白井万沙之のビジネス進化塾 確かな未来づくりを応援します!!

人材育成と活用・組織マネジメント・マーケティング・シニア創業起業の教科書!!

知識・見識・胆識! 経営とは限りなく結果責任を・・(中小企業のマネジメント革命)

2015-09-29 09:35:03 | 組織マネジメント改革の実践


経営者には「知識・見識・胆識」が求められるといわれます。

知識とは、物事を良く知っていること。
自分の頭の中にたくさんの素材を備えることは物事の第一歩としては、とても大切です。

しかし、情報社会の今日、単に「~の知識がある」だけでは、不十分ですね。
もちろん、誰よりも早く有益情報をキャッチすることは重要ですが。

見識とは、知恵ともいえます。
事の本質を捉えた自分なりの考え方、すぐれた判断力を云います。

しかし考えをまとめ判断するにあたっての必要情報が、いつも充分にあるとは限りません。
必要情報が十分でない判断には、当然にリスクが伴います。

リスクを恐れてモタモタしているうちに、時は刻々と過ぎていきます。

人の話を聴きあらゆる情報を集め、あれやこれや分析し思い廻らしているうちに、
チャンスを逸し、思わぬ痛手を被ってしまっては、元も子もありません。

経営者は限りなく結果責任を求められます。
しかも、その責任は経営者一人の肩にかかっています。

そこで必要なのが胆識ということになります。

胆識とは、実行力を伴う見識のことを云います。
豊富な知識をベースに確かな見識を持ち、
なおかつリスクを恐れずに決断し、断行に移すことを云います。

もちろん胆識を養うのは容易ではありませんが、
だからこそ経営者自身が誰よりも自己研鑽することが必要と云うことになりますね。

中小企業マネジメント「後継者コース」で話しました。



部下の成績が今ひとつ ピリッ としません・・(営業セールス道場)

2015-09-28 07:57:47 | 営業革新・マーケティング&セールス道場


部下の成績が今一つピリッとしません。
部下を見る時、何に注意を払ったらいいのでしょうか。

営業のチームリーダーからの質問です。

最も基本的な事柄を3点あげます。

1点目は成績を上げるために、何をすべきかが分かっているかどうかという点です。

忙しそうに動き回っていますが、
本当に成果に繋がる行動に十分な時間が充てられていますか。

「何を」「どこで」「どれだけ」やるかが明確になっていますか。
「やるべきこと」と「やらなくてもいいこと」がハッキリと認識されていますか。

二点目は、モチベーションは高いかどうかということです。

モチベーションが高いとは元気に動き回っていることではありません。
モチベーションは心の底から湧いてくる行動のためのエネルギーなのです。

部下一人ひとりに目標達成の意味や方法、理由をキチットと納得させていますか。
つべこべ言わずに、云われたと通りにやれ!なんてことはないですよね。

部下の日常行動に関心を持って見ていますか。
適切にタイムリーにフードバックを与えていますか。
単に結果数値だけで部下を判断していませんか。

三点目は、部下自身に必要な能力が足りているかということです。

モチベーションが高くても、能力が不足していれば、行動は空回りとなります。

能力は知識と対人関係スキル、営業活動スキルで捉えるといいですね。
これらは基本的な能力ですから、どれも一定レベルに達していないといけません。
それも社内レベルではなく、顧客や市場が判定するレベルで。

以上3点をあげました。
勿論これ以外の要素もありますが、それらを全て捉えようとしても容易ではありません。

まずはこの3点から部下の現状を確認してみてください。
きっと、解決への糸口が見つかります。

営業マネジャーに話しました。




アナトール・フランス 頭でよく分かっていても、愚かな行動を・・

2015-09-24 13:49:46 | 古今東西!珠玉の言葉 “賢者の教え”


