エジプトに行ったらぜひ見たいと思ったツタンカーメンの黄金のマスクやその他の副葬品
ファラオたちのミイラなど重要な展示物は二階のフロアで見ることになる
黄金のマスクもミイラも撮影禁止となっている
特にミイラ室は特別料金になっていて入り口でチケットを提示して中に入る
ミイラ室は良好な状態で保存するために温度や湿度をしっかり管理しているのだとか
ミイラ室では男性ミイラと女性ミイラはそれぞれエリアが分かれて展示されている
まずは男性ミイラのエリアから順番に見ていく
数千年前ファラオとして君臨した彼らが今目の前にいる
ミイラとはいえ遺体が並んでいることに変わりはない そんな思いが頭の中をよぎる
今までの彫像などの展示物とは違う何か独特の雰囲気を感じた
その昔この体が生きていて この足で歩き、この指で何かをつかみ、この歯で物を食べ
など次々に想像してしまう ミイラを物体として見ることができなかった
開いた口の中に何本かの歯が残っていたり、髪の毛が残っていたり、爪が残っていたり
ミイラって結構生々しい ここが撮影禁止区域ではなかったとしても多分一枚も撮らなかったと思う
ミイラは全て一体ずつガラスのケースに入っている
名前や発見場所、発見年月などわかるものは表示されている
今まで度々名前の出たあの有名なラムセス2世のミイラも見ることができた
ミイラはこのような人型棺に納められていた
人型棺は蓋のみならず内側にもいろいろ描かれている
人型棺の蓋を閉じるとこうなる 人型棺はマトリョーシカのように二重三重になっているものも有る
これは多分修復されたものだと思うけれど 絵も文字もくっきりしていてきれいでわかりやすい
カノープス壺 ミイラを作る際とりだした内臓を収めた壺
この壺は後ろにある厨子に納められていたもの
ミイラ作りの際最も重要とされた心臓はミイラの中にもどされたというが それ以外の4つの臓器
肺、胃、肝臓、腸は取り出してそれぞれ別々の壺に収めたという なので壺は4個必要だったようだ
内臓は仰向けにした体の左脇腹を切って取りだしたそうだ 脳は鼻の奥から取り出し捨てられたらしい
カノープス壺の蓋には 人間、ひひ、犬、ハヤブサが使われることが多かったという