Yuhiの読書日記+α

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ルパン

2011年08月31日 23時09分44秒 | 映画(ら行)
“怪盗紳士アルセーヌ・ルパン”を2500万ユーロという巨額の製作費をかけて完全映画化した冒険活劇。監督はジャン・ポール・サロメ、キャストはロマン・デュリス、クリスティン・スコット・トーマス、エヴァ・グリーン、パスカル・グレゴリー他。

<あらすじ>
ルパン(ロマン・デュリス)は、従妹のクラリス(エヴァ・グリーン)の父親ら名士たちが秘密の会合を行っていることを知る。会合に忍び込んだルパンは、美しいカリオストロ公爵夫人(クリスティン・スコット・ルーマス)と出会う。(シネマトゥデイ)


モーリス・ルブランのルパンシリーズ、小学生の頃、夢中になって読んだことを思い出します。子供向けに書かれた本を全巻読破し、それでは飽き足らなくなって、大人向けのものも読み漁ったものです・・・。この映画を見て、久しぶりにその時のドキドキ感を思い出して、すごく懐かしくなりました。

私の想像していたアルセーヌ・ルパンのイメージと、ロマン・デュリスのイメージはかなり違っていましたけど、だんだんそれもアリかな~という気になってきましたし、なかなかお金がかかっていそうなセットや小道具が、ルパンの生きた世界観をうまく盛り上げていて、わくわくしました。

ただ、ストーリーの方はちょっと分かりづらかったかな?いくつかの作品を寄せ集めて、一つの作品にしたようですが、ルパンの伝記ものっぽい部分と恋愛部分、そして怪盗部分が入り乱れたせいか、テンポが悪くなって、ストーリーにまとまりがなかったような気がします。ここは思いきって、怪盗部分をメインに据えて、事件の方をサクサクと進めた方が良かったような気がします。
あと、ラストの描き方も中途半端でいただけません。あれだったら、ジャンの誘拐事件やラストはなかった方が良かったと思います。

チャーリー

2011年08月27日 23時54分17秒 | 映画(た行)
サイレント映画の時代から赤狩りでハリウッドを追われるまで世界の喜劇王として活躍したチャールズ・チャップリンの半生を描いた伝記ドラマ。監督はリチャード・アッテンボロー、キャストはロバート・ダウニーJr、モイラ・ケリー、アンソニー・ホプキンス、ケヴィン・クライン、ダイアン・レイン、ミラ・ジョヴォヴィッチ他。

<あらすじ>
ロンドンの下町の貧しい役者一家に育ったチャーリーは、アメリカ巡業中に“映画”と出会う。ハリウッドからスカウトされた彼は、その無限の可能性を信じて、ガムシャラに映画の世界に飛び込んでいく……。


チャップリンは現在でもあまりにも有名ですが、実際にどんな人でどんな人生を送ったのかは、恥ずかしながら今日まで知らなかったんですよね。で、興味を持って見てみたのですが・・・。

確かに、この映画を見ると、チャップリンがどんな人生を送ってきたのかは分かります。でも、淡々と事実を並べているだけのような、まるで年表を見ているような感じで、ストーリーとしてはイマイチ・・・。途中で眠くなってきてしまいました^^;
チャップリンが、演劇のみならず、脚本を書いたり監督をしたりと様々な才能を持っていたこととか、アメリカで成功したのに結局ハリウッドを追われてしまったりとか、興味深いところも結構あったんですけどね。でも、この映画では時間がないせいか個々のエピソードは詳しく描かれないので、よく分からなかったのが残念です。
伝記とは言え、一応映画なんだし、もうちょっと起伏を出して欲しかったな~。
ちょっとビックリしたのは、チャップリンって、何度も結婚離婚を繰り返していたんですねー。女の人がとっかえひっかえたくさん出てきて、途中で誰が誰やら分からなくなってしまいましたよ・・・(汗)。

キャストはすごく豪華で見ごたえあったのですが、あまりにも豪華なキャストがたくさんいるせいか、登場時間はそれぞれ短くて、ちょっと勿体ない気がしました。

この映画で一番の見ごたえは、やはり何と言ってもロバート・ダウニーJr。チャップリンの動きって、独特で難しいと思いますが、ものすごく練習したんだろうなーと思える、素晴らしい演技でした。


