乗った後の景色

電車・気動車・バスに乗ることが好きな乗りマニアによる旅行雑ネタブログです。

江ノ電タダ乗り(1)江ノ電VS平渓線

2014-06-11 | 神奈川県
 台湾北部を走る台鉄の支線「平渓線」はそれ自体も沿線も観光地として大変人気があり賑わっています。(列車は平渓駅・ネコは瑞芳駅)


 この平渓線は江ノ電と面白い協定を結んでいます。どちらか一方の使用済み一日乗車券を持ってもう一方を訪問するとタダで一日乗車券がもらえる、というものです。(画像は瑞芳駅の一角にあるその旨の展示。)


 平渓線の一日乗車券は52元、ざっくり1台湾元3.5円で換算して182円ですから江ノ電の初乗り運賃(190円)より安いことになります。これの使用済みを持って行くと江ノ電の一日乗車券(600円)がもらえるというのですから太っ腹な話でもらわないと損です。というわけで江ノ電に行くと使用済みの平渓線一日乗車券が江ノ電の一日乗車券「のりおりくん」に化けました。


 ところで江ノ電のゆるキャラ「えのんくん」の紹介によると平渓線の気動車は「かわいい電車なんだのん」だそうです。鉄道に興味ない人が気動車を指して電車と言った時「電車じゃなくて気動車」と突っ込んでウザったがられる、というのは鉄ちゃんのお約束というものなので不精せず突っ込みます。でもえのんくんは興味ないどころか業界のプロです。ひょっとすると平渓線の「冷房付気動車(冷気柴客)」の運賃はかつて「復興『電車』」という運賃区分だったのでそれを意識してあえて電車と言っているのかも、いやしかし今は区間車、などと勝手に話をややこしくしても何なのでこのくらいにします。また平渓線は「江ノ電バスっぽい色あい」というのでついでに並べてみますがさてどうでしょうか。


 藤沢のホームに入って乗ろうとしたら嵐電(京福電気鉄道)色の車両が来ました。江ノ電と嵐電は姉妹提携しているのでこの塗色なのだそうです。とすると「っぽい色あい」じゃなくてズバリの平渓線色電車も期待していいのでしょうか。


 乗り鉄するにあたりタダで一日乗車券もらった義理もある(?)ので平渓線と似たようなものを探してみます。まず軌道に入口が向いてる飲食店はちょっと平渓線っぽいかもしれません。


 こっちは平渓線です。軌道に向いた飲食店はもちろん軌道上で「天燈(縁起をかついで上げる使い捨ての紙製小型熱気球)」を上げさせる店たくさんあります。


 江ノ電は単線とは言え12分毎つまり上下で考えると12分に2回も列車が通るので軌道の周りでちょっとぼんやりしているだけでもシャレになりません。


 平渓線も単線ですが1時間1便程度つまり1時間に2回くらいです。なので逆に列車の存在を忘れかねずやはりよく注意しておかなければなりません。


 江ノ電は腰越駅のホーム長が3両分しかないので4両だと1両はみ出しその車両だけドアを締め切っています。平渓線も末端の菁桐駅は4両だとホーム長が足りずはみ出すのでドアは締め切、らずチェーンが掛けられていました。


 という辺りでネタが尽きたので江ノ電と平渓線の似たもの探しはおしまいです。ちなみに江ノ島駅1番ホーム(藤沢方面)の待合室には台鉄の旗など台湾にちなんだ展示があり300形のアタマ共々楽しめました。江ノ電で台湾を思い出すのも面白いものです。


(次回につづきます。)

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