Yuhiの読書日記+α

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オーラバスター・インテグラル ファウスト解体

2013年05月24日 23時25分57秒 | 小説
「ハイスクール・オーラバスター」シリーズのスピンオフとのことで、とりあえず出版されたときに買ってみたのですが、そのまま買ったことさえ忘れておりました・・・^^;
この間、本棚を整理していて、そういえばまだ読んでなかった!と思って、読んでみたのですが・・・。

いや~。「ハイスクール・オーラバスター」のイメージで読んではダメですね。登場人物にしろ、文体にしろ、出てくる変なもの(怪異?妖異?)にしても、「ハイスクール~」とは段違いに変です!
まあ、「ハイスクール・オーラバスター」は、元々は学生向けのライトノベルであるのにたいし、こちらは、一般誌向けに書かれたものだから、違いがあるのも、当たり前と言えば当たり前なんですが。私は相当、面食らいました。

私がこの本を買おうと思ったのは、「ハイスクール・オーラバスター」の登場人物が、ちょっとでも出てきてくれるかな~という期待があったからで。
忍が出てくるのは、実は以前から知っていましたけど、他の登場人物がちらっとでも出てくるんじゃないか、もしくは消息が少しでも触れられたりするんじゃないかという、淡い期待もあったんですよね。

でも、ネタバレしてしまいますが、出てくるのは冴子のみです。他の人たちは、全く触れられてさえもいませんでした・・・(T_T)
本編が完結していない以上、スピンオフでちらっとでも書いてしまうと、後で整合性が取れなくなって困るからというのもあるのかもしれませんけど、期待していた分、何気にショックでした。

でも確か昔(あまりに昔すぎてうろ覚えなんですけど)、希沙良が出版社みたいなところでフリーターか何かをしてるのを立ち読みでみた気がしたんですけどね。このシリーズの話じゃなかったのか・・・。その時にピアスをしていて、それが里見っぽいとか噂になってたような・・・。あれなんだったんだろ。めっちゃ気になります~。

全然、この本のストーリーに触れていませんが、私にはあまり面白いとは思えない内容だったんで、頭に入ってこなかったんです・・・(爆)
人間の暗いドロドロとした情念みたいな面ばかりが描かれている気がして、読んでいてすごく気が重くなって。
主人公の鳴木も爽やかとは言えないタイプで、思考も何もかも掴み辛く、あまりハマらなかったです。なので、三島(忍のこと)がなぜあんなにも鳴木に肩入れしているのか、正直分からなかった。それもイライラの元かも。
芥川が入ると、ちょっと雰囲気が明るくなって良かったので、もしこのシリーズを続けるのなら、芥川はもっと出して欲しいですね。

なんにしろ、まずは本編を終わらせて~~~!!と声を大にして言いたい。
レーベルを替えてようやく始動し始めたかと思ったリファインドの後も、結局新刊は出ないですもんね。
作者様には是非是非、頑張って新作を書いてもらいたいです。

実験刑事トトリ

2013年05月19日 23時56分50秒 | ドラマ(その他)
NHKで放送されていた三上博史主演「実験刑事トトリ」を見終わりましたので、その感想です~。
このドラマはたった5話しかなく、海外ドラマを見慣れた身からすると、ちょっと物足りない・・・。
1話完結ものなので、5話しかなくとも、ストーリーが破綻するとか辻褄が合わないとかいうようなことはないのですが、折角、この個性的なキャラクターたちに慣れてきたところだったし、もっと深く掘り下げていって欲しかったな~というのが、正直な感想です。

著名な動物学者だったトトリが、40才をすぎてなぜか刑事に転職したという設定と、その相棒がはるか年下の28歳の刑事という組み合わせが、なかなか面白いのですが、刑事ものによくありそうな設定といえば設定なので、特段目新しいというほどではありません。
でも、実験をして事件を解決に導いていくという現実的な手法と、トトリの超然とした性格、また相棒の安永のちょっと抜けているオチャメな性格が組み合わさると、なぜかいい雰囲気を醸し出していて、私はなかなか楽しめました♪

毎回登場するゲストも、いい俳優さんたちがいっぱい出ていて、見ごたえありました。一番、記憶に残っているのは、2話目の夏木マリさん。デザイナーの役がすっごく似合っていました。
あと、本編には直接関係なかったけど、トトリの元同僚の羊谷さん。山本耕史さんが演じていましたが、安永刑事にすごいライバル心があるみたいで、今後の展開が気になったのですが・・・^^;

続編を作ろうと思えば作れる終わり方だったので、ぜひシーズン2として放送して欲しいな~。

探偵はBARにいる

2013年05月12日 23時54分40秒 | 映画(た行)
東直己の小説「バーにかかってきた電話」を基にした、札幌を舞台に危険に巻き込まれるスリリングな犯罪ミステリー。監督は 橋本一、キャストは大泉洋、松田龍平、小雪、西田敏行、高嶋政伸他。

