田舎暮らし~南信州四季折々の記

南アルプスと中央アルプスをのぞむ田舎での四季折々のつれづれの記写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

エジプト旅日記69 カイロ市内 

2020-08-28 09:10:08 | 旅行

 

          

 子供を抱く女性と 屈んでいるのはおばあさん?

 と思いきや

 

          

 何と男性だった ご夫婦でお出かけのよう

 

           

 ケバブの屋台 切った肉を中心の棒に下から刺して積み重ねていく

 それをローストして 外側から削って売っている

 こんがり焼けておいしそう 周りには肉の焼ける良いにおいが漂っていそう

 

              

 車線がないので自由に走っている車 ここを人が横切る 

 うまく渡る方法は 現地の人が渡るタイミングを見計らってすぐ後ろについて歩くことだという

 確かにそれが一番良い方法かもしれない 

 慣れている人についていけばスイスイと車の間を縫って行けそうだ

 

           

 美しいモデルさん ボーダフォンの広告塔だからEU方面の方かもしれないけど・・・

 エジプトの女性も彫りが深くて まつげも長くて目力があって美しい人が多い

 なので化粧映えがする 濃いシャドウを厚くつけても 目が負けない程パッチリしていて違和感なし

 チークも口紅もインパクトの強い色を使っても それが映える顔立ちをしている

 昔ピラミッドを建造したころのエジプト人と 今のエジプト人は全く同じではないようだ

 なぜならエジプトに侵攻してきた人々と交わりながら今日に至っているので・・・

 ローマ人やギリシャ人、オスマン系などいろんな血が混ざりあって今日のエジプト人になっているようだ

 

          

 高層の集合住宅 これだけ見れば日本のどこかにありそうな風景だ

 

          

 果物屋さんは田舎も街中もあまり変わらないが 道行く人の服装がどこか違って都会らしい

 

          

          

 街の中心部でやっと見つけた信号機 

 この道路は車線もはっきりしていて信号機も有 スムーズに流れている

 

          

 ナイルリッツカールトンホテル カイロ中心部にあって考古学博物館からもナイル川からも近い

 五つ星ホテル

 写真 この手前緑の芝生から左下方向はタハリール広場になる

 広場の中心はロータリーになっている 

 2011年のエジプト革命の時にはこの広場がデモの中心地となったという

 いわゆるアラブの春の舞台となったところ

 デモはムバラク大統領が辞任するまで約半月 数百万の市民が集まったそうだ

 ちなみにタハリールはアラビア語で 解放を意味するという

 これをきっかけにこの広場は世界的に有名になり 

 観光客のみならず 政治家、運動家、その他著名人が数多く訪れているという

 

 

          

 朝 人も車も動き始め徐々に活気を帯びてくる

 

          

 この辺りに住み着いているのか のんびり昼寝をする犬

 

          

 

          

 

          

 

          


エジプト旅日記68 カイロへ

2020-08-22 20:54:24 | 旅行

    

          

 高速道路に入る 

 

          

 ちょっと懐かしい感じのするトラック

 高速道路の中央分離帯が幅広くなっている場所がありそこでは食べ物などを売っていたりしたけど

 サービスエリア的な機能を持っている所なのかもしれない

 そのような場所で 今も印象に残っている場面がある

 母親らしき女性が乳飲み子を抱いて座っている 

 広げた敷物の上には売り物と思われるいくつかのパンの様な物が並んでいる

 母親の脇には3歳くらいの女の子が 何をするでもなくぼんやりとした様子で座っている

 たったそれだけの一瞬の光景だったのだけれどなぜか印象に残った

 いつか見た 露店のお土産店前で売り物のネックレスを持って佇んでいた幼い女の子と重なって・・・

 男性の物売りが多い中で 女性が それも二人の幼い子供を連れた人がなぜ?

 きっと何か事情があるのだろう 3歳児なんて少しもじっとしていなくて・・と思うけど

 あの子は母親があの場を離れるまで横でじっとしているに違いない

 学校へは通えるようになるのだろうか

 あのパンを売り切っていくらの稼ぎになるんだろう・・・などいろんな思いが頭の中を駆け巡った

 

 

          

 公園なのか畑なのか緑地がある

 

 

          

 カイロに近づくほどに 高速道路の両側には高層ビルが立ち並ぶようになる

 

          

 エジプトはカイロの過密状態を解消するために 首都機能移転を計画しているという

 カイロからは車で1時間半ほどの砂漠地帯に移転するようだ

 すでに工事は着手されていて 高層マンションなどができつつあるという

 富裕層や外国人などはそちらに移り始めている人もいるそうだ

 

 

          

 日干し煉瓦の建物群 例によって税金逃れのための建設途中のままの建物が・・・

 

          

 走行中の会話 バイクの運転手さん危ない 

 そういえば馬車に乗った時の御者のおじさんも 走りながら知り合いと思われる人に声をかけていたっけ

 

