およそ、11億5千万円の補正予算。うち10億8千万円は基金に積み立て。
気になる予算は質問しました。その中からいくつかピックアップ。
◆東町2丁目に、町会要望によるカメラ設置の経費 34万4千円。
東京都が補助金をだしていることから、設置が進むカメラ。設置場所が、病院の北側であったり、町会の中でもカメラ設置のことを知らない方もいることから、回覧板での周知や、必要に応じて説明会を行い、反対の声も出たならば、設置の可否から検討をして欲しい旨伝えました。
カメラ設置により、一定の安心が生まれることはあるでしょう。設置目的が「防犯」であっても、カメラがあることに嫌な思いをする方も一定いるわけです。カメラ設置は対症療法で、根本的な解決にはなっていないとも考えています。カメラをつけなくても安心できる街づくりのためには何ができるか…といった議論こそ議会でできると良いのですが。
◆ 来年4月から各小学校に設置される特別支援教室の備品や施設整備に係る経費 900万円
これまでは、在籍校から通級指導教室がある学校に子どもが通っていました。4月からは各校に設置されることになるので、子どもが移動しなくても良くなる…という利点が。
普通学級で多様な子どもが学べるのが一番なんですが。。世の中ではインクルーシブ教育がようやく注目されてきました。今年度中に、東京都が「インクルーシブ教育」に係る方針を示すとのことですので、注目していきたいと思います。
小金井で策定中の「障害者差別解消条例」の議論においても、教育現場における障がい理解や差別解消などが注目されていました。各校に特別支援教室が置かれることによって、子ども達の間で「○○さんは、特別支援教室に行っている、特別な子」と言った認識が広まらないか…懸念しています。
教育委員会では、パワーポイントを使って全児童に対し説明を行うそうですので、こちらも情報提供していただこうと考えています。
「いろんな人がいて、当たり前」ということ、オトナになってからいきなり言われても、おそらく受け入れにくいでしょう。学校現場こそ、多様性を認めあえる社会の実現には要になる場所です。
◆ 第二庁舎801会議室の床張り替え、机購入。第二庁舎エレベーター北側の椅子購入。 327万5千円
事前に、担当部局から説明を受け、議場でも一定質問しましたが、あと4~5年で使わなくなる第二庁舎会議室の修繕になぜ今予算を充てるのかいまいち伝わってきませんでした。
予算特別委員会後に、さまざま話を聞いていると、床はやらないとまずいなぁ。と思うように。
職員の皆さん、もっともっと!!自分の仕事に自信を持って答弁していただきたい。予算の提案者である西岡市長、ここぞという時にはしっかりと主張していただきたい。
(801会議室の床…タイルカーペットの粘着が弱くなっているのか、バラバラ)
(椅子…きたない。座りたいと思えない…)
ただ。市内の他施設でも机に穴が開いていたり
エアコンがカビカビだったり
ピアノが調律されずに長年放置されていたり。
さまざま不備があるのです。各施設の情報の一元化がされていないのは課題と認識しているようですので、ここは整理して取り組んでいただかないと。事態を把握したところから予算をつけていく…のではなくて、全体を把握した上で優先順位を決めていくことはできないものでしょうか。。
補正予算は採決を保留にして、予備日に採決を行うことに。補正予算案に対し、どう対応するかの明言は避けておきます。