津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■御恵贈御礼「大坂の陣 豊臣方人物事典」

2016-12-09 08:30:25 | 書籍・読書

  先にご紹介した大坂の陣 豊臣方人物事典を、著者・柏木輝久氏から御恵贈給わった。深く御礼を申し上げるとともに、このような素晴らしい御著の上梓にそのご努力に深く敬意を表したい。氏には過去貴重な研究資料を度々ご示教いただき、その度にお許しをいただき当ブログでご紹介させていただいた。
氏は著の中で「余暇の所産」と仰っているが、小学六年生の頃から興味を持たれ高邁な研究心を以て数多の史料を読み込まれて、これまでに類を見ない稀有な御著となった。
参考資料が紹介されているがその数は30数ページに及んでいる。

監修をされた北川央大阪城天守閣館長の強いご指導あってのご出版とお聞きするが、関係者の皆様の深い思い入れが実を結んだ御著であることがひしひしと感じられる。
たかだか市井の歴史好きの爺にはこの御恵贈は身に余る栄誉である。

まだ五十歳前の氏の今後の御研究が楽しみであり、今後大きく成果を積み重ねられて第二・第三の御著を拝見したいと思っている。

 

                       

【本書の内容】

●大坂城五人衆列伝(真田信繁、後藤又兵衛、毛利勝永、長宗我部盛親、明石掃部) 大坂冬の陣・夏の陣で豊臣方に加勢した家臣、新参の諸士、女房
 たち千名以上を収録した、豊臣方では初の人物事典。
 大阪城天守閣館長の監修の下、典拠を示して一人ひとりの人物を詳述する。
●豊臣方人物事典(大野治長・治房・道犬、織田有楽・頼長、木村重成、郡宗保、薄田隼人正、渡辺内蔵助、伊木七郎右衛門、塙団右衛門、御宿越前、仙
 石宗也、福島正守、北川次郎兵衛、山川帯刀など約1000名)
●豊臣方女房衆事典(大蔵卿局、正栄尼、饗庭局など約30名)
 付録も充実! 
 「秀頼御上洛之次第」に記載の秀頼の上洛に供奉した豊臣家臣のリスト/「慶長十六年禁裏普請帳」における大坂衆/大坂七組/大坂籠城諸士・女房ら
 の相関図

  

 

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2 コメント

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早速購入しました (ぴえーる)
2016-12-09 22:44:50
これは類の無い大著ですね。
細川関係だと、竹田永翁がちゃんと竹田梅松軒の子と書かれていて、ようやく世間の珍説を駆逐できるものと思っています。
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Unknown (ぴえーる様)
2016-12-10 11:35:27
御目に留まりましたか。
この内容のマニアックさを見ますとき、ぴえーる様にもぜひ
将来何らかの形で研究成果をご披露いただけたらと感じた事でした。
返信する

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