          

 カラフルな洗濯物 田舎では外を歩く大人は割と地味な服装が多かったけど

 子供はカラフルな服を着ている子が多かった

 

          

 スナック菓子などが並んでいるお店

 

          

 たくさんの商品が並んでいる中に OREOの商品を発見     

 

          

 車も人も混在する道路 

 ここはまだ交通量が少ないから良いけど 交通量の多い所は道を横断するのが大変だ

 信号機は首都カイロでさえ少ないし横断歩道も然り

 渋滞気味であまりスピードが出てないとはいえ 動く車の間をすり抜けながら渡って行く

 交差点になると割り込む車と渡る人とが入り交じり よく事故にならないものだと感心してしまう

 おまけにうるさいくらいにクラクションが鳴り響く

 運転するにも横断するにも怖いと思う

 

          

 街角のお店

 

 

 

          

 

 


エジプト旅日記67 建設中の大エジプト博物館

2020-08-14 10:12:07 | 旅行

  

 目覚めると嵐はすっかり収まり 静かな穏やかな朝を迎えていた

 空には薄い雲がかかっている 昨夜少し雨が降ったという その名残の雲の様だ

 雨が埃を流したようで 空気が澄んでいる 

          

 これからギザを後にカイロに向かう こんなに間近でピラミッドを眺めるのは最後だ

 それにしても間近で見るピラミッドの威容はすごい

 

          

 朝のギザの街の一角

 

          

 これは植木や苗を扱っている業者の畑らしい 大小さまざまな植物が植えてある

          

 道路脇の土地で幅は狭いけれど 長さがかなりある

          

 地面を見れば 昨夜の雨はどこへやらカラッカラの状態だ

 多分乾燥に強い植物を育てているとは思うけど それにしても水の管理は大変だと思う

 

          

 雨で埃が流されたのか 今日の植物は緑が鮮やかに見える

 

          

 ギザに建設中の(大エジプト博物館)の工事現場

 カイロ考古学博物館が100年以上経て老朽化が進んでいることや 手狭になっていることなどから

 この地に新しい博物館を建設することになったという

   単一文明の博物館としては世界最大規模の博物館になるそうで 展示スペースだけでなく

 会議場や28の店舗、レストラン、ホテルなどもある 複合施設としての場となるようだ

 ここは3大ピラミッドから2㎞の所にあり ピラミッドを望むことができる

 博物館内にはピラミッドを一望できる巨大な窓が造られるそうだ

         

 

 古代エジプトの遺物など10万点を所蔵 そのうち5万点を展示するという

 その中でも中心となるのはツタンカーメンに関するもので 墓を復元したり

 発掘当時の様子を再現するなどの展示方法になるらしい もちろん黄金のマスクや玉座もここに運ばれて来る

 この博物館のプロジェクトには日本が大いに関わっているようだ

 資金は10億ドル その半分以上を円借款の形で日本が協力しているという

 JICAも修復、保存、分析、調査、人材育成など多岐にわたって協力しているようだ

 遺物の移送にあたっては 文化財や美術品の移送に実績のある日本の N通運(株)が協力しているという

 移送の際 梱包資材の一つとして和紙が使われているようだ

 この日本の協力に対し 説明文にアラビア語、英語、と共に日本語の表記を加えるらしい

 

 


エジプト旅日記66 パピルスのお店

2020-08-10 13:39:01 | 旅行

 ギザの街にも砂嵐は吹き荒れている

         

 街に帰ってきたもののまだ夕方までにはたっぷり時間があるので パピルスのお店に寄ることに

 ギザの街だけでもパピルスのお店は複数ある そのうちの一軒に入る

 店内はかなり広くてゆったりしている 売り物のパピルスがたくさん並んでいて 自由に見て回れる

 路上のお土産店みたいに 売り子が張り付いていることがないので落ち着いて選べる

 大きなタペストリー状のものから小さな栞までいろいろある

 絵柄は神殿で見てきたような ファラオや神々などにまつわるものや ヒエログリフなど

 これぞエジプトというものが多い

 お店の一角にパピルスの製作工程を実演するコーナーが有り ある程度人が集まると 実演をしてくれる 

 言葉はわからなくても 実演を見ていれば作り方がわかる

 パピルスの茎は丸というより三角に近い形をしている その皮をむいて中身を使う

 その中身を縦に薄く(2ミリくらい)スライスして並べ その上に今度は下と直角になるように並べ

 圧縮して数日かけて乾燥させる 結構手間のかかる作業だ なのでパピルス製品は大きさの割には高価だ

 路上のお店で扱っているパピルス製品は偽物が多いらしい

 バナナやとうもろこしなどで作り安価で売っているという

 見分け方は曲げてみると良いらしい 本物はしなやかで折り目が付きにくいという

 

 ホテルに戻りすぐにバスルームに向かう

          

