tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

茶の湯の掛物「実践と基礎知識」は・・・

2018-09-30 16:51:21 | 本棚の中から
9月30(日)
台風が東に向かって進んでおります。
我が家でも、台風に備えて簾を巻き上げて、風で飛びやすい物は移動して「強烈な風」の対策は終わりました。

後は過ぎ行くのをじっと待つばかりです。

   
   実践と基礎知識

年に1回だけ増刊される基礎知識講座本です。
師匠のいない方達のためかも知れませんが、「いまさら聞けない・・・」そんな本です。

副題として「茶の湯の掛物」とありますから、私の大好きな道具の基礎講座という事ですので、じっくり読ませていただきました。

「掛物ほど第一道具ハなし」と南方禄に記されている通り、道具の中では最重要といえます。

   
   月別の軸を

一月から十二月までを写真で彩り、その後に、質問コーナーに多くの頁を割いております。
軸の出し方、仕舞い方などが、簡単な説明ですが分かりやすく載っております。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

万葉時代からの花が咲いて・・・

2018-09-29 17:28:27 | 庭の花
9月29(土)
強烈な台風が近づいているそうです。
朝から雨が降ったりやんだりと「嵐の前の静かさ」と云った感じです。

   
   オケラ

オケラの花が咲き始めました。
地味な花ですが味わい深い花だと思います。

   
   朮

オケラは漢字で書くと「朮」になります。
中々なじみのない字で、私も読めませんでしたが、今は便利な世の中で、ネットで調べればすぐに分かります。
こんなに簡単に分かりますので、直ぐに忘れてしまうと思います。

   
   うけら

万葉集には、「うけら」という名で出て来るそうです。
キク科オケラ属の多年草。日本各地の草原などに自生しております。実際私も何度も見たことがあります。

中国からの渡来植物だそうですが、その理由は、生薬として使われ、中でも特に健胃、整腸、利尿などに効き目があるという事で利用されていたそうです。

そんな万葉の時代からの花が咲き始めました。
コメント (6)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サントリー美術館で京都・醍醐寺・・・

2018-09-28 22:06:27 | 展示会 展覧会
9月28(金)
爽やかな秋晴れの一日となりました。
今日は念願の美術館へ行って来ました。

   
   京都・醍醐寺展

サントリー美術館で開催されております「京都・醍醐寺 真言密教の宇宙」を拝観してきました。
門外不出とされていた仏像や密教仏具を間近で見られる機会など二度とないと思っておりましたから、ゆっくりと心行くまで堪能することが出来ました。

醍醐寺といえば醍醐の花見を連想するほど有名なお寺で、花見に関連した、短冊や屏風なども展示されておりました。

   
   仏像の姿

こちらは、三井記念美術館で開催されている、「仏像の姿」という展覧会です。
全国から集められた仏像が展示されておりました。
新作の仏像も展示してあり、仏師が、仏像作成の工作過程なども見ることが出来ちょっと変わった展示会でした。

   
   仏像の姿

一日で美術館を二か所めぐりましたが、さすがに疲れました。
歩くことには慣れておりますから何ともありませんが、ゆっくりと歩いたり、止まったりじっと見つめたり、これの繰り返しはやはり疲れてしまいます。

今度は余り欲張らずに行きたいと思います。
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

武蔵野の絵の茶碗で・・・

2018-09-27 17:30:35 | 今日の一服
9月27(木)
台風の影響か朝から雨模様でした。
そんな日でしたが、1ヶ月に一度、眼科での検診の日でしたので行って来ました。

眼底検査、視野検査、眼圧検査、視力検査をして、データーを揃えてから先生の診察です。

   
   一服

眼科から帰ってきて、何となく落ち着かないので一服頂きました。
もちろんお菓子付きです。

   
   お菓子

先日のお稽古のお菓子ですが、すすき野です。
茶碗は、武蔵野の絵ですので、大きな月が描かれております。

このところ雨や曇りばかりですので、一服するときくらいは大きな月が良いな~・・・
急いで茶碗を出していただきました。

眼科健診は異常ありませんでしたが、少し眼圧が高いという事で心配してくださっております。
有難い事です。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お稽古風景が影絵のような・・・

2018-09-26 17:15:59 | 大學の稽古
9月26(水)
朝からシトシト雨が降っておりましたが、お昼ごろには曇り空に・・・
そんな日でしたが、今日も大學へ行って来ました。

   
   御園棚

影絵のようなお茶室ですが、出来るだけ自然な光の中でお稽古をと思っておりますので、こんな状態になってしまいました。
さすがに3時過ぎには電気を点けないと手元が見えなくなりました。

