Yuhiの読書日記+α

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容疑者Xの献身

2008年11月18日 00時07分04秒 | 映画(や行)
第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞に輝いた東野圭吾の同名小説を映画化したもの。この作品に登場する物理学者湯川が謎を解く「探偵ガリレオ」「予知夢」も以前ドラマ化され、高視聴率を取っていましたね。
監督は西谷弘、キャストは福山雅治、柴咲コウ、堤真一、松雪泰子他。

<あらすじ>
惨殺死体が発見され、新人女性刑事・内海(柴咲コウ)は先輩と事件の捜査に乗り出す。捜査を進めていくうちに、被害者の元妻の隣人である石神(堤真一)が、ガリレオこと物理学者・湯川(福山雅治)の大学時代の友人であることが判明。内海から事件の相談を受けた湯川は、石神が事件の裏にいるのではないかと推理するが……。(シネマトゥデイ)


原作の小説を読んでいたし(感想はコチラ)、ドラマの方は一度も見ていなかったので、この映画も特に見るつもりはなかったのですが、たまたま、友人からチケットをもらったので、見てみることにしました。

いやー、見てみると、湯川があまりにもカッコイイのにビックリ。私が原作を読んでいた時の湯川のイメージは、ものすごいオタクな感じの偏屈者だったんですけど、福山雅治が演じると、スタイリッシュで知的&クールな学者さんになるんですねー。今後、このガリレオシリーズを読む時には、福山のイメージになるんだろうなぁ・・・。

それと、花岡靖子役の松雪泰子も読んだ時のイメージといい方に違っていました。これだったら、石神が好きになっちゃうのも分かる!って感じで、ナットクできてしまいましたね。

こうして見ると、原作を読んでいても、映画は映画で楽しめるものですねー。この話は、どちらかというと人間の心の動きが中心になっているので、映画にするとイマイチ見せ場がなく盛り上がりに欠ける(その分、冬山登山のシーンが付け加えられたのかな?)し、テンポも遅く感じたのですが、今まで自分のイメージだけで考えていた世界が、実写で描かれるのを見るのもまたオツなものだなーと改めて思いました。

それにしても、原作を読んだのって、もう2年半も前のことなんですよねー。内容は覚えていると思っていたのですが、すっかり忘れてしまっていたようで、あのオチの所では思い切りビックリしてしまいました(苦笑)。
そういえば、原作を読んだ時も、ヤラレター!なんて思っていた筈なのに、すっかり忘れるなんて、自分がちょっと怖い・・・(汗)。



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14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは~ (hito)
2008-11-18 12:27:32
Yuhiさんもご覧になりましたね~♪
ドラマ版未見でも十分見応えがあって楽しめましたね!

そうそう、原作での湯川はもうちょっとダサっぽいイメージでしたよね。福山くんの湯川はとても素敵でした。
石神も堤さんでは格好良すぎでは?と思いましたが、オーラを消してすっかり石神になりきっていて素晴らしかったですね。

雪山シーンは・・ちょっといらなかったかな~って気もしちゃいました。
>hito様 (Yuhi)
2008-11-18 23:01:40
hito様、いつもコメントありがとうございます!!

小説も良かったけど、映画も見ごたえあって良かったです。それに、ドラマを見ていなくても、十分楽しめましたしね♪

>石神
私も堤さんがこの役をやると聞いて、ちょっとイメージ違うんじゃ!?と思っていたんですが、すっかり役に溶け込んでいましたよねー。あのネコ背気味の冴えない姿、いつもの堤さんとは全然違いましたもんね。上手いなーって思いました。

>雪山シーン
原作にはないあのシーンが出てきた時は、何かすごい事が起きるのか?と期待したんですけど、特に何もなかったですよねぇ・・・。確かにあまり必要ではなかった気がします。
TBありがとうございました。 (sakurai)
2008-11-18 23:11:43
あたしもまるでおんなじ。
本は2年くらい前に読んで、中身もいい按配に忘れてて、TVは見たことなかったです。
福山君は、どのショットも同じに見えたのですが、今回は堤真一に役者魂の見事さに、脱帽でした。
Unknown (エクスカリバー)
2008-11-18 23:24:12
映画を見る前に原作を全部読み、TVドラマの再放送をチェックして備えました(笑)。
TVドラマは面白かったものの、原作とはあまりにも違いすぎる点で違和感がありありでしたけれど、映画版は小説の映画化であり、尚且つTVの続編として上手く作られていたな、と思ってます。
勿論不満もないではないですが、それを差し置いても純粋に楽しめましたので合格点です。