私がクマにキレた理由(わけ)

2011年08月23日 23時22分46秒 | 映画(わ行)
ベビーシッターの目から見た上流家庭の実態をリアルに描き、アメリカの女性から支持されたベストセラー小説を映画化。監督はシャリ・スプリンガー・バーマン 、ロバート・プルチーニ、キャストはスカーレット・ヨハンソン、ローラ・リニー、アリシア・キーズ他。

<あらすじ>
ステキなエリートを夢見るアニー(スカーレット・ヨハンソン)は、ひょんなことからマンハッタンのゴージャスなマダム、ミセスX(ローラ・リニー)に雇われ、彼女の幼い息子の面倒を見るベビーシッターとして働くことに。しかし、自由なニューヨークの生活を夢見ていたアニーは、自分勝手なセレブ一家に24時間振り回されるハメになる。(シネマトゥデイ)


最近、なぜかスカーレット・ヨハンソンの出演している映画を見ることが多いんですよね。今回もこの映画に彼女が出演しているなんて全然知らなかったんですけど、面白いタイトルだからずっと気になっていたので見てみたら、なんとまたしても!とびっくりしました(汗)。

これまでのスカーレットの出演作は、どちらかというと、小悪魔的というのか、<女>であることを売りにしているようなイメージのものが多かったように思いますが、この映画では髪も黒っぽくし、イマイチ冴えない庶民的な女性を演じています。こんなスカーレットを見たのは初めてでしたが、案外良かった!!こんな役柄をもっとやっても良いんじゃないかな~。

で、ストーリーの方は、アッパーイーストサイドの超セレブな人たちの信じられないような生態を描いているのですが、ドラマ「ゴシップガール」なんかの方が、セレブ達の描き方もずっとぶっ飛んでいるし凄かったので、正直これを見てもあまり新鮮味はありませんでした。
また、そういう家庭を見て、自分の人生や生き方を見つめ直すきっかけとする・・・という展開も、わりとありがちでしたしね。

ただ、スカーレットは大学時代に人類学を学んだという設定なので、その辺がストーリーにうまく生かされていたのは良かったし、全体的にコメディ調なので、何も考えずお気楽に見れるという点ではグッドでしたよ♪



八日目の蝉

2011年08月20日 23時40分54秒 | 小説
角田光代著「八日目の蝉」を読了しましたー!昔、NHKのドラマでやっていたのを、ちらっと見たことはあったのですが、ところどころを見ただけだったので、ハッキリとした内容は分からなかったんです。最近になって映画化までされたので、また興味が湧いてきて読んでみることにしました。

前半の主人公、希和子が不倫相手の子供を誘拐して逃亡する話の方は、なかなかスリリングでもあり、実子でもないその子供に対しての心情の移り変わりも読み応えがあって、とても楽しめました。
エンジェルホームという、ちょっと怪しげな団体での生活の場面などは、多少、冗長な感じもしましたけど、それも後半のストーリーに関わってくるところもあるので、それはそれで良かったかなと思います。

ただ、後半の章、誘拐された娘・薫改め恵理菜が大人になってからのストーリーの方は、ドロドロとしていて重苦しく、読むのに時間がかかってしまいました。
誘拐後、本当の家族に戻ってからが、恵理菜にとっての試練の時だというのは分かりますが、この家族が正直、素直に同情できないような人たちだったので、余計に苦しかったです。
それに、恵理菜もまた、希和子と同様に不倫をして、その子供を身ごもるなんて、ちょっとやり過ぎなような気が・・・。そういう境遇にすることによって、過去を乗り越えさせようとしたのかもしれませんけど、なんだか釈然としませんでした。

希和子のしたことは、もちろん犯罪だし決して許されることではありませんけど、自分の子供でなくても愛情を注ぎ必死で育てている姿は胸を打たれました。
それに引き換え、恵理菜の両親は・・・。実際、こんな事件が起きたのも、恵理菜の父親が浮気をして、しかも相手にハッキリとした態度を取らなかったことが原因だし、また恵理菜の母親も同様に浮気をしていたなんて事実が明らかになると、同情したくてもできないんですよね。
その辺が、この本を読んでも、スッキリせずモヤモヤした気持ちになる原因かもしれませんね。


