緑陽ギター日記

趣味のクラシック・ギターやピアノ、合唱曲を中心に思いついたことを書いていきます。

金属の魅力-金-

2019-08-17 23:15:51 | 金属
金は高い。
ただし、金は美しい金属と言えるのか。
私には真鍮
や銅に比べとつまらない金属に思える。

家の中にあるもので金がないか探した。
純粋な金ではないが、金を含有しているものが見つかった。
万年筆のペン軸だ。
これしかない。



14Kだと思われる。
ペリカンというメーカーの万年筆で、今は無き新橋のキムラヤで定価30,000円のものを18,000円で買ったものだ。

あと愛用している万年筆がインド製のものだ。



これはヤフオクで数千円で買ったものだが、気に入っている。
胴体は普通、樹脂製であるが、この万年筆は名前を何ていったか思い出せないが天然の素材を使っている。
樹脂製に比べ、若干の柔らかさと暖かさを感じる。
書き味は良くない。ストレスを感じる。
ペン先は金でない。鉄製か?
インクはスポイト式だ。



カートリッジも使えるが、スポイト式だとインク壺を持ち歩かなければならない。

先日帰省した折、懐かしい万年筆を見つけた。
本当は子供時代、父が仕事で使っていた万年筆のおさがり、それはセーラー製のキャップが長くて胴が短い昔スタイルの、ペン先23Kの書き味抜群のものを探していたのだが、結局その万年筆は見つからず、代わりに偶然見つけたものだった。
中国製でWING SUNGというブランドのものだ。





今日インターネットで調べたら、「永生 型番233 」という商品であることが分かった。
この万年筆は、高校1年生の時、中学時代の友達の家に遊びに行ったとき、その友達のお父さんが使っている万年筆をもらったものだった。
その友達の家の中にお父さんの書斎があり、そのお父さんは高校の教員をしていたのであるが、その書斎の机の上に置いてあった万年筆に私が関心を示したところ、友達が「どれか好きなのを持って行っていいよ。」と言ったのである。
私が「お父さんに断らなくてもいいのか」と聞いたら、「いいよ、いいよ」の返事だったので、このWING SUNGをもらったのだ。
高校時代にしばらく使った。
インクはカートリッジ式ではなく、板バネで吸い取るスポイト式。
今となっては板バネが劣化してインクを少量しか吸ってくれない。
今日、この万年筆に40年ぶりにインクを入れた。
書き味は悪くない。
ペン先は金ではない。恐らく鉄製だ。
インクの入り具合が確認できるオレンジ色の樹脂製のリングがあるが、このオレンジ色の半透明のパーツがこの万年筆の最大のアピールポイントであり、私はこの部分が好きだ。



インド製の万年筆と書き比べしてみた。
上がインド製、下が中国製のWING SUNG 永生だ。



このWING SUNG 永生を紹介するYoutubeの動画があった。

#296 万年筆 WINGSUNG 永生233 [fountain pen]


万年筆は仕事でも使っている。
パイロットの安いやつだ。ペン先は鉄だ。



このキャップの緑色のヤツにブルーのインクを入れて、仕事に使っている。
赤文字は、キャップの赤いヤツに赤インクを入れて使っていたが、先日、キャップが割れてしまった。



金を記事にするつもりが、万年筆の紹介になってしまった。

【追記201908182112】

インド製万年筆の胴体の材質は、「エボナイト」でした。
最も古い合成樹脂だそうです。

【追記201908182235】

昔、バブルの頃、金箔入りの日本酒を飲んだことがあった。
金が体内に入って人体に影響ないのか?。
飲んだのは物珍しらしさからだったが、こういうことをするから金はつまらない金属なのだ。
第一、錆びないではないか。
くすみもしない。
コメント    この記事についてブログを書く
« イエペスの名演(1)モンポ... | トップ | 時代劇「大江戸捜査網」のテ... »

コメントを投稿

金属」カテゴリの最新記事