田舎暮らし~南信州四季折々の記

南アルプスと中央アルプスをのぞむ田舎での四季折々のつれづれの記写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

エジプト旅日記25 エドフの町3

2019-08-28 08:40:14 | 旅行

 

        

 道路わきで商売をする人が店開きを始める

 

        

 お掃除のおじさんが道路に散らばっていたごみをきれいにしていく

 

        

 色とりどりの果物が並んだ店先 バナナやオレンジ、マンゴーなどのトロピカルフルーツはもちろん

 リンゴも青リンゴ赤リンゴがそろっていて種類はとても豊富だ 

 リンゴは海を隔てたヨーロッパから来るのだろう

 

        

 エアコンの室外機 これがあれば屋内は快適なはず

 エジプトでは(特にイスラム教徒)一夫多妻制で4人まで妻を娶ることが認められているそうで

 奥様方はほかの女性に旦那様をとられないよう工夫を凝らしているようだ

 外では肌はもちろん頭も覆い中には顔も覆っている人もいるけれど 

 家の中ではかなり大胆なセクシーな衣装を身に着けているらしい

 

        

 青々とした草を積んだ荷車を白いロバにひかせて行くおじさん 手に持っている棒はサトウキビの茎かもしれない

 アラブ系の人より濃い顔の色をしている 

 この辺りにはヌビア(エジプト南部からスーダンにかけての地域)系の人たちも住んでいるようだ

 ロバは行き先が分かっているようでひたすらとことこ歩いていく 

 こんな小さなやせた体でおじさんや荷物を引いてよく働いている 感心してしまう 

 

 

 

        

 左端にこれから行くエドフの神殿の塔門の一部が見える

 その手前の小屋が並んだところはお土産店街 ここを通らないと神殿には行けない

 

        

 馬の足元には馬糞が落ちている しかし乾燥しているので食物の繊維がほとんどで

 べチャッとしたいわゆる糞感は少ない においも干し草に糞が混ざったような感じだ

 でも待っている馬が落とした新たなものはやはり柔らかいしにおいも糞臭がある

 馬車から下りて歩くときは それらを踏まないように気を付けなければならない

 

        

 お客さんを下した馬車が次の客待ちをする駐馬車場 まだ早いので馬車も少なくてガラガラ

 雨の心配がほとんどない乾燥したところなので 屋根は日よけ程度の葦で覆ってある程度

 ちなみにヨシとアシの区別がつかない私はどう違うのか知りたくて調べたところ 同じ物だという事が分かった

 アシは悪しにつながるという事でヨシというようになったらしい 

 

        

 馬車は横から見ると思った以上に長い 馬自体長身で長い所にもってきてその後ろに御者の座席があり

 その後ろにホロ付きの客車がついているのだから

 

        

 馬は御者がいなくても指示があるまではじっと動かずにいる ほんとに健気だ

 あとでたっぷりご褒美を上げてほしいと思う


エジプト旅日記24 エドフの町2

2019-08-23 15:48:20 | 旅行

 

         

 馬車が車道の真ん中を堂々と走る 

 馬車の座席は結構高い位置にあるので ちょっと目線が高くなり見下ろす感じになる

 馬からなのか馬車に染みついているのか 何となく馬のにおいがする

 

         

 時間がたてばここはシャッターが開いてにぎやかになりそうだ

 道路わきに白く見えるのは捨てられたゴミ

 

 

         

 

 ここは遊園地 開園前なのでまだ静か 観覧車がお客さんを待っている

 この赤い椅子が並んだテラス席も 開園後はきっとお茶を飲む人や食事をする人で埋まるんだろうな

         

 

         

 建築途中の建物 この角を左に曲がっていく 

 

         

 新しい建物の手前には日干し煉瓦の崩れかけたものがある どんな建物の一部だったのだろうか

 

         

 塀の落書き

 

         

