白井万沙之のビジネス進化塾 確かな未来づくりを応援します!!

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成功事例が失敗事例か・・

2012-01-21 15:33:04 | 人的資源開発&研修あれこれ

新人指導の役割を担うことになりました。

実際に自分が経験したことを話してみようと考えていますが、
その際には、成功事例がいいでしょうか、それとも失敗事例がいいでしょうか。

ある新人指導担当者から質問を受けました。

そうですね、新人指導を行う先輩の立場となれば、
自分がいままで苦労してやっと成し遂げることが出来た成功体験を話したくもなりますね。

しかし世に中には、いわゆる成功事例は数多くあります。
これはビジネスにおいては、成功への道筋が数多く存在するということの証ですね。

そこで、自分はこうして成功した式の話を中心にしますと、
新人であるあなたも、このやり方をしなさいと云う限定したものになってしまいます。

場合によっては、先輩に教えられた通りにやれば間違いない式のメッセージにもなりかねません。

新人によっては、先輩に頼り切ってしまい、
仕事の遂行場面で、自ら考えることを見失ってしまうことにもなりかねません。

逆に、自分はこうやったから失敗してしまったという体験を話してやれば、

新人としては、そーか、先輩の失敗したその方法だけは止めよう・・
失敗した方法以外のものを探してみよう・・自ら考え、工夫も始まります。

これは仕事をうまくやり遂げる方法を、自ら主体的に考えることにも繋がりますね。

また先輩もいろいろ失敗してたんだ、自分と一緒なんだ、という意識も芽生え、
信頼関係が深まることも考えられますしね。

そうなると指導者であるあなたの教えることが、より一層伝わり易くもなりますね。

新人の将来のことを思えば、ここは失敗事例がいいと思います。

もっとも、確実に出来なければならない事柄や危険防止や安全に関する事柄は、
具体的な事例で、正しく確実に詳細に教えることが前提ですので、そこは誤解のないように。

新入社員の指導者研修で、質問に応えました。

苦しい時にもかかわらず・・

2012-01-10 07:02:06 | 古今東西!珠玉の言葉 “賢者の教え”

本当に尊敬できる人間というものは、
困難に遭遇した時に確固たる態度がとれる者である。

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーベンの教えです。

自分が上手くいっている時には、他人を省みる余裕もある。
そんな時には、やっかいなで面倒なことも引き受ける。

しかし困難に遭遇した時、
多くの人は戸惑い面喰い、どうしていいのか分からなくなってしまう。

自分の事で精いっぱい、他人のことなどかまっていられないという気持ちになってしまう。

苦しい時だからこそ、他人のために一肌脱ぐ。
それがあなたの評価に繋がり、やがてそれはあなたに返ってくる。

困難に遭遇した時こそ確固たる態度をとろう・・と教えてくれます。

苦しい時にもかかわらず助けてくれた人のことは、私たちは一生忘れない・・ということですね。

・・・・・・・・・・

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーベン 名言:

「優れた人間はどんな不幸で苦しい境遇でも、黙って耐え忍ぶ」

「私の青春は、今、始まったのだ」

「さぁ、みなさん拍手を! 喜劇はこれで終りです(臨終の時の言葉)」

一人客の扱い・・

2012-01-05 05:20:43 | 営業革新・マーケティング&セールス道場

多くの飲食サービス店が見過ごしがちな事実があります。

それは一人客と複数で訪れる客の取り扱いです。

多くの場合、一人客には、店が空いているにもかかわらず、カウンター席に案内される。
そしてあまり気も払われない。

おそらくマニュアルにそのように書いているのかも知れない。
店が混んできた時に、一人客がテーブル席を独占でもしていたら、それこそ大変だと思うのかもしれない。

店の立場としては、一人客より複数客の方がありがたいことは良く分かる。
当然に、複数客の方が売上アップに寄与する。

実は、ここに落とし穴がある。

目先は人数が多い方が良い客のようの思えるが、
複数で来た客はオシャベリ等に夢中で、店を観察したり、雰囲気を気にしたりはしない。

ところが、一人客はその店の雰囲気やスタッフの行動を、結構、観察する.
そして、そこで得た印象がのちのち大いに影響する。

印象がよければ、後日、友人を連れてきていただける可能性もある。
それがきっかけで、何日も足を運んでくれる可能性もある。

目先の売り上げアップに気を使う店の気持ちも分からないでもないが、
一人客は追加注文もままならず、黙って店を去っていく

一人客をおろそかにすると、それがボディブローのようにその後の客足に影響する。

一人客をきちんともてなして、よい印象を与える店は、伸びる店である。
昨年訪れた飲食店で感じました。

誰でもわかっているが・・

2012-01-04 06:06:24 | 古今東西!珠玉の言葉 “賢者の教え”

個人の責任ある貢献がチームを動かし、会社を動かし、社会を動かす。

ビィンス・ロンバルディ(アメリカンフットボール監督)の教えです。

組織やチーム、団体スポーツでは、結果として責任は分割して担うことになるが、
だからといって一人ひとりが全力を出さないのは間違っている。

これは誰もがわかっていることですが、人には時々、怠け癖が出てくる。

自分一人くらい力を出さなくても大丈夫・・
きっと誰かがやってくれる・・

こうした、たった一人の無責任や怠慢な行動が、やがて取り返しのつかない大事に至ってしまう。

逆に、一人ひとりがその持てる力を出し切り、責任のある行動をとれば、
チーム全体が力を得、やがて会社や社会を動かす原動力にもなる・・と教えてくれます。

千丈の堤も蟻の一穴より崩れる・・という諺もありますね。

一人くらいいいだろう・・と皆が思ったら、その結果は目に見えています。

やはり、その持ち場持ち場に応じた、一人ひとりの責任ある貢献こそが
チーム力、組織力には欠かせない、ということですね。

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ビィンス・ロンバルティ 名言:

「勝つことが全てではないよ。勝つために努力することが全てなんだよ」

「ノックダウンされたかどうかなんて、たいした問題ではない。
大事なのは立ち上げるかどうかである」

「徹底的に鍛えられた意思を止めることは、何をもってしても不可能だ」