晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

カイズカイブキ

2011-12-16 22:41:29 | Weblog
 亡き父が見たら何て言うでしょうか・・・。

 退職から8年、素人の我々夫婦で行う庭の剪定作業にも拍車がかかります。
”来年は出来るかどうか・・・年々歳をとり今にどうにもならなくなる・・いずれは切ってしまわないと・・・”そんな寂しい会話で仕事を進めておりました。
 幹の太さは、大人が一抱えできないほどのカイズカイブキです。
できるだけ手入れしやすいように上下・左右・前後バランスを考えながら枝を切り落としております。
 これまで守って来たのに今になって・・・どうしても夫のような気になれず心が痛みます。せめて前景をと思ったのですが遅すぎたようです。
 与作は木をきる ヘイヘイホー 我が家の与作はあのカイズカイブキに埋まり込み作業中でした。
 女房ははたを織る トントントン 女房の私はあわててカメラを持ち出し、変わり果てたカイズカイブキを写真に収めましたが、すでに原型より四割は縮小されてしまってます。
 素人ながら、持ち合わせた知恵と技術と体力を駆使しての枝の切り落としは高所作業の上に危険なチェンソーを使う慣れない仕事です。
落下防止のロープを持たされた女房は指示に従い徐々に緩め地上へと降ろします。
 永年の連れ合いで息も合い無事にカイズカイブキは縮小されております。
 命あるものを切り落とすことの戸惑いが消えず、お詫びにお神酒でお清めして自分の気持ちを静めます。
 与作63歳 女房58歳 そろそろ老い支度。

  < 世も変わり 詫びつつ進む 老いの道  >
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