ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

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さばく色コーディで「砂丘で着物」の植田正治展へ

2013-10-25 15:24:15 | アート・美術展


植田正治さんという写真家の展示会「植田正治の作り方」が東京駅のステーションギャラリーであると知り行ってきました。

彼は恵比寿の写真美術展に行ったとき、その通路に飾ってあった写真を撮った人です。

「なぜか紅型帯で美輪シネマ「黒蜥蜴」

鳥取の砂丘を背景に家族の写真や近所の人々を撮り続けたユニークな写真家です。

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恵比寿の写真美術館の通路。

私が彼を知ったのは、「手から手へ」へという一冊の詩集でした。

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「手から手へ」(集英社)

植田さんの写真と池井昌樹さんの詩のコラボで、山本純司さんという編集者が、ふたりの写真と詩を組み合わせて作ったものです。

池井さんの詩は、

「やさしいちちとやさしいははとのあいだに生まれたおまえたちは、やさしい子だから

おまえたちは不幸な生をあゆむだろう」という書き出しで始められ、

「そのやさしさがおもたくなったら

そのやさしさがくるしくなったら

そんなときにはひかりのほうをむいていよ

いないいないばあ」

なんてユーモアを交えながら綴られています。

その詩と植田さんの家族の写真があまりにもマッチして、見ているだけでなんだか涙が出てきました。

それ以来気になっていた写真家で、ある駅のホームに告知が出ていたの覗いてみたわけです。

なかでも引かれたのは、着物を着た彼の奥さんと子どもが砂丘で写っているシリーズ。

P1070228

これはそのなかの一枚です。

なんともミスマッチで現代的ではありませんか。

昭和20年代の写真とは思えないシュールさです。

このセンス、ぜったいにファッションや広告に生かせるよなあ、と思っていたら、この方70歳になってからメンズファッションのキクチタケオの写真を撮っていたそうです。

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どうです。カッコいいでしょう。

で、私の砂漠きものは載せるスペースがなくなってしまいました。

というのは、最近、このブログ、しょっちゅう不具合を起こすして、あまりたくさん写真乗せると「重いよう!」と不平をいうのが「保存」ができなくなるのです。

というわけで、すぐにアップします。

これに懲りず、また覗いてみてくださいね。

植田正治さんの「砂漠で着物」素敵でしょ。

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1 コメント

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『手から、手へ』のご紹介、ありがとうございます... (山本純司)
2013-11-22 10:37:06
『手から、手へ』のご紹介、ありがとうございます。「なんだか涙が出てきました」という言葉を嬉しく読み、さらに、この本をきっかけに、植田正治を知ったというくだりも、嬉しく思いました。12月14日(土)、神田神保町の家具屋さん平安工房で、『手から、手へ』の企画と構成を担当した山本純司が、植田正治についてトークをします。どうして、植田の写真は、一度観たら、忘れられないのか。重くないのに、心の奥にズンと入るのか。どうして、植田の写真は池井昌樹の詩と共振したのか。その魅力を語ります。心躍るホットな植田正治論です。是非どうぞ。詳しくは、山本純司のブログ、11月12日と14日をご覧ください。http://junjiyamamoto.cocolog-nifty.com/blog/
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