My Blue Heaven Missing link

魅力的な写真とそこからイメージした詩をお楽しみください。

if you just smile.

2020-11-11 18:59:07 | Keiko Aoki

 

  【 Photo by Keiko Aoki 】

 

 

 似たもの同士

 

キミはボクに自分に似た所を見て

ボクはキミに似ていない所を見た

 

いつだって

 

ボクはこの家に住んで

キミはボクの中に住んで

 

同居人

 

ボクはキミの写真を見張り番して

キミはボクの毎日を見張り番して

 

ずっと

 

キミはボクの人生の主人公で

ボクはキミの人生の伝言板で

 

祈り

 

ボクはキミにあいたいと祈ることはなく

キミは本当の祈りの意味をボクに教えてくれない

 

青い空

 

きっともうキミはあの空のてっぺんを触り

いつかボクはこの空の色の意味に気づく

 

一編の詩

 

詩がもうひとりのボクへの手紙だったとしたら

キミが私のこと書かないでって言った意味が判る

 

 

生きることは傷つくこと

そして流れるその血でまた字を書いていく

 

きっとキミに話さなかったことの中に

とても大切なことがかくれている

 

だからボクは

キミに話し足りないことがあるから

まだこうして詩をかいている

 

 

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Time after time

2020-11-06 19:21:12 | Keiko Aoki

 

  【 Photo by Keiko Aoki 】

 

 

ひとりで生きてるはずだった

 

寒いと感じるのは季節のせいで

夜が長いのは積まれた本のせいで

すれちがった人の香水が気になるのは

昔の恋のせいだと思ってた

 

思い出が美人のフリをするから

ひとりの時間が長くなって

孤独がイイ奴のフリをするから

人生を肯定したくなくなっていく

 

夜はぼくの飼い主じゃない

秋はぼくの古里じゃない

でもそれを認めたほうが

いろんな歌をスキになれるよね

 

夜明けをみることが

大人になった証だったころ

スキだった歌を唄うと

笑顔になれるのは

年をとったからだろうか

 

愛してるって

簡単に言えたころ

はいてたスニーカーを

探して買ったのは

まだ全力で走れるって

確認したかったからだろうか

 

ひとりで生きているはずだった

 

でもひとりになると

いろんな人を思いだす

そして

その人と話すのは昔のぼくで

そしてそして

また同じあやまちをする

 

そして思い出が

まだまだだねって笑うんだ

だってまだ未来を信じられるんだろ?

そう言いながら

 

 

 

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