わが教え子、ヒトラー

2011年08月18日 00時27分12秒 | 映画(わ行)
第2次世界大戦末期のドイツを舞台に、闘志を失ったヒトラーと、彼にスピーチを教えることになったユダヤ人元演劇教授の複雑な関係を描くヒューマンドラマ。監督はダニー・レヴィ、キャストはウルリッヒ・ミューエ、ヘルゲ・シュナイダー、シルヴェスター・グロート
他。

<あらすじ>
敗戦が濃厚になりつつある1944年12月のドイツ。ヒトラー(ヘルゲ・シュナイダー)は病気とうつですっかりやる気をなくし、公の場を避けて引きこもる始末だった。そんな中、ユダヤ人の元演劇教授アドルフ・グリュンバウム(ウルリッヒ・ミューエ)は収容所から総統官邸に呼び寄せられ、ヒトラーに力強いスピーチを指導するよう命じられる。(シネマトゥデイ)


ヒトラーやナチスを描いた作品はたくさんありますが、ヒトラーにスピーチを教えるなんて、ちょっと変わった作品だな~と思って見てみました。

思ったよりも深刻さはなく、どっちかというとブラック・コメディ風なんですね。てっきり、悲惨さを強調したようなストーリーなのかと思っていただけに、ちょっと驚きました。

しかし、こういう作品は難しいですね。皮肉っているんだろうけど、ユダヤ人たちがどれほどひどい迫害をされたかを知っているだけに、笑うに笑えないというか・・・。
見方によると、ヒトラーも父親にひどい虐待をされていたせいで、あんな風になってしまったんだと同情するようにも取れます。確かにそういう側面もあったのかもしれませんが、冷酷な指導者である面も描いてこそ、バランスが取れたんじゃないかな?という気もしました。
もっとも、私としてはこういう軽い目の作品の方が見やすかったのも事実ですが・・・。

ウルリッヒ・ミューエさんの演技は本当に素晴らしいですね。完全に彼の独壇場だったと思います。急逝されたのが本当に惜しいです。「善き人のソナタ」しか見ていませんが、もっと他の作品も見てみたいな~。

母べえ

2011年08月15日 00時05分48秒 | 映画(か行)
山田洋次監督が昭和初期につつましく生きる家族の姿をとらえて、現代の家族へのメッセージとしてつづった感動の家族ドラマ。キャストは吉永小百合、坂東三津五郎、浅野忠信、檀れい、志田未来、佐藤未来他。

<あらすじ>
世界情勢が緊張を帯びてきた昭和15年。ドイツ文学者の父・滋(坂東三津五郎)が、反戦を唱えたとして逮捕されてしまう。悲しみにくれる母・佳代(吉永小百合)と2人の娘(志田未来、佐藤未来)だったが、父の教え子や親類、近所の人たちに支えられ、明るく力強く生きていこうとする。(シネマトゥデイ)


戦争ものの映画って、大事だとは思いつつも見終わった後に、重苦しい気持ちになるのが嫌で、あまり自分から進んで見ようとはしないのですが、たまたまテレビで放送されていたので見てみました。

戦争の場面そのものは、ほとんど描かれてはいないけど、戦争のせいで人生を狂わされていった人たちの心の叫びのようなものが感じられて、すごく切なかったです。
特に山ちゃんの別れを告げるシーンは、見ていて辛かった・・・!まさか、彼までとは思っていなかったので。周囲の大事な人をどんどん亡くしてしまっても、力を合わせて生きていく家族の様子は、とても健気でした。

しかし、吉永小百合さんって、こういう役がほんと多いですよね。すごく似合っているし、逆に吉永さんじゃない人が演じたら嘘っぽく感じたかもしれないと思うんですが、先日見た「おとうと」でもこんな感じの役柄だったので、かなり被って見えてしまいました。そうそう「おとうと」に出演していた鶴瓶もこの映画に出演していたんですね。こちらも破天荒な役柄という点では、キャラが被っていたよな~。