堤真一は確かに原作から受けるイメージとはまるで違いますが、その描写どおりの人物をキャスティングして、はたして映画としてリアリティがあるかというと難しいですね。
それに湯川が福山雅治ですから、見た目も格も、福山と同格かそれ以上の人じゃなければ持ちませんし、それらを鑑みてこの起用は正解だったのではないでしょうか。
松雪泰子も儚げで良かったですが、こちらはちょっと美人すぎる・・・かな?
>sakurai様 (Yuhi)
2008-11-18 23:37:22
うわー。sakurai様も同じですか~(笑)。
私もオチをすっかり忘れていたので、いい具合に楽しめて良かったかも・・・。

堤さんは、すごく上手かったですよねー。
冴えない感じとか、オタクっぽさとか、お見事!って感じでした。
>エクスカリバー様 (Yuhi)
2008-11-18 23:42:03
こんばんは!いつもコメントありがとうございます♪

テレビドラマは結局1度も見てないのですが、やっぱり違和感ありましたかー。
湯川役を福山さんが演じると聞いて、ちょっとイメージ違うなーと思ってたんですけど。
でも、今回映画を観て、ドラマ版も見ておけば良かったかなーって後悔しましたけど(笑)。

>堤さん
いつもの堤さんのイメージだったら、違和感あったと思うのですが、ちゃんと役柄になり切ってたし、すごく良かったと思います!
松雪さんも、原作の靖子役とはイメージが違ったんですけど、石神の気持ちが分かるって感じで良かったですねー。
無償の愛 (シムウナ)
2008-11-23 11:18:29
TBありがとうございました。
序盤は、ドラマ版での軽妙な、やり取りから始まりますが、
ドラマ版でファンになった人はきっと戸惑うかなと思いました。
今回は物理的な現象に仮説を立てて実証する
パターンではないからです。今回は心理的トリックでした。
さらに、今回の主役は福山雅治演じる湯川ではなく、
堤真一が演じた天才数学者の石神のように思いました。
お互いが天才と認め合い、湯川にとっては友と呼べる存在。
そのためか、ドラマ版(注:1話しか見ていない)と異なり
論理的な思考で生きてきた湯川の感情に流される部分があり
ドラマとは違った楽しみがありました。
今度、訪れた際には、
【評価ポイント】~と
ブログの記事の最後に、☆5つがあり
クリックすることで5段階評価ができます。
もし、見た映画があったらぽちっとお願いします!!
>シムウナ様 (Yuhi)
2008-11-23 13:46:03
こんにちはー!こちらこそ、TB&コメントありがとうございました。

私はドラマ版は見ていないのですが、皆さんのブログを拝見すると、ドラマ版は軽妙な感じだったそうで、それと比較すると映画版は重く感じたかもしれませんね。

今回の映画では、確かに湯川よりも石神が主人公のように思いました。石神の内面を描かずには、この謎は解けないからです。こういう心理描写は1時間のドラマでは描きにくいと思いますので、映画にしたのは大正解ですねー。
確かにカッコよすぎるような、、 (RIKA)
2008-11-26 21:39:14
「容疑者Ⅹの献身」で検索してきました。TBさせてもらいました☆
ホント、あっと驚くストーリー展開で、息をのみましたね。。

原作も何年か前に読んでおられた、とのことですが、ちょうどいい感じに忘れかけていた頃で、映画は映画でビックリされたそうで、まさに「2度おいしい」という体験ですね!

私はドラマシリーズは1回しか見たことが無かったんですが、男性向けファッション誌から出てきそうな福山さんの学者さん姿は、ちょっと違和感がありましたね、、
でも、映画の後半で、石神を思いやり悩める姿は、とても印象的で良かったと思います。。

>映画にするとイマイチ見せ場がなく盛り上がりに欠ける(その分、冬山登山のシーンが付け加えられたのかな?)し、テンポも遅く感じたのですが、、

確かにそうですよね!テンポ、遅かったです~!
「もう解決してるのに・・」「なんで引っ張ってるんだろう・・」って後半ずっと思ってました。
でも、一気に石神のトリックが暴かれたので、本当に驚きました。。
冬山登山シーン以外にも、冒頭の爆破シーンなんかも、無理やり予算をかけたい、派手にしたい製作意図を感じました(笑)。。
>RIKA様 (Yuhi)
2008-11-26 23:10:56
RIKA様、こんばんはー!TB&コメントありがとうございます♪

>2度おいしい
本当にそうですよね~。2回も楽しめるなんて、すごくラッキーかも(笑)。

>冒頭の爆破シーン
確かにそうですよねー。やっぱり映画らしく派手な所も見せておかないと!って感じだったのかなぁって思います。
この作品は、基本的に「動き」が少ないストーリーですもんね。どっちかというと「心の動き」が中心って感じですし・・・。

とにもかくにも、原作を読んでいても楽しめる映画で良かったです!

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