今日も諸処の事情により、近頃の詩の中で評判の良かったものの再掲載です。
この人の写真はいつも新鮮な感動があります。
今、この人の写真でどうしても書きたい詩があるのですが、
あまりに写真が凄すぎてまだ手をつける所までいけません。
その詩が書けた時、また新しい何かの始まりの気がします。
では今日の詩をお楽しみください。
【 Photo by Kenji Oouchi 】
花が咲くとうれしくて
花が散るとさみしくて
小さな声で
秘密の言葉を言いました
秘密の言葉はやっぱり秘密です
秘密の言葉が流れていきます
それに乗って音楽も流れていきます
リズムのいい曲が続きます
半袖がにあう感じの曲ばかりです
半袖から出た腕を舐めていきます
そんな中にも小さな命がありました
命が芽吹くとうれしくて
燃える命を見ていたくて
このボクだって
小さな命だった時がありました
枯れないように
守ってくれた人がいたのです
大きくなるように
命を注いでくれた人がいたのです
命は不思議です
こんな年になっても
まだ燃えようとしています
小さな命に声をかけました
何て言ったかは教えません
大したことではありません
それでもボクには大切なひと言です
それが命への感謝だとしても
それが命への敬意だとしても
その言葉を抱きしめることから
明日のボクが始まっていくのです
また新しい命をみつけました
少しだけやさしい自分がいました
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