   
   花

花は、昨日と同じ花です。
タカノハススキ、ミズヒキ、シロバナサクラタデの三種です。
どちらの大学も同じものをと思って、意識して同じ花を持って行きます。

こちらの大学も学生が生けましたが、やはり昨日と同じような感じです。
花を整理して生ける事も伝えないといけないようです。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

柄杓の扱いは難しい・・・

2018-09-25 16:42:24 | K大學の稽古
9月25(火)
朝からシトシト雨です。
今日は、朝一番に歯医者さんに行きちょっと痛い思いをして、午後からは大學へ行って来ました。

   
   栗茶巾

栗の美味しさがギュッと詰まった茶巾を頂きました。
季節のお菓子ですのですので秋を感じながらよく味わって頂きました。

大學も学園祭が近づいておりますので、誰もが真剣です。

   
   花

花は、タカノハススキ、ミズヒキ、シロバナサクラタデの三種です。
学生が生けましたが、手直しをしている間がない程の目まぐるしさでした。

上級生は、御園棚のお稽古を、一年生はそろそろ柄杓の扱いを覚える時期ですので、三ヶ所に点前座を設えてのお稽古になりました。
何とか学園祭までには間に合いそうです。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中秋を迎えても・・・

2018-09-24 17:19:59 | 私の散歩道
9月23(日)十五夜
朝から青空が広がっておりました。
今日は十五夜、別名を「芋名月」とも云われております。

   
   月うさぎ

三時に頂きました。
この頃、特別にすることは無くなりました。

子供の頃は、お団子や果物など盛り付け、すすきを飾って十五夜を楽しんだものですが、最近は、さっぱり何もしなくなっております。
丁度お稽古日にでも当たればなんかするのでしょうが・・・

   
   コスモス

午後は散歩に出かけました。
まだ股関節が痛みますが、何もしないでいても、返って良くないような気がしますので、カメラを片手に出かけました。

毎年庭にコスモスを咲かせているお宅のコスモスです。

   
   秋桜

コスモスは「秋桜」と書きますが、私はこの名前の方が好きです。
コスモスは、一本や二本を植えても、中々綺麗というわけには行かない花で、ある程度まとめて咲かせてこそ綺麗さが増す花だと思っております。

中秋を迎えても、まだまだ、陽射しの加減では夏を感じさせるほどに暑くなります。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本橋から巣鴨まで歩いて・・・

2018-09-23 20:34:40 | 中山道六十九次散歩
9月23(日)
朝からどんよりとしておりましたが、「古地図による街道歩き」という散歩に参加して、都内を歩いて来ました。
今回は、中山道に沿っての散歩でした。

東京駅日本橋口に集合して始まりました。
まずは、街道の起点である日本橋を目指します。

   
   一石橋「満よひ子の志るべ」

ここ日本橋界隈の賑わいは大変なものだったそうで、当然迷子もたくさん出たそうです。そんな時に、迷子の特徴を書いた紙を貼っておくと、それらしい子を見た人が、どこそこに見かけたよ、と張り紙を貼って教えてくれたそうです。

江戸の街なかに、こうした石碑が何基かあったそうですが、現存しているのはこれ一基だそうです。

   
   日本橋

日本橋といえば必ず登場するのが、「日本橋」の文字です。
德川慶喜が書いたものだそうです。

   
   道路元標

これは道路横に設置されたレプリカですが、本物は、道の真ん中に埋め込まれているそうです。佐藤栄作が書いたものだそうです。

      
   東京市道路元標

東京に都が移されて東京市になった時に記念して作られた道標です。

   
   日本橋魚市場発祥の地

ここ日本橋に魚河岸があったという証明の碑です。
今は、「乙姫の広場」と呼ばれている。

魚河岸があったところですので、鯛やヒラメの・・・竜宮城の乙姫様という訳で、何とも粋な名前を付けたものです。

   
   神田川

神田川の橋の上に差し掛かったら、クルージング船が大勢の観光客を乗せてやって来ました。

   
   湯島聖堂

静かな湯島聖堂でしたが、大勢の庭職人さんが入っておりました。
先日の台風で木々が大分やられてしまったそうで、切り落としながら整理をしておりました。

   
   孔子像

德川家康は幕府教学の基準を求め、林羅山などの国学者らを登用して、ここをその学問所と定め力をいれた所だそうです。
関東大震災でほとんどが焼け落ちてしまいましたが、漢学関係団体などの尽力により再建されたそうです。

   
   神田明神

平将門を祀った神社で、知らない人はいないほどの有名な神社です。
お参りをする前にガイドさんが「成田山の氏子さんはいらっしゃいませんか?」と神妙な顔をして聞いておりました。

