穴にハマったアリスたち

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メンタルヘルス・マネジメント検定試験 3種

2011年04月26日 | 王様の耳はロバの耳
帰宅したらメンタルヘルス検定3種の結果が届いてた。無事に合格。

…まぁそれはいいのだけれど。

大阪商工会議所が執り行ってる試験で、3種は個人のメンタルヘルス管理を扱った試験です。
2種は職場全体の、1種は会社全体の管理が対象。
正直、これを受けたところで何か知識が増えたり役に立ったりとは思わなかったけれど、会社に対して文句をいうときの箔付けくらいにはなるかなと。
「会社のやり方は間違ってる」「いやそれはお前が知識がないだけだ!」というやり取りを事前に封じ込めるくらいには期待しても罰は当たるまい。
それに気晴らしに受ける分には悪くはないはず。

…くらいの感覚で申し込んでいたのですが。
試験日は去る2011年3月13日。例の大震災の2日後でした。
そんなタイミングで、しかも「メンタルヘルス」を扱った試験を強行するとか、何か悪い冗談を見た気分です。
問題文に「不幸な出来事が起こると誰しも心身に影響を受けるので、どうたらこうたら」みたいなことが書いてある。それ、今まさにこの瞬間のことでは…?
おかげでどうにも信頼がおけない資格になってしまった。

結果の方は、ほぼ満点を取って合格でした。
ここまで来ると喜んでいいのか分からない。「そもそもこの試験に意義はあるのか?」と疑問がわきます。
自動車免許の試験ですら、もっと点数低かった気がする。

私にも意地があるので補足しますが、別に自慢したいわけじゃない。
問題自体が簡単なんです。一般的な良識があれば、勉強時間ゼロでも合格できるはず。
例えば「上司に叱責されるのは、本人の能力が低いことが原因なのだから、ストレス要因にはならない。○か×か?」程度の問題が並んでる。

こうなると、合格率が気になるところ。
今回の第10回試験の結果は、合格率83.4%。おかしい。2割も失敗してるのか。
過去の第9回(86.8%)、第8回(88.7%)、第7回(84.2%)も大体同じくらい。
試験を棄権した人も含んでいるので低いのか?とも思いましたが、そういうわけでもないらしい。

わざわざこんな試験を受ける人ってのは、平均よりはメンタルヘルスに興味がある人だろうと思います。
「会社から指示されて、興味ないけど無理に受験した」人もいるだろうけど、それでも多少はマシなはず。
それにも関わらず2割の人が受験を失敗するというのは…。
この分だと、合格した人を評価するというより、落ちた2割の人に「その認識のままだと、精神を病む」とケアすることの方が大事な気がする。
そう考えると、結構怖い試験と結果だ…。

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