評判が高い作品だと聞いていたので、以前から興味はあったのですが、ようやく見ることができました。噂に違わずすごくいい映画で、観て良かったです!特に音楽が郷愁を誘うというか、ノスタルジックでストーリーと見事にマッチしてたように思います。(今じゃ、色んなドラマなどで使われている曲ですもんね。でもやはり、このストーリーにピッタリです)
ちなみに、この作品は、オリジナル版と劇場公開版があるらしいのですが、私が見たのは、エレナと再会しないバージョンの方だったので、どうやら劇場公開版のようです。
<あらすじ>
映画監督のサルヴァトーレ・ディ・ヴィータ(ジャック・ペラン)は、留守中に母マリア(プペラ・マッジョ)からアルフレードが死んだという電話があった事を知らされる。その名を耳にした途端、サルヴァトーレの脳裏には、シチリアのジャンカルド村での少年時代の思い出が甦る・・。
当時、映画好きのサルヴァトーレ(サルヴァトーレ・カシオ)はトトと呼ばれており、「パラダイス」映画館の映写室と映写技師のアルフレード(フィリップ・ノワレ)に惹かれ、なんとか映写室に入り込もうとしていたが、アルフレードは彼をなんおか追い返そうとしていた。そのうち2人の間には不思議な友情の絆が結ばれてゆき、トトは映写室でカットされたフィルムを宝物にして集めるのだった。しかしある日、フィルムに火がつき、「パラダイス」は瞬く間に燃え尽きてしまう。そしてトトの懸命の救出にもかかわらず、アルフレードは火傷が原因で失明してしまうのだった・・・。
ストーリー的には、ものすごくドラマチックな展開があるというわけではなかったんですけど、そこがまたしみじみとした感慨を生んでいいなと思いました。少年のトトもすごく可愛いし、キャスティングもすごく合ってましたね。
少年時代・青年時代を、現在映画監督として成功をおさめている、この映画の主人公であるサルヴァトーレ(通称トト)が振り返るわけですが、誰にでもあるような少年時代・青年時代の心の動きが、さりげない演出ながらもすごくよく感じられて、余計に心に染み入りました。
特に序盤のアルフレードと少年トトの心の交流はすごく見ごたえありました。年は祖父と孫ほどに離れていても、映画好きという一面で通じ合う心は、ものすごく説得力を持って感じられました。
ジャンカルド村を出てローマへ行き、決して帰ってくるなと言ったかつてのアルフレード。トトの才能と映画への情熱を誰よりも認めていたアルフレードは、ある意味、実の親よりもトトの事を分かっていて、切ない気持ちになりました。
そして、30年も実家に帰ってこなかった息子に対する母親。もう自分達の事なんて忘れているわよと言った娘の言葉を容れず、アルフレードの死を息子に知らせようとしていました。アルフレードが息子にとってどれほどの人物だったかを理解してなかったら、こんな事できませんよね。
で、アルフレードの訃報を聞き30年ぶりにジャンカルド村へ帰ってきたトト。実家は改装されていたが、自分の部屋をちゃんと残しておいてくれた母や、あれほど熱を入れていた映画館「パラダイス」が取り壊される事を知り、複雑な気持ちを抱く・・・。
それぞれの気持ちが交錯したラストは、何ともいえないようなしみじみとした,感慨をもたらしました。
派手なストーリー展開・演出があるわけではないけれども、とても郷愁を誘う映画で心に残る作品でした。
きっと見るたびに新たな発見があるタイプの映画だろうなーという気がしてなりません。
私は、同じ映画を何度も見るようなタイプではないのですが、この映画はきっとまた見直したくなるだろうなーという予感がします。
(オリジナル版があるようなので、そちらも是非見てみたいです!)