「神田明神は将門を祀り、成田山は、その将門を成敗するために建立されたお寺さんですから」幸い誰もおらずに、全員でお参りを済ませました。

   
   明神男坂

明神男坂と呼ばれ、下を見ると怖くなりそうな急こう配です。
江戸時代には、安房から来る船の目標になったといわれ、また、坂からの眺めが良かったため、毎年1月と7月の26日に夜待ち(観月)が行われていたそうです。

   
   銭形平次

「神田明神下の銭形平次で・・・」こんな決め台詞で活躍した銭形平次の碑がありました。
あと100年も経つと、実在の人物になっているかも知れません。

   
   別れの橋跡

ここは、江戸時代には小さな川が流れており、橋が架かっていそうですが、今は埋め立てられ17号線になっております。
江戸時代、江戸を追放される罪人は、この橋に来ると解き放されたといられております。
それを見送る縁者たちとの別れの場所になりました。

   
   かねやす

ここ「かねやす」という商店までがご府内であったといわれます。
東京大学がもうすぐそこと云いう所に「かねやす」はあります。

江戸時代「本郷も かねやすまでは 江戸の内」という川柳で有名になったとか・・・。

   
   東大赤門

東京大学の赤門です。
すっかり観光名所になっておりまして、大勢の家族連れでにぎわっておりました。

特に子供を前に立たせて、ピースサインの写真を誰もが撮っておりました。
10年後には、実現するように・・・と願いを込めて撮ったのだと思います。

   
   国道17号線

日本橋から4キロです。
もうすぐ一里塚があるそうです。

   
   追分一里塚

東大の赤門を過ぎてすぐのところが、「本郷追分」になっておりました。
この追分が、丁度一里のところですので、形ばかりの看板が出ておりました。

   
   ほうろく地蔵

江戸時代に放火の罪で火あぶりの刑にされたお七の罪業を救うために、自ら灼熱のほうろくを頭からかぶり、自らも同じ苦しみを受けたお地蔵さまとして信仰を集め、お地蔵様の祀ってある社には山ほどのほうろくが奉納されておりました。

   
   德川慶喜

德川慶喜之屋敷跡の碑が建っておりましたが、今は、碑のみで屋敷跡は道路拡張などのために無くなっておりました。

   
   巣鴨駅

今回のゴールは巣鴨駅でした。
德川慶喜が棲んでいた直ぐ近くに、巣鴨駅ができたために、慶喜は、「うるさくて我慢できない」という理由で引っ越して行ったそうです。

東京駅を10:00に出発して巣鴨駅には15時40分ごろ着きました。
総歩数19,800歩、総距離9Kでした。
コメント (6)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「清風払名月」を掛けて

2018-09-22 18:09:12 | 自宅稽古
9月22(金)
朝の肌寒さはいよいよ秋かと思わせましたが、日中はやはり暑くなってしまいました。
こんな事の繰り返しで秋になって行くのでしょう。

今日は自宅でのお稽古でした。

   
   床の間

来週に入る都直ぐに十五夜ですので、「清風払名月」を掛けました。
別峰老大師の米寿を記念して揮毫していただいた思い出深い軸です。

   
   花

花はシロバナサクラタデ、シュウメイギク、ヤブミョウガの三種です。
白い花ばかりですが、伊賀焼の大徳利に生けて見ました。

友人の作ですが、本人も気に入っていて、中々手放そうとしなかった作品ですが、いつも手にしては見ておりましたので、とうとう根負けして譲ってくれたという面白い話が残っている花入れです。

我が家に来るたびに、愛おしそうに手に取っては見ております。
「うちに有れば大勢の人に見て貰えるからいいじゃない。また作れば・・・」ボソッと「二度と取れないと思う」

穴窯で焼いておりますので、中々同じものは出来ないのだそうです。
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

言って聞かせてやらせて見れば・・・

2018-09-21 17:37:13 | 非常勤講師奮闘記
9月21(金)
朝からヒトヒトと降っており、一日中気温も上がらずに10月から11月の気温だそうです。
今日は高等学校へ行って来ました。

   
   お菓子

「すすき野」という銘のお菓子で、蓬羽二重餅でした。
すっかり慣れて来た生徒達も美味しそうに食べておりました。

お菓子も自分たちで盛り付け、お茶も分量を見計らいながら入れ、自分で点てるお茶碗には自分でお湯を注いで点てておりました。
すごい進歩です。

「何でも、言って聞かせてやらせて見る」これを、実行して行きたいと思っております。
あと、数ヶ月ですが、楽しみです。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする