津々堂のたわごと日録

わたしの正論は果たして世の中で通用するのか?

■細川家神葬際式へ

2017-09-02 08:10:41 | 歴史

 熊本の細川邸はかっての泰勝寺の跡である。「立田邸」とも呼ばれた。現在の立田山自然公園という領域には、幽齋公・三齋公ご夫妻の「四つ御廟」他多くの藩主のお墓がある。池があり御茶室が存在し、裏手の奥まったところには宮本武蔵のお墓がある。市民の憩いの場所となっている。
泰勝寺跡(現細川邸)の山門を入ると右手に細川家の歴代を祭る「祖祠堂」がある。
明治4年の今日9月2日細川家は旧来の仏式から神式となった。関係資料を読むと「熊本県は旧藩知事細川家の神葬際式に改め、其墓所妙解寺・泰勝寺を廃止せし旨を、京都出張所をして、大徳寺・妙心寺等に通達せしめる」とある。
廃仏毀釈に伴うものであろうが、一方制限付きながら信仰の自由を保障したのちの「大日本帝国憲法」からすると矛盾もある。
細川家の歴代藩主を祭る出水神社が、創建されるのは明治11年10月のことである。

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