速アップして下さりありがとうございます (藤子)
2015-05-12 15:32:17
紫苑さま
立派な記事にして下さりありがとうございました。
一点誤解を招く書き方だったようですみません。訂正します。
……
U+A0「着たら洗うという今の概念とは違うんでしょうね」と藤子さんのコメント。

これはきっと洋服のことですよね。
………
これ、和服に対する考え方もという意味でした。単にあまり綺麗にしていないという事です。
留袖、色無地を始めとしてよそゆきは仕立てられてから一度も、丸洗いすらされてなかったようです。長襦袢も同じく、です。(これは私の祖母の場合だけかもしれませんが)
銘仙や紬は貰った箪笥の中に無かったので分かりません。

気になったのでメールで祖母に聞いてみました。かなりの高齢にして携帯が好きな人でして…
「丸洗いはよく分からないけど、そのまま洗うことでしょ、普段着ならしたわ」どうもピンと来ていない様子、現在のようには丸洗いはあまり浸透していなかったのかもしれません。そして「和服なんてそんなに洗わないわよ」そうですか…笑
洗い張りと染め替えに出した話は聞いていたので、この二つは割と一般的だったと想像しています。
きっと少し前の日本は今ほど綺麗好きではなかったんですね。昔の庶民のお話でした。

長々と失礼しました。
長じゅばん毎回洗ってます! (kitty)
2015-05-12 17:50:30
私は 基本 長じゅばん・すそよけ(ともに正絹)をネットに入れて エマー○ ハミン○を使用して 洗濯機のソフトモードで 洗って 着物ハンガー もしくは 物干し竿で 干しています!
ただ 私の場合 お仕立てに出す前には 必ず 一度水洗いして ちぢむものはちぢませてからですので  その後 洗濯機で 洗っても支障はありません!
これは 子供のころ 祖母が 柔らかものの着物を長じゅばんにするときに やっていた方法ですので 私は当然 長じゅばんは 水洗いOK だと 知っていました!
清潔に着たい (紫苑)
2015-05-13 09:18:31
コメントありがとうございます。
ホント、襦袢って下着であること、もっと言ったほうがいいと思います。そう、高価なものではない、でも絹の襦袢いろいろありますものね。
お仕立ての前に水洗い (紫苑)
2015-05-13 09:28:23
kittyさん
すごい!
袷の襦袢も洗うのですか。
お仕立ての前に水洗い、これってきものは当然ですが、襦袢は生地のせいかしていませんね、そういえば。
ありがとうございます。とても参考になります。
これからそうします。仕上がったものは、これも洗います。
普通に洗う、襦袢もそうなって欲しいです。
今と昔の衛生概念 (紫苑)
2015-05-13 09:31:49
藤子さん
本当に丁寧なコメント、感謝の至りです。昔と今の衛生観念違いますね。お風呂だって、今のように毎日入らなかった、というと娘は驚きます。
今の清潔志向、私は行き過ぎな気がしますが、それでも下着である襦袢への言及のなさはなぜ?と思ってしまいます。
いろいろ勉強になりました。ありがとうございます。
クリーニングも色々 (通りすがり)
2015-05-13 17:08:41
専門店のクリーニング、悉皆で汗抜き(水性汚れを落とす)をせずにドライクリーニングの丸洗いだけするから綺麗にならないので(溶剤で洗うため、油性汚れだけ落ちる)
クリーニングでは綺麗にならない、は誤解を生む書き方では?

肌襦袢を着ているからそんなに汚れないだろう、ハレのものだから、回数着ない、脱いだら汗抜きと、ベンジンで襟袖裾を綺麗にして、一晩干してホコリを払い、自浄作用にまかせ、頻繁に洗わなくてもという感覚は今と違うかもしれませんね。

絹襦袢を自分で洗うと驚かれるのは単純に水シミ縮み色落ちなどから絹を洗うなんて!の感覚だと思います。

私は普段は麻襦袢や洗える爽竹襦袢ばかりです。肌襦袢代わりにユニクロなどの吸湿性高機能洋服用インナーも使います。
ベンジンは揮発しますから特に成分に問題はなく匂いは着物ハンガーにかけておけば飛びませんか?洗濯洗剤や界面活性剤芳香剤蛍光着色料などの方がよほど色々入っています。

気持ちの問題ですね。
化学成分 (紫苑)
2015-05-14 08:42:49
通りすがりさま
コメントありがとうございます。
「クリーニング」にも「悉皆」にもいろいろあると思います。でも下着、それも私に関してはそれほど高価ではない襦袢を「普通の」クリーニングに出すことはコスト的に合わないので、もっと気軽に洗いたいというのが趣旨です。
誤解を生む書き方ならごめんなさい。
ベンジンについても同じです。これだけ化学成分が身の回りになるなかで、二つを比べて、どちらが身体に悪いかは私にはわかりません。ただベンジンは使いたくないということです。これもベンジンに悪かった?
失礼しました。言い足りないところを補足していただいたように思います。ありがとうございます。

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