ギルモア・ガールズ/シーズン1

2011年08月12日 23時55分59秒 | ドラマ(その他)
このドラマ、実はずっと気になっていたんですよね。というのは「スーパーナチュラル」でサムを演じているジャレッド・パダレッキがこの「ギルモア・ガールズ」でデビューしたと知ったため・・・なんですよ。でも当時はDVDでも見かけなかったし、どこのテレビ局でも放送してくれなくて、ずっと見る機会がなかったのです。それが今回、GyaO!で無料で見ることができると知り、思わず飛びついてしまいました(汗)。

で、このドラマですが、アメリカの田舎町に住む16歳で子供を生んだ現在32歳のシングルマザーとその娘16歳を中心としたホームドラマです。内容は至って平凡。特別すごい事件が起こるわけでもないし、主人公やその周辺の人たちに何か特別な能力や出来事があるわけでもない、いわばごくごく平凡なアメリカ人の普通の生活を描いたストーリーなのかな、という印象を受けました。
もっとも、私は普通のアメリカ人の生活というものを知っているわけではないので、あくまで<印象>なのですが、これまで見た他のドラマと比べても本当に普通っぽい感じがしました。

そんなごく普通そうなドラマがなんと、第7シーズンまで続いたそうなんですよ。これには本当にびっくりです。アメリカというのはシビアな国で、視聴率が悪いと、どんなに良いところで終わっていても情け容赦なくバッサリと切ってしまうというので有名です。それが第7シーズンまで続いたなんて・・!ということは、視聴率もそれなりに良かっただろうし、評判も高かったんですよね。
ジャレッド見たさに見た私には、最初の頃は本当にそこまで凄いのか?という疑問がついつい浮かんできてしまったのですが、続けて見ていくうちに、その良さを何となく感じることができるようになりました。
毎回の内容は、本当に日常的でありふれた出来事ばかりなのですが、それが逆に親近感を抱くというか、登場人物の悩みにも共感しやすいんですよね。
それに平凡に見えたキャラクターも、意外と味があって良いなーと思えたりして、単なるジャレッド見たさだった私も、だんだんとストーリーにはまっていきました。

特に娘のローリーには、色々と感じることも多かったです。アメリカの16歳にしては、頭が良い優等生で田舎暮らしのせいか変にスレていなくて、とっても可愛いんですよ。将来の目標もしっかりと持っていて、自分の16歳の頃と比べて、本当にしっかりしているなと感心したものですが・・・。
逆に母のローレライの方は、私はちょっと苦手。子供っぽいというか大人になりきれていない未熟さがあり、肝心な時はいつも茶化すか現実逃避をするかなので、うんざりするところも多く・・・。良家のお嬢様で何一つ苦労せずに育ててもらったのに、感謝するどころか恨みつらみばかりで・・・。それも若かりし頃ならまだ分かりますが、16歳の子を持つ母親なら、もうちょっと大人になってよと思うシーンが多々あり、主人公なのにイマイチ好きにはなれなかったんです。

でも、それでもなお見てしまうのは、主人公以外にも素敵なキャラがたくさんいるからかも。私はローリーの同級生たちが好きでした。特にパリス!性格悪そう・・・と最初は思いましたが、敵愾心を隠そうともしないところとか、小憎らしく見えて案外可愛いところがあったりしたところがツボにはまりました。
また、「ONE TREE HILL」のルーカス役のチャド・マイケル・マーレイがチャラ男役で出てたのも良かったです。チャドって。ルーカスのような影のある役よりも、このドラマのようなチャラ男の方が似合っているかも・・・(汗)。

そして肝心のジャレッド・パダレッキですが、私の予想に反して、なんと第1話からの登場でしたー!ほんのチョイ役なのかと思っていたら、結構重要な役でしかも登場回数も結構多いんですよね。デビュー作だった筈なのに、この出番の多さ。この当時から将来性を嘱望されていたのかもな~。
なんにせよ、この当時のジャレッドは、本当に可愛らしいんですよ。今はかなりマッチョになっていますが、当時はすごくスマートで背が高く、美少年の言葉がピッタリの容姿だったんですよね。ローリーが夢中になるのも当然という感じですよ♪

