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エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

消費税率上がれど

2019-09-29 08:03:11 | 時事
 
 あさって10月1日から、消費税率が8%から基本10%になる。平成元年(1989年)にDAIGOのおじいちゃん・竹下総理が3%で導入して30年、令和元年ついにふた桁となった。
 とある元財務省官僚は「消費税増税は必要ない」とも断言しているようだが、本当のところどうなんだろう。

 「消費税反対! 増税反対!」はもちろん正論。税金は少ない方がいいに決まってる。されど必要な税金が納められなければ、道路も橋も街灯も学校も、貧しい人たちへの生活保護も、減ってしまうのは道理。
 そもそも「自分のお金から取られる」という発想はやめて、税引き後の額が「自分のお金」と考えればいいんじゃないかと、昔から思っているところ。(のんき過ぎるだろうか)

 報道では「オロナミンCは8%でリポビタンDが10%」だの「テイクアウトだと8%でイートインだと10%」だの、あの場合この場合と、細かいところまで教えてくれる。流行りと言えば流行りなのだが、こういう「売り文句」に乗りたくもなし。8%だろうが10%だろうが、飲みたい物を飲み、食べたい所で食べるのがいいに違いない。自分のやりたいことを、数十円/数百円のために左右されるなんて、まっぴら御免。
 もし余分に出費したなと思ったら、無駄な「ちょこ買い」をやめればいいだけ。

 …てなことを考えているのは、へそ曲がりのせいでしょうか。
 そうそう、自動車/ガソリンに掛かる税金は上乗せ上乗せだと聞いたことがある。これって、正当なこと?
  

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「生真面目な男」

2019-09-15 08:20:30 | ショートショート
 ひとりの生真面目な男がいました。何をするにも1週間は考えないと行動を起こせないような、そんな生真面目な男でした。

 ある日、彼はひとりの女性に恋をしてしまいました。ところが、あまりにも生真面目なその男は、告白どころか、彼女の前に出ると何も言えなくなってしまうありさまでした。これでは、彼女の気を惹くことはできません。
 そこで男は、3ヶ月間、自分の生真面目を直す方法を考えることにしました。何といっても女性にモテないことは、男にとって最大の恥なのですから。3ヶ月もあれば、何かしらいい解決策が見つかるはずでした。

 しかし、やがて男は考えるのをやめました。3ヶ月も考え続けることこそ、生真面目そのものだと気付いたからです。

  Copyright(c) shinob_2005

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カミさんハチに刺される

2019-09-08 07:57:55 | エッセイ
 
 台風15号が過ぎれば少しは涼しくなると思うが、この夏一番の「思い出」は、カミさんがアシナガバチに刺されたこと。
 布団を日干しにしようとベランダに出たところ、出入りする窓の下にハチの巣があり、踏み出した足で攻められたと思ったハチがその足に刺してきた次第。その直前にもブンブン飛んでいたというから、威嚇はしていたようだ。「いちおう威嚇はしたんだから攻撃されても仕方ないよね」とは、国際紛争でもありそうな話。

 「キンチョール」でハチを退治したのち当該ハチの巣は撤去。カミさんには病院に行かせ、飲み薬/塗り薬で治って行ったとはいえ、途中かゆくてたまらない時期があったようだ。いずれにしても治ったから良かったのだが、ハチの多い場所だしまた刺されてショック死でもされたと、気が気ではない。(こんなことでカミさんの命の心配するとは思ってもみなかった)
 そこでハチ毒の抗体検査を受けてもらい、1週間後に「全く問題ないレベル」との結果を受け、やれやれっと。あー、寿命縮まった。
 …個人的な話で大変恐縮です。


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ある誘惑

2019-09-01 07:30:16 | エッセイ
 
 夏の盛り、鉄道線路の脇などに緑が生い茂っているのを見ると、かき分けて入ってみたくなる。(もちろん立入禁止区域はムリ)
 入ってみたところで、空き缶とか錆びた釘なんかが落ちているくらいで、そうそう金目の物が見つかるわけではないのだが、珍しい昆虫や草花に出会えるかもしれないし、何が出てくるか全く予想もつかないところが「宝探し」みたいでワクワクする。何より、野生に戻ったみたいで楽しい気分になれる。
 ただ、毒虫やヘビ、それと草むらに紛れた地面の穴には気を付けないといけないから、手ごろな棒切れは必要になる。
 あそれから、不審者と思われないよう、何かの「調査/研究」をしているようなフリも必要かもしれない。カメラを持つとかそれらしい格好をするとか。

 …その昔、実家近くの草ぼうぼうの空き地でよく遊んでいたせいに違いない。ガラクタ拾ってきては「宝箱」に収めていたもの。
 皆さんは、どうでしょう。

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