頭でよく分かっていることが、そのまま行動に移せるとは限らない。
むしろ反対で、人はときとして愚かな行動をとってしまう。

頭でわかっている通りに行かないことの方が多い。

だからこそ、時々歩みを止めて、
その行動を振り返ってみる姿勢が大切ではないか。

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アナトール・フランス 他の名言を集めてみました。

「偉大なことをなすには、
 実行力だけでなく、夢想力がなけれなばらない」

「正直とか親切とか友情とか、
 そんなふつうの道徳を堅固に守る人こそ、真の偉大な人間というべきである」

「嘘というものがなければ、人間は絶望と退屈で死んでしまうであろう」





フリーランスという働き方、なかなか難しいことも・・(シニア起業創業塾)

2015-09-23 08:26:44 | 起業・創業(シニア創業塾・ワークライフ)


フリーランスという働き方を選ぶ人が増えてきています。

組織、会社という“しがらみ”を捨て、自分なりのワークスタイルで、自由に働きたい。

人間関係のストレスもなくなる。
やった努力が、やっただけ報われる。
好きな時間に仕事ができ、時間にも余裕ができる。

なにか、その先には夢のような世界が見えてくる。

生活の足し程度の収入でよい。
働くのは月に数日程度が丁度よい。

何か社会との接点がもてれば、生活に張りが出る。
いままでの経験を活かして、社会に貢献もでき、生きがいもにつながる。

まさにシニアからのワークスタイルにピッタリだ。

そんな幻想を抱いて・・、
フルーランスという働き方を選んだ方々が、いつの間にか、消えてしまう。



もっともこれは、ジニアに限ったことではない。
若者や女性にもあてはまる。

どんな働き方でも、メリットもあればデメリットもある。

働き方の選択は,自分なりの価値基準、ものさしを持つことが大切だが、
シニアにとってもフリーランスという働き方はなかなか難しいことも事実です。

シニアがフリーランスでやっていくための留意点を、当たり前のことだけどまとめました。






知行合一!能書きだけでは困る・・(中小企業の人材育成と活用)

2015-09-18 07:46:36 | 中小企業“人づくり”応援プロジェクト


陽明学に「知行合一」(ちこうごういつ)という命題があります。

これは「知って行わないのは、いまだ知らないことと同じである」という、
実践重視の教えを主張したものです。

何も行動していないというのは、
行動を生み出すための判断が生まれていない、判断するだけの知識がない。

つまり、本当は何も知っていないという、大変厳しい考え方です。

リーダーシップの発揮、コミュニケーションのとり方、モチベーションスキル等々、
私たちマネジャーはいろいろな機会に勉強をしますし、話も聞きます。

だから「そんなことはもう知っている」「何度も聞かされた」と
その考え方や理論、知識や理屈は、かなり豊富な方々が多くいます。

しかし残念ながらその理論や知識が、対人関係の現場で生かされていません。

法律や会計などと違い、人間への対応に関する分野では
理論をよく知っていても、それが現場で活かされなければ、知っている意味はありません。

いわゆる「頭でっかち」ではダメ・・
知のお勉強ばかり、能書きだけでは困る・・ということです。

「知識を背景に実践する。実践の中から理を極める」まさに知行合一が求められているのです。

マネジャー研修で話しました。




将来を起点に今を考える発想と行動が・・(中小企業のマネジメント改革)

