会社が100社あれば100とおりの戦略があり、
経営者が100人いれば100とおりの経営があり、
マネジャーが100人いれば100とおりのマネジメントスタイルがある。
選択と集中と云うが、一点集中で失敗することもあれば、総合的で成功することもある。
顧客は大切だが、何でも顧客の声に耳を傾ければよいというものでもない。
人に対して優しくなければならないが、同時に厳しさも求められる。
メンバーの育成は必要だが、育て過ぎてもかえって頼ってしまう場合もある。
何が正解なのかは分からない・・・
これがビジネスの世界であり、マネジメントの世界です。
それでは、難問にぶつかったとき、
何が正解かわからないなかで、我々は一体、どうすればよいのだろうか。
仮に相談にのってくれる人がいたとしても、状況を完全に理解できるものでもない。
回答を得られたとしても、実際に行動を起こすのは自分自身、解決まではしてはくれない。
結局のところ、自分自身で考え、判断し、行動していくしかないのだ。
後漢書に「天知る、地知る、子知る、我知る」の四知がある。
悪事や不正は必ず発覚する。
自分は人間として本当に正しいことをしているのか・・
自分は人間として恥ずかしくないことだけはしていないと云えるか・・
四知を頼りに、自分自身で考え、判断し、行動していくしかないのだ。