乗船すると船は次の寄港地に向けて動き出す ナイル川を南に向かってさかのぼっていく
バルコニーに出ると真昼の太陽がさんさんと降り注ぐ
クルーズ船に戻って昼食をとる この日は船のサンデッキでビュッフェ+BBQ
サンデッキに行くとすでに準備ができていて 肉などを焼く良いにおいが漂っている
豚肉以外のいろんな肉が焼かれている 牛、鶏、羊、中には小さな鳥の姿そのままのものがある
頭と足がついていて羽根がないだけ ウズラだという 手にもってかぶりつくしか食べる方法がなさそうだ
しかもあまり食べられる肉がついていないように見える
だから私は食べなかったけど 今になって思うと挑戦してみても良かったかな・・・
メニューは豊富だ お米料理のコジャリもパンも数種類づつ、スープも野菜料理も果物もたくさん並んでいる
ひき肉を細長く丸めたソーセージの様な物も数種類 もちろんチーズやヨーグルトも並ぶ
日よけのあるテーブル席に座ってこれらをいただく ビールもワインも注文すれば出てくる
レストランとはまた違って 移り行く川岸の風景を眺めながら 風を感じながらの食事は格別だ
魚でもとっているのか小さな舟が波の穏やかな所に浮かんでいる
カヌーをちょっと大きくしたくらいの手漕ぎの小舟だ
日干し煉瓦の家が並んでいる
この船は私たちの船の横に来たり 後先になったりしながらしばらく並走した
どこかの国の取材クルーがチャーターした船なのだと思う
大きなカメラを構えた人が撮影していた
ナイル川沿岸のあちこちにカメラを向けていた
ここでは家畜小屋方面にカメラを向けている
のんびり草を食んでいる牛たち こんな光景も撮影していたようだ
家畜がいるのが当たり前の生活 牛乳をもらい肥やしを作り最後は多分肉にしていただくのかな
日々の営みの中で 動物の命をいただくことを実感できる生活なのだ
船の上で衣類を干している 多分何日かをこの船で生活しているのだと思う
何日かかけてナイル川の上流と下流を行き来している船なのかもしれない
砂の向こうに畑が見える こんな砂地でも作物が作れるのだと感心してしまう
夏になればこの砂が焼けて暑くなりそうな・・・
砂地はあるけれどこのあたりは緑豊かな所だ ナイル川の水の恩恵を受けてるようだ
このクルーが撮った映像を見てみたいと思う どんな作品をどんな意図で撮ったのか知りたい
こういう所をずっと撮っていた
葦はあちこちに生えている 葦を使って家畜小屋の囲いにしたり、日よけにしたり色々に利用していた
無知な私はナイル川の岸辺にはいたるところにパピルスが生えていると思っていた
なので目を凝らして探した ところがいくら探してもパピルスは見当たらない
聞いてみると 今は自然の状態で生えているパピルスはほとんど無いという事だった
実際にパピルスが生えているのを見たのはカイロの考古学博物館の庭だった
小舟は魚を釣ったり荷物を運んだりとナイル川沿岸の生活に欠かせないものだ