 これは単なる落書きではなさそう エジプト国旗が描かれているから

 エジプト国旗の上の赤は革命で流された血を、真ん中の白は明るい未来を、下の黒は暗い過去を表しているそうだ

 真ん中にはサラディンの鷲が描かれている 

 サラディンとは12世紀ころのイスラムの英雄で十字軍とも戦った人だという

 鷲は自由の象徴 ちなみに赤、白、黒の三色は汎アラブ色と言われているようで 

 アラブ諸国の国旗にはこの色が多く使われているそうだ

 

         

 こういう目線で走っている

 

         

 だんだんお店が開いてにぎやかになってきた

 

         

 左に見えるのは車カバーを掛けた車 こうした車カバーを掛けた車を時々見かけた

 ピカピカの車はほとんど見かけない 大抵の車は砂ぼこりをかぶって白っぽくなっている

 洗っても数日すればほこりで汚れてしまいそうだ

 

         

 このお店も間もなく開店

 

         

 ロバは運送手段のひとつ 特に農村部では当たり前のようにロバが荷車を引いている

 車や馬車やロバの引く荷車やいろんなものが共存している

 

         

 ここは市場なのか大勢の人が並んでいる 庶民の買い物は市場ですることが多いらしい

 食料も日用品も市場で調達できるという

 

         

 出勤途中なのか女性が歩いている

 

         

 

 


エジプト旅日記23 エドフの町

2019-08-15 15:49:06 | 旅行

 

        

 子供向けの番組のようだ かわいい動物のキャラクターがいくつも登場している

        

 

        

  言葉はわからなくても画面を見ていると何となくストーリーが分かってくる

        

 

        

 動物のキャラクターはどこにでもありそうだけれど この背景はここにしか無い風景だと思う

 このテレビはサムソンの製品であることがわかる

        

 

 

 エドフの町に到着する

  エドフの町では ハヤブサの神ホルスを祭るホルス神殿を見学する

 神殿まではバスではなく馬車に乗っていく 

 道はバスが通るのに十分な幅があり すべて舗装されているのになぜ馬車なのかと思う

 でもおびただしい数の馬車と御者の数を見て 観光で成り立っている町の実情が分かった気がする

 バスを通す話が出たときこれらの関係者から猛烈な反対があったそうだ

 無理もない 観光が主な稼ぐ手段である彼らにとってそれをなくすことは死活問題だから

       

 このストライプ柄の服を着たおじさんの馬車に乗る

       

 馬車が並んで乗客を待っている

       

 ウェディングドレスのショーウィンドウがある 

 結婚式にアラブ式の衣装じゃないこのようなドレスもありなのだ

       

 私の乗った馬車の馬は年取っているようで 若い勢いの良い馬に抜かれていく

 若い馬は足取りも軽く小走りに良いリズムで駆けて行くけれど 

 我が馬車の馬はマイペースで走るリズムもワンテンポ遅い

 でもその分 町の中をあちこち見ていけるのでまあいいか・・・

 

 

       

 街中は現代風の建物が多いけれど 時々日干し煉瓦の建物が混在しているときもある

 

       

 朝の町はまだ静かだ

       

 道端の椅子に腰かけておじさんたちがたむろしている こういう光景はどこでもよく見かけた 

 店先などに座って独特の喫煙具を使って水たばこを吸っている人もいた

 結構大きな器具で 水たばこを吸っているところを見たのは初めてだったので興味がわいた

 道路わきでたむろしているのは決まって男性で 女性のこうした姿を見かけることはなかった

 男性がこうしている間女性はきっと家事に育児にいそしんでいるに違いない

       

 ごみを掃いている男性

 まだ朝早い時間なのでシャッターの開いていないところが多い

       

 こういう規模のこじんまりしたお店が多い

 バザールでいろいろ調達できるので あまり大きな店は必要ないのかもしれない

       

 朝の通勤時間帯なのにこんなところに座ってのんびりしていて大丈夫? 