ちなみに、この作品は、オリジナル版と劇場公開版があるらしいのですが、私が見たのは、エレナと再会しないバージョンの方だったので、どうやら劇場公開版のようです。
<あらすじ>
映画監督のサルヴァトーレ・ディ・ヴィータ(ジャック・ペラン)は、留守中に母マリア(プペラ・マッジョ)からアルフレードが死んだという電話があった事を知らされる。その名を耳にした途端、サルヴァトーレの脳裏には、シチリアのジャンカルド村での少年時代の思い出が甦る・・。
当時、映画好きのサルヴァトーレ(サルヴァトーレ・カシオ)はトトと呼ばれており、「パラダイス」映画館の映写室と映写技師のアルフレード(フィリップ・ノワレ)に惹かれ、なんとか映写室に入り込もうとしていたが、アルフレードは彼をなんおか追い返そうとしていた。そのうち2人の間には不思議な友情の絆が結ばれてゆき、トトは映写室でカットされたフィルムを宝物にして集めるのだった。しかしある日、フィルムに火がつき、「パラダイス」は瞬く間に燃え尽きてしまう。そしてトトの懸命の救出にもかかわらず、アルフレードは火傷が原因で失明してしまうのだった・・・。
ストーリー的には、ものすごくドラマチックな展開があるというわけではなかったんですけど、そこがまたしみじみとした感慨を生んでいいなと思いました。少年のトトもすごく可愛いし、キャスティングもすごく合ってましたね。
少年時代・青年時代を、現在映画監督として成功をおさめている、この映画の主人公であるサルヴァトーレ(通称トト)が振り返るわけですが、誰にでもあるような少年時代・青年時代の心の動きが、さりげない演出ながらもすごくよく感じられて、余計に心に染み入りました。
特に序盤のアルフレードと少年トトの心の交流はすごく見ごたえありました。年は祖父と孫ほどに離れていても、映画好きという一面で通じ合う心は、ものすごく説得力を持って感じられました。
ジャンカルド村を出てローマへ行き、決して帰ってくるなと言ったかつてのアルフレード。トトの才能と映画への情熱を誰よりも認めていたアルフレードは、ある意味、実の親よりもトトの事を分かっていて、切ない気持ちになりました。
そして、30年も実家に帰ってこなかった息子に対する母親。もう自分達の事なんて忘れているわよと言った娘の言葉を容れず、アルフレードの死を息子に知らせようとしていました。アルフレードが息子にとってどれほどの人物だったかを理解してなかったら、こんな事できませんよね。
で、アルフレードの訃報を聞き30年ぶりにジャンカルド村へ帰ってきたトト。実家は改装されていたが、自分の部屋をちゃんと残しておいてくれた母や、あれほど熱を入れていた映画館「パラダイス」が取り壊される事を知り、複雑な気持ちを抱く・・・。
それぞれの気持ちが交錯したラストは、何ともいえないようなしみじみとした,感慨をもたらしました。
派手なストーリー展開・演出があるわけではないけれども、とても郷愁を誘う映画で心に残る作品でした。
きっと見るたびに新たな発見があるタイプの映画だろうなーという気がしてなりません。
私は、同じ映画を何度も見るようなタイプではないのですが、この映画はきっとまた見直したくなるだろうなーという予感がします。
(オリジナル版があるようなので、そちらも是非見てみたいです!)
この映画は映画好きのための映画といってもいくらいに素晴らしく心に残る作品ですよね。
仰る通り、ラストのあの場面は、すごく心に残りますよね。
いい映画だと聞いていたけど、思っていた以上でした。
見て良かったです!!
この映画は、私の観てきた作品中5本の指に入る位の傑作です。
もう、何十回と観ましたよ。
勿論劇場公開版のほうでね(笑)。
この映画、劇場公開版の方が評判いいんですってね。
私が観たのも、たまたまこの劇場公開版だったようなんですが、オリジナル版の方もどんな感じか興味あります。
サルヴァトーレとアルフレードの関係。
いいですよね!
そしてラストは涙が出ました・・・・。
この映画、名作だと聞いていたのですが、見てみたら、やっぱり<名作>に相応しい作品でした(^^)
思っていたようなドラマチックな展開はなかったのですが、そこがまたいいんですよね。
派手さがない分、何度でも見たくなるような、奥の深さを感じました。
いい事を仰いますねー!そうなんですよ!
素晴らしい映画って、そう言うものです。
また、現在→過去→現在と言う展開も良かったです。