W杯初戦で勝ったチームの決勝トーナメント進出率は85%、負けたチームの進出率はわずか9%、だそうだ。とすると引き分けたチームの進出率は100引く85引く9で、6%ということになる。
…ここまで考えて、この計算は思いっきり間違えていることに気付いた。(それぞれ分母が異なるので)
さて我らが日本代表、ブラジルにて一次敗退を喫してしまった。「所詮は初戦」という冗談はともかく、コートジボアールとの初戦がすべてだった。あるは出場しないと思われたドログバが交代で出てきたところで圧倒され、マークがずれて立て続けに失点。
前半いい感じでパス回しもできてゴール決めたのに、後半は別のチームのようになってしまった。よくあることとは言え、前評判も高かっただけに何とも残念。3戦目は持ち直したものの、格上コロンビアに大敗。(どうもドイツ大会の時と同じ状況らしい)
スペインにポルトガル、イングランドにイタリアまで敗退し、日本もその仲間入りしたことになるが、あまり嬉しいものではない。敗れ去ったそれぞれの国でも、反省や非難が行われているに違いない。
こうなると決勝は「ブラジル×オランダ」「ドイツ×アルゼンチン」を見てみたい。フランス、メキシコ、コロンビアもいい感じであるが、優勝はアルゼンチンか。
ところで、サッカーは強いけれども治安が良くなくて教育・医療に不備のある国と、サッカーは強くないけれども治安が良くて教育・医療が充分な国の、どちらがいいかと問われれば、やはり後者だと言わざるを得ない。
我らが代表に話を戻そう。史上最強という呼び声高かろうとも(相手も「史上最強」なのかも)、親善試合でどんなに調子が良かろうとも、本番はまた違うのだということで、浮かれないこと。マスコミも僕らも、舞い上がっていたのかもしれない。これが今回の教訓。
それでも、「ドーハの悲劇」から連続出場するまでになったように、ここからまた盛り返すことになるだろうし、盛り返してほしいもの。もちろん〈サムライブルー〉は引き続き応援したい。
ザッケローニ監督そして選手・スタッフの皆さん、お疲れさまでした。
〔写真は asahi.com より〕