2015-09-16 07:59:53 | 組織マネジメント改革の実践


企業の先行きを考える場合・・

今を起点に、今後の環境変化やトレンドを予測し、これにどう対応して行くかを考える方法と、

将来を起点に、まず「どうありたいのか」という姿を描き、
それを実現するためには何をすべきか、未来から現在を考える方法があります。

どちらも一長一短があり、どちらがよいかは一概に云えませんが、
後者の方法に軸足を置くのが良いのではないかと、私は考えています。

冗談じゃない!現実をよく見てくれよ。毎日忙しくてとてもそんな余裕はないよ・・。
今まさに問題が山積しているのに、何もそんな先のことなどほじくり出さなくても・・。

これで今までやって来た!先のことなんて!面倒なことはごめんだね・・。
先も見えないのに、好き好んで危険はことをやることはないね・・。

確かにある面では、それも一理あります。
私も決して、それを間違いといっているのではありません。

企業を取り巻く環境や競争状況は、まさに一寸先は闇、先が見えない。
“まさか”が常態化し、現在の延長では想いもつかない事態に必然的に遭遇します。

企業の現場では、今日も未来への挑戦が続いていますが、

未来は「やって来る」ものでなく、自ら「創る」もの。

先の見えない現在だからこそ、
将来を起点に今を考える発想と行動が大切ではないでしょうか。

企業の力の源泉がここにある。




それは当社の技術とお話を、と言える勇気・・(営業セールス道場)

2015-09-14 07:32:47 | 営業革新・マーケティング&セールス道場


営業パーソンとして自社製品の技術的な知識を身につけておくことは当然なことですが、

しかし、深い専門性を必要とする製品や商談案件では、
営業パーソンが全てお客さまの技術系の人達と話したところで、限界があります。

技術系同志で話をすればすぐに決着がつく案件に、
間に営業パーソンが入り、何度も何度もやり取りをしなければならない。

これこそ、時間の無駄。
とどのつまりは、いつまで経っても商談が進まず、結局、失注してしまうケースが案外と多い。

そこで、「その件は、当社の技術部と話をさせてください」の一言が活きてきます。

そのためには、常日ごろから社内の技術部隊と人間関係を深め、
自社の技術や生産能力について関心を持って、知っておく必要がありますけどね。

同時にマネジャーもその商談内容や進捗を把握しておくことが必要ですし、
技術関係者の「俺が出て行って、解決してやるよ」との協力姿勢も求められます。

もっともそれには、自分の商談案件がある程度「視える化」されていなけれなりませんね。

セールス活動は会社対会社の取引ですから、これらは当たり前と云えば、当たり前ですが。

機械製造装置メーカーの営業懇談会での話題でした。

みなさんのところでは、いかがでしょうか。




エリオット なりたかった自分になるために・・

2015-09-11 07:42:21 | 古今東西!珠玉の言葉 “賢者の教え”


ジョージ・エリオット(英国の女性小説家)の教えです。

なりたかった自分というのは、曖昧なものかもしれない。
なんとなく思い描いた夢かもしれない。

それはそれでいい。

自分の人生は、当たり前のことだが、自分のもの。
他人と比較する必要はない。

そしてそれは一度しか演じることはできない。

時には立ち止まって、今の自分を捉えてみる。
忘れかけていた夢を思い起こしてみる。

できない理由を並べたてる必要はない。

あなたにとって、遅すぎるということはない。

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ジョージ・エリオット 他の名言を集めてみました。

「笑顔を浮かべれば、友達ができます」

「過ちを非難し過ぎるよりも、過ちを許し過ぎるほうが、ずっといい」

「さあ顔を上げて!君は失敗するために生まれてきたんじゃない。
 成功するために、生まれてきたんだ。嬉々として自信をもって、前に進め」



せっかく起業しても、つぶしてしまっては・・(シニア創業起業塾)

2015-09-09 06:42:03 | 起業・創業(シニア創業塾・ワークライフ)


せっかく起業・創業しても、会社を潰してしまっては元も子もない。

事業継続のための手当てを怠りなく!と前回、書きましたが、
今回は、事業をつぶす三大要因をあげ、それへの対処法を述べてみます。

キャッシュがなくなってしまう!
儲かっていない!
計画が狂ってしまう!

会社をつぶさないためには、
これら三大要因について現状をよく把握し、適切な処置を講じていくことが必要です。

(詳細は「会社をつぶさないために」をご覧ください)

ただし間違った生き残り策はご法度!