<あらすじ>
行きつけの札幌・ススキノのバーにいた探偵(大泉洋)と相棒の高田(松田龍平)は、コンドウキョウコという女からの依頼の電話を受けて早速行動を開始。しかし、何者かに連れ去られ、雪に埋められてしまうという事態に。報復しようと立ち上がった2人の前に、謎の美女・沙織(小雪)と実業家・霧島(西田敏行)という人物、そして四つの殺人事件が浮かび上がり……。(シネマトゥデイ)


大泉洋さんが主演ということで、以前から気になっていました。もうテレビで放送されるなんて、ラッキーです(^^)

全体的にバタバタとしているのと、クールなんだか面白いんだか、よく分からない探偵の独り言(?)みたいなのが多くて、ハードボイルド調の映画をあまり見たことがない私は、なかなかハマれませんでしたけど、それなりには楽しく見ることができました。

地方都市のススキノが舞台だからか、映像も演出もかなり昭和チックでしたよね。これもハードボイルドだから???
アクションも色々とあったけど、さほどストーリー上、重要でない場面のシーンが長かったりして、ちょっと???と思ったりしたところもありました。

でも、大泉洋さんのコミカルなキャラクターを生かしてあったのは良かった!(^^)!
いつも飄々として掴みどころのない不思議な感じは、この探偵のイメージに合っていたんじゃないかな~。
松田龍平さんは、もっと活躍するところがあっても良かったのになー。大学で助手をやっていたり、空手の師範をやってるという設定を、あまり生かせてなかった気がします。

一番、驚いたのは、高嶋政伸さんの悪役姿!!いつも真面目で正義感が強い役とか、ニコニコとしているイメージが強かったので、こんな凶悪な役もできるんだ!!とビックリしました。それにまた、こういうのが案外似合っているから、さらに驚きですよ~。今後の役柄の幅が広がったかもしれませんね。

クローザー/シーズン4

2013年05月07日 23時26分50秒 | ドラマ(その他)
「クローザー」のシーズン4を見終わりましたので、今回は早々に感想を書きたいと思います^^;

相変わらずブレンダの仕事っぷりはサスガなんですが、私生活では結婚を巡ってフリッツや両親とモメています。
いつも思うのですが、なんでブレンダはあんなに結婚に対して消極的なんだろう????フリッツのことは大好きなんだし、一緒に住むことも抵抗はないみたいなのに、こと「結婚」となると尻込みするみたいなんですよね。
しかも、結婚は承諾しても、ハデにやるのはイヤみたいで、身内だけでこじんまりとしたいみたい。(これは気持ちは分かる)

とにもかくにも、これまでその件でサンザンもめてきたけど、とうとう今シーズンのラストで結婚することになりましたー!!!めでたい♪

と、私生活は万々歳でしたけど、仕事上は今シーズンも色々とありました。
特にサンチェスは、かなり辛いこと続きで、本当に気の毒・・・。どうか立ち直って欲しいですね。

そして頭の痛いのは、ガブリエルとアイリーンのこと。二人が分かれたあと、かなり険悪ムードで、周囲もハラハラしっぱなし!どちらも優秀でチームになくてはならない存在なのに、なんでこんなことになったんだろう・・・。
特にガブリエルは、最初に登場したときから、紳士的で優しい人柄だと思っていただけに、アイリーンに対する態度を見てると、ええー???って思ってしまう。
男女の仲がこじれると、こんな風になってしまうという典型なのかしら。

次のシーズン5では、どうにかうまく収まってくれることを祈ります。

キャッスル~ミステリー作家は事件がお好き/シーズン1

2013年05月03日 23時52分49秒 | ドラマ(その他)
NHKで放送していた「キャッスル~ミステリー作家は事件がお好き」のシーズン1を見終わりました~。
もともと私、ミステリー大好きだし、作家が警察と一緒に捜査するなんて、まるで有栖川有栖のような設定。以前からめちゃくちゃ気になっていまして・・・。NHKで放送されるなんて、ラッキーとばかりに、飛びついてみました。

有栖川さんの話とは違って、作家は犯罪学者の助手として捜査に参加するわけではありませんし、刑事さんは女性ですので、想像していたのとはちょっと違っていましたが、それでもなかなか楽しめましたよ~!

殺人事件の捜査なので、事件自体は殺伐としたものが多いですが、登場人物同士の会話が軽妙なので、暗くなりすぎず、見やすいストーリーになっています。

また、この作家キャッスルのキャラクターの設定がうまいな~と唸らされました。
売れっ子の作家という設定なだけに、市長をはじめとして各方面にファンがたくさんいるので、それをコネとして使えたり、小説を書くために仕入れた情報や下調べした雑学が捜査に役立ち、作家が警察の捜査に加わるのを快く思っていない人たちを、ぎゃふんと言わせるところは痛快で、思わずニヤリとしてしまいます(笑)。

シーズン1はたった10話しかなく、あっという間に終わってしまいました。
キャッスルが一緒に捜査しているベケット刑事のお母さんの事件について、ものすごくいいところで終わっているのが、とっても気になります~。
早くシーズン2を放送してくれないかな~。