 と日本人の感覚ではついそう思ってしまう お国柄の違い・・・

       

 この黒い車は三輪車で運転席の両脇にドアは無い この手の三輪車もよく見かけた

 ちょっとレトロな雰囲気の漂う三輪車だ

       

 開店準備をしているレストランの様なお店 

 右のほうに細長いろうそく立の様な物が5本見えるけれど(長いのが2本短いのが3本)

 これが水たばこの喫煙器具だ 上のお皿でたばこを燃やしその煙を水にくぐらせて吸うというもの

 煙草に各種のフレーバー(果物、花、コーヒー、スパイス)などを混ぜたりするものもあるようで

 色々な香りを楽しむこともできるそうだ

 燃焼時間は1時間ほどと長いので長時間楽しめるという ちなみにこの喫煙具短いものは30㎝位から 

 長いものでは80㎝から1mを超えるものもあるらしい 

       

 引っ越しなのか商売に向かうのかたくさんの荷物を積んだトラック

 荷台にも後ろにも人が乗っている

       

 

 

 

        


エジプト旅日記22 エスナからエドフへ

2019-08-10 08:05:40 | 旅行

 

 

 ルクソールから55㎞ほどさかのぼると エスナという町がある そのあたりは堰によって水位の高低差があるので

 閘門が造られている エスナの閘門または水門と言われ スエズ運河のようにそこで水位の高低差を解消している

 船はその閘門を幅ぎりぎりで通過する そのためナイルを航行する船は幅や長さが決められているようだ

 ここを通過するのに数十分の時間を要するので船が順番待ちすることになる

 夜、急に外が騒がしくなったので覗いてみると 順番待ちする船の客目当てに小舟の物売り屋さんが

 商売をしている最中だった

 ストールのような布や民族衣装のガラベイやなどを手にもって「ハロー、ハロー」とか「オーラ、オーラ」とか

 呼びかけている どうやら取引は品物もお金も投げて行っているようだ

 中には勝手にバルコニーに投げ込んでくることもある 風呂敷包みのように布で商品を包み投げるのだ

 いらなければ投げ返せばよい 

 イスラムの教えでは人の物を盗んだり取ったりすることは厳しく戒められているという

 だから投げたものをお金を払わずに持っていかれることはないのだと思う

 投げたものや投げ返したものがきちんと目的のところに行くとは限らない

 川の中に落ちてしまったものもあった そんな時は長い竿で拾い上げていた

 あの濡れた商品はどうするのだろうか さっと乾かしてまた包んで・・・

 閘門に入ると小舟はいなくなるけれど 今度はプラットホームで物売り屋さんの一団に出会う

 小学校高学年か中学生くらいの男の子が「ヘイ、マダム ワンダラー」と何度も叫びながらホームの端まで

 走ってきた光景が浮かぶ あの少年の肩にも一家の生活がかかっているのかも

 エスナの閘門を抜けると船はエドフに向かっていく

      

        

 夜明けのナイル川 穏やかな流れだ

        

 カメラを持ってサンデッキに上がる

 時間が早いせいかデッキには数人しかいなくて デッキ掃除をしているおじさんが黙々と作業をしていた

        

 小さな舟が脇を走っている

        

 対岸がシルエットになって見える

 

 朝食にレストランへ下りて行くと救急車のサイレンが聞こえてきた 窓の外に救急車が見える 船は緊急停泊したようだ

 この船の階段で男性客が倒れ心臓マッサージを受けていたらしい

 船には医師が常駐しているので大概なことは船内で処置できると思うけれど 対処しきれない患者だったようだ

 朝食は毎回ビュッフェ オムレツを専門に焼いてくれるおじさんは手際が良い

 小さなフライパンを複数使いこなして焼いてくれる 中に入れる具は好みのものをいえばよい

 チーズ、トマト、オニオン、唐辛子、など 組み合わせは自由

 食事の後は 見計らったようにボーイさんが来てコーヒー、かお茶を入れてくれる

 食事の支度もあと片付けもなく洗濯や掃除もせずにいられる快適さはこの上ない