My Blue Heaven Missing link

魅力的な写真とそこからイメージした詩をお楽しみください。

Who am I?

2019-09-30 18:29:48 | Keiko Aoki

 

  Photo by Keiko Aoki 

 

 

 

   「変わりたい」

    この頃ずっとそう思ってて

   「変わらなきゃ」

    そんな思いに追いかけられ

   「変われるの?」

    まだこのひと言に答えられない

 

    「イライラしてるね?」

    って言われて余計イラついて

   「なぜそんなに急ぐの?」

    急いでないとは言えず

   「肩の力を抜けば?」

    力の抜き方をしらない自分がいる

 

   「どうする?」

    メシだったらすぐに決められるけど

   「どうすんの??」

    財布が空でも平気だった頃が懐かしく   

   「ねえどうしたいの???」

    勇気がなくなったのはきっと年のせいさ

 

   「どうする?」にも

   「なぜ」にも

   「どうして?」にも答えられないまま

    普通に生きているけれど

    たのむから

   「普通って?」って訊かないで

     

    ただ

    あたりまえと失敗を繰り返して

    ボクなりの一日を

    流しているだけだから 

 

    Who am I ?

 

    明日のボクはどうしてるかい?

 

 

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the shadows lengthen over the great plain

2019-09-24 19:32:03 | Kenji Oouchi

 

 

  Photo by Kenji Oouchi 

 

 

 

    葡萄は皮がおいしいねと

    キミは

    プシュっと音をたてて

    一粒かぢって

    指にのこる汁をなめては

    またかぢった

 

    涼しくなりはじめた日の思い出は

    少しとけかけている

 

    しずかな部屋は

    秋らしい風がイイ感じだけど

    明るく響くジャズピアノが

    これ以上とけないようにと

    思い出をコーティングする

 

    燃えかすでもいいから

    思い出したいのに

    記憶が足りない

    血の残る記憶が

 

    かなしいのは

    思い出ではなく

    忘れたこと

 

    キミの指についた

    葡萄の汁の匂いは

    憶えているのに

    

    キミの後ろから差し込んだ

    午後の陽のあたたかさは

    まだそこかしこに残っているのに

 

 

 

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it's nice once in a while

2019-09-12 19:29:54 | Keiko Aoki

 

 

  Photo by Keiko Aoki 

 

 

    光は

    決して優しくない

    夜が終わりかけると

    カーテンのすき間から

    言語道断と部屋に飛び込み

    ボクの朝を決めてかかる

    

    さあラジオ体操だ

    終わったら散歩

    途中でいつものパン屋さんに寄って

    戻ったらキミの前にひとつ置き

    シャワーで汗を流した後は

    それが朝メシになる

      

    ダランとした日中も

    曇に切れ間ができた途端

    降臨し

    さあもっと早く歩けと

    ケツを蹴り上げ

 

    時には

    見あげた小さな空から

    問答無用と詰め寄り

    登れ

    腕を降れ

    胸を張れと

    地上へと引き上げる

 

    でもボクは光の真意をしらない

    たぶんほとんどの人もしらない

    でもこの頃

    光に近づいたキミが

    ガンバレ

    思いを光に乗せて

    送ってきてる気がする

    だから

    光はキビシくて容赦ないけど

    たまにメチャ優しいんだ

 

 

    今日も光がボクを照らしてる

    今日は少しやわらかい

    

 

 

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You say this cruise is bungled

2019-09-02 19:39:46 | Kenji Oouchi

 

 

  Photo by Kenji Oouchi 

 

 

  

    鼓動を感じる道を歩きたい

    命の通った道をゆっくりと

    

    誰もが

    足を乗せた瞬間に

    すべてを思いださせる

    道を持っている

 

    そう

    あの夏の日

    振り向けば

    すべてが

    消えてしまいそうな

    あの頃


    夕焼けには

    道も

    影も

    君も

    すべてを

    赤く

    塗りつぶす力が

    あった

 

    それでも

    何色になっても

    道は

    なんてことのない日常の

    出入口だった

 

    道が青だった頃

    道の先には

    家があった

    

    色がなくなりかけた

    道の先には

    戻る処のない記憶が

    静かに

    葬られている

 

    

 

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