田舎暮らし~南信州四季折々の記

南アルプスと中央アルプスをのぞむ田舎での四季折々のつれづれの記写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

エジプト旅日記20 お土産屋さん 

2019-06-29 16:24:59 | 旅行

 

     

    

 バスの駐車場の隅にお土産屋さんがずらりと並んでいる

 簡単な作りの木製のケースに土産物を並べてある

    

 これはもう少し規模の大きなお店 工夫して作ってある

 

 

    

 置物や袋の店

 

    

 左の店の白い所にエジプト十字架(アンククロス)が並んでいる

 生命を意味するヒエログリフが元になっているらしい

 右にはファラオのレリーフを模したものが置いてある

 

    

 バッグや衣類の店

 こういう所では食べ物のお土産品はほとんど見かけない

 基本暑い国なので衛生上の問題もあると思うのだけれど

 

    

 お土産屋さんでは子供の姿も良く見かけた 親と一緒に売り子をしていたりする

 イスラムの休日は金曜日 なのに金曜日以外の日でも物売りの子供たちをよくみかけた

 こうした子供たちは学校に行ってないらしい 親から物売りの術を学んでやがてこの子たちも

 大人になってこれを生業としていくのだろうか・・・

 特に女の子はあまり学校には行かせないようだ 行ってもせいぜい小学校くらい

 若いうちに結婚して子供を産んで家事に専念する これが女の子の大多数が行く道のようだ

 そういえば外で働いている女性をあまり見かけなかった気がする 特に田舎では 

 成田からカイロまでの機内のCAは男性ばかりだったし(帰りの機内では女性のCAがいた)

 船のクルーも男性ばかり フロントでもレストランでも働いているのは男性ばかりだった

 船の中で働いている女性に会ったのは一回だけ サンデッキにいたとき 

 へジャブ(髪の毛を隠すスカーフ様の物)をかぶり ジーンズにTシャツ姿で

 クリップボードを持って近づいてきた 彼女はエステやマッサージの勧誘をしに来たのだ

 興味はあったけれどもこの時は時間が合わなくてお断りした

 

    

 このおじさん達につかまらないように・・・

 彼らも生活が懸かっているので・・・

 

 

    

 この布屋さんで売っているようなストールなどを身につけて歩いている観光客は

 時々見かけたので 売れているんだろうなとは思う

 ただ観光地の付近にはどこも門前町のようにお土産屋さんが立ち並んでいるので

 競争は激しいと思う

 

 

    

 カラシニコフのような銃を持った警備員

 

    

 隣に止まったバス この人たちはどこの国から来たのだろうか

 私は寒いのでジャケットを着ていたのにこの人は半袖

 北ヨーロッパの人たちは比較的寒さに強いようだけれど どこの人かは不明

 

    

 駐車場の道を隔てた反対側には普通のお店があった

 スナック菓子のようなものや飲み物、アイスクリームなどを売っている

 

 

 


エジプト旅日記19 メムノンの巨像

2019-06-28 07:32:51 | 旅行

 

 

 

        

 このような小さな穴もすべてお墓

 

        

 王家の谷から下りてきた一角に 墓泥棒の人たちが暮らしていた集落跡がある

        

 墓泥棒だった人たちは 今は移転させられてここには住んでいない 

 集落の規模からすると かなりの人達が墓泥棒を生業にしていたと思われる

 これらの人々は世間からはちょっと蔑んで見られていたらしい

 

 

        

 

        

 

        

 王家の谷から下りてきてメムノンの巨像に向かう途中の車窓には 発掘中の遺跡が見えた

 積まれた日干し煉瓦が堀り起こされている

 遠くには砂が舞い上がっているのが見える

 

       

 

       

 

 

 

       

 ツタンカーメンの祖父にあたるアメンホテプ3世の像

 ナイル川と王家の谷の間に広がるテーベ平原にある

 かつては背後に葬祭殿があったというが 後世のファラオが自分の葬祭殿用にここから石材を調達したため

 破壊されてしまい 塔門の前にあったこの像のみが残っている

 この像は紀元前27年の地震でひび割れが生じ 呻き声のような音を発したとか歌う声がするとかいわれ

 おおくの人々がそれを聞きに集まってくるようになったらしい 紀元212年に修復されてからは

 この現象が無くなったという これは温度差や風などが影響していたとみられるらしい

 後世になってトロイア戦争の伝説の英雄メムノンの名をとってメムノンの巨像といわれるようになったようだ

 古代ギリシャ、ローマ、時代には観光地となっていたようで多くの人々がここを訪れたそうだ

 ローマ皇帝ハドリアヌス帝も訪れたという

 当時の見物人の署名や落書きが今でも台座に残されているという

           

