曇った窓に
夢と書いた
夢の熱量を
太陽が超えると
夢はあっという間に
崩れ垂れていく
幾度も
夢を書いて
幾重にも
筋になって
窓は
美しいと寂しいが
さっきまで寄り添ってたベッドのように
クシャクシャになった
それでも夢は
ボクらをゆさぶり続ける
夢の跡は
なぞる手まで
あたたかかった
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曇った窓に
夢と書いた
夢の熱量を
太陽が超えると
夢はあっという間に
崩れ垂れていく
幾度も
夢を書いて
幾重にも
筋になって
窓は
美しいと寂しいが
さっきまで寄り添ってたベッドのように
クシャクシャになった
それでも夢は
ボクらをゆさぶり続ける
夢の跡は
なぞる手まで
あたたかかった
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影と
記憶が
交差する道に
唄がもれてくる
名前もしらない唄
なぜか唄は
意味を持つと
堂堂巡りを始め
見えない何かが
意味を書きあげていく
足を止めたら
また少し影が延びた
スニーカーにすれば良かった
影に染まらないまっ白なヤツに
饒舌な影を避けて
昔の私が
喧噪の中へと走り出していく
冬の陽が花びらを照らしている
笑顔は消えかけている
輝きさえ重くなった花には
人の視線だけが優しい
少しずつ揺れながら
大切な何かに
辿り着こうとする姿は
命がけの戦士のようだ
終わりではありません
生まれ変わるのです
生きる哀しさを知るから美しいのか
終わりの歓びを抱くから愛しいのか
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歌手が死んだ日
曲は流れなかった
だから唄った
ギタリストが死んだ日
カラスが哭いた
ミサのように
あの森で歌は眠る
突きはなすフレーズも
かすれた裏声も
雷のようなイントロも
風がふくと
曲は飛び出し
落ちた所で
誰かがその曲を歌い出す
こうして歌は
消しても消えない
ココロの住人になる
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雨にぬれ
踏まれて
落葉は
今を色で見せている
毎朝聞こえてきたた
葉を掃く音も
もう聞こえない
今は
静かに
沈黙しはじめる
これで良かったの?
これしかないんだ
役目を終えようとする今が
さっきとは違う空を見あげている
さようならも
こんにちはもないまま
こうして冬が立ちあがっていく
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