 この左側がバスルームになっている

 靴を脱ぐと砂がこぼれるほど出てくる スニーカーであの砂漠を歩き回ったのだからあたりまえだ

 髪の毛の中にもかなり砂粒が入っていた 衣類にも、マスクにも、・・・

 部屋の床は砂でじゃりじゃりしている 

 カメラのレンズ保護フィルターを外そうと回すと これもジャリっとした 

 こんなところまで入り込んだのだ

         

 バルコニーもじゃりじゃり 風が強くて埃も舞っていてバルコニーに出る気にならない

 天気が良ければ外は気持ちいいのに・・・

          

 とりあえず一休みする

         

 正面が入り口のドア 部屋は広くてゆったりしている

 ただし冷房は効くけど暖房はほとんど効かない なので夜は毛布と布団を掛けてちょうど良い

 異常気象でカイロやギザは寒いのにレストランでも暖房は入れてないことが多い

 あまりに寒いので上着を着たまま食事をしたこともある

 

 

         

 エジプトで食べたリンゴ 赤いのも緑のも甘味が少なそうに見えたけど甘くてけっこうおいしかった

 アブシンベルの昼食で食べたリンゴは少し果汁が少ない気がしたのでこのりんごはどうかなと思ったけど

 予想に反しておいしかった でもやっぱり日本産にはかなわない 香りとかジューシー感とか違う

 エジプトのりんごと言っても輸入品でヨーロッパやアメリカ、ニュージーランド産が多いらしい

          

  

 

          

         

 

 

 


エジプト旅日記65 ギザに戻る

2020-08-01 21:17:53 | 旅行

       

 砂嵐の吹き荒れるピラミッド地帯から離れて ギザの街に帰ることになった

 砂漠から離れるにしたがって田園風景が広がる

          

 カーペットスクールというからには 絨毯に関する色々なことを教えてくれる所なのかな

    

          

 田園地帯になっても砂ぼこりにおおわれていて 相変わらずのセピア色のせかいだ

          

 家畜と共に家路を急ぐ人たち ロバの大きな目や耳に砂は入らないのだろうか

 まつげが長くてゴミが入りにくいとは聞いたことがあるけれど 細かい砂はどうなのか・・・

 

 

          

 この嵐の中ではお客さんも来そうにない 店じまいを始めている

 

          

 市内に入っても嵐は収まらない

 川に浮かぶおびただしい量のゴミ

 

          

 この高架下の一隅に 2匹の犬が体を寄せ合ってうずくまっているのが目に留まった

 犬の周りには砂が積もり始めている 身を寄せ合ってじっと嵐に耐えている様子だった

 砂漠のキャラバンが砂嵐で遭難というのも実感として良くわかる

 ラクダに身を寄せてしのげるうちは良いけれど たちまち積もる砂に埋まってしまうこともあったと思う

 キャラバンは灼熱の夏と 砂嵐のシーズンは避けて行っていたというけど

 今回のように異常気象で 季節はずれの嵐に会えばとても怖い事だ

 

         

 三輪車の荷台に荷物が満載 その上にさらに人が乗っている かなり効率的な運び方だ

 

         

 バルコニーに砂除けのカーテンや窓を付けている所がある

 これがない所は砂が入り込んで 後の始末が大変だと思う

 雪なら解けるけど砂だとそんなわけにはいかない 掃き出して外に捨てるしかないと思うけど

 実際にはどうするのかな 黄砂でも辟易している私には他人事とは言え大変な作業だと思う

 

         

 日本の企業がここにも

              

 こんな日は車も埃まみれになる 色の濃い車は余計埃が目立つ

 時々砂除けだと思われるカバーですっぽり覆われた車を見かけたけど

 エジプトではほとんどの車が埃っぽい 建物も町も何となく埃っぽい

 砂漠に囲まれていて乾燥していれば それも当然のことだけど

 

         

 ギザ市内に入っても相変わらず視界は悪く 風が吹き荒れている

          

 落書きなのか看板なのか 文字が読めないのが残念

 

         

 セピア色の世界は時間の感覚をなくしてしまう 時計を見なければもう夕方の様な気分になってしまう

 

         

 風に吹かれてゴミが舞う 街の大きな交差点にも信号はない

          

 こんな荒れた日でも商売をする親子

 この果物 上から取って行って売れ残った場合 次の日補充するのに新しいのを下にするには

 積みなおさなければならなくて大変だし そのまま上に補充したら完売し無い限り 

 下にあるものはいつまでたっても下のままになってしまう

 一体どうするのか・・・

      

       

 エジプトで生地屋さんがあれば エジプト綿の生地を買いたいと思っていた

 通りがかりにそれとなく探しては見たけれど 生地を扱っているようなお店は見つけられなかった

 

         

 

         

 立ち話をしているようだけど 口の中がじゃりじゃりになりそう

 

         

 暗いのでライトをつけて走る車もある 

 この塔は監視塔になっていて 銃を構えた人があたりを見張っている