 当初この像の頭上には王冠が載っていたと言われる 

 今はそれが取れてしまい4メートル低くなってしまったらしい

 それでも現在の高さは18メートルある 台座の高さだけでも2.3メートルある巨像だ

 損傷は激しいけれどもファラオのフォルムはよくわかる

 

        

 周りは緑にあふれている 岩と砂ばかり見てきたせいか緑が目に付く  

        

 菜の花が咲いていた

        

 こういう作物が育っている ↑ 一見クローバーに似ているけれどそうではなかった

 後日どこかでロバがこの草を餌にして食べているのを見かけた


        

 オクラのようなものが生えていた 植えたのではなく自然に生えてきた状態だった


       

 

 

 

 

       

 

 

       

 

      


エジプト旅日記18 王家の谷2

2019-06-22 09:21:11 | 旅行

 


 王家の谷で最初に向かったのはネフェルタリの墓

 この墓は1904年に発掘されていて 装飾、壁画の美しさで知られている

 残念なことにここは撮影禁止となっていて画像はない

 ネフェルタリは古代エジプト19王朝ファラオ ラムセス2世の王妃(正妻)であり

 かなりの美人だったらしい

 エジプト3大美人の一人とされている 他はネフェルティティとクレオパトラだという

 アメン神の神后の称号を持ち 多くの権力と富を与えられていたという

 ラムセス2世との間には5人の子供をもうけたが 彼女は若くして亡くなっている

 ちなみにラムセス2世には何人の妻がいたのか100人を超える数の息子と69人もの娘がいたらしい

 1881年に発見された彼のミイラは カイロの考古学博物館にある

 調査によると死亡推定年齢は88~92歳といわれている 死亡時の身長が173㎝あったという

 古代エジプトの成人男性の平均身長は160~165㎝と言われているので

 若い全盛期にはかなりの大柄な体格だったようだ

 20世紀後半 皮膚に発生したカビの除去や劣化防止の処置をするためフランスに移送されている

 その際ミイラとして扱われたのではなくエジプト人としてパスポートが発行され

 職業欄にはファラオと書かれていたというエピソードがある 真偽のほどは不明だが・・・

 さて 王家の谷の墓の入り口は狭い 地下鉄の入り口みたいに下に向かって階段を下りていく

 外は寒いのに中は蒸っとした暖かさだ

 天井にも両壁面にもびっしりと壁画が描かれている この墓は壁画が本当に美しくて

 色もきれいにに残っている 当時のファッションをうかがい知ることもできる

 今でも通用するようなおしゃれ感覚のデザインの物や 色鮮やかな素敵な模様の服を着ている 

 例えば白い生地でシースルーとそうでないところがストライプになっていて

 身にまとわりつくような 体のラインがはっきりわかるような着方をしていたりする

 

 次に入ったのはツタンカーメンの墓

 カメラ持ち込み禁止となっている為ここも画像なし

 おびただしい数の副葬品が発掘されているけれど 墓自体は割合こじんまりした感じで

 あれだけのものが良く入っていたなあと感心してしまう 

 玄室には神々やファラオを描いたレリーフがあり レプリカの石棺が置かれている

 玄室の空間は中間くらいの高さから 石棺を見下ろしたり壁画を見上げたりして見学することになる

 玄室の反対側の空間にはツタンカーメンの本物のミイラが安置されている

 透明の樹脂製のケースに安置されたミイラは ほの暗い照明のなかで眠っている

 身長は165㎝だったという


 ラムセス4世の墓に向かう頃にはこの王家の谷一帯は観光客がいっぱいで

 入場するのに順番待ちするほどだった

 そしてこのころ風が出てきて小さな砂嵐が時々発生

      

 駐車場に戻るころには遠くの山が霞んで ちょうど黄砂の舞う頃のような状態になった

      


      

 行きがけはガラガラたった駐車場もバスでいっぱいになっていた

      


      

  お土産屋さんも全部開店していて 活気にあふれていた

      

      

 物売りのおじさん達も大勢たむろしている


 

 

 

 

  

 

 

 

 