シーズン1のラストでヨリを戻せたようなので、シーズン2以降にも出番はありそうですよね。続きを見るのが今から楽しみです♪

真珠の耳飾りの少女

2011年08月10日 23時20分34秒 | 映画(さ行)
17世紀オランダの天才画家フェルメールの肖像画をモチーフにしたベストセラー小説を映画化したもの。監督はピーター・ウェーバー、キャストはスカーレット・ヨハンソン、コリン・ファース、トム・ウィルキンソン、キリアン・マーフィ他。

<あらすじ>
1665年オランダ。失明した父の代わりに家計を支えるため、画家フェルメール(コリン・ファース)の家で使用人として働くことになった17歳の少女グリート(スカーレット・ヨハンソン)。やがて、その美的センスをフェルメールに認められた彼女は、彼の手伝いをし始める。(シネマトゥデイ)


このタイトルの絵画が日本にやってきた時、見に行ったことがあるので、ぜひとも見てみたい映画でした。
実際に見てみると、色彩や映像がとても素晴らしくて、予想以上に見ごたえありました。絵画的というんでしょうか。こんなに繊細で美しい映画を見たのは、久しぶりのような気がします。きっと映画を映画館の大画面で見たら、もっと感動しただろうな~と思うと、ちょっと悔しい・・・。

また、この絵画のモデルを演じたスカーレット・ヨハンソンは、本当にこの絵のモデルにしか思えないほどイメージにあまりにもピッタリで、ビックリしてしまいました。彼女以外の人だったら、きっとここまでうまくいかなかったんじゃないかな?とさえ思える程です。キャスティングした人、ほんとスゴイ!

キリアン・マーフィはもっと活躍するのかと思っていたら、あまり存在感なかったですね~。すごく期待していたので、少々拍子抜けしてしまいましたわ^^;

で、肝心のストーリーですが、こちらは思ったほどドラマチックな展開にはならず、ものすごく淡々としていました。抑えた演出から滲んでくるものは確かに感じられるのですが、メリハリがないせいか、面白味というのはあまり感じられませんでした。
実際にあったことかもと思えるくらい、この時代の雰囲気がよく出ていたので、あと少しストーリーにひねりがあれば、もっと楽しめたのにな~。残念!


ゴシップガール/シーズン1

2011年08月07日 12時57分13秒 | ドラマ(その他)
知人から、「結構面白いよ~!オススメ」と聞いていたので、ちょっと気になっていたところ、ちょうどGyaO!でやっていたので視聴してみました。

このドラマ、私の見る前のイメージでは、「アメリカのセレブ高校生の恋愛を中心にした学園もの」というイメージだったので、もし事前に「面白いよ」という情報を聞いていなかったら、恐らく見ていなかっただろうと思います。
というのも、私の好みは、サスペンスとかミステリーものなので、恋愛ものやセレブものはあまり興味ない方なんですよね。
でも、見てみたら、これが案外面白いんですよー!結構、はまってしまって、次の回を見るのがとても楽しみになってしまいました(笑)。これを教えてくれた友達、本当にありがとう!って感じです。

ストーリーは、最初に私が思っていた通り、セレブ高校生の生活ぶりが中心に描かれているのですが、その生活が平凡な日本人には想像できないほど過激で、目が離せないというかなんというか・・・。
高校生なのにリムジンで通学し、パーティーや高級レストランで食事なんて日常茶飯事。しかも、高校生のくせにドラッグや飲酒なんてザラで、時には事件沙汰になるなんてこともあったり・・・。それでも親のコネやお金の力で、簡単にもみ消してしまうんですよね~。
そんな世界にひょんなことから関わってしまう、普通の家庭に育った高校生がいたりして、そのギャップがまた面白かったりします。

