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エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

自然と人工と

2018-08-05 10:12:52 | 科学/考察
 
 けさもセミの大合唱の中で目が覚めた。

 動植物は本能のままに、つまり自然の摂理に従って生きているらしい。大気や地殻といった自然と、一体化していると言ってもいいのだろう。
 これに対し人間は、環境を変えることのできる生物だという。有史以来〈人工物〉を次々と生み出し、それは僕ら人間にとっては都合のいいこと。「意識」を持つようになったせいのようだが、アダムとイブではないけれど、これはこれで「罪」なのかもしれない。
 ただ人間も〈自然〉の一部なのであるから、そのやることなすこともやはり「本能」ということになるのかも。

 ヒトの姿をした神様というのはよく見聞きするけれど、神様に一番近いのは僕ら人間ではなくて、大自然なのではないかという気はしている。(そうすると地震や豪雨は神の思し召しということになってしまうのだが)
 動物(例えばアリやスズメやメダカやチョウ)が神様の遣いであるというのも、世の中広く感じられているイメージ。

 とは言え宇宙そしてあの世をを含めた広い広い大自然からすれば、人間の考える/作る人工物というのも、その中のごくごく一部なのかもしれない。大自然と“対抗”するなんて、何ともおこがましいよような。
 …てなことを、高校時代あたりから考えている。暑い中、小難しい話で申し訳ない。


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