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エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

そんなん誰が決めた!?

2021-02-28 07:57:29 | エッセイ
 
 「外はカリッ、中はトロッ、最後にタコがプリッ」というのが本場のタコ焼き、らしい。
 でもでも、中がトロッてえのは生焼けみたいでどうも好きになれない。しっかり中まで固まっているのがいいと思うのは僕だけだろうか。
 もちろん、本場「中トロッ」のたこ焼きが好きな人はそれでいいし、否定するつもりもない。ただ僕は、中までしっかり火が通っている方が好きなだけ。
 (タコ焼きは家でも作るけど、紅ショウガを多めに入れるとすごく美味しい)

 もう一つ。(感触逆のようだし、また中居君には悪いけど)〈どん兵衛〉で言われている天ぷら「あとのせサクサク」、僕は、先に乗せておいて「ほにゃほにゃ」にして食べる方がいい。
 ある調査によると、ほにゃほにゃの方が好みって人が1/3ほどいるそうだから、「あとのせサクサク」とは強制しない方がいいんじゃないか。(別に強制は、してないか)
 …好みの問題なんだけど。

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「ある復讐」

2021-02-21 07:54:17 | ショートショート
 新型コロナウイルスに同じく感染しても、若者は無症状あるいは軽いカゼのような症状で済むことが多いのに対して、高齢者ほど重い肺炎を引き起こしやすく死亡率も高いと言う。
 とある電車の中で――

「コラッ、マスクもせんとベラベラしゃべりよって。新型コロナが流行っていること知らんのか」
「もちろん知ってるよ。そしておじさんたちが昔やってたこともね」
「何を言うとる?!」
「その昔、僕ら通うことになる保育園が街なかに出来ようとした時、うるさくなるからって反対運動が起きたそうだね」
「そ、そんな昔のこと」
「あ、覚えているようですね。そしてあなたがその反対運動の中心メンバーだったってことも認めますね」
「……」
「おかげで保育園ははるか郊外に作られることになり、歩いて5分で済んだところを毎日毎日バスに1時間以上揺られ…。特に熱出した時なんか、母さんたちは何時間も掛けて迎えに来なきゃならなくなったんだよね」
「そんなことはワシの責任じゃない」
「あ、そう。…それにね。若者がこんなに生きづらい世の中になったのも、おじさん達大人のせいじゃない?」
「言いがかりもいいところだ!」
「そうかなあ。責任ないことはないんだけどね」

「だいいち、君らのせいでワシが肺炎になったら、どう責任とるんだ」
「責任? 僕らがマスクをしていないことでおじさんが肺炎になったなんて、立証は難しいだろうし、例えば〈傷害罪〉なんてことには、少なくとも現在の法律ではならないはずだがなあ」
「ううぬ…」
「必ずしも重篤にはならないらしいし、おじさんくらい元気なら大丈夫だって。あ、ここで降りますね。ではお達者で」

「…そうそう、つい先ほど検査をしてもらって僕ら〈陰性〉だったから、安心していいですよ」

 Copyright(c) shinob_2005

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諸行無常…サッカー界も

2021-02-14 07:27:05 | サッカー
 
 カズにラモスに北澤に、Jリーグ開幕当初のヴェルディは本当に強かった(CSでのラモスのあのループシュートは見事!)。中山に名波に藤田に、20年ほど前のジュビロも実に強かった(泥臭いながら中山には手が付けられなかった)。それが今や、どちらのクラブもJ2の中位に甘んじているところ。
 もちろん当の選手たちは力を尽くしているのだろうけど、「勝者のメンタリティ/技術」なんてものの継承は一体どうなっているんだろう、と。
 いや、システムなり戦術なり、サッカー自体が変わっているのかもしれないし、勝者が移り変わるのは世の常なのかも。監督含めメンバーが変われば、戦い方変わるのは当たり前か。(そう言えば、Jリーグのレベルもだいぶ向上したなあ)

 小林に三笘に家長に、今のフロンターレも惚れ惚れするくらい強い。見ていて美しいし、ずっと続くんじゃないかと思えるほど。(たとえばバルセロナとでも、対戦させてみたいくらい)
 今年のJリーグももうすぐ始まる。はてさて。

 〔写真は、Jリーグのウェブサイトより〕

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ありがたい教(○○1日1話)

2021-02-07 07:34:57 | こころ
 
 世の中には『○○1日1話』なる本が多々あるようです。

 一度読んだことあるのですが、ちょっと思いついて『論語 一日一言』という本を去年1年間掛けて、毎朝1つずつ読んでみました。(1日分が半ページしかないので、時間のない朝でもすぐに読めるのがいい)
 今年は別の本『ブッダの教え 一日一話』を。論語が主に人間関係の悩みに「効く」のに対し、仏教の方は心の問題に「効く」のがまたいいところ。
 ちょっと気が早いものの、来年読もうと思って『禅ごよみ 365日』を買ってあります。これまた違った面に「効く」のかも。

 世の中、いろーんなありがたい言葉があり、それによって時に救われることがあります。論語、老子、仏教、神道、菜根譚、等々。西洋ではキリスト教、インディアンの言葉、アボリジニの教え、等々。それに、偉人からの勇気付けられる言葉も数えきれないほどたっくさんあります。
 …大変だけれども、いい世界に僕ら生きているなあ、と。

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