【 Photo by Yoshinobu Tashiro 】
ホントと
ウソの中で
ボクらは毎日を生きている
ウソの中には
ホントからはみえない
そのままのボクがいる
あの日ウソをついたのも
あの時逃げたのも
ゼンブがボクで
キミが大切になればなるほど
ボクはキミにウソをつく
でもその言ったウソから
生まれてきたホントが
いつしか
ボクらの一日になって
10年もたてば
それが流れになって
道になっていく
「明日夕焼け見れるかな?」
「ああ見れるよ絶対に」
そんな会話の中で見れた夕焼けは
ウソの色をしているのだろうか
「幸せになれるかな?」
「必ず 幸せに するよ」
そんな会話の中で渡された指輪は
別れる日にはただの輪になっているのだろうか
ボクはウソと気づかずにウソをつく
キミはウソと知ってて相づちを打つ
そんな会話の中で生まれた幸せの色は
いつかはげ落ちるのだろうか
ボクのウソは
モノクロームの世界に
色をつけてゆく
キミのウソは
砂漠の中に
一本の若葉を植え付ける
ボクらは
ウソの花畑の中に
小さな家を建て
暮らしている
小さなウソを
大切に大切に
育てながら
キミを守るために
今日もボクはウソをつく
明日も きっとキレイな 夕焼けさ
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