エジプト旅日記 17王家の谷

2019-06-15 08:38:59 | 日記

 

 


         

 王家の谷へと続く道 緑は消えて赤茶けた岩山の中を進む


         

 早い時間だったので駐車場はまだガラガラの状態

 ルクソールでの移動はずっとこのバス 前と中央に昇降口があり ポリスは一番前の席にいる

         

 異常気象のせいもあり なんだか雲行きが怪しい

  

         

 駐車場の脇に並ぶお土産屋さん まだ早いのでシャッターの降りている店が多い


               

 銃を持っている あらゆるところで銃を持った人を見かけるので だんだん慣れてきてしまう 

          

 この店は置物などを扱っているようだ


          

 観光客が来るのを待ち構えている 物売りのおじさん達

      

          

 さっそく商売開始 狙った客の元へと向かう


          

 だんだんシャッターがあがる店が多くなるとともに 物売りの人が増えてくる


          

 こういう風にピタッと寄り添って商売をしてくる バスに乗り込むまで執拗にくっついてくることもある

 これで生計を立てているのだから 必死に売り込むのも無理はないが・・・


          

 この王家の谷には相当数の防犯カメラが設置されているらしい


          

 近寄ってみればこのような石や砂


          

 駐車場からはビジターセンターやチケット売り場のあるところまでしばらく歩く

 歩く道は舗装されてはいない なぜならその下にも墓が有るからだという

 両側の岩山にはすでにいくつもの掘り起こされた墓が有り

 石でふさがれていたり 穴がむき出しになっていたり 鉄格子でふさがれていたりする

 歩いているすぐそばに鉄格子で覆われた穴があったので覗いてみたくなり近寄って行ったら

 (危ないから道になっているところ以外にはいかないでください)と言われた

 なぜならこの一帯にはまだまだ発掘されていない墓が無数にあり 

 道以外を歩くと穴に落ちる危険があるという 現に人が穴に落ちて見つかった墓もあるという

 この辺りにある墓は無名の人々の墓のようで ファラオの墓のある場所まではまだまだ遠い

   

        

 ビジターセンターやチケット売り場の前方に 古代のファラオたちが埋葬されていた墓に向かう道が伸びている


        

 軍の車両が止まっている セキュリティーチェックも厳重だ

 


       

 ビジターセンター

       

 これはビジターセンターの中にある王家の谷の模型で 地下の様子が見える部分

 線のように見えるのは地下へと伸びている通路(階段) その先の四角い所が石棺の収まっていた場所


      

 チケットのチェック後王家の谷に向かうには このタフタフと呼ばれる電気で動くトラムに乗って行く事になる

 屋根はついているけれど周りは何もない 風が通り抜ける

      

 岩山の間を縫うようにタフタフに乗って進む


      

 そびえたつ岩山は動物の気配も植物の気配もない無機質な世界 

      


      

 王家の谷は盗掘が相次いだピラミッドの代わりに この谷に墓を隠すように地下に作られるようになったという

 ここは入り口が狭いために盗掘を防ぎやすいという事で ファラオの墓所に選ばれたようだ

 王の墓は発見順に番号が付けられている ちなみにツタンカーメンの墓はKV62となっている

 このKVはKINGS VALLEYの頭文字をとったもの

 

 


 

 


エジプト旅日記16 ルクソール西岸2

2019-06-04 19:43:54 | 日記

 

        

 川向うの道端にパン屋さんがお店を開いている 道端などで物を売っている光景はよく見かけた

 特に果物は大きな房のバナナやオレンジなどを山のように積んで売っていた

 日本のスーパーマーケットのようなお店はごく僅かしかなく しかも高級な部類になるのだそうで

 一般の庶民は市場などで買うことが多いらしい 

 なのでこうした露店のお店も庶民にとっては都合の良いものなのかもしれない


        

 ナンのような生地で真ん中が空洞になっていて ディップを付けて食べるタイプのパンのように見える

 棚の上に むき出しのまま積まれている 


        

 漢字表記のトラックに遭遇 


        

 こちらはアラビア文字 アルファベットなら読めないなりに馴染んだ文字だけれど こちらは全くお手上げ

 


       

 橋の上に子供が・・・この子供たちはどこの国でも見かけるような服装をしている


       

 朝の通学、通勤時間帯なのかな 人通りが多い

       

 

 

       

 町を抜けて緑の田園地帯の向こうに山がみえてきた

 この先にこれから向かう王家の谷がある