穴にハマったアリスたち

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(第5話)わんだふるぷりきゅあ!「つながるキズナ フレンドリータクト!」感想

2024年03月09日 | わんだふるぷりきゅあ!
犬組に玩具が追加されました。着々と体制が整っていく。
一方、猫屋敷さんは未だ屋敷内で悶々としていました。
もういっそ猫吸いしてるだけで1年過ごさないかしら。

■(第5話)わんだふるぷりきゅあ!「つながるキズナ フレンドリータクト!」感想

今年の主人公は飼い犬。
そう決まった時、おそらく最初に問題になったのは「首輪してリードしていいのか」だったと思います。
絵面として明らかにまずい。子供が真似したら致命的で、尊厳の他に、下手したら首が締まって死亡事故が起きます。
かといってリードなしでうろうろされても困る。

素人発想的には、もうこの1点の都合で「ペットを主人公にするのは止めよう」と判断してもおかしくないくらいの大問題。
ですので今回の話はとても綺麗だったと思う。

リードは束縛や主従関係ではなく、信頼の証。
犬はリード。人は手を繋ぐ。なぜなら手があるから。
こむぎさんの最初の流れにも沿ってる。

信頼の証だから、玩具にもなる。
落ちていくワンダフルさんを繋ぎ、救い上げる。

逆の視点でいえば、手を繋ぐのは信頼の証。そして安全のため。
手を繋ぐのを嫌がるお子様や子供用ハーネスを批判する人もいますが、リードと同じように「信頼」「安全」の意味がある。
リードをつける説明だけでなく、一周回ってお子様へのメッセージにもなっている。

これまでの5話。思い返してみれば「犬であるが故のデメリット」とそれへの対応が各所に見られます。
デザイン面でも、こむぎさんは首輪に見えづらい首輪をしているし、リードもハーネス形式。
ですが煩わしかったり、説明調で退屈ではなく、むしろとても面白いです。

おそらくは「『リード』を『手を繋ぐ』に喩えよう。そのために飼い犬を出そう」の流れではなく、「飼い犬を出そう。デメリットをどうしようか…」と悩んでの流れかと思います。
「デメリットがあるから無視しよう」「特徴に意味を持たせないことに、(その特徴持ちが自然に存在するという)意味が生まれる」のような逃げを打つのではなく、制約を昇華してお話作りに活用する。王道で見ていて気持ち良い。

今回の戦闘も同様。
仮に普段通りの格闘戦だと、「滑る氷上」「冷たい海水」とそこを舞台に「高速移動するペンギン」が上手く活かせません。
例えばDX3の海上戦を思い返すと、「水中では不利」なので苦戦はするものの「滑る」「冷たい」等はあまり関係なし。
見どころが違うので優劣の問題ではないのですが、「わんぷり」らしさが出ていて好き。

【ネコとウサギ】
脇の面々も頑張っていらっしゃる。

部屋で猫を吸ってるだけの猫屋敷さんも、「これからこの子が仲間になるんだろう」を示唆していて、目先の行動「プレゼントを返す」が提示されている。
犬組のふたりだけだと、最初から仲良しで(次回ケンカするようですが)「スイーツを作る」のような具体的な目的もなし。このままだと散歩してるだけの平坦な展開になりかねない。

視聴者的には「先が見えない」「退屈な展開が見える」のは結構なストレスなので、猫屋敷さん絡みのイベントの布石が置かれてるのは何気に重要だと思う。

ウサギ組はなかなかに謎です。大福がなぜか同行していない。
劇中のリアルでいえばウサギを連れ歩く方が不自然。とはいえアニメ的には顔を見せて印象を繋いだ方が良いように思う。それなのに、あえてしていないのなら何か理由があるはず。

例えば今回、犬飼さんは「こむぎと話せて嬉しい」と語っている。
兎山くんの反応としては「僕も大福と話したい」が自然な気がするのですが、出てきたのは犬飼さんへのアプローチです。いや男子中学生的にはそっちの方が大事なのは分かりますが。というか猛烈にアタックしてますね、兎山くん。
もしかしたらプリキュアシリーズ初(※)の、ちゃんとした彼氏・彼女関係が生まれるのかもしれない。デート回とかありそうでなかったし、それについていこうとする犬のこむぎとか、いかにも「犬」ならではのエピソードにもなりそう。

※美墨さんのような一時的なカップル、蒼乃さんのようなジョーク、最終局面でのお付き合い、非レギュラーキュア、妖精とのカップリング、匂わせ、オトナプリキュア等を除く。
コメント
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