【 Photo by Yoshinobu Tashiro 】
待ち合わせをしました
あの橋の下です
待ち合わせの相手は
“秋と”
ロマンチストなら
そう言うでしょう
“運命と”
哲学者なら
そう言うでしょう
“人生と”
詩人なら
そう言うかもしれません
“あなたと”
青春どまん中の男なら
そう言って欲しいです
でもボクが待ち合わせたのは
また始まる
感傷的な時間だったようです
嗅がないつもりでしたが
どんよりとした時間の匂いが
し始めていました
この時間さえやり過ごせば
いつものボクでいられます
そしてその先には
違う空が待っているはずです
それを希望と呼ぶなら
ボクにはまだ先がありそうです
だから
ボクが待ち合わせるのは
“希望”
ってことにします
“明日”とか
“夢”とか
“未来”でも
いいかもしれませんが
やっぱり
“希望”が
一番似合ってる気がします
だって
待ち合わせで
出会えるのが遅くなったて
“希望”なら
許せる気がするのです
いつまででもその先が
続きそうな気がするのです
そして出会ったら
ボクは
どこまでも行きます
だって
そのために
待ち合わせたのですから
命懸けで
終着点を見るために
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