ブログを始めて二か月、よかったことが二つありました。
まず、自分のあまりの着付けのひどさがわかったことです。
欠点がわかれば、あとは直すだけです。
紬や木綿はまだいいとして、小紋は落第、訪問着にいたっては・・・
きものの着付けは、最初同じマンションの方に習っていました。ところがその方は途中で引っ越し。残された紫苑のきもの熱はあがるばかり。
でも子育てに仕事にとフル回転していたので、改めて習いにいく時間はないまま、えいやと着用しているうちに時は過ぎ~。
訪問着に袋帯といったよそ行きセットは、買うだけで満足して多くは箪笥の奥に眠っております。
しかし、いつまでも眠らせておくわけにはいきません。残り少ない人生、袖を通さなきゃもったいない
少しは時間ができたので着付けを習いに行きたいけど、ハンパなだけに始末に困る。
そんなときに現れたのが、つたない紫苑ブログにコメントをくださった方。ブログに遊びに行くと、なんと、その方は着付けの先生ではありませんか
神の助けとばかり、「着付けを教えてください」とお願いした紫苑は、快くお許しを受け、早速伺ったのです。
それも、驚くばかりに美しい先生を独り占め。
目からうろこの着付け技を次々と披露されるさまは、まるで手品を見ているようでございました。
ここで、その技を勝手に披露するわけにはいきませんが、一つだけ、補正についてです。
普段着はともかく、少し気取ったきものに補正は欠かせないと思っていました。私は痩せているので、ウエストを埋め、鳩胸にするために、V字の布を入れと防弾チョッキ状態。でも、先生は、
「あまりたくさん入れると逆にごろごろしたり、段差ができるので、ウエスト周りだけにしましょう」
と、タオルを巻いただけ。
補正をしない着付けについては、かの大久保信子先生や石田節子先生も提唱していらしゃいますが、半信半疑でした。
補正だけではなく、コーリンベルトの二本使い、帯揚げの紐使いなど、着付けの裏技を次々と教えてくださり、授業は終わりました。
で、次から現れる写真はビフォア・アフター、小紋編と訪問着編です。
ビフォアー 前の晩に着てみました。
次はアフター
まず後ろ姿がきれいに
たった一時間半で、この変わりよう。
先生に教えていただいたときは初対面だし、きれいだしと上がりっぱなしの紫苑。家に帰ってから、教えていただいたことを復讐、いえ、復習してみました。
本当は次の写真の訪問着を持参したかったのです。この訪問着、初めて着たときの写真は悲惨でした。だからリベンジ
ホント、公開したくないけど、ビフォア
2年くらい前でしょうか。お尻はシワだらけだし、わきの始末もぐちゃぐちゃ。袋帯も締められず名古屋帯です。そんな欠点を隠したつもりで、笑っているのがイタい?
で、一人で締めたアフター。わかりやすいように同じ帯です。
同じきものとは思えません。だいぶいいきものに見えるような気さえします
おはしょりもきれいです
痩せているので、背中にダーツを取ったほうがいいと、アドバイス。でも難しいので、次の課題にします。
源氏物語の訪問着
目黒池田屋で購入した草紙の刺繍帯
帯締めは薄藍の道明
ブログを始めてよかったと思うのはこんなときです。
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