いつでもさわれる
そんな気になったまま
みあげていた空は
たった一日でとても高くなった
路面に焼きついた影の黒も
永遠のように輝く雲の白も
すべてこの碧の従者だった
夏
立ち上がって
碧い壁
少し遠まわりした蝉が
自由を大きくふくらませていく
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いつでもさわれる
そんな気になったまま
みあげていた空は
たった一日でとても高くなった
路面に焼きついた影の黒も
永遠のように輝く雲の白も
すべてこの碧の従者だった
夏
立ち上がって
碧い壁
少し遠まわりした蝉が
自由を大きくふくらませていく
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日が照らす場所と影が隠す場所
スキキライじゃなくて
どっちに立って明日を見るの?
そう問われている間に
自信をたっぷり詰め込んだ夏が
顔を出そうとしていた
ゆるい昼下がり ほんの静寂
こんな時間がほしかった
あの影は哲学者に見える
そういいながら太陽が笑った
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夏の影は
花をもって笑う少女のようだけど
梅雨のすき間の影は
泣きそうな迷子の少女にみえる
雨が運んできた口笛は
傘を開くたびに
影とおもいでの境界線を消していく
忘れていいんだよ
笑いながら影がいう
よく知ってるはずだったのに
この街は まったく違う街になっていた
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