それに、恋愛部分もなかなか面白い。いろんなカップルが登場して、目まぐるしくくっついたり離れたりもしますが、こんな派手な生活をしながらも、案外純粋なところがあったりして、そこは高校生らしいところかなと思ったり・・・。
また、親の代の恋愛も見もので、こちらは大人の恋愛らしく過去の因縁なんかがあって一筋縄ではいかないのがいいです。

あとこのドラマはナレーションが一つの特徴になっているんですが、皮肉たっぷりの毒舌でセレブたちをからかうのが妙に的を得ていて面白いんです。
ちなみに、このナレーションの声はクリスティン・ベルなんですけど、彼女は「ヴェロニカ・マーズ」で高校生探偵をやっているというのもあって、すごく合っているんですよね~。

主要キャストもイメージにピッタリ!特にブレアとチャックは、高飛車で意地悪そうな演技がすごく上手くてストーリーを盛り上げてくれます。こういう悪役っぽい人が上手いと、それだけでドラマが引き締まりますからね~。
とにもかくにも、シーズン2がすごく楽しみです!


ダージリン急行

2011年08月04日 23時35分16秒 | 映画(た行)
魅惑的なインドを舞台に、大人に成り切れない3兄弟が列車での旅を繰り広げるヒューマン・コメディー。監督はウェス・アンダーソン、キャストはオーウェン・ウィルソン、エイドリアン・ブロディ、ジェイソン・シュワルツマン他。

<あらすじ>
父の死をきっかけに別々の道を歩みはじめ、それぞれの人生で悩み迷っていたホイットマン家の3兄弟、フランシス(オーウェン・ウィルソン)、ピーター(エイドリアン・ブロディ)、ジャック(ジェイソン・シュワルツマン)。あるとき、事故で九死に一生を得たフランシスは、兄弟のきずなを取り戻すため、弟たちをインド旅行に誘う。(シネマトゥデイ)


タイトルを聞いた時から興味を持っていたのですが、なかなか見る機会に恵まれず・・・。ようやく本日見ることができました!

途中までは、笑っていいのかどうか微妙な会話がだらだらと続くだけなので、評価が分かれる作品だろうなと思います。
私としては、こんなまったりとしたお話も悪くはないなーと思ったのですが、それは時間に余裕のある時に見たからかも(汗)。
忙しい時だったら、イライラしてしまったかもしれませんね。

しかし、舞台をインドに設定したのは、グッドアイデアだったと思います。こんなのんびりした旅が妙に似合うし、何より、インドだったら何でもアリかも!?という妙な幻想を抱いてしまう妖しい魅力がありますからね~。

ロードムービーとしては、ありきたりなまとめ方かなとは思いますが、男兄弟の絆というのもちょっと感じられて、なかなか楽しめました。


Lie To Me 嘘の瞬間/シーズン1

2011年08月01日 23時37分57秒 | ドラマ(その他)
地上波で深夜に放送されていたのを録画してみました!
ティム・ロス主演で、私の大好きな事件ものということで、とても期待していたのですが、私の思っていた方向とは微妙に違っていました。いえ、決して面白くなわけじゃないのですが、論理的にスッキリ解決という風にはなりにくいので、やや消化不良気味で・・・。

というのも、事件の関係者の仕草や表情から嘘を見破るという手法なので、視聴者としてはパッと見ただけでは分かり辛いんですよね。
一応、例を出して見せてはくれるんですけど、そんな一瞬の表情を本当に見破れるのかな?とか疑問がわいてきてしまって、なかなかストーリーに集中できなくて・・・。

でも、そんな一風変わった手法を用いているという点では、他の刑事ものとは一線を画しているので、一見の価値はあるかなと思います。

しかし、このドラマの主人公のライトマン博士は、人の表情やしぐさから、相手がどんな気持ちでいるかが分かってしまうのですが、こういう人って、普通の生活はしづらいんじゃないかなーと思ってしまいました。
人が隠していることだけではなく、自分で気づいていない本心でさえ、相手より先に気づいてしまうこともあるわけですもんね。
そんな生活を送っていたら、私だったら気がヘンになりそうですよ。
それに、相手にこの能力を知られてしまったら、人間関係にもひびが入るかもしれないし。
こういうのを見ると、平凡が一番かもな~と思ってしまいます。