状況によっては、
傷口を広げないうちに一旦は撤退することも視野に入れることも肝心です。

・・・・・・・・・・・  ・・シニア創業起業塾連絡先:masayuki.shirai@gmail.com


                

相手が変化する過程に余計な口を出さず・・(中小企業の人材育成と活用)

2015-09-07 08:04:40 | 中小企業“人づくり”応援プロジェクト


ぼくは七面鳥だ-そう思い込んでいる王子がいた。

侍女が服を着せてもすぐ脱いでしまい、食堂の椅子にも座ろうとしない。
毎日テーブルの下に裸でうずくまって、パンくずをかき集めて食べている。

心配した王様は、国中の医師を招いて治療に当たらせてみたが、誰も治せる者はいなかった。

ある日、1人のユダヤの賢者が王宮を訪れた。
「私が王子さまを治しましょう」と言う。

王様はワラにもすがる思いで、すべてを賢者にまかせることにした。

賢者はまず裸になった。
それからテーブルの下にもぐると、王子のかたわらに座った。

 王子「そこで何をしているの…?」
 賢者「わたしはね、七面鳥なんだよ-」
 王子「エッ、ボクも七面鳥だよ…」

テーブルの下で数日が過ぎる頃、二人はお互いにわかり合える間柄になっていた。

ある日、賢者は数枚のシャツを床に投げ出すと、まじめな顔で王子に尋ねて言った。

「七面鳥には、シャツが着られないと思うかい? 
もちろん着れるさ。シャツを着たって、七面鳥は七面鳥なんだろう-?」

2、3日経つと、賢者は数枚のズボンを床に投げ出して言った。

「ズボンをはいたら七面鳥じゃなくなる-そんなことってあると思うかい?」

こうして二人は、シャツやズボンから上着まで、きちんとした身なりになっていった。

それから賢者は、テーブルのごちそうを床に取り下ろして王子に見せた。

「これ食べたって君は七面鳥なんだろう? そう思わないかい?」

二人はごちそうを腹一杯食べた。最後に賢者は王子は言った。

「七面鳥はいつもテーブルの下に座るなんて、いったい誰が決めたんだい?」
「七面鳥が椅子に座ったっていいだろ-」

そうして二人は、きちんと椅子に腰かけたのだった。 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ある書物にあった「七面鳥になった男」を、人づくりプロジェクトで取り上げました。

相手の世界を大切にする・・
相手が変化する過程に余計な口を出さず、ジックリと待つ・・

本物の懐の深さがここにある・・

私たちはここまで相手の世界に飛び込めるか・・!

あなたの意見は・・と、OJT実践場面での応用例を研究しました。




人を動かすものは何だろう! 本気づくりのプログラム・・(中小企業のマネジメント改革)

2015-09-05 09:12:58 | 組織マネジメント改革の実践


ヒトを動かすものは何だろう。

ヒトは欲求をもった生きもので、しかもその欲求は極めて複雑。
なかでも自我の欲求、自己実現の欲求は、人間独自の高次なもの。

この複雑な欲求を刺激し積極的な行動をとらせるためには、
仕事自体を魅力ある価値の高いもの(仕事への誇り)にしなければならないし、
同時にそれが世の中の役に立ち、貢献し、世間に認められるものでなければならない。

そして積極的な行動に正しい方向を与え持続させるためには、目標の明示が欠かせない。

目標は適当な困難さのレベルに設定し、
目標達成の満足感(欲求充足)を得られるような配慮が必要となるし、
成果の評価を知らせることにより、次の目標に挑戦する動機づけも必要となる。

また目標の達成が適正な評価につながり、
適正な評価が個人個人にとっての魅力的な報酬につながっているという、関連性も必要となる。

さらにヒトは多くの場合、日常の仕事を通して成長していく。

目標の設定から達成、成果の評価に至るプロセスが、
一人ひとりが成長実感を味わうことのできるものになっていなければならない。

こんな思いで、組織の中でヒトを動かす要素についてまとめました。

これらの要素を有効に機能させるためには、

それぞれの要素一つひとつと相互の関連性について、
組織の実態を踏まえた研究と掘り下げが必要と考え、本気づくりプログラムを展開しています。